それっぽいキャラクターを考えるスレ7人目at GSALOON
それっぽいキャラクターを考えるスレ7人目 - 暇つぶし2ch100:ゲーム好き名無しさん
06/12/08 00:11:19 AWSIBh3k
ベルクーザー教

暗黒教壇と呼ばれる謎の宗教。人さらいや生け贄などの儀式などもやってるらしい。
闇のフォースを使う神官や兵士を多数要しているという。

101:100
06/12/08 00:15:49 AWSIBh3k
多数擁しているで…

102:ゲーム好き名無しさん
06/12/08 02:23:31 nS5ibld9
レオナ・エクスブラッド

幼い頃に巻き込まれた戦乱によって重傷を負い、体の60%を機械化した女性。
自身の境遇と体について、淡々と合理的に捕らえている。
傷の残る右半分の顔を髪で隠しているが、憂いをおびたようなその容貌は神秘的に美しい。

「私は人間じゃない、生殖能力を持った機械人形だ。」

103:ゲーム好き名無しさん
06/12/08 19:08:51 6dCBxUW2
ローコソーン 
キモいしか言いようがないほどキモいモンスター。
相手の首をねじ切ったり肩を噛み千切ったりしてくる。
こいつをキモカワイイと言って愛でる命知らずもいる。

ダルベリギア・オリヴェリ ♀ ばーちゃん
あらゆる格闘技をマスターした究極のババア。
小柄で可愛らしい印象だが、実は筋肉ムキムキ。

バーン ♂ 16才
本名バルトロマイ・カスティーラ。
明るくひょうきんだが、やたらと秘密や謎が多い。
最近傷付いたこと→歩く企業秘密とかいうあだ名をつけられた。


104:ゲーム好き名無しさん
06/12/08 21:58:21 XCnUXZqm
寿限無寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末雲行末風来末、食う寝るところに住むところ、やぶら小路のぶら小路、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコナァ、ポンポコナァのポンポコピィの長久命の長介 男

「銭が細かいんだ。一枚ずつ渡すから手を出してくんねえ。ほら、いくよ。一、二、三、四、五、六、七、八、今何時だい?」
「俺は饅頭が怖いねぇ」

105:104
06/12/08 22:10:47 XCnUXZqm
年齢決めんの忘れてた。32歳でおながいします

106:ゲーム好き名無しさん
06/12/09 02:13:33 D8ISWZfm
シヴォ・フラガ ♂

死亡フラグ立ちまくりでも生き延び、流石にあれは死んだだろ…と思われる状況からでも生還する不死身の男。

「今回がダメなら次…次もダメならそのまた次…勝てるまで何度だって挑んでやる…
どこまでも強くなってみせる!」

107:ゲーム好き名無しさん
06/12/09 19:04:20 HKpZDSGO
柑梁=フォーリン(カンパリ=フォーリン) ♀?
ゼンマイを巻いて動くタイプの意思を持ったからくり人形。
最大まで巻けば30分ほど行動できる。
顔は真ん丸い赤い目が付いてるだけで口も鼻も無い。が、しゃべる。
大人と子供の区別が付かないせいで、相手を怒らせることもある。

「とっぷしーくれっとデス」
「あうあう!逆回しは堪忍デス」


108:ゲーム好き名無しさん
06/12/09 20:18:29 ehPNeXII
ンンンラル・ラスト ♀ 21歳

何でも自分がトリを勤めないと気が済まない女

「フフン、大物は後よ」

109:ゲーム好き名無しさん
06/12/10 13:50:30 nEe5dfn9
もっさりもこみち


もっさりしている

「触れてごらん」

110:ゲーム好き名無しさん
06/12/10 22:51:26 R/5D1MCi
バンボー「やっとアプリコットンに着いたな」

街の入り口だというのに、どこに視線を向けても、視界に人が入る程、街は賑わっている。
ただ賑やかなだけではなく、祭りまで、まだ一週間もあると言うに、街は祭りのような活気、熱気に包まれている。
その熱気の下、色々な店が観光客目当てに出店している。
行商、ストリートパフォーマンサー、さらには怪しげな占い師など、街の入り口だけで
『この世の職種の一割』は揃って居そうな勢いがある。
そして彼らのお陰で、街はさらに活気づく。『暑苦しいサイクル』である。

ケンジ「シオとは大違いであります!」
ルーシオ「祭りまで、まだ七日もあるんですけど、この人ゴミ!すごいですね……」
ロゼッタ「一週間後って言うのは、もうナレーターが説明したぞ…というか、誰に話しているんだ?」

カメラ目線で得意げに読者に説明していたルーシオだが、
隣にいるロゼッタからニヤニヤと笑われながらのツッコミを受け、ムッと黙り込む。

ドナ「バンボー様!お姉様が何処に居るのか、手掛かりはないんですか?」
バンボー「毎年ここに来るコトはわかってんだが……」
言葉に詰まるバンボーから手掛かりが無いコトを察した小田桐はバンボーとドナの間に割って入る。
小田桐「まだ到着してない可能性もある。
今日は姉探しより、宿探しの方がいいかもな……」
ルーシオの頭に手をポンッと軽く乗せ、小田桐はルーシオに合図を送る。
ルーシオ「幽体離脱ですね。やってみます。
どっか座れるような場所はないですか?」
?「甘い!甘すぎる!!その考えはベリースイートよ!!!お嬢ちゃん方!」
キョロキョロと辺りを見回し、『座れるような場所』もとい宿を探そうとするルーシオに
突然見知らぬ女が、大きい木箱のような机越しに喋りかけてきた。
机の上に置いてある、虫眼鏡や水晶などの占い道具、『一回800G』と描かれた看板
そして顔は露出しているものの、体全体を紫色のローブに身を包んだ格好から占い師というコトが容易に想像できる。



111:ここまで
06/12/10 22:54:00 R/5D1MCi
ルーシオ「みなさん!無視の方向で行きましょう……」
後ろを振り向き、ワザと女に聞こえるような大声で一同に注意を促す。
アメリア「私の名前はアメリア!別に怪しくないでしょ?
今ナウなヤングに馬鹿売れの占いをしてるんだけど、どう?」
女は机から身を乗り出し、素通りしようとしているルーシオに顔を近付け喋りだす。
二人を遮るのは彼女が用意したであろう机のみ。『ナウなヤングに馬鹿売れ』ドコロか、閑古鳥が鳴いているのだ。
占い師だから仕方ないとはいえそんな『疑ってくれ!』と言わんばかりに
怪しさをバリバリに醸し出してる女が声を掛けてきたのだ。もちろんルーシオ達は無視して素通り。
その様子を黙ってみているアメリアではない。少し焦りながらもアメリアは大声をあげる。
アメリア「ちょっと待って!今、どこの宿も客がいっぱいで泊まれないわよ。
でも、まだ泊まれる場所、私しってるよ!」
先頭を歩くルーシオ、以下五名の足が止まる。
ケンジ「おしえてほしいであります。」
アメリア「魚心には水心……」
ニヤリと歯を見せながら机に下げた看板を指差すアメリア。


112:ゲーム好き名無しさん
06/12/10 23:02:01 KQqkxir9
GJ!

サイア・クトー ♂ 29歳

キョア・クトーの息子だがとうの昔に勘当されている。ヤク中

「ク、クスリをくれぇー!」

113:バンボー編の人
06/12/10 23:02:32 R/5D1MCi
最近、誰も貼ってないので少なめながら貼らせてもらいました。
私が言えるコトではないが、おいらがロビーで何か企画でていますが、もう少し
本編が軌道にのってからにせん?
私も、もう少しこっち書いたら本編手伝うので、みなさんもギャンギャン書いてください

チラシ裏
大晦日と正月にバイト入れられた……orz

114:ロナウド
06/12/11 00:39:52 LcGaOfit

《――スー選手。時間内に会場に現れないため不戦敗とみなし、ロンメル選手の不戦勝ーッ!!》

「…な――!?」
Aグループと同時進行していたBグループ会場は、初戦という華を飾る戦いを不戦という恥で散らし、幕を開けた。

――少し時を遡ろう、ほんの数十分前に。

「スーさん! がんばってくださいねっ!!」
対戦控え室、涼はスーに激を飛ばした。
対戦前の控え室は付き添いが一人までと決まっているために、この二人しか部屋の中には居ない。
「…はいはい」
一方。涼の元気ハツラツとした態度とは対照的に、スーは面倒臭そうに手をヒラヒラと振り適当に会話を流していた。
元からスーはこの大会に興味はなく、適当に戦って負けよう、とぐらいにしか思っていなかった。
そして、まずこの実力者揃いの中で勝ち上がる確立などどのくらいのものか、もし賞金を手に入れたとしてどう持ち運ぶのか、と少しリアル思考な考えをしながらスーは戦いの時間を待っていた。
「――絶対ですよ!絶対勝っ…」
ブーーー!
涼の発言を遮る様に開始10分前のブザーが鳴る。
このブザーがなると同伴者は部屋を出ていかなくてはならない。
「…勝ってくださいね?」
涼はまだ喋り足りないのか、そのままガックリ肩を落としながら部屋を後にした。
「………ふぅ」
扉が閉まる音を確認すると同時にスーは、涼のそれとは別の意味で肩を落として肺に溜まった息を吐き出した。
「…涼にあれだけ言われたら負けづらいなぁ…、まぁ、相手が私より強かったらそれでいいんだけど…」
人差し指で顎を抑えながらスーは
「んー」
と唸りながら負けるタイミングを入念に考える。
「開始直後はマズイわね、ていっても負けると決めてるんだから傷でも負ったら骨折り損のくたびれ儲けだし……」
事情を知らない者がこの光景を見ればスーはタダのアホに見えるだろう。
「――…今のその発言、涼さんに聞かせてやりたいですね」
「っ!?」
対戦参加者1人しか居ないはずの部屋、静かに何者かの声が響いた。
それはスーの背後から聞こえ、スーはそれに反応して慌てて後ろ向いた。
「誰…!!」
視界内に男の影を捉えるとスーは後ろに下がり構えた。
「警戒しなくてもいいですよ、ボクはちょっと貴女にお話があって来ただけですから」
(あの時の鞭の男、たしかスナソル・ジンブオーノ)
「……何時から居たの…?」
「いつって、最初からですけど?」
「最初?」
「はい、貴女が涼さんとこの部屋に入ってくるとこから」
「なっ!?」
「単刀直入に言いますね」
「貴女の兄さんが、貴女に会いたがっています」

つづきよろ

115:ゲーム好き名無しさん
06/12/11 11:58:42 Jzb9rm9N
GJ

ベルゼリウス・バラッド じいさん

歌がうまい吟遊詩人のじいさん。
『ベルゼル』とか『ベルゼー』という略称に
『爺』とか『翁』とか『さん』をつけて呼ばれるコトが多い。

「さてさて…何を唄いましょうかの?」

116:ゲーム好き名無しさん
06/12/11 14:21:36 LVL6LAT0
本編、バンボーどっちもGJッ!

117:ゲーム好き名無しさん
06/12/11 18:06:52 Jzb9rm9N
オイフェ・サバン ♂ 年齢不詳

誰がどうみても執事にしか見えないエミリア・ルースの護衛兼執事。
世界執事選手権で幾度も優勝し、名誉チャンプの称号を持つ執事の中の執事である。

「ほっほっほっ」

118:ゲーム好き名無しさん
06/12/11 23:38:51 OBBGGsmG
ルザード・ヴァルス ♂ 24歳

とある女神をストーキングしている変態魔道士

「ハァハァ…ヴァレキュリア…ハァハァハァ…ウッ!」

119:ゲーム好き名無しさん
06/12/12 22:05:09 7hBdGt/C
熱寒病

三百年前、大陸全土で猛威を奮った奇病。体温が急激に上がったり下がったりを繰り返す事からこの名がついた

120:ゲーム好き名無しさん
06/12/13 02:13:59 IhDNQzii
天河[テンカ]
ロナウド達の世界には無く、飛来した流星に含まれる星鉄と呼ばれる特殊な鉱石を100%使って作り出されたという名刀。
星読の愛刀である。

121:ゲーム好き名無しさん
06/12/13 22:45:05 MN0KaHAV
ショート・カミングス ♂ 22歳

王国一の戦士である母と、やはり王国一である魔道士の父との間に生まれた子
戦士の血を引いているため魔法が使えず、魔道士の血を引いているため力が弱い

「俺には何ができるだろう…何のために生まれて、何をして生きるのか…答えられないなんてそんなのは嫌だ」

122:本編・その他の人々
06/12/14 01:47:23 GPEqUvJr
エミリア・ルース「ゼラニウムさん、流石でしたね。」
オイフェ・サバン「ほっほっほっ、そうでございますな。
昔の知人に無理矢理エントリーさせられたと言っておりましたが…とてもそのようには見えませんでしたな。」
 Aブロック観客席、気品漂う娘とどうみても執事な男が選手の一人、ゼラニウムについて話している。
エミリア「ふふふ…私なんかのために護衛をしてくれているんですもの…たまには楽しんでいただきたいです。
すみません…じいも私なんかが…」
オイフェ「そこまでです。
ほっほっほっ、相変わらずお優しいですな…ところで姫さま、こちらのエントリー表を御覧ください。」
エミリア「ロナウド…さま?」
 差し出されたそれを見て、彼女は目を丸くする。
オイフェ「左様にございます。姫さまの許婚、バンボーさまと共に旅に出られたという…話を聞きに参りましょうか。」
エミリア「ええ…ぜひ…」


 どうやらこの姫君、2人の従者を伴いバンボーを追っているらしい。

123:猫魔王
06/12/14 15:45:00 j9IkXWIZ
窓一つ無い暗い廊下、それに面する一つの静かな部屋で時計と鉛筆を走らせる音だけが響く。
中ではショートカットに赤い髪の色をした少女が、机に向かって一人何かを一心不乱に書き綴っていた。
「……はぁ…」
鉛筆を投げるように転がして少女は一つ溜め息をつく。
溜め息をつくノートの内容はというと、時間・空間操作に関する内容が独学風に書かれていた。
「うわ、涙出て…」
少女の瞳の端には涙が溜り、少女が気付いた時拍子に頬へと零れ落ちる。
足早に落ちる涙を人差し指で掬い、親指と擦り合わせて涙を消し、少女は頭を上げる。
「がんばろう、元の世界に帰ってフレイ達と逢うんだから。こんなとこ、フレイ達に見られたら危ないし」
かつて共に居た仲間を思い出して少女は苦笑する。
今こそ笑顔を見せる彼女だったが、昔の彼女は笑うことが出来なかった。
彼女が笑うことが出来るようになったのは曲がりなりにも、猫との出会いが関係した。猫という非常識な力の存在が彼女を護る様についたことにより、彼女は初めて心の安定を手に入れた。
「…ふぁ…」
そしてその後の猫との生活を経て、彼女の不慣れな日常への不安が取り除かれ、火の巫女との戦いにより彼女自身が、自分の存在を認めることが出来るようになった。
しかし、心の根の方ではまだ不安が残っていた。
今のこの状況は彼女の内に眠っていた恐怖心を呼び覚まし、背筋を少しづつ凍らせていく。
「…ふぁ…」
少しづつ呼吸は不規則になり、酸素が足りなくなった脳は彼女に何度も欠伸をするように促す。
「眠い…かも…」
それに気付かない彼女は眠気が無いにも関わらず、両腕を机の上で組み頭をそこに乗せて寝る態勢を取る。
その態勢を数分続けていればいつしか本当に眠くなり、彼女は夢の中へと落ちていった。

* * *

「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
苦しく荒い、しかしどこか規則正しい呼吸が断続的に続く。意識は無く、ただ生存本能だけが働き彼女に呼吸させる。
だがそんな無理な呼吸を続けていれば喉は渇き、口の中はどんどんと水分を欲するようになる。

