07/08/09 01:36:26 TVz+y4kRO
Microsoftが2007年7月に発表した、ハードウェアの不具合を抱える「Xbox 360」の保証期間延長に伴う
10億ドルの予算計上は、幻滅した顧客をなだめる効果がありそうに思われた。しかし、発表からほぼ1カ月が
たった今も、一部のユーザーは不満を募らせている。
Xboxの修理やサービスに関する不満の声を見つけるのは、難しいことではない。例えば、公式のXboxフォーラムを
見ると、顧客サービス担当者が約束したとおりのフォローアップをしない、修理センターから届いた代替品が
壊れている、「Xbox Live」に前払いした料金が無駄になった、修理に予想よりも長い時間がかかるなど、
顧客がさまざまな不平をぶつけていることが分かる。
一方Microsoftは、Xbox 360の保証期間を購入日から最大3年間に延長すると発表して以来、サービスの
依頼が殺到して修理にかかる時間が延びてしまったと説明している。「修理時間を短縮するために、修理チームを
これまで増強してきたし、今後も引き続きそうする」と、同社は電子メールによる声明の中で述べている。
Xbox 360の不具合に関する報告は、2005年11月の発売開始直後から出始めていた。しかし、苦情が
売り上げに響くことはなかったようだ。NPD GroupによるとXbox 360は、発売以来2007年6月までに米国だけで
580万台が販売されたという。一方、任天堂の「Wii」とソニーの「PLAYSTATION 3(PS3)」は2006年11月に
発売され、米国で2007年6月までに売れた台数は、Wiiが320万台、PS3が150万台となっている。
保証期間が延長されても、一部の人が不満を抱える理由がほかにもある。その1つは、保証期間延長の
対象が、ゲームコミュニティで「Red Ring of Death(死の赤いリング)」として知られる、3つのライトが点滅した
ゲーム機に限られているからだ。Microsoftによると、この3つの赤ライトの点滅は、一般ハードウェアエラーを
示すものだという。
Xbox 360の保証修理に関する顧客からの苦情の中で最も一般的なのは、場合によっては4週間から
8週間という、あまりに長い修理期間だ。
「私のXboxは、修理に出してから戻ってくるまで、ほぼ2カ月かかった」と、ニューヨーク在住のGreg Mcullen氏は
CNET News.comへの電子メールに書いている。「10日後に戻ってくると聞いていたので、非常にイライラさせられた」
修理に出す手続きはこんな具合だ。Xbox 360の所有者が顧客サービスに電話をかけて、不具合について
説明する。修理が可能な場合は、元払いで顧客宛てに送付用の箱が届けられる。顧客はこの箱を使って
修理センターにXbox 360を送る。Xbox 360は修理されるか交換されて、顧客のもとへ送り返される。
Microsoftによると、修理にかかる標準的な期間は2~4週間だという。「新しい方針を打ち出しているので、
電話による問い合わせの件数と修理に回される台数が増えると思われ、修理にもっと時間がかかるかも
しれない」と、Microsoftはメールに書いている。
ソース
URLリンク(japan.gamespot.com)