06/07/20 19:28:24 XquJeUjf
遅くなりましたが…>>382ご推察です。では、続きをドゾ
それはダンスダンスレボリューションだった。
体を動かすのが好きなユリらしい選択だ、とセリオスは思った。
前にレオン達とやったことはある。
もっとも、そのときはセリオスにとって簡単過ぎて話にならなかったが。
「ど～する？止めとく～？」そんな事をユリが言ってきた。
いつもだったら「下らない」の一言だが、先ほどのことも考え、
「僕が逃げる、とでも思っているのか？」と受けてたった。
「そうこなくっちゃ！」そう言ったあとユリが入る。続けてセリオスも入る。
難易度は高設定。しかし、二人とも自信を覗かせている。
そして曲開始…驚く速さで出てくるパネル、しかしこれまた正確に二人が反応する！
セリオスが隣を見る。すると、ユリも笑顔で返してきた。
この状況では、無難にこなすセリオスが陰なら、笑顔を見せるユリは陽といったところか。
(ああ、だから僕はユリと…)と考えている内に終わってしまった。
結果は二人とも最高評価をとっていた。
「セリオス、やるぅ！」「ユリもな…」お互いの健闘を称えあった。
こうして遊んで周っているうちに、日が落ちてしまう時間になった。
二人とも寮生活なので、門限は守らなくてはならない。
今日のことを話しながら帰る二人。門前でユリが、
「ねぇ、セリオス…セリオスから見て、私はどうなの？」
告白の返事を出してくれ、という意味であることはセリオスにもわかる。
少し考えたあと、「部屋まで送る」と、先導し始めた。
慌ててユリは「ちょ、ちょっと、セリオス！？」と抗議をぶつけると、
セリオスは振り向きざまに、
「彼女を送るのは、彼氏の務めだろう？」と答えた。
最初唖然とし、その直後意味を理解したユリはセリオスに近づき、
「ありがとう…でも送るのはいいから、今日はこれで」
？と思うセリオスにユリは不意打ち気味に頬にキスをした…
またもや、告白以来の突然の行動に面食らうセリオス。そんなセリオスの横を通り抜けて、
「やっぱ私セリオスじゃなきゃ駄目だ！ずっと傍にいてね、セリオス！また明日アカデミーで！」
そう言って寮の中へ姿を消すユリ。
しばらく立ち尽くしていたセリオスだが、気を取り直すと自分の寮へと歩き出した。
先ほどのユリの言葉を噛み締め、
(何を言っている…今さらユリのいない日々に意味があるものか…)
と思いつつ、明日からのアカデミーへ想いを馳せるセリオスだった…
ＯＫ，亜光速でユリスレに行ってくるorz
しかし、純粋にセリオスが主役の話って少ないですね…