「この光景、もう何回見たことか…」

隣の机にあった水入れが浮き、ひとりでに彼女の口に移動する。そして少しづつ零れる様に水が落ち、彼女の口を潤していく。
「……ツライものだな。例え助かると知っていても、その先を知っていると…」それを見守る様に座っていた黒猫は立ち上がり、部屋の出口へと向かう。
彼女に黒猫が背を向けると同時に水入れも元の場所に戻り、部屋は元の状態に戻る。
「用は済んだ、後は巻き込んでしまったアミーニーを連れて帰るだけだ」

そしてロディが目覚めたのは、その少し後だった。

部屋の前に立ち、猫は解錠の呪文を唱える。程なくして扉の鍵はカチャリと小さな音を立てて外れ、ドアノブがひとりでに下がる。
それを確認すると猫は体を扉に押し付け、僅かに開いた隙間から身を捩り部屋の中へと入っていく。
「?」
案の定、そこには髪は短くなったもののいつもと変わらぬ雰囲気でアミーニーが机の上で伏せていた。
「寝ているのか、…まぁそれのほうが都合がいい」
机の上に飛び乗り猫はアミーニーの寝顔を観察する。そして眠りが深いことを確認すると、呪文を延々と詠唱していく。
「ぅ…」
「……起きたか」
アミーニーが呻く様に声を吐き出し薄く目を開ける。その様を見た猫は、何かに気付いたのか口の端を釣り上げた。

「お目覚めか?、アミーニー…いや、シオン」

124:ゲーム好き名無しさん
06/12/14 15:46:34 j9IkXWIZ
書き忘れた、今の一つで終わり。

125:ゲーム好き名無しさん
06/12/14 22:35:10 BkmtLj1T
GJ

シオリ・タニグチ ♀ 14歳
コージ・ムラカミが片思いしている女子
「苦手なタイプ?うーん…わたしいつもバレバレのカツラを被ってて、カツラを外すと髪の毛が一本も無い正真正銘つるっつるのハゲ頭な人ってあんまり好きじゃないの」

エーゴ・カワイ ♀ 27歳
コージ・ムラカミが通う中学校の英語教師
「ムラカミくぅ~ん。後ろのジッパー上げてくれなぁ~い?」

シャカイカ・イシダ ♂ 88歳
コージ・ムラカミが通う中学校の社会科教師
定年はとっくに過ぎているはずなのになぜか退職していない
「ん~あ~コージ・ムラカミ君、チミの名前はなんじゃったかの?」

126:ゲーム好き名無しさん
06/12/15 00:48:50 h0lS+Jr3
ムラカミ微妙なところで使われたからシリーズ出しても使われないんじゃない?

127:ゲーム好き名無しさん
06/12/15 09:55:12 NWXGcznw
まぁそれっぽいキャラを考えるスレだし、いいんじゃね?

ヤツカ ♀ 25、6歳に見える。
上半身は美しい女性だが、下半身はおぞましい蜘蛛の姿をした妖怪。
姉御肌でクール(のつもり)だが、美少年に弱い。
年齢のことを言われるとヒスを起こす。
「やだ、美少年…!」
「キィー!まだケツの青い小娘の分際で!!」

128:ゲーム好き名無しさん
06/12/15 13:15:54 hK1ZLhVJ
フラト・ハルブランシュ ♀

元は有能な魔神だったが、色々あって剣に封印された。
フォースのお陰で、剣の姿のままでも自由に動くコトが出来る。
しかし動くコトぐらいしか出来ないフォース量だったりするので人のフォースを吸い取らなければ強力なフォース術は使えない。
男言葉で喋り、性格は直情型でさびしがり、自分の体を探している
「一週間振りか?ソナタに会えなくて、さびしかったぞ……」


129:ゲーム好き名無しさん
06/12/15 15:58:54 HKJrEIkY
パルティバルティ

下着の姿をしたモンスター
相手に取り付くと中々離れない

「温もりを君に」


130:ゲーム好き名無しさん
06/12/15 22:35:19 Fnz4H0C0
オジゾさん ♂ 38歳

モンク僧
硬気孔で自分の体を硬質化させられる
軟気孔で他人を怪我や病気を治す事ができる。ただし、自分の体力を消耗する
いずれも厳しい修業によってなせる技である

「これが、気の極みです」

131:ゲーム好き名無しさん
06/12/16 13:10:05 TZVO1Hq1
ムークー

全身を赤い体毛におおわれた雪男モンスター。その怪力による抱擁は大木すらへし折る。

132:131
06/12/16 16:03:25 TZVO1Hq1
「ホー」

133:ゲーム好き名無しさん
06/12/16 23:57:08 /OODg6n6
ドーワ・グリム ♀ 75歳

子供達を集めて残酷な物語を話して聞かせ、怖がらせる事を生き甲斐にしている陰湿な老女

「白雪姫とシンデレラどっちの話が聞きたいかえ?」
「白雪姫がいいかい、じゃあ青ひげの話をしてあげようねえ!ヒィッヒッヒッヒ!!」

134:ゲーム好き名無しさん
06/12/17 01:43:35 IWF8dl6A
ハルヒット ♂ 見た目15ぐらい

フォビア、エスメラルダと同じ研究所出身
体を鉄にする力があり、軽いフォースならつかうコトができる。
それスレ屈指の常識人

「出る前にトドメを刺す。」

135:ゲーム好き名無しさん
06/12/17 02:00:03 KD5SPJIj
ガッチャ
黄緑色の大トカゲモンスター。運動神経がいい。
「たべちゃうぞ」

136:ゲーム好き名無しさん
06/12/17 23:45:16 HinNUrNk
エイミア・グリム ♀ 享年19歳

ドーワ・グリムの孫。マリュース王国王女エミリアの侍女だった女
気の弱いエミリアを脅して入れ代わりを画策したが、生まれつきの気品の違いはごまかせずあっさりばれてしまい、自ら考案した「釘を大量に打ち付けた樽の中に入れて転がされる」という処刑方法で死を迎えた

「使用人の分際で王族を騙るような不届き者には厳しい罰を与えなければなりませんね」

137:ゲーム好き名無しさん
06/12/18 00:20:06 Nc8oD5Rv
イズガル山

頂上にフラト・ハルブランシュが住んでいる山。わりと急な坂道と、ほどよい高さの為、中級者の冒険者に人気の修業場でもある。
しかし、登山道の反対側は切り立った崖になっている。
頂上の洞穴にはフォースが無尽蔵に出る岩があり、フラトはそこで充電をしている。

138:ゲーム好き名無しさん
06/12/18 01:40:29 gEpzBTCj
期待age

139:ゲーム好き名無しさん
06/12/18 21:41:21 IaI0OA+3
私立ヒーロー学園

数々のヒーローを育成し、世に送ってきた名門校
ロナウドの先祖もここに通っていたとか

校歌が熱い事でも有名

ヒーロー学園校歌「ごめんなさい、僕はどうていです」

作詞、作曲者不明

おっさ~ん、喫茶店に連れてってくれや~
喉が~渇いてるん~です~ジュースが飲みたい~
僕は~僕は~どうていですか~?
フン~フン~フン~
ごめんなさ~い、ごめんなさい!

140:ゲーム好き名無しさん
06/12/18 22:44:37 yJjHwHE0
ドーパ・ミン ♀ 外見年齢10歳
妖精。陽気。ボクっ娘

ノルア・ドレナリン ♀ 外見年齢10歳
妖精。怒りっぽい。オレ女

アドレ・ナリン ♀ 外見年齢10歳
妖精。臆病。常に敬語

セロト・ニン ♀ 外見年齢10歳
妖精。クール

ギャバ ♀ 外見年齢10歳
妖精。癒し系

141:ゲーム好き名無しさん
06/12/19 08:46:38 kLUNZGdC
妖刀 御叉眩[ミサクラ]

古の狂気の天才刀匠御叉眩によって生み出された古刀。世界に数振りしか残っていない。
金持ちの蔵の奥に封印されてたり神社に奉納されてたりする。
これを手にした者は極端にエロくなってしまい、さらに喋り方がおかしくなるという恐ろしい効果がある。


御叉眩 南榾[ミサクラ ナンコツ] ♂ 享年32

若くして死んだ古の天才刀匠。人格に物凄く問題のある人物だったらしい。

「らめぇ~!」

142:ゲーム好き名無しさん
06/12/19 18:15:46 /V0KVW/B
個人的に元ネタありのやつは好きじゃないんだがそれはさておき。

143:ゲーム好き名無しさん
06/12/19 23:06:31 MpFwYCdo
セバスチャン ♂ 72歳
リッチマン家の執事。人の発言に対してうなずくだけの存在
「はいはいそうですねェ○○様」

メアリー ♀ 17歳
リッチマン家のメイド。天然
「旦那様、旦那様、起きてくださぁい。睡眠薬を飲む時間ですぅ」

144:ゲーム好き名無しさん
06/12/20 02:41:00 r2LB+S1O
フィック・ショーンズ ♂

アラ・スージーの親戚。テンプレ付近で現われるとか。

「注意!このスレの物語はフィクションです。現実のいかなるものとも一切関係ありません。」

145:ゲーム好き名無しさん
06/12/20 23:09:04 CiEmCiJp
メタン・フェタミン ♀ 外見年齢10歳
妖精のふりをして人を騙す子悪魔。普段はお嬢様言葉だが、興奮すると方言が出る
あだ名はヒロポン

146:ゲーム好き名無しさん
06/12/21 02:08:24 s5NJ/0Zv
最近職人みないな


キョーチ・クトー ♀ 20代

コレ・クトーの一人娘。花を愛する純粋な心の持ち主で、花屋で働いている。おさげ頭。

「そんな…どうして…」

147:ゲーム好き名無しさん
06/12/21 12:30:49 s5NJ/0Zv
>>143のIDがMP

148:ゲーム好き名無しさん
06/12/21 23:35:38 f1xZOmzD
ブリキ兵

エスシェンセ公国軍に広く普及しているロボット兵士
一昔前に流行したブリキ製のおもちゃのロボットにデザインが似ている事からこの名で呼ばれている。正式名称はAH-216
エスシェンセが開発したロボットの中では単純な構造だが、その分耐久力が高い、整備に手間がかからない、トラブルが少ない、コストが低いため大量生産が可能であるといった利点がある
戦闘能力や思考能力は訓練された人間の兵士に比べれば劣るものの、痛みや恐怖を一切感じない命令に忠実な彼らは、エスシェンセ軍の主力となっている

「ヤットコヤットコクリダシタ~」

149:ゲーム好き名無しさん
06/12/22 02:01:18 mIUuCcZN
オイリィ・アヴラル ♂

物凄い脂汗のピザ。その全身から分泌される脂は刃物の切れ味を殺し、その体脂肪は衝撃を吸収してしまう。臭い。

「ぐぶぶぶぶ!おでざまの躯にばいかなる剣術も拳法も通用じない!」

150:ゲーム好き名無しさん
06/12/22 18:37:06 YyOfw9uT
竹千代 20歳? ♀
もののけを蹴散らしたりいろいろしながら旅をする女性。
札を投げつけ敵の動きを封じたり、結界を張ったりと、
なかなかの神通力を持っている。
熊を素手で殴り倒した武勇伝があるが、本人は必死で否定している。
めったにしゃべらず、しゃべっても声が小さいので気付かれなかったりする。
「この数は防ぎきれない…」

竹彦 25歳? ♂
竹千代の兄。竹千代を守ることに一生懸命な弓使い。
声の小さい竹千代のために通訳をしたり、(動物の通訳も可能)
竹千代が仕留め損なったもののけの止めを刺したりする。
厳格そうな人だが、通訳に若干脚色を加えたりとお茶目なところもある。
あだ名は「もみあげ」
「ええい面倒だ、皆殺しにしちゃる!…だ、そうだ。」

151:ゲーム好き名無しさん
06/12/22 23:15:12 8iqwfCof
セルタイン・レリアブル ♂ 27歳

闘技大会の前回準優勝者
ショートソードと盾を使った地味だが隙の無い防御重視の戦法を得意とする。彼の堅い守りを打ち崩すのは至難である
優勝経験こそ無いものの、毎回二位三位に確実につける実力者だが、人気はあまり無い
相手がやばそうな場合や負傷が酷い場合はためらうことなく棄権する

「世の中安全確実が一番だよ」

152:ゲーム好き名無しさん
06/12/23 19:36:26 XyFNz1zJ
オージャ・ルマール ♂ 34歳

エヌエチケキョイク帝国の砲兵部隊長
一人称が「麿」で語尾に「おじゃる」とつける雅なお方

「ホホホホホ、この雅な大筒の威力を味わうがよい」

153:小ネタ
06/12/24 21:18:11 ThM0UVWO
涼「今日はクリスマスイブですよご主人さま!」
ロナウド「ワケ分かんねぇ!今日は今日だ!」
闇巫女「まっかなおっはっなっの~♪」
アース「オイ…どうして私がこのような格好をせねばならんのだ…」
剣華「よくお似合いだ、トナカイどの。」
パティ「じゃああたしはサンタさんやるね!」
タブン「露出度高いですね…」
スー「タブンのえっち…」
タブン「あがっ!?」
ルーカス「そういえばバンボーはけっこう遅くまで信じてたよな。お前んちの煙突細くね?とか言ってたし。」
バンボー「くそっ…そーゆー記憶こそ薬で消しとけってんだよ…」
イース「久々にケーキを焼いた…」
一同「え゙?」
ルーカス「ヒソヒソ(オイオイ大丈夫か?)」
バンボー「ヒソヒソ(知るかよ、剣魔が料理なんて聞いたことねーぜ?なあロナウド。)」
ロナウド「ヒソヒソ(ワケ分かんねぇ…)」
イース「もういい…貴様等にはやらん…クズハ…バス…私たちだけで食べよう…」
バス「なー!」
クズハ「イースさん…美味しいのに…」
イース「お前もそうだっただろう…」
クズハ「えへへ…」
アース「私もいただこうか!」
ヤミ「ケーキケーキ!」
イース「貴様等だけには…絶っつ対にやらんっ!!」

154:ゲーム好き名無しさん
06/12/24 21:20:57 HJHID/iK
デイジー・ティミッド ♀ 24歳

軍医。医学的知識はかなりのものだが、気が小さく、血を見ると卒倒してしまう

「ひえ~!!血が!血が!う~ん…」

155:ゲーム好き名無しさん
06/12/25 01:02:30 uwjzgbac
サン・タクロース

赤と白の服と三角の帽子を身にまとい
大きな袋を背負い
トナカイを従え
小太りで白い髭をたくわえた老人のような姿をしているという噂の伝説のモンスター。
いい子には年に1度だけ、その袋からプレゼントを差し出すというが、その姿を確認したものは殆ど居ない。

「MERYYYYYYYYYYY!!!!!」

156:155
06/12/25 01:05:53 uwjzgbac
セリフのRいっこ増やしといて…

157:ゲーム好き名無しさん
06/12/25 22:59:57 NO8qvlPO
ロングート・ルオッチナ ♂ 55歳

料理王(クッキング)の称号を持つ伝説のシェフ
フランソ料理、イカリア料理、ライトガーデン料理、そしてラーゼカンティ料理の長所を併せ持つ究極の料理を作ろうと研究を重ねている

「料理人は素材の従僕であって主人ではない」
「料理に到達点はない。究極の料理などというものは存在しない。それでも我々はそれを目指していかなくてはならない」

158:ゲーム好き名無しさん
06/12/26 13:00:22 hjjWMbhv
ギャクテン町
女性が男性の格好をし、男性が女性の格好をするのがしきたりの町。
この町のしきたりを守らないと友好的ではないと判断され、
町に入れてもらえなかったり、酷いときは石打の刑を受けるハメになる。

セルゲイ・カマノフ ♂ 62歳
ギャクテン町の町長。ピッツァファット。
きっつい化粧にスイートロリータ姿で、見ているこっちが辛くなる姿をしている。
しゃべり方がすごく変。些細なことで怒る。
「ンマッ!失礼しちゃうザマス!あーたブレイよっ!ブ・レ・イ!わかる!?」

159:ゲーム好き名無しさん
06/12/26 13:53:07 33sScZld
……神は死んだのか

160:ゲーム好き名無しさん
06/12/26 16:19:37 iJdJT+c0
ガブリング・ボルドネス ♂ 25歳

セルタインの堅実な生き方が気に食わないらしく、一方的にライバル視している
バトルアックスで嵐のように打ち込みを仕掛け、相手に何もさせずに一気に勝負を決めるという戦法を得意とする
大会成績ではセルタインに遅れをとっているが、人気でははるかに勝っている

「一度きりの人生…デカい賭けに出なけりゃ意味無いぜ!」

161:ゲーム好き名無しさん
06/12/26 16:27:39 dQS8Oaa7
>>153
GJなのだ( ・ω・)

162:ゲーム好き名無しさん
06/12/26 17:09:51 NvFXthmw
ラーラ・バラッド ♀

争いやもめごと、さらに戦争を歌の力を通して無くそうと活動している少女。

「争いの無い世~界~♪
…私の歌を聞いて~!!」

163:ゲーム好き名無しさん
06/12/27 13:27:57 7Y7TUpof
リカ・ヨシオカ ♂ 38歳
コージ・ムラカミが通う中学校の理科教師
「ヒヒヒヒヒ…ムラカミ君、ぼくが調合した新型毛生え薬の実験台になってもらうよ」

タイイク・ハラダ ♂ 30歳
コージ・ムラカミが通う中学校の体育教師
「ムラカミ!マツオ!タニグチ!夕日に向かってレッツゴーだ!!」

コクゴ・テライ ♂ 41歳
コージ・ムラカミが通う中学校の国語教師
「いない者手上げろ」
「ムラカミ、トイレか?じゃあ急いでトイレに行っトイレ」
「クルマが来ないなぁ、しかたない、クルマで待とう」
「上履きが飛んできた。うわー!バキッ!!」
「今日よう、強要しちゃった」

164:ゲーム好き名無しさん
06/12/27 14:17:36 bsfWmWs5
国語いなかったっけ?俺の気のせい?

