06/12/05 18:11:30 VHkwg2i7
二、「+++→」の意味に関して
>>223は『世界の将棋』と結論が異なるのは何故かと言う。
ところが、『世界の将棋』は前述の如く狛犬の動きが奔王の動きに内包されると
誤った解釈をしていたので、複数資料で教王「狛犬奔王之行走兼」と同様の
解説が為されている上に「他の動きを説明しているものはなく」と認めていながら、
「古い文献の説明は間違いの可能性がある」と判断したものであり、
文言に遵い、狛犬は八方正行度三踊の獅子と解して、何らの問題も発生しなかった
>>219とは前提の時点で異なっているのであるから、結論も異なることは当然である。
又、仮に『世界の将棋』と同一の前提で考えたとしても、『世界の将棋』は
「+++→」という記号を「不明」なものとしつつ、予想される一案を
述べたに過ぎないのであって、元より同一の結論に至るべき理由がない。
三、踊りの諸説に関して
既に>>196で述べた様に現行の「2○」以上の動き全てが同様の意味とは限らない。
教王は勿論、恐らく「+++→」の動きが可能な駒は正行度三踊の獅子と解して
誤りはないと考えられるが、他が全て同様であるかは確実なことは言えない。
狛犬は大大将棋以降、獅子と双璧を成す特別な地位の駒なのであるから、
例の記述が狛犬や狛犬の能力を持つ者特有のものと解することも充分に可能である。
金剛の記述は>>219で引用しているが、「二目馬を越え」との文言があることから
或いは二つ目以降の「・」は「×」と解すべきとも考えられる。
又、根拠は疑わしいが「飛び越してはいけない」の文言に遵ったとしても、
駒を取って止まる必要は内容にも考えられる。
何れにせよ、>>137の区分では不充分で書き直す必要があり、
又、「+++→」の動きが可能な者のみ、暫定的に決定することは可能である。