07/09/11 22:46:06 Eew5bF7c0
サー…
キュッ キュッ ピチャ
雪歩「…」
ペタペタ スッ
チャプン
雪歩「…ふぅ…」
ピチョン
雪歩「ひゃっ!?」
天井から落ちてきた冷たい水滴に雪歩は驚く。
雪歩の入浴は長い。
勿論女の子なので普通の男性よりは長いのが当然であるが、雪歩はこの年頃の女の子より長めなのだ。
雪歩にとっては、誰にも邪魔されず一人で完全にリラックスできる時間は貴重なので無理も無い。
雪歩(…びっくりしたぁ…)
チャプ…チャプ…
ザブン パシャ
キュッキュッキュ
ザー…
雪歩は、風呂の全身鏡に映る自分を眺めた。
雪歩(こんなひんにゅーで、ちんちくりんで、弱点の方が多い私なのに、どうしてアイドルを続けられるんだろう…)
キュッ キュッ
ポチャン…
ガラガラガラ
バサッ ゴソゴソ
タッタッタッ
P「お、雪歩、出たか」
雪歩「はい。あれ、プロデューサー、何してるんですか?」
P「雪歩が明日も精一杯アイドルとして活動できるよう、計画してるのさ。もちろん、雪歩に出来るだけ負担をかけないようにな。」
雪歩「私のために…ですか?」
P「そうさ。雪歩は最高の女の子だからな。それをプロデューサーである俺が生かさないでどうする。」
雪歩「そんな…私、こんなひんにゅーでちんちくりんで、臆病で鈍くて…弱点の方が多いですよぉ…」
P「そうはいうが、俺にとっては雪歩の何もかもが長所に見える。最高の女の子にしか見えんな。」
雪歩「プロデューサー… ありがとう、ございますぅ…」
P「いやいや、俺の方がお礼を言うべきだよ。雪歩が居なきゃ、こんなに充実した日々は送れなかっただろうからな。それより、風呂上がりに冷やしたお茶でも飲まないか?」
雪歩「はい、お言葉に甘えて」
雪歩はお茶を飲みながら、先ほどの自分の疑問を頭の中で解決した。