グリター・ロア ♂

ラーラの追っかけで親衛隊隊長・ファンクラブ1号。特技はヲタ芸。
地味に結構強いかもしれない…

「左舷声援薄いぞ!何やってんの!」

キモータ・ピザップ ♂

同じくラーラの追っかけで特技はヲタ芸。ファンクラブ28号。キモいしウザい。

「L・O・V・E・ら・あ・ら!ひゅー!」

165:ゲーム好き名無しさん
06/12/27 16:06:38 CojxxL/C
巴(ともえ) ♀ 16、7ほど。
いかにもトロそうな垂れ目の少女。正体は狸。
半端じゃない臆病さで、驚かされたり、
大きな物音を聞いたりすると気絶する。
ひとり言が多いので、悪巧みをしても即ばれる。
「うむむ、我ながら自分の頭のよさにうっとりしちゃう!…です」
「お星様がキーラキラ~…ですぅ…がくっ」

一龍斎八橋(いちりゅうさいやつはし) ♂ 90歳
箸に人生を捧げて80年。すごい箸技を持つすごいじーちゃん。
箸で飛んでくる弾丸をキャッチする、箸で真剣白刃取りなど
とんでもないことが出来る。だが攻撃技は無い。
「わしの箸で止められんものなど無いっ!! と、思うョ」


166:ゲーム好き名無しさん
06/12/27 23:30:55 5fnFKzKa
ageだけじゃ難なんでキャラ投下

ガルラム ♂ 25

フリーデン出身で、腕も立つが、かなりぶっ飛んでいる殺人鬼。その危険思想と実力から、指名手配されている。
趣味は自爆で、余裕で勝てる相手にも自爆でとどめをさす。しかし本人は死ぬドコロか無傷のことが多い

「ハーハーハー!愛してるぜぇ!だから一緒に死のうぜ!なっ?」

167:ゲーム好き名無しさん
06/12/28 00:12:56 XSi84jbf
マカロフ・ザコスタ ♂

雑魚。

「う…うわあああああ!」

168:ゲーム好き名無しさん
06/12/28 00:34:39 90CJ/rQJ
アニー・ロザリンド ♀ 15歳

リッチマン財閥私設軍で最年少の女性警備隊員
おとなしく物静かな娘だが、いざというときには驚くほど気丈な一面も見せる
古流武術の使い手で、当て身よりも投げ技や関節技を得意とする
キーラにひそかに思いを寄せている

「こういうの着てれば少しは大人っぽく見えるかも…」

169:猫魔王
06/12/28 15:05:11 BNo4hoX3
 炎帝龍、神獣ヴォルケーンと共に居た人間。あれは、紛れもなくアミーニーだった。
 だがその時に見たアミーニーを取り囲む雰囲気は、懐かしい者のそれに変わっていた。
「お目覚めか?」
 あの時は『能力の副作用』で抑えていた猫の方が出てしまって、確かめることも叶わなかったが、いい機会だ。
「アミーニー…いや、シオン」
「ぅ……うぅっ……」
 頭を抱えてシオンは起き上がる。机についた手が体を支えて少しづつ面を上げていく。
「…猫…?」
「目の色が……青いな、魂の影響か」
 シオンはまるで不思議なものを見るような目で私を見つめる。当然か、この姿では。
「猫……あの時の、しかもその声、どこかで」
「ん……わからないか」
「……思い出せない…、どこかで聞いたことがあるはずなのに」
 目が霞むのかシオンは目蓋を擦りながら私を注視する。
「そうだな……」
 その間に私は、シオンのことを確かめるために記憶を探り、シオンとの印象的な出来事を捜し出す。
「モノスを殺した――と言えば解るか…」
 そしてピンと思いついたことを口から出した途端、シオンの両腕が私の首に回っていた。
「――お前…!!! なぜここにっ、あの時封印したはずだ!!」
「くはは!! いい表情だ。その鬼気迫る顔、モノスにも見せてやりたいっ!」
「うるさいッ!! 消えろ!!」
「そのわりに指が止まっているぞ? 生半可な力では私の結界を突破することは不可能と解っているだろう」
「黙れッ!!」
 間違いない。確実にシオン本人がアミーニーに乗り移っている。
「おー恐い恐い、別の身体になってもその雰囲気だけは変わらない――か?」 その一言でシオンの顔が一気に凍り付く。目は驚いたように見開かれ、次第に瞳が右へ左へと泳ぎだす。
「今、何て言った…?」
 首に回された手が緩みはじめる。
「……わかってないのか?」
「な、な…にがだ?」
「本当は気付いているのだろう。あの時、その身体であれほど暴れたのだから」
 本当に解っていないのなら、そんな反応するはずがない。シオンは自覚している。
「う、うるさいっ!」
「哀れ」
「ッこれは私の身体だ!」
「…お前の髪は銀掛かった蒼だったはずだか…」
 今のコイツは元のアミーニーの身体を媒体にしてるだけだ。だから当然、髪の色も赤い。
 シオンは自分の髪の毛を手に取り、とり憑かれた様に見つめる。
「その赤い髪を見て、何か言うことは…?」
 魂が抜けたようにシオンは肩を落とす。ずいぶん情緒不安定になったものだ、昔は冷静な奴だったのだが。
「…鏡」
「窓を代わりに使えばいい」


170:猫魔王
06/12/28 15:06:24 BNo4hoX3

 シオンは窓の外に写る風景と重なった自身の顔を見ながら、形を確かめる様に手を顔に這わせていく。
「…その娘の名前はアミーニー、物静かで口数の少ないお前とは正反対な娘だ」
「そうか…――」
 そのシオンの声は、先と比べてやけ落ち着いた風に聞こえた。
「私は…死んだのか。役目も果たせず、死んだんだな…」
「勝手に自己完結するな、まだお前が死んだという確しょ…」
「…いや、全部思い出した」
「…ん?」
「だから解る。自分は死んだ」
 今、こうして表向き平然と会話を続けていても、違和感が無くなることはない。
「そうか、で――」
シオンがアミーニーを、巫女が後継者をまがい物の人に造られた者に選ぶとは思えない。
「お前はこれからどうするんだ? その体を使い続けるつもりか、…まぁそれは私がさせないがな」
「………返すさ」
「あっさりだな」
「…いますぐお前を殺してやりたいが、この身体では無理だ。 しかも悪魔でこの身体は娘の身体、私が使う権利などない」
「腐っても巫女か」
 シオンは最後にムッと眉を寄せた後、に頬を掻く。
「お前も自分の世界をズカズカと踏み荒らされたくないだろ。
帰るなら速くしろ、そのほうが都合がいいんだろ。この娘がいつ目覚めるかわからないぞ」
「ああ、言われなくても…」
 足元から魔法陣が広げ、溜めていた呪文を一気に解放する。この“リプレイがされ続ける世界”から抜け出す呪文を。
「油断するなよ? いつ私がこの娘と入れ代わって寝首を掻くかわからないんだから」
「出来るものならやってみろ」
 視界が光に包まれる、これでここに来ることはもう無いだろう。欲しい力は手に入れた、後は何匹か…。

――…意識が…遠退く、目覚める頃には“本当の世界”に居るはず。
…いや、その時が来るのは少し遅いかも知れない。
でもいいさ、その間夢を見れる、幸せな、夢を。


171:猫魔王
06/12/28 15:12:46 BNo4hoX3

「っ…やった…? 姉さん!!」
 スサノオは喜びを隠さず満面の笑みで空を飛ぶアマテラスを見上げる。
「ソレ、スサノオの悪い癖よ。 相手は仮にも魔王様、この位で死ぬわけ無いじゃない」
「ぅ……」
「それと、仕事中は姉さんって呼んじゃダメって言ってるじゃない」
 一方、アマテラスはスサノオとは正反対に、砂塵が舞う天雷の爆心地を険しい表情で睨む。
「あ…、すいませんアマテラスさん」
「謝るのは後でいいわ。サンガ、魔王様が見えたら先制をお願い、強力なのをブチかまして」
 アマテラスの指示でサンガは戦闘 態勢を取る、両の手を合わせて雷をその間に凝縮していく。
「スサノオ、気を付けて動いて、死んだら許さないんだから」
「わかった」
 砂塵が大気に紛れる様に消え始める。
「それと…」
 チラリ、とアマテラスは遥か遠方の地平線に視線を移す。
 それを見計らったかのように、砂埃を纏いながら砂塵から腕が飛び出す。
「――…まずはお前からだ」

 天を掴むように伸びた腕は、指を曲げて銃の形を作り出した瞬間。

「!、―――っ天を創造し、地を照らせッ!!」
「姉さんッ!?」
 一瞬にして一筋の閃光が奔り、アマテラスが咄嗟に張った結界を貫通し羽を焼き尽くす。
「くぅ…!」
 片翼を失いアマテラスは急速に地面へと落下し始める。
「クソッ…!! 間に合え!」
 飛び付くようにアマテラスの下に跳び、スサノオは寸のところでアマテラスをキャッチする。
「スサノオ…」
「姉さん、下がるぞ」
「――逃がすかッ!!」
 アマテラスを抱き後ろに下がるスサノオを鬼気迫る勢いで魔王は追撃する。
「――ぅ…!!」
「…いい子だ、そのままそこで立っていろ!」
「あ、こらスサノオ!! なにトラウマってるのよ、速く動い……――って無理っぽいね、…サンガ足止めお願い!!」
 アマテラスの指示を受け、サンガは一つにしていた雷を二つに分けて魔王に飛び掛かる。


172:猫魔王
06/12/28 15:18:52 BNo4hoX3
「ちっ、邪魔だ!」
「雷神掌…!!」
 魔王はフォースを足に込め、サンガの雷神掌と打ち合う。
 だが業として練り上げていない魔王の蹴りは、雷神掌に打ち負け雷の衝撃で弾き跳ばされる。
「かはッ……!」
 激しく地面に叩きつけられ魔王は跪く。そしてさらに追撃をとサンガは片手に余った雷神掌を構える。
「雷神掌…!!」
「強い……、……こんな所で、能力をバラしたくなかった、が…」
 地面が砕ける勢いでサンガは地を蹴り、魔王に襲い掛かる。

『禁書、八番…!!』
「…!」
 サンガの腕が舞う。数回跳ねて地面に落ちた後、それは光の粒になり消える。
『三番!』
 魔王がサンガの腹に手を当て呪文を唱えた瞬間、サンガは極大の光に飲み込まれ僅かな欠けらを残して消滅する。
「――はぁ…はぁ…」
「ナニ…あれ…? あんな強力な魔法、一言で唱えれる、はずない…」
 肩で息をする魔王を見つめ、アマテラスは驚愕した。
「姉さ―――…っ!?」
「スサノオ?!」
 なにか言葉を発しようとした瞬間、突如としてスサノオが後ろへ吹き飛ぶ。
「次はお前だ…」
「ッ…、サンガ!!」
 アマテラスが叫ぶと同時に、無数の光の粒が現われ消えたはずのサンガを構築する。
「なるほど、ガーディアンフォースか…一部の才能を持った者にしか扱えないと言う…」
「…魔王様もそんな力を持ってるじゃないんですか…?」
「……知りたいか? ……冥度の土産に教えてやる…」
「魔王様もガーディアンフォースを…?」
「いや、違う。だがお前と同じで、私にも一つ、他人には真似出来ない特殊な能力があるんだよ」
 そう言って、魔王は差し出すように手を前に伸ばす。
「普段は体の中に隠して使うんだが、特別に見せてやる」
 魔王はグッと手に力を加え、早口のような常人では聞き取れない言葉を呟く。
 間もなくして魔王の腕はカクカクと震え始め、手の平から肘の間接にかけて線が走る。
 そして魔王の呟やいていた言葉が終わると同時に、腕を裂くようにして一冊の分厚い本が飛び出る。
「!」
 鮮やかな銀の装飾が彫られた本、その本の中心に書かれた文字を見て、アマテラスは目を見開いた。
「禁断聖書、私は略して禁書と呼んでいる。名前ぐらいは聞いたことがあるんじゃないか?」
「……三番目と七番目の神、四人の大天使、十六人の上級悪魔を封じたと言われる初代にして最強の魔王が所持していた魔法書。……とっくの昔に無くなっていた、いえ、存在していたかとすら疑わしい代物……」
「おぉ良く知っているな、……まぁ、魔界の教科書にすら載ってるから…当たり前といえば当たり前か」
バッと本を開き、魔王はページを一枚一枚と捲っていく。
「それが……、魔王様の能力ってやつですか…?」
「いや違うな、これは悪魔で所持品だ、能力は別にある」
 指を顎に当てて魔王は何かいい例えが無いかと思考を巡らす。


173:猫魔王
06/12/28 15:24:33 BNo4hoX3
「……そうだな、八魔神に似た能力の奴が居たな、たしか灰壁魔神だったか…」
「イザナギ…?」
「アイツの属性はもともと闇なのだが、『壁』という第二の特殊な物質を使役するフォースを持っている。
それと同じで、私も『本』という第二のフォースがある。といっても『本の再生』と『本限定の永久保存』ぐらいの全然使えない能力だがな。さっき言ってた他人には真似出来ない特殊な能力とはこれのことだ」
 バンっと本を閉じて魔王はアマテラスと視線を合わせる。
「魔法書は、詠唱の省略して使える代わりに一回使うとその読んだページが焼き消えて使えなくなる。という効果が在るわけだが。
そしてその効果は私の禁断聖書も例外ではない。……この意味、解るかアマテラス?」
 長々と話す魔王に欠伸で返事をしたアマテラスは、一気に顔を青ざめさる。
「…まさか…」
「私が見つけた時の禁書はすでにほとんどのページが無くなり、使い物にならなくなっていた。だが…」
 再度、魔王は腕を構え照準をアマテラスに合わせる。
「っ! 護って、サンガッ!!!」
『禁書 三番』
 魔王の指が一瞬輝いたと同時に、先と同じ閃光が守りに入ったサンガに直撃する。
「なっ…!!」
 全力でフォースを前に張り、魔王の一撃を防いだはずのサンガの体が四散する。
「とまぁこんな感じで、私の能力で禁書は力を最大限に、何度でも使えるわけだ」
「…ぅ…あははは……、サイキョーですね魔王様。さすが魔王…」
 フォースを送り、サンガを再生してアマテラスは力無く笑う。
「おとなしくしていれば楽に死ねる」
「……おあいにくさま。私は少し、往生際が悪いんです」
 魔王の能力を前にしたアマテラスの覚悟に呼応するように 、周りに複数のサンガが出現する。


