06/11/24 18:57:13 bGQ7A/zm
成りについて整理してみるか
A: 「敵陣に入る時、敵陣から出る時、敵陣内で動く時に、移動後に任意で成れる」(本将棋方式)
一番なじみ深い方式。今のところFLASHと掲示板対局で採用している。
面倒は少なそうだが、本将棋で発達したルールなので元々の大局将棋のルールに近いかと言われるとちょっと疑問。
B: 「敵陣に入る時のみ任意で成れる。不成で敵陣に入った駒は一旦出て再進入するか、
敵陣内または敵陣から出る時に駒を取れば任意で成れる。
歩兵(文献によっては仲人も)に限り、最下段に到達した時にも任意で成れる」(中将棋方式)
B-2: 「Bに加え、香車も最下段に到達した時に任意で成れる。仲人はダメ」(中将棋連盟方式)
やや複雑。陣地方式の大型将棋である中将棋は、成りのルールの歴史的には大局将棋と一番近そうではある。
また中将棋の場合は行き所のなくなる駒は歩兵と香車だけなので例外規定があるが、
大局将棋には他にも犬、桂馬、猛虎、牛車、石将など大量にあり、
右車など「再突入可能だが、行き所がなくなりうる」ような駒まであるので事態は複雑になりそう。
C: 「敵陣に入る時に強制的に成る」(禽将棋方式?)
わかりやすいが、根拠は薄いか。
D: 「盤上の位置にかかわらず、敵の駒を取るとその場で強制的に成る」(大大将棋方式)
大大将棋、摩訶大大将棋、泰将棋で採用。足の遅い駒にも成るチャンスがあり、大型将棋向きのルール。
無明・提婆のルールとの相性もいい。
ただし、このルールの将棋では強い駒の使用を制限するために成ると弱くなる駒を多くしているが、
大局将棋はそれに合わせては出来ていないのでそのまま適用するのは無理がありそうだ。
E: その他
こんなとこかな