06/11/29 17:06:29 UDM5EdJc
>>163
一、大局将棋以外で味方を取る駒に関して
天竺大将棋の大将・副将・飛将・角将は可能とも言われている。
不可能とも言われるが、詳細は不明。少なくとも『世界の将棋』では
天竺大将棋の大将と大局将棋の大将は同一であるとされている。
二、味方の無明・提婆を取った場合に関して
>>163は「敵方の」という文言に特別な意味はないというのである。
確かに可能性としては充分にあるが、「根拠とするのは弱い」とするほどの
理屈ではないと考えられる。無明・提婆という駒は、最初が如何に弱くとも
修行を続けることで立派な僧になれるという教育思想を反映させたものと考えられ、
取った敵駒が成るというのが守れなかった指し手に対する代償であるとすると、
犠牲にしたというのですらなく、直接手に掛けたことで成るという考え方は
受け入れ難い。
又、「序盤の大将・副将の動きを抑制する意味」が考えられるというのであるが、
>>154で言った「重要」とは「味方の精鋭として重要」という意味であることは
言う迄もないが、無明・提婆を取った駒が成るという規則を準用させた段階で
一方的に迷惑な駒となってしまうことは>>154で既述しているのであり、斯かる上更に
邪魔駒としての役割を担わせる意図があったとは到底考えられないのである。
尤も、>>164の言う様に抑々大局将棋に準用すること自体が疑問なのであって、
仮定の話を過度に長引かせることは無益であるから、準用すべきという考え方が
有力に主張されない限りは、該議論は終了すべきではないかと思う。