174:猫魔王
06/12/28 15:29:23 BNo4hoX3
 魔王に首を捕まれて、アマテラスは宙に浮く。両の翼はもがれ、身長の足らない体は四肢をだらけさせていた。
「やっぱり…負けちゃった…」
「無謀だな、嫌いではないが」
「あはは、じゃあソレに免じて、一個だけお願い聞いてください」
「…内容次第」
 アマテラスは口の端から血を垂らし、わずかに微笑む。
「スサノオには、トドメ、刺さないでください」
「………どうせすぐ死ぬ」
「じゃあ…オッケーてことで……」
 生きるのを諦め、アマテラスは瞳を閉じる。
「…雷神掌…」
 サンガの鏝をはめた魔王の腕がアマテラスの腹を撫でた後、アマテラスの背後で血が、薔薇の花弁が舞うように散った。
「さて…」
 アマテラスのポケットから薬を抜き出し、死体を投げ捨てる。
 ドサッ、と何度か跳ねた後、アマテラスの死体はスサノオに寄り添った。
「…ロディが待っている…」
 禁書を身体に封じ魔王がその場を去ろうとした途端、突然後ろから呻くような声が魔王の耳に届く。
「……ま…て…!」
「…見逃してやる、せいぜい私の能力を口外しないことだ」
「…返せ、姉さんを…返せ…」
「横に居るだろう」
 魔王は背中越しに喋り、一欠片もスサノオには関心を向けずに歩きだす。
「その気持ちを忘れずに生きろ、そうすれば……」
「…返せッ――!!」
「無駄…」
 スサノオの殺気を察知し、魔王は振り向き腕を構えた瞬間、魔王の腕が吹き飛ぶ。
「――だ!?」
「返せ、返せ…返せ…返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せッ!!!!」
「なっ!!」
――速い!?
 そう思った時には魔王の体中に無数の切れ込みが入り、次々と花が咲くかの如く血が吹き出る。
「ちッ!! 『禁書、七番』」
 魔王は残った腕を振り払い真空の刄を放った刹那、今まで魔王の攻撃に反応さえ出来なかったはずのスサノオはわかっていたかのように跳び上がり攻撃を躱した後、魔王の背中を一閃する。
「ガッ!?」
 魔王の背中からさらに血が吹き出る。
「■してやる!!■してやる!!■してやる!!」
「怒りのパワーアップという奴か…?」
「■■■■■■■■■■■■■■■■!!!」
 声にならない声でスサノオは絶叫する。剣の柄を砕けんばかりに握り締め魔王の腹を刺し貫く。


175:ゲーム好き名無しさん
06/12/28 15:36:12 XSi84jbf
GJ!
変換ミスが…残念…

176:猫魔王
06/12/29 01:48:52 qt0AoR8Q
「…ちょ…っと、ヤバいか…?」
「■■■■■■■■■■■■■■■■!!」
「ちッ、突撃バカが………!!」


 薄暗く、巨大な円形に広がる一つの部屋。
 天井にはその部屋の特徴と思われる巨大な水晶が半分埋まるように天井に設置されている。
 そしてそこには人影、水晶を見上げる長細いのと小さいの、それにその二つの中間ほどの大きさの影。
「うっっわ~~~!! もうバケモノ同士の戦いですねぇ~……」
「ですねぇ。よくやりますよスサノオ君、もし帰ってきたらパーティでもしてあげましょうか」
「…アマテラス死んじまったかぁ」
水晶に映し出される魔王とスサノオを見上げ三人の影は一人を除き、二者二様の楽しそうな声を上げる。
「まぁ死ぬとは解ってたけどさぁ、なんかこう…ツラいな…」
「死と生は表裏一体ですよ~。……そりゃあ、イザナミもアマテラスさんが死んじゃったのは悲しいですけどぉ、でも生まれ変わったらまた会えますよ~」
「イザナミ……お前の性格じゃそのセリフ似合わねぇよ…、どっちかと言うとイザナギとかの方が…」
「はい?」
「なななな!? だからなぁイザナギィ! オレの近くに寄るなつってるだろ! オレが小さく見えるだろうが!!」
「もう十分ちっちゃいですよ、ツクヨミくん」
「なんだとォ、このノッポが!!」
「あ、開き直った」
 腕を振り回すツクヨミの頭を押さえてイザナギは微笑む、がイザナギの目の下のクマで怪しく見える。
 隣ではお菓子を食べながら水晶を見上げるイザナミの姿。さっきの言葉台無しである。
「スサノオ~がんばるねぇ、お陰で魔王様が外した魔法で周りがグッチャグチャ~……」
「あ、何食ってんだお前! オレにも寄越せ!」
「やだよ! ツクヨミにあげたら全部食べちゃうもん」
「うっせぇ黙れ!!」
「きゃ~!! こっち来ちゃダメー!」
「どっちも肉体年齢は全然大人なんですけど、精神のほうがちょっと……ねぇ、特にツクヨミ君」
 溜め息を吐きながらもイザナギは二人の様子を見てニコリと微笑む。もちろんクマのせいで怪しく見える。

177:猫魔王
06/12/29 01:50:19 qt0AoR8Q
「あ! そろそろ『戦え! ヒーロー学園戦隊!!』の時間だぞイザナミ!」
「あ、ホントだぁ! 速く部屋に戻ってテレビ点けなきゃ!」
 時計を見て慌てて部屋の出口に走るイザナミ。しかしその先にはイザナミの進路を阻むかのようにツクヨミが構えていた。
「ツ、ツクヨミ…?」
「ふっふっふー……この部屋を出ていきたくば、その手に持っている菓子をオレに寄越すんだな」
「ぅ、ぇぇぇ~?」
「さぁ速くしろ、テレビを見ながら菓子を食うなんてそんな夢のような行為、このオレがゆるさん!」

「…ううぅ~! ツクヨミの意地悪!」
「なんとでも言えッ!」
「……子供ですねぇ…『戦え! ヒーロー学園戦隊!!』は毎週シラヌイさんが予約してるの知ってるはずなんですけど、イザナミさん…」
 笑顔は崩さず、イザナギはただただその様子を傍観する。もう二人はアマテラスの死も、スサノオの憤怒もあまり気にしないようである。
「…スサノオくん、頑張りますねぇ……あ、ついに魔法当たった」
 そこでイザナギは細くしていた目を開け、何かを思い出したのか踵を返して部屋の出口へ向かう。
「お? イザナギ、どこいくんだ」
「…ちょっと、私も『戦え! ヒーロー学園戦隊!!』が見たくなりました」
「イザナギず~る~いィ~!」
「ははは、イザナミさん。頑張ってくださいね」
「んむぅ~!!」
 部屋の出口を通った後、イザナギはヒョコリと頭だけを出し、ツクヨミに声を掛ける。
「…あんまり、イザナミを困らせないほうがいいですよ~」
「わぁかってるって、オレだって加減ぐらい………」
 部屋の温度が上がる。
 ツクヨミの言葉は、温度がドンドンと上がるにつれトーンを落としていき、最後にはボソボソ声になる。
 通常の汗に足して冷や汗が滝のようにツクヨミの額を流れていく。ツクヨミはイザナギの方からイザナミの方へと遠慮がちに頭を震わせながら向けていく。
「私は知りません」
パタン
「あ、イザナギィ! オレを見捨て………ひッ!!」
 イザナギ離脱、ついでとばかりに部屋の扉を閉めて鍵を掛けていく。
『ギャーーーー!!!!』
「安らかに…」
 部屋に向かってイザナギは一度黙礼した後、またニコニコとした顔に戻り移動し始めた。例に漏れずクマのせいで怪しく見える。


178:猫魔王
06/12/29 01:53:34 qt0AoR8Q
カツーン コツーン
 鏡のように磨き上げられた真っ白な廊下。
 幅広いも、必要以上に高い天井も、その全てが純白の大理石で造られている。歩けばその全てに足音が跳ね返り幻想的な反響を延々と繰り返す。
「たしか今オロチさんは……」
 十字路に差し掛かった所でイザナギは歩を休め少し考えた素振りを見せると、すぐに廊下を直進していく。
「おっと、タバコタバコ…」
 再度歩を止めてイザナギは胸の内ポケットからタバコを取り出す。さっきまで二人が居たのを気にしていたせいか、気付いたときにはイザナギの腕はガタガタと震え始めていた。
「………ふぅ…」
一本目は一気に根元まで吸い、すぐさま二本目をくわえる。
「タバコは止めといたいいですよ、イザナギ」
「……おっと、これはこれは…」
 歩いていれば足音が鳴る、という先入観があったせいかイザナギは多少驚いた後、ゆっくりと後ろを振り返る。
「七三で眼鏡で、おまけにヒールで歩いているにも関わらず足音が一切鳴らないシラヌイさんではありませんか」
「……やけに説明的な言い方ありがとうございます」
「あとフォースも目立たない上に影が薄い」
「そ、それは余計です!!」
 乱れてしまった髪を整え眼鏡を正したシラヌイは、フレームレスの眼鏡越しにイザナギに鋭い視線を送る。
「アマテラスとスサノオが見当たらないのですが、イザナギ、何か知りませんか?」
「さぁ、…ピクニックにでも出掛けたのではありませんか」
「…そうですか、それと」
「はい?」
「…裏でコソコソやってるようですが、あまり目立ちすぎると私も動くことになりますよ」
「なんのことやら」
 シラヌイの問答にイザナギはタバコの煙のようにユラユラと曖昧な返事を繰り返す。もちろん、怪しい笑顔で。
「……信用出来ない笑顔ですね」
「よく言われます」
「まぁいいです。…そろそろ次の任務ですから、ヤマタノオロチさんのとこに行ってください」
「偶然ですね、今から行くとこです」
 イザナギの受け答えが気に入らないのか、シラヌイは伏し目がちにイザナギを睨む。
「では私は行きます。イザナギも速めに行ってください」
 不機嫌そうにシラヌイは廊下を曲がり、姿を消していく。その消えていった先は、イザナギの場所からでも分かるほど温度が下がっていた。
「シラヌイさんもイザナミ同様、怒らせると怖い怖い…」
百九十八本のタバコにとりかかり、イザナギはまた果てしなく見える廊下を歩き始めた。


179:猫魔王
06/12/29 02:05:16 qt0AoR8Q
 イザナギの目の前には絶壁の如き大理石の壁に、周りと比べるとやけに小さく見える扉がポツリと設置されていた。
「入りますよ」
 ドンドンとノックを二回繰り返し、イザナギは扉を押す。
「イザナギ、か…」
「はい」
 イザナギの視界には、椅子を後ろ向けイザナギに背を見せる形で座る大柄な男が一人。
「ちょっと待っててくれ。今、良い言葉が思い浮かびそうなんだ」
「はぁ」
 しばらくの間沈黙が続いた後、オロチの頭の上で電球が光る。
 バッと椅子を回してすぐさま机からメモ帳を取出し、思い浮かんだと思われる言葉を熱心に書き連ねる。
「…お? どおしたイザナギ、座らんのか」
「いえ結構です。すぐ終わりますんで…」
「そうか。ところで、アマテラスをしらないか? 朝から見かけないんだが」
「アマテラスですか? アマテラスなら……」
 イザナギは、返事を待つオロチ 向かってニッコリと微笑み
「死にました♪」
 仲間が死んだことなどお構いなしに明るい口調でイザナギは言う。
「…は?」
 オロチは口を半開きにして思考をめぐらす。
「あ、いや訂正です…」
「?」
「自分が殺しました♪」
「………」
「オロチさんの名前を偽って、アマテラスに偽の、魔王の暗殺の指令を送ったんですよ。まぁ結果は今言った通りなんですけどね♪」
 オロチの口がカチンと歯を鳴らして閉まる。
「その話、本当か…?」
 シラヌイのとは別の意味で空気が冷たくなっていく。視線を下ろし、押し潰しそうなほどの威圧感をイザナギに向けて放つ。
「はい♪ なんなら証拠見ますか?」
「………」


180:猫魔王
06/12/29 02:07:15 qt0AoR8Q
 いつ飛んだかも分からない机がイザナギに襲い掛かる。
「…壁(へき)」
イザナギの言葉と共に半透明の壁が出現する。それに阻まれ机は自らの衝撃で脆くも砕け散る。
「くっ…!!」
 机が砕け散った後に出てきた拳は壁を破壊し、イザナギの構えた腕にヒットする。
 同時に、その威力で後ろに飛ばされたイザナギはそのまま扉を突き破り無理矢理廊下へと追い出される。
「…死んでもらおう」
ゆらりと部屋から出てきたオロチはイザナギへと飛び掛かる。
「鉄壁」
二千八百九本目のタバコを吸い、へこんだ壁を見つめる。
「…自分もそろそろ上の地位につきたくてね、そのためには貴方が邪魔なんですよ」
「問答無用…!!」
「言っとくけど、貴方が怠けてる間に自分も結構頑張りましてね。並の技じゃ倒せないですよ」
その言葉に、オロチはぴくりと反応する。
「一撃で塵にしてやる…」
「できるものなら♪」
「覚悟しろ…」
オロチは構える。眼は紅く光り、両の腕には極大のフォースがため込まれる。
「覚悟しろッ! コイツを食らう覚悟をなァ!!!」
地面が砕けると同時にオロチは暴風の如く、イザナギ目がけて飛ぶ。
「待ってました♪」
「…何ッ?」
「鋭壁」
次の瞬間、ヤマタノオロチの体は真っ二つに切れ、自分でさえどうなったかわからないうちに息絶えた。
「…自分はただ、剣のように鋭い壁を縦に張っただけ、あとは貴方が勝手に飛び込んで勝手に真っ二つになっただけ」
半分になったヤマタノオロチの頭を踏み、イザナギはニッコリと微笑む。
「怒りというのは恐ろしいですねぇ…♪」


「あれ、なにかなこのこうばしい匂いは…」
「………」
「おいしそ~」
「…オレだよ、その匂いの正体」
「あ、あらら、ツクヨミなんでこんなクロコゲ?」
「てめぇのせいだよ!」
「やだっ! 私ったらまたやっちゃった!」
「………」
「………」
「…いうことは、それだけか…?」
「うん」
「謝れよッ!!」

181:ゲーム好き名無しさん
06/12/29 14:17:33 wHyEbt4m
うはっ超GJ!!

