07/01/10 06:07:06 mDxHLRFW0
「ワイン持ちってどんな持ちかた?」
こう聞かれたらあなたは何と答えるだろうか。
「手のひらを上に向けて、指の間でレバーを持つ操作形」
こう思ってる人が最近増えてきている。
これは本来の使用例からすると、誤解が生じてるようにも思う。
格闘ゲームを最近始めた人や、格闘ゲーム用語に特に通じてない人は
友人やネット上での歓談を通じて漫然と諸用語を解釈してるのではないか。
一般的な日常語と比べ、特にサブカルチャーを扱った隠語の場合、
日頃から耳にする機会も少ない上に、元々の用途がはっきりしていないことも
多く、その言葉を使う個々の解釈次第で幾通りも語意が生まれて変化していくのかもしれない。
“ワイン持ち”の例で言えば、長い間アーケードユーザーの人達にとって
慣れ親しんだ言葉ではあるが、必ずしも正しい認識だけが伝え広まったわけではないようだ。
恐らく“ワインを持つ手”をインスピレーションで想像した人が
上に挙げた操作形のイメージと重ねて理解してしまうことが多いのだろう。
ワインを持つ際、指の間にグラスの脚を挟んで手のひらで本体部を支えるような事はない。
個人的な事を言えば、昔は“ぶっさし”と“ワイン持ち”という言葉は良く聞いたが、
“かぶせ持ち”と言う言葉は、比較的新しく広まった用語のように思える。
恐らく本来のワイン持ちに代わる言葉として、レバーを持つ形を見たまま呼称したのが定着したと思われる。
最近、「闘劇Vol4」の誌面に“ワイン持ち”の形が紹介されていたが、
やはりというか、“ブランデー持ち”のような形が載っていた。
少し事情は違うが、格闘ゲーム内での戦い方・スタイルを是非する
“待ち”“ハメ”論争など、個人個人で考えや主義も異なるテーマで
意見の食い違いがあるのは当然としても、そもそも使用する言葉の認識に隔たりが
あっては議論も同じ次元でできないのではないか。
この際、1000レスまでに“ワイン持ち”に関する
ユーザーそれぞれの解釈を示して、それらを共有できるまとまった枠に収めることで、
互いのコミュニケーションをより明確でスムーズなものにしてみるのが
将来、活気ある豊かな情報交換の土台を形成する源流になるのではないか。