【好きになって】萩原雪歩 深度10m【よかった】at GAMECHARA
【好きになって】萩原雪歩 深度10m【よかった】 - 暇つぶし2ch423:名無したんはエロカワイイ
07/09/09 21:02:01 f9+RxGsg0
417の続き

この重苦しい雰囲気を打ち破ってくれたのが雪歩の母だった。
「お父さん、いい加減にしてください。俺に全部任せておけと言われたから
黙っていたのに、どうしちゃったんですか。」
その一言に雪歩の親父は目を瞑り眉間の皺をより一層深めて
「あれ、もってこい」と、黒スーツの男に指示を出した。
しばらくして男が大きな包みを持ってきて俺たちの目の前にそっと置く
「・・・。」相変わらず親父は黙ったままだ。
「あけて頂戴」雪歩母に促されて男が包みを開封すると、中には美しく豪華でありながら品のある衣装が現れた
「これ、、、って、、、」
雪歩が驚いた顔で両親と衣装を見つめている。俺も突然の展開に呆然としていた。
「あなたの花嫁衣裳よ。お父さんがね、一生懸命考えて仕立て屋さんと相談して
これなら雪歩に絶対似合うからって」
花嫁衣裳?それって・・・???雪歩の親父は相変わらず黙っているがよく見ると
顔が真っ赤になっている。
「萩原家の一人娘の門出として恥ずかしい格好をさせてはいかんからな。」
雪歩が感極まったようにまた泣き始め、もっと流行の柄が良かったのか?
とか、言いながら慌て始めた親父と「違うんですぅ、、、そうじゃなくて、、、ごめんなさい」と雪歩。
たぶん雪歩は嬉しくて泣いてしまっているのだろうけど、親父は何か勘違いしてるみたいで
さらに焦り始めた。さっきまでの仏頂面の親父とは大違いだ。
「本当はね、この前ここに来た時に、ちゃんとお話をして
それで見極めるつもりだったのよ。」
雪歩の母がからかうように言う。雪歩の親父はそっぽをむいている。
「でも、俺、、、いえ、私はお父さんに説明するどころか」
親父の迫力に完全に気圧されていた。
俺の言葉をさえぎるように雪歩の母は雪歩を見つめ言った。
「あんなに幸せそうな笑顔の雪歩見たら何も言えなくなっちゃったんですって。
この人ったら、雪歩には本当に甘いんだから」

こうして俺と雪歩は結婚することになった。この街で暮らし続けることも認めてくれて
俺たちは平穏で平凡で、だけど何物にも変えがたい幸せを手に入れた。

だけどほんのちょっぴり気がかりなことがある。
雪歩の親父さん、初孫が出来た日にはなんだか毎日我が家にやってきそうだなぁ。


長文失礼。MAのジャケ写を見た途端、このような妄想が広がりおもわず涙ぐみそうになったのでつい。


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