07/06/26 02:47:44
>>276
不足した情報、不完全な知識に基づいて、自分の意思で間違った選択をしたら、それを過ちと言う。
故意に隠されたり事実と異なる情報、を元に判断をするよう仕向けられれば、それを騙されたと言う。
騙されたは言い過ぎにしても、故に、自業自得も極論。
これが自業自得と言うなら、競争社会でいわゆる勝ち組になれなかった弱者も自業自得ということになり、
万人に支持を得られる意見ではない。勝者がいれば必ず敗者がいる以上、自業自得が避けられないことになる。
> 利用する側が制御できなければ
という考えは間違い。対象を制御するのではなく自分の欲望や衝動を制御するのだから。
むしろ、自分でなく対象を制御できるという幻想を抱き、それがままらないというフラストレーションを溜め込むことで、かえって依存症リスクが高まる。
（ちなみに女は本来商品ではないので、利用する対象ではない。しかしそれを利用する性の商品化というものは、嗜癖する社会の象徴でもある。）
よく、自己責任とか自業自得とか、本来の法哲学的な意味を逸脱して、責任転嫁や論点ずらしのためにこの言葉を悪用する加害者がいるから性質が悪い。
詐欺のドキュメンタリーで、詐欺を働いた本人が「欲に駆られてホイホイと騙される方も悪い」と嘯くのと変わらない用法だ。
そこには、現行法において違法かそうでないかという違いしかない。
確かに被害者面しているだけでは、本人は強くなれないだろう。
しかし、本人が自ら考えを改めて強くなる以外に変わる術は無い。
よき近親者ならばその言葉が届くこともあろうが、
発言動機の根本が嫌悪や憎悪などの敵意であれば、それは炎上の火種にしかならない。