マカル ♂ 19歳ほどに見える
身の上話をしたり、自分が見てきた戦の話を語るのが好きな
隻眼の狐。普段は若い男の姿をしている。
昔、やぐらに登って戦見物をしていたところを狙撃され、
左目を潰したらしい。
「わっしは戦という戦、勝負と言う勝負を見てきやした。
語れん物はねぇというほどに」
「今は昔の物語でございまする」

182:ゲーム好き名無しさん
06/12/29 17:02:54 zcY5UNk3
小田桐「800Gだ。占いはしなくていい。その宿はドコにあるんだ?」
硬貨を机に乗せた手をそのまま付け、小田桐は言い放つ。
アメリア「あら?私は情報屋じゃなくて占い師ですよ。占いはさせてもらいます。
それが嫌なら、お金は返します。そのかわり……」
ケンジ「わかったであります!自分を占うであります!」
フッと笑い、受け流すアメリアをケンジが静止させる。
小田桐と睨めっこをしていたアメリアだったが、横からニョロッと登場したガスマスク男ケンジに視線を変える。
目を細めて、ジトッと舐めるように見回すアメリア。
ケンジ(きっと占いがはじまったんであります……)
緊張からか、額に汗を浮かべるケンジ。一同も二人を交互に見るように、その結果を待っている。
アメリアは手を伸ばし、そんなケンジを軽く払うと、黙り込んでいた口を開く。
アメリア「ごめん。アナタは占う気しないわ。
後ろの、お嬢さん方の誰かにして」
アメリアの会心の一撃
ケンジ「ヒドイであります。」
ケンジはその場にうずくまり、石畳の、よく整備された地面に絵を描くように軽く指を這わし始める。
顔も俯き、哀愁を漂わせまくりである。
ルーシオ「ケンジ、人の邪魔になるから座り込むのはやめてください。」
ルーシオの追い打ち
ケンジ「…………」
グッタリと立ち上がったケンジ。顔を一瞬だけ見せるが、直ぐ様、机に顔を沈める。
一同、アメリアの間でケンジは、啜り泣き、頭を僅かに震わせている。
ドナ(コレはコレで邪魔だなぁ)
流れに乗って注意しようと思ったがドナは渋々オフラートに包み込む。
理由は当然『ケンジが可哀相だから』では無い。ドナは無償で人を助けるほど、できた人間ではないのだ。
では理由はなにか?『バンボーがいるので』である。
しかし、口をパクパクと、今にも喋り出しそうに動かしている。
言いたい。言いたくて堪らないッ!言ってしまいたいッッ!
彼女の脳は今、葛藤中なのである。『脳みそが、二つに分かれ戦争』をしているのだ。『天使』と『悪魔』が言い争っているのだ。



183:ゲーム好き名無しさん
06/12/29 17:03:41 Za11GHIj
これは…GJってやつだな…

ブロント・ゴルディーン ♂

黄金の鉄装備の一級ナイト。しゃべり方が独特。

「何話しかけてきてるわけ?」
「お前ハイスラでボコるわ…」
「俺は**を使い手なんだが」

184:ゲーム好き名無しさん
06/12/29 17:04:15 zcY5UNk3
天使「そんなッ!そんな、無慈悲なコト言ってしまわれるとバンボー様に嫌われますわ!」
悪魔「好感度なんかぁ、何時でもぉ、上げられるわよぉ!
でもぉ、このツッコミはぁ、今しかぁ、できないわよぉ!早く言ようよぉ!ねっ!」
コンナカンジヨンッ♪

そんなウズウズと言いたくて、言いたくて、堪らない様子のドナを、八割の期待、二割の怒りで見つめるルーシオ。
そして純粋に応援するロゼッタ。
ルーシオ(がんばって!がんばってください!アナタは芸人の卵なんでしょう!
ナニを迷ってるんですか!)
ロゼッタ(ガスマスクに気を遣う必要はないだろう。このツッコミは、お前に残してやってるんだ!言えッ!)
声無き声を一心不乱に叫ぶルーシオ&ロゼッタ。この二人の心は今、この瞬間、完璧につながった。
皆、思考はフル活用しているが、一同は、静かに口を閉じている。

しかし沈黙は破られる。止まない雨はないのである。
バンボー「それも邪魔だ。ケンジ!」
聞こえているものの、ケンジは、もはや顔をあげるコトも動くコトもできない。現状維持である。
途端にルーシオ、ドナ、ロゼッタの三人は緊張の糸が切れ、ヘナヘナと脱力する。

アメリア「で、ソコの三人!誰にするの?」
そんなケンジを『五月の風の爽やかさ』の如く無視して、ヘナヘナ三人組の方を向くアメリア。
小田桐「誰でもいいからさっさとやってもらえ。」

ルーシオ「じゃあ立候補いいですか?占いのッ!倒置法!!」
ヘナヘナ状態から突如シャキーンと固まると、威勢よく手を前に出し、名乗りを上げるルーシオ。

アメリア「わかったわ。じゃあコッチもって。ルーシオちゃん……」
アメリアは小枝のような、茶色く真っすぐな棒を差し出す。
ルーシオは言われた通りに、その棒をもつ。ケンジ越しに、互いに棒の端っこをもつ二人は、珍妙で滑稽で、どこかミステリアスだ。
しかもコノ棒、アメリアが摘んでいる部分以外は茶色いチョコレートでコォティングされている。まっ要するにポッキーだ。
そして前述したように、辺り、いや街全体は祭りの熱気に包まれている。
ルーシオが摘んでいるチョコは少しづつ、溶け始め、ルーシオに不快な感触を与えている


185:ゲーム好き名無しさん
06/12/29 17:05:31 zcY5UNk3
ルーシオ「これが占いですか?」
しばらく我慢していたルーシオだが、アメリアが何も指示を出さないので聞いてみる。
アメリア「はいッ!ポッキー占い始めま~す!」

パキッ!
コーティングされているチョコを机に撒き散らすほど、勢いよく手首をスナップしポッキーを折るアメリア。
そしてアメリアはルーシオがもっているソレの片割れをぶんどると、ギヌロッ!と目を細めポッキーの断面と睨めっこを始めた。

その様子を見たロゼッタは依然机に伏せているケンジの頭に手をつき、ルーシオとアメリアの間に、身を乗り出し喋り始めた。
ロゼッタ「本当にコレが占いか?」
まあ当然の疑問である。がアメリアは否定代わりに結果を話しだした。
アメリア「ルーシオちゃんの、運気は……86段階中4番目に悪いわね。ほらココ見て!ココのチョコの亀裂は……」
ポッキーの断面を差出し、熱心に説明しだすアメリア。
なぜポッキー?なぜ86段階?チョコの亀裂なんて見えねーよ
言いたいコトは一杯ある一同
しかし、その占いにまったく興味のないので適当に相づちをうつ。
アメリア「……まあという訳で貴女は、ついてないんだけど聞きたい?トラブルシューティング。」
選択肢などない。一同の『ポッキー占い?んなの知るか、ボケ!のオーラ』に気付いたアメリアは自己保身のために、敢えて皆に聞いてみる。
アメリアは形だけでも質問を受けたかったのだ。当然、情報提供という盾があるので彼女の勝ちは目に見えているが
ルーシオ「はぁ……頼みます……」
はっきり言ってどうでも良いルーシオだったが、機嫌は取っといたほうがいいかなぁと珍しく空気に従い軽くため息混じりに呟く。
いいや、従わされたのだ。後ろにいる、無言で手を組んで苛々と待っている小田桐に……
聞かなければこの占い師、さらに付け上がり『占わせろ』と言うだろう。
小田桐さんは意外と短気だ。癇癪を起こすかもしれない。
ここは要求を飲まなければ……
そんなコトを瞬時に考えた僕ルーシオ。読者の皆さん誉めてくださいね

アメリア「そうね……まずペットを飼いなさい!今ナウなヤングに人気のあるペットって言えば……エリマキトカゲとかかな?」
ルーシオ「エリマキトカゲはちょっと古いですよ」
アメリア「じゃあスピッツ犬がいいの?それともウーパールーパー?アライグマ?アホロートル?」


186:ゲーム好き名無しさん
06/12/29 17:16:45 zcY5UNk3
ルーシオ「……貴女何歳なんですか?」
ロゼッタ「というかウーパールーパーとアホロートルは同一だぞ……」
発言の内容はともかく、二人は控えめにボソリと呟く。
いいや、ただ控えてるだけではない。一同の心のなかは『今日は暖かいからなぁ』とか
『触らぬ神に祟りなし、って良い言葉だなぁ…900年後ぐらいにも伝わっててほしいなぁ』などの思考がシンクロしていたからだ
アメリア「……28…よ……」
さっきマデの話し易い波動は消え、とたんにジトンジメルンという擬音の似合うほど暗く、湿っぽくなるアメリア

ルーシオ「すいません。女の人に年齢なんか聞いちゃって……」
なんか気まずくなったルーシオは、機転を効かせる。学はないが頭の回転は早いのだ。
アメリア「もういいわ…さっきのペットは間違えよ。」
『なーんだ間違いか!』で納得できるレベルを何桁も上回る状況だが、なんとか納得する一同。
アメリア「だって貴女、もうペット……いいえ、ペットみたいなの、もう居るでしょ?最近会ってないみたいだけど……
あれ!でも、ソレに取っては貴女のほうがペット?」
ニヤリと『すべて見透かした』と言いたげなスカした目で、笑いかけるアメリア。
バンボー「そうなのか?」
ルーシオの方を向き、真意を確かめるバンボー。当然、ポッキー占いは外れてほしいと言う願望のあらわれである。
ルーシオ「……ええ、ちょっとは……」
フッと意味深に笑うと顔を逸らすルーシオ。その真相は伏せたいのか、
それともポッキー占いで当てられてしまった自分の腑甲斐なさ、情けなさからか……そこはかとなく暗い印象だ。

ロゼッタ「すごいなっ!何でそんなコト分かったんだ?」
ケンジに置いた手は、そのまま、辺りに敗けないぐらいの大きな歓声。
口調はともかく、何時もの冷たいトーンではなく、年相応の明るいトーンだ。

アメリア「占いよ。詳しくは言えないけど……興味もった?」
誰にでも分かるストレートな勧誘。アメリアはさらに『次はお前だ』と視線でロゼッタに訴えかける。
この子は完璧に食らい付いた。稼ぎ時だぁ!byアメリア


187:ゲーム好き名無しさん
06/12/29 17:17:49 zcY5UNk3
ロゼッタ「いや、ごめんこうむる。」
ビシッと、ケンジを抑えてた手を前に出すロゼッタ。声もいつもの冷ややかなものだ。
おのら!からかったな!byアメリア
アメリア「貴女も占わさせてもらうわ。情報はそのあとで……」
小田桐「いい加減にしろ!」
そこまで黙って聞いていた小田桐だったが、組んでいた腕をとき、コートのボタンに手を掛ける。

その瞬間!
奇声と共にバンボー、ルーシオ、そして少し遅れてケンジは焦った様子で小田桐を捕捉し囲む。
ドナとロゼッタも同じく焦った様子でアメリアの壁となり視界をさえぎる。役割分担は完璧だ。
小田桐「離せ!このアマに無理矢理吐かせてやる。」
ルーシオ「拷問は良いんですけど裸になるのはダメです。」
バンボー「いや、どっちもダメだろ。」
ケンジ「小田桐さんが怒ったであります!撤退したほうがいいであります!」
アメリア「フフッ……そうね。」
少しも動じた素振りを見せずに、自らの帰り支度をする。
ロゼッタ「その前に吐け!」
小田桐の言葉遣いが移ったのか、ロゼッタは要求をする。
アメリア「西門から出た、近くの森の中にスウハヴァイラって言う遺蹟があるの……
ソコの住人は寂しがり屋で…まあ色々あって…
彼女が泊めてくれると思うわ!」
テキパキと荷物を、机にしていた木箱に纏めると、そそくさと町の奥へ、歩いていった。
そして……
アメリア「近いうちにまた会うかもね!」
しばらく行くとクルリと振り返り、元気一杯に手を振り最悪の捨て台詞を残して消えていった。
ドナ「とりあえず、行く?」
適当に見送っていたドナだが、姿が見えなくなると一同に質問。
先の捨て台詞のせいで、さらに暴れる小田桐を抑えながら
バンボー「そうだな。小田桐!おちつけ!」
程なくして、静まったが『また会うとき』が(あればだが)心配だ。
新しい街アプリコットン。到着して三十分も立ってはいないのにバンボーの心には暗雲がたちこめた

188:ゲーム好き名無しさん
06/12/29 17:36:16 Za11GHIj
GJ!
あとルーシオこっちみんな

189:ゲーム好き名無しさん
06/12/29 17:55:01 wHyEbt4m
GJ!くそわろうたw小田桐wwwww
ついでにケンジもらってくわ

190:ゲーム好き名無しさん
06/12/30 02:51:46 +TOaeUyN
クルツ・ツィーギィ ♂

フラトと同じように魂だけ槍に閉じ込められてしまった魔神。
定住せずフラフラと各地を放浪しているため中々見つからない。
フラトと同じく動く程度しかフォースを蓄められず、術者の力を吸い取るコトで真価をだす。
いい加減で大雑把な性格でフラトとは馬が合わないが、魔神時代は悪友だった。
女好きで槍の姿のままでもナンパするほどだ。
「フラトも黙ってれば可愛いのにな……」
「俺は男には使われない……俺に触れられるのは美女だけだ。」

191:ゲーム好き名無しさん
06/12/30 14:52:06 b22pdHGa
職人超GJ!!!

タオルマン

腰と頭にタオルを巻いた姿をしているヒーロー
彼愛用の宝具である殺人濡れタオル「エッケルザクス」は当たるとかなり痛いだけでなく、伸びたり自在に動いて絡みついたりし、寝ている人の顔の上にのせれば呼吸を止めれる優れ物
ヒーロー学園第14508号卒業生でもある

「温泉でなら常勝不敗!!!」


192:闇の巫女と不死騎士と女侍と犬魔王と
06/12/30 17:00:21 2be23LSQ
剣華「アースどの、巫女どの…また随分と可愛らしい姿に…これは…」
 剣華が驚くのも無理はない。昨日出会った時点では共に成人だった筈の二人が今朝は少年と少女なのだから。
アース「ああ、これはとある男のフォースにやられてな…朝から昼までの闇の弱まる間はこのザマだ。」
剣華「アースどのをかような姿にしてしまうとは…相当の使い手…」
ヤミ「すこしゆだんしすぎましたねー、でもあのひとに次はないです。」
アース「ほう…?」
ヤミ「ふふふ…精霊の杖さえあればフォースでわたしに対抗できるひとなんていません。
それに…剣術の達人もふえましたし。あのひとをまつのは確実な死…ただそれだけ…ウフフフフ…」
アース「ククク…そうだな…」
剣華「してその杖はいずこに?」
犬「くぅ~ん…」
ヤミ「これからとりにいくんです。言ってませんでした?」
剣華「初耳だ…」

193:ゲーム好き名無しさん
06/12/30 22:41:33 /DUEMANk
皆さんGJです

ライナス・カシュナー ♂ 35歳

リッチマン財閥私設軍の警備隊副隊長
戦闘能力は今一つだが事務能力は高い知性派
自分の方が幹部として優秀なのにチーターの下で使われている事に不満を持っている

「これからは一警備兵といえども頭を使わなきゃいけない時代だよ」

194:ゲーム好き名無しさん
06/12/31 14:39:00 glLc1Rx+
ラガルト・コッセル ♂

ブロントの従者。ブロントと似たような喋り方。

「きた!メイン盾きた!これで勝つる!」
「まただよ(笑)」

195:ゲーム好き名無しさん
06/12/31 15:29:13 jESKaZR9
うほっGJ!

