07/06/05 19:27:43 Dl6GomM2
酒場であるクエストを引き受けたギルド、
その最後に待ち受けていたのはゴーレムの猛襲であった。
パラディンの陣営とガードで防ぎ、レンジャーのステップで交わし、
メディックの医術防御で凌ぎ、それでも回復の手が回りきらないほどで、
反撃の糸目も少なく、物理攻撃は硬い装甲に阻まれ、
術式のためのTPも回復薬も付きかけていた。
だが、それでも耐える理由がある。一閃、それだけに賭ける理由がある。
その希望は入ったばかりのブシドーに一手に注がれ、
ギルドの面々は今、そのブシドーを守る為だけに戦い続けていた。
ゴーレムが攻撃の予備動作に入る。これは・・・パワーハンマー!!
-----------此処だッ!!
居合いの構えから一気にその懐に飛び込む。
振り下ろされる豪腕が、体の左を掠めて、ゆく。
その先を確認することなく、一歩を踏み込む。
--居合いの構え、首討ち--
その一撃が音も無く閃く。
『ドガァァァッ!!!!!』
駆け抜けた場所、先ほどまで自分がいた、みなの居るその場所で
怒号とともに土煙が上がる。ゴーレムが崩れてゆく。
無意識に、踏み抜いたその足で踵を返していた。
土煙が動き少しずつ晴れてゆく。
4つの影が、仲間が、凱旋を称え迎えてくれる。
ここから先は自分のギルドメンバーの掛け合いを想像してもいいし、
妄想の続きを読んでみてもいい。