07/02/18 14:36:44 SJjXgQo/
流れを変えるために寝たを転載
「キョウスケは何か楽器は扱える?」
「ギターくらいなら」
…………
「ああなるほど、大八車で容赦なく踏みつけるワケね」
「轢いてどうする。ギターくらいなら、多少かじっていたから弾けるぞ」
(エクセレン、ぐらりと揺れて卒倒)
「ちょっと待てっ!」
「(エクセレンを起こしながら)どうせだいたいそんなリアクションだろうとは思っていたが、
いきなり倒れる事はないだろう! おれがギターが弾けるのが変だとでも言うのか!」
「変……変というか……もう、世界は終わりなのね……」
「待たんかぁぁぁぁいっ!」
「ひょっとして!」
「この世界の何処かに、目つきの悪い博徒ばかりが生まれ育つ目つき悪博徒村とかいう場所じゃ、
なにかとてつもなく口汚いスラングかなにかで殺人や暴行のことを
『ギターを弾く』って言うんじゃ─」
「言わん」
「それじゃそれじゃ、連邦軍内部に特殊戦技として伝わる幻の拳法
─洞窟の中に仕掛けられた四十八の殺人ギターを相手に修行をした者だけが納められるという、
究極のギター拳のことかしら!?」
「そんなものがあるのなら、確かに見てみたい気もするが……」
「念のため、ごく普通の意味で、ギターが弾けると言っているんだからな、おれは」
「またまた~、そんな恐ろしいことを」
「どこも恐ろしくないっ!」