06/11/10 00:38:20 cL9pgGal
夏の中盤に差し掛かる頃、夜勤と日勤の交代時間でのルサック桜峰店内ロッカールームにて。
希「おつかれさまで~す」
信「おつかれぃ、希ちゃん」
麻「おつかれさま、希さん」
希「そういえば稲穂さん、麻尋さんに例の件話しました?」
信「あ、わすれてた」
麻「わすれてたって、信くん重要な事じゃないでしょうねぇ。」
信「いや、今度慰労会も兼ねて浜辺でバーベキューでもやろうってことになったんだ。んで、人集めしてるんだけどなかなか集まらないんだ」
麻「後輩とかには声かけたんでしょうね。それでも集まらないの?」
信「かけたが、個人的な都合とかで断られてるんだよ。そういわれると強く言えないだろ?」
麻「ま、まあ、そうね・・・」
信「けどバーベキューなら大人数で盛大にやりたいわけだ」
希「そこで先輩である私達が、それぞれゲストを呼ぼうってことになったんです」
信「俺はイナケンや静流さんってところには既に声をかけてある」
希「私は望や同じアトリエで働いている子に望から誘ってもらてます」
信「でだ。麻尋の方でも誰か誘ってほしいんだけど誰かいないか?」
麻「え?そんな事いわれても私友達少ないし、無理よ」
信「そうだ!あの例の恋人は?あと、あいつが所属してる映画サークルの仲間とか」
希「麻尋さん、恋人いらっしゃるんですか?」
麻「河合君!?あいつはダメよ!別のバイト入ってるし、映画の事で頭いっぱいだし・・・それに・・・」
信「噂に聞くと、あんまり会ってないそうじゃないか。これも何かの機会だし、誘っちゃえよ」
希「私、麻尋さんの恋人見てみたいですよ、だめでしょうか・・・」
麻「希さん、やっぱりちょっと・・・」
信「よし、麻尋は恋人を電話で誘ってもらうことにしよう!」
麻「信くん!独りで勝手に決めないでよ!」
信「俺らはしっかりゲストを呼ぼうとしてるのに一人だけ呼ばないなんてずるいぞ。必ず電話するべし」
麻「わ、わかったわよ!電話して誘えばいいでしょ!」
希「麻尋さん、こちらが催促しちゃったようになってごめんなさいね」
麻「いいの希さん、あとで信くんにはきっちり対価に見合う埋め合わせをしてもらうから。」
信「うっ、なんかマズイ契約を交わした気がする・・・・」