世界樹の迷宮のキャラは呪いの鈴カワイイ 第16階層at POKECHARA
世界樹の迷宮のキャラは呪いの鈴カワイイ 第16階層 - 暇つぶし2ch874:>>868の「綺麗な肢体」から妄想加速。反省は後でする 1/3
07/10/09 23:31:28 3AanEF4C
エトリアの金鹿の酒場は年がら年中何かのお祭りだ。
喧嘩に歌に踊りに宴会。
今を目一杯楽しむ冒険者達の集う酒場。

そんな酒場も、今日は静かだった。
みんながみんな、真面目に冒険する事を思い出したのか、がらんとした酒場にはたった数人が静かにグラスを傾けるばかり。
「どうぞ。公国の23年物よ」
優しく微笑む女将が手にしたワインボトルを、青髪の男が受け取る。
男はボトルの首をばきり、と捻り折り中身を手元のジョッキに移す。
ワインはジョッキの底に残った安ビールと混ざってあっという間に濁ってしまった。

「勿体ない飲み方をするな、君は」
隣に座る黒髪の女性の呆れた顔に、男は軽く肩を竦める。
「気を遣って飲むよりこの方が美味いんだよ。お前さんも堅苦しいの止めた方が酒が美味いぜ、レン?」

― 一時期エトリアから姿を消していたレンとツスクルが戻ってきたのは、ちょうど『彼ら』が世界樹の謎を解いた頃だった。
2人はふらりと戻ってきて、今は執政官付きの冒険者監視官として街に止まっている。
やっている事は以前と同じ。変わった事と言えば―世界樹の謎を解いた『彼ら』と、こうして時たま酒を酌み交わす程度には力の抜き方を覚えた程度の事だろう。
もっとも2人は、その僅かな違いこそが尊い物だとしっかり理解していたが。
背後で杯を酌み交わす仲間達とツスクルの嬌声を聞きながら、男はふとレンの顔を見つめた。
冒険の最中は気にもとめなかったが、この堅苦しくて生真面目なブシドーは……

「なんだ?人の顔をじろじろと」
「いや、冒険者のワリには綺麗な肌をしてると思ってね」

顔を見つめていたという事実が気恥ずかしかったので、彼はそう言って笑って誤魔化す。
ただ、その言葉自体は世辞のない素直な感想だった。


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