【運命の】三浦あずさスレッドある日7【瞬間】at GAMECHARA
【運命の】三浦あずさスレッドある日7【瞬間】 - 暇つぶし2ch904:名無したんはエロカワイイ
07/02/08 12:55:18 A4VZuZxA
「おはようございまーすっ、プロデューサー!」
「おはようございます。プロデューサーさん」

「ああ、おはよう。やよい、あずささん」

物静かなオフィスに、不釣り合いなほど元気な挨拶が響き渡る。
ここ795事務所ではお馴染みになった光景だ。
やよいとあずさのユニットは、ここ最近仕事も増え、
それぞれがソロの仕事も持ち始めている。
自然、各々のテンションも上がろうというものだ。

「えへへ。今日は朝ご飯2回もおかわりしちゃいました!」
「そうか。やよいは絶好調だな」

そう答えるプロデューサーの目は、とても優しい。
やよいはやよいで、まっすぐな感情をプロデューサーにぶつけている。
そんな二人のやりとりを見るたび、古傷がじくじくと痛むような感覚に襲われる。
私にも、やよいちゃんの積極性の1/10でもあったら。そう思わずにはいられない。

「ふぅ……」

最近、この場にいるのが辛い。
古傷を思い出したくはない。かといって、プロデューサーには逢いたい。
いっそ彼との間に明確な壁を感じることができれば楽なのに……。

「どうしたんですかあずささん。具合、悪いんですか?」

ぴたっ

プロデューサーの手があずさのおでこに当てられる。
大きくて温かい手。やさしい手。しかしその中途半端な優しさが、今は痛い。

「あ、あの……その……ごめんなさいっ」

気づけば、プロデューサーを突き飛ばす形で事務所を飛び出していた。

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