マカロン・ブラウンシュガー ♀ 少女
城をのっとりお菓子の城にし、城にいた人々を全員お菓子に変え、
やってくる旅人を次々とお菓子に変える恐怖の魔女。
「~にゃ」という通称「猫言葉」でしゃべるが猫ではない。
お菓子の杖「ろりぽっぷ」を使う。
「おみゃーもお菓子にしてやるにゃー」
「にゃーお!ミーのろりぽっぷ光線をよけるにゃんて!」
「にゃはははは人がお菓子のようにゃ~」


196:小ネタ ~それぞれの大晦日 そして元日へ~
06/12/31 18:33:15 glLc1Rx+
ガルザス「行くぜ…準備はいいな?」
イース「フッ…いつでもどうぞ…」
 二人の剣客の間に漂うただならぬ空気…共に頭には鉢巻きが巻かれ、袖はたすきで止められている。
ガルザス「うおおおおおお!」
イース「せぇりゃああああああ!」
ドガガガガガガ!!
 一回一回に一撃必殺の威力が込められた連撃…
ガルザスの高速の杵に合わせ、イースも高速で餅を返す。
ガルザス「おおおおおお!」
イース「ああああああ!」
 回を重ねるごとに動きは研ぎ澄まされ、速さは増してゆく。二人の息がぴったりだからこそ成し得る神業である。
ロナウド「ワケ分かんねえ!」
涼「ブレイディアの恒例行事だそうです。」
パティ「でえい!」
ぐしゃ!
タブン「………」
パティ「あ、ゴメンね。」
タブン「ぎぃやあああああ!!!」

197:ゲーム好き名無しさん
06/12/31 20:05:15 yC5JiJrO
GJ!
今年最後のキャラ投下

アーネスト・T・P・プロファイラー ♂ 21歳

意味がわからない事を喋って周りの人間が混乱している様子を観察するのが趣味の男
何か害があるわけではないが、かなりうっとおしい
文句を言ってもさらにわけのわからない返答をしてくるので始末におえない

「俺が誰かって?ふふん…何かを背負っていない芸術家などいないさ」

「ふふん…何をしているのかって?お年寄りが…おっとこいつはまずいか…」

「今、邪魔だから出ていけといったのか?邪魔だから出ていけということはつまり…邪魔だから出ていけ、言い換えれば邪魔だから出ていけというんだな?
ふふん…だが最後の難関がスープを台無しにするって言うだろぉ?だから邪魔だから出ていけといわれても出ていくわけにはいかないよ。たとえ邪魔だから出ていけといわれてもね」

「右を見てみろ、手を伸ばせば心の中のエヌエチケキョイク帝国に届くはずさ、さあ手にとって食べてみろ」

「そうであるとも、そうでないとも、どちらともいえるとも、そうであるとも、そうでないとも、どちらともいえないとも、どちらともいえるとも
そうであるとも、そうでないとも、どちらともいえるとも、そうであるとも、そうでないとも、どちらともいえないとも、どちらともいえないとも、どちらともいえるとも
そうであるとも、そうでないとも、どちらともいえるとも、そうであるとも、そうでないとも、どちらともいえないとも、どちらともいえるとも
そうであるとも、そうでないとも、どちらともいえるとも、そうであるとも、そうでないとも、どちらともいえないとも、どちらともいえないとも、どちらともいえないとも、どちらともいえるとも
そうであるとも、そうでないとも……」(延々と続く)

「俺が言ってるのはそのまんまの意味だよ。だからあまり自分の能力を制限するな」

「ふふん…ふふん…ふふん…」

「絶対音感で思い出した。お前さっきからわざと意味がわからない事を喋って俺が混乱しているのを見て楽しんでやがるな!
なにが、ふふん…ふふん…だこのバカ!!一生、そうであるとも、そうでないとも……って繰り返してろこの超出者!!!つまり何かを背負っていない芸術家などいないさ」

198:1/3
06/12/31 23:06:21 rHjtuvVl
「ああもう、なにやってるんですか!」
涼は怒っていた。当然だ、つい先程激を飛ばしたばかりなのに、早くも当人は逃げてしまったのだから。
「はぁ……ちょっと探しにいった方がいいのかなぁ」
「それは得策ではないと思うわ。もう少し後には貴方の連れの出番がある。試合時間を考えるとこの場に残っていた方がいい」
「まあ確かにそうですけ……」
「やっほー。結構前から近くに立っていたんだけど、意外に反応遅かったわね」
いつの間に居たのか、涼の隣には風の巫女を襲っていた内の一人が立っていた。
「あ、あの時の!!」
「悪いけれど、戦闘能力のなさそうな貴女がこの混雑した中で逃げ切るのは無理ね。助けを呼ぼうにも周りの音が大きすぎて誰にも届かない」
「それでも!目立つことをすると、流石に警備の人が気付くはずです!」
「ただの口論程度、しかもすぐに収まる。こんな場所で単独行動している自分が悪い、それだけよね」
(……これは、絶体絶命ってやつかも?)
涼は今更ながら、自分の軽率さを後悔した。目先のことにとらわれて結果的に自分が足手まといになってしまった。
思えばそもそも、優勝者は一人なのだから全員が参加する必要も……
(まさか、スーさんも……!?)
そう、全員が単独で動いている今、彼女がどうなっているのかさえ解らないのだ。
「―なんて、冗談よ。別に貴女に怨みは無いし、今は仕事中じゃないし」
「……はぁ」
「クローディアさん、落ち込んでたから。私も怪我してるし、貴女達を襲うような状況じゃないもの。そもそも目的と違うし」
<それでは改めまして、Bブロック第二試合を始めます!>
「ほら、次の試合が始まったわ。お友達のためにもちゃんと情報収集しておきなさい」
「あ、はい。そうですよね」
<なんとなく田舎臭い斧マニア、アクサス・ガラント選手!対するはこれまた斧使い、素性不明の男、バルディス・ルーシェル!>
「斧に関することなら全て極めただ!後は世界中の斧を自分の物にするだけだあよ!」
「……」
「斧でおらに勝てる奴なんざ、この世にゃいねえ!神様にいつもお祈りしてるからな、強くなれるようにってな!」
「ほう……」
<紹介が遅れましたが、解説にはスポーツ実況でお馴染みのウチンク・シッターカさんをお迎えしております>
<ハイ、えー私の予想ではあの斧は霊鉄でできていますね。ハイ、えー霊鉄といいますのは…>
<それでは、試合開始!>

199:2/3
06/12/31 23:07:13 rHjtuvVl
「ウオオォォォ!!」
<おおっと、最初に動いたのはアクサス選手。しかし一方のバルディス選手は微動だにしない!>
アクサスが走りながら斧を振りかぶる。そして、
「吹っ飛べ!」
その体勢のまま、当身を食らわせる。アクサスの巨体の突進の直撃で、バルディスの体は3メートル近く吹き飛ばされる!
<ふっっっっっ飛んだぁ!これは凄い!アクサス選手の力強さに耐え切れない、怒涛の幕開けだぁ!>
バルディスがゆっくりと立ち上がる。が、既にアクサスが第二激を放っている。
「このモヤシがぁ!」
アクサスの蹴りが直撃する。もはや結果を見るまでもない、それほどに一方的な試合展開。
<これは一方的な展開ですねえ。シッターカさんはどう思いますか?>
<ハイ、えーそうですね。ハイ、えー実につまらない試合だと思います。ハイ>
「腕一本で勘弁してやらぁ。ウチに帰ってママのミルクでも飲んでな!」
そして、アクサスがその斧を振り下ろした。

「へぇ、貴女達って……結構世の中ナメてるのね」
「す、すみません!」
試合に興味を無くしたのか、フローシアが涼に事のいきさつを聞いてきた。で、これだ。
「まあ仕方ないけれどね。ただ、いくつか知っておいた方がいいこともあるわ」
「え?どういうことですか?」
「一つ、最初にくじを引いていたと思うけど、あんなものは子供だましよ」
言っている意味が解らない。子供だましもなにも、ただのグループ分けのためのものではないか。
そう、”偶然”皆がBブロックに固まって、”偶然”イースはチャンプのいるAブロックにいっただけの話だ。

200:3/3
06/12/31 23:08:18 rHjtuvVl
「でも、たかがくじ引きですから子供だましもなにも」
「あれは元々相手の力量を見て決められているの。中に入っているのは真っ白な紙で、取り出す瞬間に文字が書き込まれるのよ」
「へぇ~……って、ええ!?」
「素人とプロの戦いなんて、最初から結果が見えて面白くないでしょ?主催者側が見世物として面白いように手を加えているのよ」
「そんなの……それって!」
「当たり前のことじゃない?所詮見世物である以上、観客を喜ばせなくてはならない。大体の場合は筋書き通りに進められるものなのよ」
涼が押し黙る。そもそも反論のしようがないではないか。賞金を目当てに働き、報奨を得る。世の中において至極当たり前のシステムだ。
つまり、主催者側としてはその金額分は貢献してもらわないといけない。それだけのことだ。
「そして、もう一つ」
ふと、視線をステージに向ける。その瞬間!

  ガ キ イ ィ ィ ン !

「「「うおおおぉぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉおぉ!!」」」
客席からは一際大きな歓声。そして視線の先には、少女が見るにはあまりに凄惨な光景。
「!」
「参加者の中には、主催者に雇われた『ジョーカー』がいるのよ。一種の虐殺ショーね」
「そんな……戦闘続行不可になったら終了だって!」
「そうね。あの斧で叩き割られる直前までは戦闘続行可能で、今は不能。まったくルール通りの状況だわ」
「……」
「貴女はタオルでも用意しておきなさい。喉を潰されたら、自力でギブアップ出来なくなるんだから」

<なんということでしょう!斧が振り下ろされたと思った瞬間!やられていたのはアクサス選手だった!>
「な……あ……!」
「遅すぎるな。力も弱い。先程の体当たりで骨の数本はやれないようじゃたかが知れてる」
その場にあったのは、何事もなかったかのように立ち尽くすバルディスと、胸の辺りから二つに分かれたアクサスの姿。
<どういうことでしょうか、解説のシッターカさん!?>
<ハイ、アレですねアレ。斧を振り下ろす瞬間に避けて背後に回ったんじゃあないでしょうか、ハイ>
<え、あの一瞬でですか!?何がおきたのか、全然見えませんでしたよ!?>
<ハイ…えー…あれは…まあ細かい事はいいじゃないっスか!>
「た、助け……まだ、死にたく……」
「てめえの好きな神にでも祈りな。それで助かるんならな!」
<ここで担架が到着、しかしアクサス選手、コレはもう……>

涼は、何も言えなかった。

201:少し追加
06/12/31 23:31:20 rHjtuvVl
「ちなみにジョーカーの人数は不明。大会の規模によってまちまちね。アレがそうとも限らないし」
「……」
<Bブロック第二試合、勝者はバルディス・ルーシェル選手!>
「貴女に出来るのは仲間を止める事と、他の選手の情報を伝えることね。どちらを選ぶ?」
「……」
沸き立つ会場とは対照的に、涼の心は沈んでいく。

202:ゲーム好き名無しさん
07/01/01 00:52:24 CfcxuY/Z
あけおめ&GJニダ!

神獣トニトルス

雷の神獣。
神獣は基本的に深い眠りについてフォースの力を貯めているが、
トニトルスは雷を喰らうことで最も力を補充できる。
そのため雷雨の日に現れることがあるので人にも知られている神獣らしい。
神獣の中では最も欲望に忠実な存在でもある。

「全く面倒なヤツだ」
「力を欲し、それを追い求める。誰もが思い描くことではないか?」

203:ゲーム好き名無しさん
07/01/01 00:54:11 aRQYl59C
初GJ!そしてキャラ投下初め!


キャンディス・コリーン ♀ 18

エリザベス・リベラーの侍女。
紅茶マニアで給料の殆どを茶葉や紅茶用品に費やしている。彼女の煎れた紅茶は絶品らしい。

「ふむふむ、お話はお伺いしました。あなた様のお口にはこのブレンドが合うはずですよ。」
「仕方ありませんね…秘蔵のリーフ、お出しいたしましょう。」

204:203
07/01/01 01:35:06 aRQYl59C
追加
「このお茶、薄くありませんか?」

205: 【吉】 【1454円】
07/01/01 02:04:24 aRQYl59C
ことしの運勢は…

206:ゲーム好き名無しさん
07/01/01 11:44:04 aRQYl59C
イース「うまくできたな…やはり雑煮は白味噌に限る…」
ロナウド「ワケ分かんねえ!雑煮はすましだ!」
パティ「あれ?雑煮はアンコ入りじゃないの?ま、美味しいなら何でもいーけどね。」
タブン「アンコは相当レアだと思いますが…」
涼「地方色出ますね。」



ツァイス「ローダンセそれ俺の雑煮!」
ローダンセ「フギャ?ガフ!」
ツァイス「ちょっ、ローダンセ痛ぇって!」
ライカ「あははははっ!相変わらず仲良しだねぇ。」
ツァイス「ったく、いつになっても俺を噛むのやめねー…
お前のつけた名前のせいじゃねーか?」
ライカ「ひどーい!花言葉は『飛翔』。お花の名前だよ。悪いのはツァイスくんの育て方だよ、間違いないよ!私にはなついてるしね。」
ツァイス「くぅ…」

207:ゲーム好き名無しさん
07/01/01 23:13:01 JYEWaTnp
初GJ&初キャラ投下

ハーバード・ケンブリッジ ♂ 32歳

エスシェンセ軍の士官
王立大学を3番の成績で、士官学校を5番の成績でそれぞれ卒業している
その頭脳は試験でいい成績をとる事だけに特化しており、実戦ではあまり役に立たない。そのくせプライドは山のように高いので始末に負えない

「大学も出てない奴って何で生きてるの?酸素がもったいないよ」

208:ゲーム好き名無しさん
07/01/02 00:00:09 YANrjBJD
少し時間を遡る

街の路地裏。この街は賑わっていて人通りも多いが、この路地裏。周辺は建物に囲まれ、その防音効果で至って静かである。
そうじて人通りも少ない。
そんな路地裏から四人の男女の話し声が聞こえてくる
?女「あたしはA!みんなは?」
腰まで伸ばした黒髪、少し切れ長な大きな目、ほっそり整った顔。
美人の部類に入る端正な顔立ちだ。しかし相当インパクツに欠けた、つまらない顔である
数回、会っただけじゃ覚えられない様な、そんなとても、とても、印象の薄い顔だ。
周囲の壁で反射されエコーの効いた、その女の声は路地裏中に響き渡る。
?少年「どこでも良いだろ?」
薄暗い路地裏でも、ギラッと光る鋭い目に逆八字の眉、
愛想の『あの字』もない、固く結んだ口、寝癖もそのままの適当な髪型。
その『二時間サスペンスで最初は犯人そうだったが実は結構いい人』みたいなイカツイ少年が、あくび混じりに答える。
?少女「私も秋兄もCグループだよ。春姉!」
意地悪そうだが人懐こそうな、釣り気味の大きな目、それを際立たせる小さな牙
四人の内、一番低い身長。その体格とのバランスが余りとれてない、大きなツインテール
少年の隣にいる、その少女は牙を見せた笑みを浮かべながらケラケラと答える。
春「冬美、ありがとう。でもなんで知ってたの?」
冬「クジ引いたとき私だけに教えてくれたんだ!」
キャッキャと猿のように、はしゃぎながら、冬美はさきほどの少年、秋彦を見つめる。
見つめられた瞬間に秋彦の顔は、恥ずかしさから赤く染まる。
秋「ちっ!お喋りが……」
ポンポンと軽くはたくように、冬美の頭を叩く秋彦。
冬「ちょっ♪ごめん!秋兄!」
そして口だけの平謝りをする冬美。しかしそれに満足したのか、秋彦は途端に黙り、手を鎮める。


209:ゲーム好き名無しさん
07/01/02 00:01:41 YANrjBJD
春「で……あんたはどうだったの?夏季!」
その様子をしばらく頬笑ましげに見ていた春菜だが、その路地裏に居る、もう一人……夏季に視線を向ける。

中性的で端正な顔立ち。その中で男を思わせるりりしい眉に静かな威厳。薄グレーの、オトナシイ髪型。身長は冬美より気持ち高い程度の低身長だ
夏「Aだ。春、精々、俺と当たるまで負けるな」

さっきマデ静かに黙り込んでいた夏季の、突然のアグレッシブな挑発にムッとした春菜は
ズカズカと一歩一歩を響かせるように足を動かし、夏季に近づくと手を思いっきり振りかざす。
そして先の秋、冬とは対称的にズバビゴーンとアリエナイ効果音が出るほど乱暴に頭をたたく……いや殴る。
強烈なのを食らった夏季の頭は、一昔前のギャグ漫画の様に、石畳の地面に軽くめり込む。
彼女はそんな地面に熱烈なキスをしている彼に、厳しい口調で言い放つ。
春「いきなりご挨拶ね!それに統領になったからって姉を呼び捨てにするな!」

