07/01/02 22:31:47 EUdqMxI1
ツクヨミ「よーし、やるぞテメエ達ッ!!」
アマテラス・イザナミ「おー!!」
テレビが終わるや否や、テメエ前の三人はこしょこしょ話で盛り上がり、俺含める後ろ三人組に今なにかを見せようとし始める。
ヒーロー学園戦隊の真似事だろうか、それにしても二人足りないけど。
ツクヨミ「ヒーローチェーンソー!!」
イザナミ「ヒーローバール!!」
アマテラス「ヒーロー釘打ち機!!」
サンガ「雷神掌」
サンガ「雷神掌」
ドーン
うわ、超力の無駄遣い。ヒーロー戦隊の真似事の完成度の低さとかどうこう言う前に、二人のサンガが可哀相に見えてくる。雷神掌しか言えないだよなサンガって。
ツクヨミ「おらぁ、いくぞ悪の親玉イザナギィィ!!」
イザナギ「えぇ、僕ですかぁ…?」
ツクヨミ「当然じゃ! 長身野郎はこの世から消えてなくなれ!!」
明らかに個人的因縁があるような気がするが、今はあえて置いておこう。
俺は席を外したいが出口に向かえば姉の視線が痛い。もともと馴れ合いはあまり好きじゃないんだが…。
ツクヨミ「よっしゃいけ、テメエ達!!」
イザナミ・アマテラス「アイアイサー!」
イザナギ「うわ、マジで来るんですか!?」
冗談だからフォース技を使わないのは分かるが、イザナギさんのあの可哀相なほど細い体が折れてしまわないか心配である。
シラヌイ「…は、しまった。今のヒーロー戦隊を録画し忘れてしまった…」
この人は間違いなく、デパートの屋上で子供に混じってヒーローを応援している。そんな気がしてならない。
サンガ「雷神掌」
サンガ「雷神掌」
イザナギ「ギャー!!」
シラヌイさんに目を向けた一瞬の間に、向こうは取り返しがつかないことになっついた。心なしか攻撃対象を見つけたサンガは嬉しそうだ。
イザナミ「う、うわ~…」
アマテラス「あちゃ~…」
流石に姉さんもクロコゲになったイザナギを見てなにかを感じたのだろう。だがそう思う前にサンガをしまわないと。
サンガ「雷神掌」
サンガ「雷神掌」
しまわないと…
サンガ「雷神掌」
サンガ「雷神掌」
て、キャーーーー!!
グチャグチャって、ライジンショーライジンショーって、だ、誰か!
ツクヨミ「おら死ねノッポ!!」
シラヌイ「ビデオ発売日はいつだろう…」
イザナミ「あ、そろそろお昼だ」
アマテラス「今日はハンバーグだね!」
だ、誰かとめてー!
スサノオ「( ゚д゚)…オレ?」
サンガ「雷神掌」
サンガ「雷神掌」
スサノオ「(゚д゚)ムリムリ」
おわり。