07/01/09 18:53:37 8nksKg8x
ある所にⅩⅢ機関というノーバディーの組織がありました。
大変貧しい組織でしたので、メンバーは大晦日に備えある者は物を売りに、ある者は働きにいき、何とかマニーを稼ごうとしていました。
Ｎｏ１の人が城に帰る途中、13体のキノコ型ハートレスが雪の中寒そうに震えているのを発見しました。１の人は何も言わず売れなかった黒コートをキノコ達に着せてやりました。
その後同じ道を通り掛かったＮｏ２の人は、「お前らはどう踊るんだ～？」と言ってしばらくキノコ達と戯れて去って行きました。
その後通り掛かったＮｏ３の人は、身を守っていた風でキノコ達のカサに積もった雪を落として行ってくれました。
そしてＮｏ４の人は、売れなかったカツラをキノコ達にかぶせて行きました。
Ｎｏ５の人は、キノコ達の顔を全員＞＜にして去って行きました。
Ｎｏ６の人は売れなかった漬物を与えて去って行きました。
Ｎｏ７の人はバーサクであたりを雪かきして去って行きました。
Ｎｏ８の人は「何だ？寒いのか？しょ～がねぇなぁ」とあたりを火事にして去って行きました。
火事で大惨事になっているのを発見したＮｏ９の人が慌てて火を消して行きました。
その後通り掛かったＮｏ10の人は「これで寒さを忘れるといい」とトランプを置いて去って行きました。
Ｎｏ11の人は辺りを花で飾り去って行きました。
Ｎｏ12の人は雷を落としてキノコ達を楽しませました。
Ｎｏ13の人は「これをやったら暖かくなるよ」とストラグルバトルセットを置いて行きました。
その夜、結局収入のなかった機関のメンバー達は、寂しく(だが実のところ…)大晦日を過ごす事になりました。
しかし夜もふけた頃、何だか変な声がするので城の外を覗くと、何とキノコ(〇∀〇)達がたくさんのマニーと、お正月の料理を城の前に置いて姿を消しました。
それ以来―ハートレスの中でもキノコ型のもの達だけは特別扱い―される事もなく普通に他のハートレス同様キングダムハーツに捧げられましたとさ。
アクセル「だって俺達心ないもん」
―おしまい―