07/01/03 12:04:50 CZ38tip2
「ふー・・・」
彼は一息ついていた。
外はすでに真っ暗であった。
今日は12月31日 大晦日である。
「まさか年越しを事務所で過ごす事になるとはなぁ・・・。
そりゃ、家にいたって寝正月だけど・・・。正月気分くらいは味わいたいなぁ。
周りが正月気分の中仕事っていうのはけっこう寂しいしなぁ・・・」
はぁー、と彼はため息をつく。
「だぁー!だめだだめだ!時間は有効に使うもんだ!寝正月よりは
仕事したほうが時間を有効に使ってる!うん!」
うんうん、と彼は一人でうなずく。
「しかし・・・ほかのスタッフもみんな帰ったからなあ・・・。
一人でこれ全部終わらすのか?」
と、彼は山積みになってる書類を見ながら言った。
「この量・・・俺一人でやるのか?
・・・朝までかかるなぁこの量は・・・」
がっくりと彼は肩を落とす。
「ま、ここで終わらせておけば後々楽になるだろうと思って、前向きにいかないとな。
さて、これが終わったら次は・・・と」
ガチャッ
ふと、事務所の入り口が開く。
「あれ?プロデューサー?」
「ん?・・・真?」
入ってきたのは、真であった。