06/11/18 20:06:09 VPEyD/CV
ガンガンガンガンガン!!!
けたたましい音で覚醒する。いつもの朝だ。
目を開けると案の定、エプロン姿のマロン先生が立っていた。
手にはフライパンとなんとかソードを持っている。
「おいィ?お前はもっと早起きするべき」
ゴメン。わかってるんだけどなかなか起きられないんだよね…。
「朝食が出来ている。カカッと食え」
テーブルには出来たての朝食が並んでいた。今日も美味そうだ。いただきまーす。
「……」
先生、どうしたの?
「寝癖が出来ている。お前それでいいのか?」
頭を触ると確かに少し跳ねていた。
「お前ヘアブラシでスくわ…」
後ろに回りこむ先生。速い。ていうか恥ずかしいからいいって!
「うるさい、気が散る。一瞬の油断が命取り」
痛ててて!引っ掛かってるよ先生!
「今のが剣山でなくて良かったな。剣山だったらお前はもう死んでるぞ」
…ダメだ。やっぱりこの人には逆らえない。