それから三秒弱、すごしやすい静かな時間が流れるが、彼はバッとめり込んだ頭を勢いよくヌクと何事もなかったように口を抑え
夏「舌噛んだ……」
春「言うコトはそれだけか?ん?」
春菜はまだ地面にうずくまっているソイツの襟を左手で掴み、立っている自分の顔の高さに合うように手繰り寄せ、顔面神経痛にでもなった様な不自然な笑顔で夏季の顔を覗く。
右は何時でも殴れるように既に思いっきり振りかぶっている。
夏「すまんとでも言って欲しいのか?というか春は四季家唯一のマトモな人って設定だろ?」
春「あんたよりはずっとマトモよ!」
プツゥと自分の頭の中で何かが切れた音を感じた春菜は、左手で夏季の顔を勢い良く自分側に引き寄せると、迫りくる夏の左頬にパワフルな右フック!
夏は、きりもみしながら数メートル吹っ飛び、後ろにあった木箱を薙ぎ倒し、酒樽をブチ破り、中に入っていた酒を浴び、ずぶ濡れになる。
ムックリと起き上がると、ポタポタと髪から滴り落ちる酒を舐め、渋い顔をする。
しかし、またしても何事もなかったように淡々と喋りだす。
夏「酒臭い……酒店かココは?」
彼は殴られたコトよりも酒を浴びせられたコトに腹を立てるタイプだ。恨めしそうに建物の壁を見つめる。



210:ゲーム好き名無しさん
07/01/02 00:02:43 YANrjBJD
春「あっ!逃げるわよ!店員に見つかったら大変よ。」
秋「マトモな人の発想じゃないぞ!」
春「アンタが言うな!いつもガラ受けに行ってるのは誰だと思ってるの?文句は筆者に言え!」
さきほど夏季にやったように、頭をたた…殴る春菜。しかし被害者は地面に伏せたまま動かない……
冬「ちょっ♪春姉!あたし達は夏兄とは違うわよ……」
春「世話が焼けるわね……」
動かなくなった秋彦を米俵でも持つように左肩に腹を乗せ、乱暴に持ち上げると一目散に路地裏からでる春。
ブラーンと垂れている秋彦の手が前後にブラブラ揺れる。
冬「春姉が悪いんじゃ……」
同じく路地裏から抜け出し文句を洩らす冬美だが、春菜に視線で牽制されて黙り込んでしまう。
冬「あれ?夏兄は?」
空気に耐え切れず、話題転換のために夏季を持ち出す冬美。
夏「ここにいるが、どうした?冬」
声のした方は……
冬「ちょっ!夏兄、何時の間に私の前に?」
夏「はははっ!冬は修業がたりんな!知りたいんだったら教えてもいい!実はだな……」
春「夏も結構キャラ破状してるわよ!はははっ!」
豪快に笑いながら、走りさる春菜、他二名。そしてそんな耳障りな笑い声で昏倒していた秋は目を覚ます。
夏季程ではないが秋彦も、どつかれるのに相当慣れているので瞬時に記憶を繋ぐ。
秋「おい!春姉離せ!自分で走る!」
春「あんなので気絶するなんて情けないわよ…大事な弟君。宿屋まで運んであげるわ。フフフッ…」


211:ゲーム好き名無しさん
07/01/02 00:04:36 4EkWwALq
豪快な笑いがサディスティックな笑い声に変わる。
秋「離せ!この猫被りの○○○!お前はピーーーのバキューーンの……(以下省略)」
不適切な用語を羅列する秋彦。顔が真っ赤なのは自分の口にしている言葉からではなく、姉とはいえ女に負ぶさられているハズカシサカラデアル。
ドスッ!
走る速度はそのまま、春菜は右手で秋彦の脇腹に、鋭く指を突き刺しニッコリと笑う。
春「もう少し寝ててね。このピーーーのドキューンのビビーンの(中略)腐れ○○○野郎の秋彦。」
冬「そ…そろそろ歩いてよっ……くない?」
先程の惨事と暴言の所為でオロオロと、現在進行中の全力疾走でハァハァと肩で息をする冬美。
夏「そうだな。大丈夫だろ?」
春「そうね。もう近くだしゆっくり行きましょ。」
対称的に二人は息に一つの乱れもなく返事をする。

冬「…でねッ♪夏兄の挽肉が、100グラム、89円で取引されてる夢みちゃったの♪」
春「あははっ!また変な夢みたね!ところで夏……」
夏「なんだ?春!」
春「お酒臭いから少し距離取ってくれない!」
夏「…………」
無言で歩むスピードを下げ、距離をとる夏季。無表情だが、どことなく悲しそうだ。
その顔を覗いた春菜はドキリとした。よく考えれば夏が酒を浴びたのは、私の所為だ。なのに私は……
春「夏、ごめんね。少し……言いすぎたかも」
夏「そこの乳デカ!少し待て!」
ちょうど人通りの多い広場の様に広い道で、その発言。辺りの時は止まる。
春「このなんちゃてムッツリスケベがぁ!」
自分は真剣に反省をしていた、その横での、まさかのセクハラ発言。ゆるせない……
という訳でとりあえず暴力に頼ってみる
秋彦を降ろすと、クルンと回転するように裏拳が放たれる。夏の顔面には人の体の部位でも特に硬い、手の甲が突き刺さり、後ろに反り返る様に撃沈。
夏「黒い暑苦しい服を着た、貴様だ。止まれ!」
しかしムックリと起き上がると、今度は指を差し叫ぶ。
辺りの視線は釘づけだ。拍手をするもの、硬貨を投げるものまでいる。

フレイ「お前が呼ばれてるんじゃないか?」
ゴース「オレか?」

212:バンボー編の人
07/01/02 00:11:25 4EkWwALq
正月に初貼りしようと思って書いた本編Cブロック話……
大晦日には完成させ、余裕をもって初貼りしようと思ったんですが、
24日~今日までバイト入れられ書く暇がなかった。よって書き欠け。
前フリだけになってすまん。次に適当にドンパチさせるわ
最後にあけおめ~♪コトヨロ~♪

213:バンボー編の人
07/01/02 00:14:25 4EkWwALq
連レスすまんが是だけは言わして、二日になってた!
あと意識して文体変えてみたんだけど、書き手、私だってわかった?

214:ゲーム好き名無しさん
07/01/02 00:27:31 btCNLDAR
かえたの?ワケ分かんねかった…orz

なんというGJ…ふいんき(なぜか変換できない)とかはそのまんまな気がしてしまった…
私は間違いなく鈍感…

あと殴られたことより酒を(ryでわかるwww


ホゼ・パウロ ♂ 57

昔を懐かしみ過ぎなオヤジ。ウザイ。

「あの頃はよかった…昔はあんなことは無かったし俺が若かった頃は…ふー…」

215:ゲーム好き名無しさん
07/01/02 13:07:45 B0jWDfGr
ハト子さん
♀ 18歳

一見普通の人間だが、実はハトに変身できる獣人の女性
けっこうかわいい方なんだが、イマイチ存在感がなくただの村人程度の扱いを受けることもしばしば
立派なハト胸がチャームポイント?
豆が大好物

「こっ…こんにちは、ここは○○(土地の名前)です」
「まっ…まめぇぇぇぇ!!!!!」


216:猫魔王
07/01/02 22:28:29 EUdqMxI1
「■■■■■■■■■■■■!!!!」
 死神が踊り狂い木々が枯そうな不協和音が喉から吐き出される。
 スサノオが地を蹴った後、地面はスサノオの動きに反応できず、数瞬置いて怒号が鳴り響きその場が砕け爆ぜる。
 眼前に迫る魔王に振るわれる剣は、冥刀に魔神の力を乗せた破滅の鎌。
「――、ッ――!」
 剣が振り払われる瞬間、魔王は歴戦で培った目を使った紙一重の回避法をせず、なぜか大きく上に跳ぶ。
「なんっつう……!」
 魔王の眼下、そこには横に払われた剣筋に合わせるかのように削がれ、エグられ、薙払われ、砂塵に細分化されていく地面の姿。
 砂塵は風圧で吹き飛ばされ後に残ったのは今まで無かったはずの絶壁、スサノオの血走った視界からはそこから何層にも重なる地層さえもが丸見えであった。
「フォースのブーストなしで…、純粋な剣圧のみで……」
 魔王は驚愕した。スサノオの潜在能力の高さと、怒りの力の凄まじさに。
 その威力は魔王のどんな一撃よりも強く、もしかすればこの広い魔界の、未だ見ぬ魔王よりも上級のクラスに匹敵するほど攻撃力を秘めていた。
「だが、まだまだ動きで直線的……!」
 魔王は空中から先に切り落とされた腕を探し、着地すると同時にその方向に向かって大きく横っ飛びする。
「■■■■■■■■■■■■!!!!」
「うへぁ…」
 背筋に汗が流れるのを魔王は感じる。視線の先にはさっき居た場所がスサノオに振り落とされた一撃で、一直線に爆発していっていた。
 その際に発生した大量の砂埃に乗じて、スサノオが目を暗ましている間に腕を拾い上げる。
「■■■■■■■■■■■■!!!!」
「はやっ!!」
「■■■■■■■■!!!」
 拾い上げた腕を素早く接着し、砂塵を纏って飛び出してきたスサノオに向かってしゃがみこむ。
「にッ…!!」
「――!!!」
 頭上を通過する剣を見るや否や、魔王は拳にフォースを集中してスサノオの顎目がけて腕を振り上げる。
「ガっ!? ■■ァ!」
『禁書 三十二番 七番』
 顎に走った衝撃でスサノオの膝が崩れる。倒れていくスサノオとは反対に、魔王は立ち上がり禁書を詠唱する。
 空を見上げる形で倒れたスサノオ。それを焦る瞳で見つめながら、魔王は背後に現われた八本の剣の内の二本を握り、七番の真空魔法に乗せてスサノオに放つ。
「はぁ…ぐっ…はぁ…」
 スサノオの胴体と首が別れ、頭を無くした首は血を噴水の様に吹き上げる。
 顔に浴びた返り血を拭いつつ、魔王は踵を今まで溜め込んでいた息を吐き出した。
 そしてスサノオの血とは別に、魔王は自分の血が体の至る所から出ていることに気付く。
「…あっ…――」
 踵を返し城に歩いている途中。魔王の視界の端が白んだ、目を擦っていると次は足が震えた。
「魔王様っ!!」
「ダー…クア…?」
「!、魔王様!?」
 ダークアが魔王の異変に気付き、駆け付けた時には魔王の意識は途絶えていた。

217:猫魔王
07/01/02 22:30:14 EUdqMxI1
 外は太陽がさんさんと照りつけ、風が麗らかに流れる。
 そんな日は特に用事が無くても外に出掛けたくなるもの、
『戦え! ヒーロー学園戦隊!!』
スサノオ(…たしかについ先日任務が終わったばっかりだけどさぁ、こう、テレビ見てゴロゴロするのもなんというか…さぁ)
 そんな無意識に語りかける自然の声などからっきしに無視して、俺の目の前の姉はテレビに視線が釘づけになっていた。
 というか八魔神の根城自体地下にあるから天気とか関係ないわけだが。
『今だッ!! 食らえ必殺のォォォォヒィーロォーチェーンソォー!!』
 と、飲んでた茶を吹き出しヒーローの武器がなんであるかを再認識する必要があると思いつつ、俺は余暇をまったりと“過ごかされて”いた。
シラヌイ「ひ、ヒーローチェーンソー……! す、素晴らしい…」
 そして隣で小声で声を震わしているのが、ウチの上司、実質ナンバー2のシラヌイさん。
 姉に引けを取らずのヒーロー学園戦隊ファン。余談だがヒーロー学園戦隊のファンは周りには隠しているらしい。バレバレだが。
ツクヨミ「あ゙~チックショー! 格好良すぎるぜー!!」
 え、あれが格好良いのか? 無礼を承知で言いたいが一度眼科に行くことをお薦めしたい。
イザナミ「え~、チェーンソーは流石に格好悪いですよぉ」
 そうそう、それが普通の反応。よかったぁー、常識人が居て。
イザナミ「私はヒーローバールのほうが…」
 前言撤回、てゆうかバール!? 撲殺!? そしてまずソイツはヒーローを語っていいのか!?
 んでもってよくよく考えてみると、この部屋には八人中五人がここに揃ってるんだよな。それって凄くないだろうか。
 初めての人が来たらまず迷い、俺でさえ何部屋あるかもわからないこの広大な施設、もちろんテレビも無数にある中、この部屋に五人も集まるなんてありえない。
スサノオ「…テレビがでかいからかなぁ」
 何インチあるかもわからないテレビの迫力に引き寄せられているのか。はたまたこの番組の魔力なのか…。
イザナギ「いやいや、でも面白いですよ。この番組」
スサノオ「てうぉ!? いつの間に!!」
イザナギ「失礼ですね。さっきから居ましたよ」
スサノオ「全然気付きませんでしたよ。…シラヌイさんとは別の意味で影が薄い…」
 そしていつのまにか六人目、シラヌイさんから冷たい視線を投げかけられつつも、壁にピッタリと寄せられたソファーはちょうど三人で満席になった。後の三人はテレビの前で寝ている。


218:猫魔王
07/01/02 22:31:47 EUdqMxI1
ツクヨミ「よーし、やるぞテメエ達ッ!!」
アマテラス・イザナミ「おー!!」
 テレビが終わるや否や、テメエ前の三人はこしょこしょ話で盛り上がり、俺含める後ろ三人組に今なにかを見せようとし始める。
 ヒーロー学園戦隊の真似事だろうか、それにしても二人足りないけど。
ツクヨミ「ヒーローチェーンソー!!」
イザナミ「ヒーローバール!!」
アマテラス「ヒーロー釘打ち機!!」
サンガ「雷神掌」
サンガ「雷神掌」
ドーン
 うわ、超力の無駄遣い。ヒーロー戦隊の真似事の完成度の低さとかどうこう言う前に、二人のサンガが可哀相に見えてくる。雷神掌しか言えないだよなサンガって。
ツクヨミ「おらぁ、いくぞ悪の親玉イザナギィィ!!」
イザナギ「えぇ、僕ですかぁ…?」
ツクヨミ「当然じゃ! 長身野郎はこの世から消えてなくなれ!!」
 明らかに個人的因縁があるような気がするが、今はあえて置いておこう。
 俺は席を外したいが出口に向かえば姉の視線が痛い。もともと馴れ合いはあまり好きじゃないんだが…。
ツクヨミ「よっしゃいけ、テメエ達!!」
イザナミ・アマテラス「アイアイサー!」
イザナギ「うわ、マジで来るんですか!?」
 冗談だからフォース技を使わないのは分かるが、イザナギさんのあの可哀相なほど細い体が折れてしまわないか心配である。
シラヌイ「…は、しまった。今のヒーロー戦隊を録画し忘れてしまった…」
 この人は間違いなく、デパートの屋上で子供に混じってヒーローを応援している。そんな気がしてならない。
サンガ「雷神掌」
サンガ「雷神掌」
イザナギ「ギャー!!」
 シラヌイさんに目を向けた一瞬の間に、向こうは取り返しがつかないことになっついた。心なしか攻撃対象を見つけたサンガは嬉しそうだ。
イザナミ「う、うわ~…」
アマテラス「あちゃ~…」
 流石に姉さんもクロコゲになったイザナギを見てなにかを感じたのだろう。だがそう思う前にサンガをしまわないと。
サンガ「雷神掌」
サンガ「雷神掌」
しまわないと…
サンガ「雷神掌」
サンガ「雷神掌」
 て、キャーーーー!!
 グチャグチャって、ライジンショーライジンショーって、だ、誰か!
ツクヨミ「おら死ねノッポ!!」
シラヌイ「ビデオ発売日はいつだろう…」
イザナミ「あ、そろそろお昼だ」
アマテラス「今日はハンバーグだね!」
 だ、誰かとめてー!
スサノオ「( ゚д゚)…オレ?」
サンガ「雷神掌」
サンガ「雷神掌」

スサノオ「(゚д゚)ムリムリ」
おわり。

219:ゲーム好き名無しさん
07/01/02 22:34:47 EUdqMxI1
>>217->>218は猫があまにも短いから短篇八魔神編~一人いないのは仕様です~

220:ゲーム好き名無しさん
07/01/02 23:09:22 h9UanJ5V
Good job

エスシェンセ大使館

「エスシャンテ大使館」の場所を訪ねると大抵ここにつれてこられる

221:ゲーム好き名無しさん
07/01/02 23:11:09 btCNLDAR
おつ

222:ゲーム好き名無しさん
07/01/03 01:22:20 Yqb7kbnt
gj!

