07/09/29 23:33:12 bjJ55kNA0
あずささんに限ったことではないが、
Aランクドーム成功エンドは、実は夢オチだったという俺妄想。
「私アイドルになって、本当によかったです。多くの人と、楽しい時間を過ごして、そして・・・
・・・何よりも、ずっと探してた運命の人と巡り合えたのですから。ふふっ」
小鳥の囀る音が聞える
カーテンの間からは、眩しい朝の太陽の日差しが差し込んでくる
「・・・う・・・ん・・・」
朝日の眩しさに目が覚め、彼女はゆっくりと体を起こした
「あら?・・・私・・・今のは・・・?」
辺りを見回し、暫くの間、自分が何をしていたのか思い出してみる
「夢・・・だったのかしら?」
寝ている間に彼女は夢を見ていた
しかし、彼女には、それが夢のようには思えなかった。
社長からの突然活動休止宣言。たくさんのファンの前で行った、最高のライブ。そして―
「プロデューサー・・・さん・・・」
一人の女性としての、自分のプロデューサーへの思い。告白。そしてあの時のもらった言葉・・・その全てが、まるで現実の出来事のような気がした
「やっぱり、夢・・・だったのかしら・・・?」
少し前からプロデューサーに感じていた思い。その思いを素直に打ち明けられた
そして、一番欲しかった言葉をもらえた。今の自分のこの気持ち。間違いなく夢ではなく、本物だった
不思議な感覚を感じながら、今までの出来事を頭の中で整理してみる
妙にリアルな夢だった。あの時の自分を思い出すと、恥ずかしくて顔が赤くなってくる
しかし、実際は夢だった。
夢の中の自分は、愛する人に素直に思いを伝えることができた。では、今の自分はどうだろう?
あの人への気持ちは本物だ。しかし、それを伝える勇気は今の自分にあるのか・・・?
あの人は私のことをどう思ってるのだろう?
いろいろと考えてはみるが、寝起きで頭がうまく働かない
視界が何だかボヤけて見える。ちゃんと覚めてない目を擦ってみる
「あれ?・・・涙・・・?私、泣いてた・・・?」
別にあくびをしたわけでもないのに、目尻にいっぱいの涙を溜めていたことに今更ながら気づく
なんでこんなに自分が泣いていたのか思い出してみる
―夢の中で、あの時プロデューサーから、愛する人から貰った言葉。自分が一番欲しかった言葉
思い出した。あの言葉をかけて貰った時のうれしさで流した涙だ
あの時、今までの自分の人生の中で最高の幸せを感じた瞬間だった
あの時の気持ちが再びこみ上げてくる。
「プロデューサーさん・・・やっぱり私、あなたのことが・・・」
自分の探していた運命の人、あの人と同じ時間を過ごしていくうちに確信できた
でも、どこかで自分は恋をすることに臆病になり、恐れていたのかもしれない
「私、もう迷いません・・・プロデューサーさん」
夢に励まされた。そんな気がした。夢での出来事を現実のものにしたい。そう思った
きっと、実現できる。もう何も怖くない。私の本当の思いを、いつか伝える時が必ず来る。その時は―