アレッシュ・ガゼンター ♂ 24

強そうなそれっぽい台詞を多用する…が、実力が伴ってない槍使い。

「おぬしの力量いかほどか、試させて貰おう。」

223:アセルス
07/01/03 01:59:40 6uLj+rGf
アタシだって
それっぽい美獣作った。
名前はギャイラかな。

224:ゲーム好き名無しさん
07/01/03 18:47:50 ONY8GoxF
GJ!!!
ヒーロー学園を多用してもらえて嬉しいよ



どうでもいいだろうが、たった今目の前で猫がひかれた………

225:ゲーム好き名無しさん
07/01/03 19:48:05 eI9rHOX/
ぬこの冥福を祈ろうじゃないか…箱に入れて市役所に電話して引き取ってもらってやってくれ…


ゴースってオレ女だったっけ?

226:ゲーム好き名無しさん
07/01/03 23:05:56 ROZTQoir
ハーミット・ストレンジャー

アン・ノーンとミッショ・ネルの上司
男なのか女なのかもわからない謎の人物。人前に姿を現すこと自体めったに無い

227:ゲーム好き名無しさん
07/01/04 03:18:23 krBPUhiM
蜻蛉[カゲロウ]
ブレイディア隠密集の上級構成員の一人でクズハの先輩。忍装束を着ているときはほとんど喋らない。シャイなくせに笑いを取ろうとして微妙な感じになって後悔する。
「………」
「ニ…ニンニン…///(恥ずかしい…氏にたい…)」

風[カゼ]
ブレイディア隠密集の上級構成員の一人でクズハの先輩。忍装束を着ているときはほとんど喋らない。冷静。
「………」
「(イタいなー…やめときゃいーのに…)」


ブレイディア隠密集の上級構成員の一人でクズハの先輩。忍装束を着ているときはほとんど喋らない。どうでもいいことばかり考えるタイプ。
「………」
「(蜻蛉と風と俺と…キャラ薄いからかぶるんだよなー…ま、どうでもいいんだけど)」

228:ゲーム好き名無しさん
07/01/04 12:12:29 FijaUSWQ
マーガレット ♀ ぴちぴちギャル
通称マギー。歌って踊れて顔良し性格良しのナイスなアイドル。
だが性格がいいのは男性がいる場だけのことで、
女性しかいない場合は本性を現す性格ブス。
彼女の歌には不思議な魔力が宿っているらしい。
「そ、そんな褒めないで下さいよぉ!マギー、照れますぅ…」
「その顔で(笑?その顔であたしに何か言える立場なんですかぁー?(笑」

レジェンドオブダークネス 魔法
敵一体の心の奥に封印された恥ずかしい思い出や黒歴史を暴露する。
相手は(精神的に)死ぬ。

229:ゲーム好き名無しさん
07/01/04 15:13:37 krBPUhiM
オーガー

洞窟などに棲む怪力自慢の鬼。あたまわるい。

「ガアアアア!」

230:ゲーム好き名無しさん
07/01/04 16:31:35 krBPUhiM
wikiの改行やってて気付いたけどルーカス編の人、本編なんかもかなりやってくれてたんだな…
クソッ…帰ってきてくれ…もう…もう荒らしなんてのは終わったんだ…

231:ゲーム好き名無しさん
07/01/05 02:30:15 3m4AYl/Q
エレ・クトー ♂ 86

伝説の連続強姦魔。
その非道さから初犯から賞金首となりはや60年。老若男女、犯した罪は数知れず、その性欲はとどまる事を知らず、犠牲者は皆廃人と化すか死亡している。

「性欲をもてあます。」

232:ゲーム好き名無しさん
07/01/05 21:21:03 RqY1Yp1A
ヤノーシュ ♂ 15歳
気弱で病弱な少年。病のせいで運動量が少なく、
足腰が弱りきっているので車椅子がなければほとんど行動できない。
本とクロスワードが友人。
「僕には羨ましいかぎりだよ…」

黒田 愛(クロダ アイ) ♀ 17歳
応援団団長。やたらかっこいい女の子。
団員には厳しく、その他のピープルには礼儀正しい。
愛という名前を付けた両親を恨んだりもしている。
応援団の名前は時と場合によって変わる。たまに語尾に「押忍」がついてしまう。
「ひとーつ!いつでもどこでもビシッと決める!」
「全員、休めの姿勢!」

233:ゲーム好き名無しさん
07/01/05 21:35:44 6lwsg7zg
キョーア・クトー ♂ 54歳

表向きは敬謙な神父だが、その本性はたびたび子供をさらっては殺し、その肉を喰らう食人鬼

「おや、見てしまいましたか…今宵はあなたも食卓に並べなくてはならないようですね」

234:ゲーム好き名無しさん
07/01/06 16:08:37 Iv0+17cs
クトー今何人くらいいるんだwww
所属とか名字とかでまとめた欄も欲しいな…なんてひとりごちてみる。

さらにクトーで攻めるぜ!

インパ・クトー ♂ 29

出たトコ勝負、一発勝負、見た目重視の大怪盗。
犯行予告は欠かせない!

「イッツ、ショー…ターイム!」

235:ゲーム好き名無しさん
07/01/06 23:36:14 AsfZ1dqB
コマンド・オフィサー ♂ 30歳
ゴッチャ合衆国の外国人部隊の司令官
ストラティゲム帝国出身
「私の計算では我々の勝利確率は99.9%だ。必ず勝つ」

チャージ・インテンス ♂ 26歳
ゴッチャ合衆国の外国人部隊最強の男
傭兵国家フリーデン出身
「宿敵エヌエチケ軍かと思ったら…寄せ集めの集団って感じだな。でも俺達も似たようなものか」

オフィー・スレディ ♀ 22歳
ゴッチャ合衆国の外国人部隊新入隊員
エスシャンテ王国出身
職場の花
「司令官、お茶です」

ジミー・クーキ ♂ 28歳
ゴッチャ合衆国の外国人部隊隊員
アベレージ共和国出身
存在感の無さを活かして偵察、諜報等の隠密行動をこなす
「ギガギガガミエナーイ!ミエミエナーイ!・・・なーんてな」

フライル・デリカット ♂ 42歳
ゴッチャ合衆国の外国人部隊隊員
アークウェイ王国出身
戦闘を避けたい時の停戦交渉担当
「すいません。本当にすいません。生まれて来てすいません」

ブレーン・クレバー ♂ 32歳
ゴッチャ合衆国の外国人部隊で兵器開発を担当している
エスシェンセ公国出身
「誘導装置を搭載した新型ロケット弾です。『ミサイル』と名付けました」

236:猫魔王
07/01/07 01:54:38 pRmVh7FH
「――ぅ…?」
 彼女は目を覚ます。暖かい布団を退かし、まだ重い瞼を擦りながらベッドから
起き上がる。
 ふと、そこで彼女は自身の瞼を擦る腕に違和感を感じ、顔から話して左腕を見
つめる。
「………包帯…? あぁ…」
 そこには親指と人差し指から始まり、肘の関節に至るまでをグルグルに巻いた
包帯があった。包帯には印が刻まれており、文字の部分が赤色に淡く輝いていた

「スサノオにやられた傷か、感覚が鈍ってなければいいが」
 彼女はしばらく手を開けたり閉じたりして指の感覚を確かめた後、ベッドから
降りようと立ち上がろうとする。
 だがいざベッドから立ち上がった途端、彼女の足は震えそのまま立ち続けるこ
と拒否する。
「なっ…」
 そして次第に目の端から暗くなり、彼女は耐え切れず後ろのベッドに座り込む

「はぁ…はぁ…なん、だ? 頭痛がする、は…吐き気もだ…くっ…ぐう、な…な
んてことだ…この私が……気分が悪いだと…!?」
 頭を抱え彼女は荒い息を繰り返す。さっきまで平然だった頭は脳を侵す苦しみ
の波に飲み込まれ、身体は動くことさえままならなくなる。
「…いやいや、ただ血が足らないだけですから。魔王様」
「…?」
 苦しみに耐える彼女の耳に、突然何者かの声が届く。
 その声がする方向に頭を上げると、目の前には一人の女性が盆を持って立って
いた。
「ダークア…」
「ほらほら、傷は治っても血は元には戻らないんですから、大人しくベッドで横
になっててください」
 盆に乗せていた食事をベッド横の机に置き、ダークアは魔王の肩に手を貸しベ
ッドへと優しく倒す。


237:猫魔王
07/01/07 01:55:33 pRmVh7FH
「いや、いい…座るくらいなら出来る」
「……分かりました」
 一瞬ダークアは戸惑った顔をするが、すぐに魔王の言うことを受け、近くにあ
った椅子に座り込む。
「食事を持って来ておきましたから、食欲があるのなら食べてください」
「…ありがとう」
「ッ…!」
 遠慮気味に微笑む魔王の顔を見てダークアは唾を飲み込む。
「! …どうした?」
「い、いえ何も……」
「そ、そうか?」
 固まるダークアに驚き、魔王は心配そうにダークアの頬に手を寄せる。それに
過剰に反応しすぎたのか、ダークアは魔王の手を拍子で払ってしまう。
 目を見開いて魔王はダークアから手を引く。そして沈黙、二人の間に重苦しい
空気が流れる。
「ぁ……」
 その雰囲気に耐え切れず、一分もしない内にダークアの方から口を開く。
 だがそれは不発に終わり、ただの呻き声が宙を舞っただけにだった。
「ん…?」
「あ、いえ…」
 それを無理矢理拾い魔王はダークアの言葉を促す。
 次の言葉を待つ魔王の表情に焦り、ダークアは必死に頭を動かして何か話題を
出そうと唸る。そしてふと思い付いた話題を舌に乗せる。
「あの、アミーニーのことなんですが、私が城に帰った時に居なくな――」
「アミーニー…?」
「え?」
 そして言った言葉は、魔王が眉間に皺を寄せ不思議そうに首を傾けさせる結果
になった。
「アミーニー? 誰だ?」
「え、アミーニーは魔王様が連れて来た………あれ?」
「?」
「あれ………誰でしたっけ…」
 魔王の問いに答えられず、ダークア自身が自分の言葉に疑問を持ち始める。記
憶を探り、アミーニーという人物像を思い出そうとするが、頭はなぜか霧が掛か
り段々と記憶から遠ざかる。

238:猫魔王
07/01/07 01:56:56 pRmVh7FH
 そしてダークアが頭を抱えて考え込んでいる間に、部屋の扉が開く。
「…失礼します。魔王様の部屋は…―――…ここで合っていますね」
 百八十は越えていそうな身長、それに見合わないほど細い身体の男が部屋の中
に侵入する。
「イザナギ…」
「いや~、先は二人がお世話になりました」
 咥えたタバコに火をつけ、イザナギは魔王に向かって微笑む。だがその笑顔は
目元のクマで、元の意味から大きく離れて怪しく見えた。
「一体どうした。最近の八魔神は忙しいな、次は灰壁のお出ましか…」
「えぇ、まあ“私の夢”にはアナタが邪魔なんですよ。ですから…――」
「私の、夢……?」
「鋭壁」
「!、」
 イザナギの言葉と共に魔王が居たベッドが寸断される。
「魔王様!!」
「死んでください」
 しかしそこには魔王は居らず、首を動かして魔王を探そうとした途端、イザナ
ギの視界の端に腕が入り込む。
『禁書 三番』
「っ鉄壁」
 禁書を唱えその腕から放たれた熱線は、イザナギが咄嗟に張った壁を飲み込み
その先の本体へと襲いかかる。
「くっ…――!!」 熱線を目の前にしてイザナギはポケットに入れていた
片腕も加えて防御しようと構える。
 熱線はイザナギの居る場所を境にして爆炎に代わり、後ろにある壁を焦げ付か
せ粉砕する。
「………帰ってオロチに伝えろ。これ以上は私に危害加えるつもりなら殺す、と

「――…それは、少し無理がありますね…」
「なに…?」
 イザナギが生きて居ることを確認し魔王は余裕を見せた発言をする。
 だがその言葉は正式な意味で受け取られず、歯を食いしばったせいで口の中に
入ったタバコの歯を吐き出し、イザナギは含み笑いを混ぜ返答する。
「オロチさんは、私が殺しましたんで…。死んだ人に伝えられません」
「な…!?」
「今は私が八魔神の長です。ですからこれは八魔神全体の意思と思ってもらって
結構です」
 焦げ付いた衣服を払いイザナギは微笑み指を鳴らす。
「くッ!」
 そして鳴った指を引き金に、いきなりその場の地面が崩れ落ちる。
 魔王達と共に崩れ落ちる瓦礫は、下の階の地面に当たり更にその階の地面をも
破壊する。
「………ダークア! 私の側を離れるな…!」
「…はい!」
 そして魔王とダークアはその位置の直下、門を抱える大広間へと着地する。

239:猫魔王
07/01/07 01:58:43 pRmVh7FH
「くっ…はぁ…」
 片膝をついて魔王は頭を上げる。魔王の視界には案の定三人の人影があった。
「…八魔神踏み揃いか」
「えぇ、もう一度言わせて頂きます」
 遅れて着地したイザナギは、タバコに火をつけて大きく歯を見せて笑う。
「…死んでください…♪」
「はっ…! 断る!」
「鋭壁」
 イザナギの攻撃を横っ飛びで躱し、魔王は禁書をの言葉を口にする。
「――…ちィッ…」
 だが既にそこには魔王の四方を囲むように、ほかの八魔神が待ち構えていた。
「魔王様、…すいません。私のミスです……」
 魔王の視線の先には一人の女性が、歯を食いしばって申し訳なさそうに視線を
下げていた。
「城の人達が来る前に、決めてしまいますよ」
 イザナギはそんな仲間の表情など気にもせず、腕を振るう。 
「やれッ!!!」
 イザナギの一声で三人は構え、一人一人違う技の名前を口にする。皆の腕から
放たれる極光に魔王の影が飲み込まれる寸前、八魔神の一人が吹っ飛ぶ。
「くぁ…!? 誰だぁ!!」
 一際小さい八魔神の一人が吠える。だがその目は自分を吹っ飛ばした相手を見
つけられず更に大きく吠える。
「出て来いッ!!」
「待ってツクヨミ!」
「言われなくても………!!」
「そっち…――ぐガッ!!」
 声の方向に振り向いた途端、青き角を持った牛が突撃しツクヨミと呼ばれた少
年を吹っ飛ばす。
「ブルーボーン!!」
 その声と姿で魔王は確信して助勢に入った者の名前を呼ぶ。名前を呼ばれたの
に応え、ブルーボーンは顔を別の方向を向けたままニヒルに笑う。
「ツクヨミ大丈夫っ!?」
 ツクヨミの予想外の行動に、平均点な身長をした少女が攻撃を中止してツクヨ
ミに駆け寄る。
「余所見してて言いのぉ!?」
「なっ……キャアッ!!」
 ツクヨミの所に到達する前に少女は、突如壁を粉砕して現れたもう一匹の牛の
角に抱え込まれ、反対側の壁へと押し付けられる。
「美穂!」
「イザナミも…! シラヌイ! 何ぼぉとしてる!? 早くやれ!!」
 イザナギは予想していた事が予定よりも異常な速さで起こったために、半分キ
レ気味でシラヌイへと命令する。
「っ………!」
「なるほど、わけありそうですね…」
「なっ!?」
 地面から生えるように現れた人影がシラヌイへと攻撃する。それを寸前で気付
いたシラヌイ、は横に飛び躱す。


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