07/02/23 09:50:28 n2Kfbl3l
>>720
そこはもうね、村中にいろんなバリエーションの噂が流れてる、でいいんじゃない?
じゃあおいらが補完編TIPSを投下。
TIPS:そして伝説へ…
「おはよう、圭一くん! 学校いこ! はぅ~! 今日もいい天気だよ~!」
いつも通りにレナと合流して通学路を歩きだした圭一は、たちどころに異変に気付いた。
どうもおかしい…
毎朝通るこの道ですれ違ったり顔を合わせたりする村の人たちが圭一に向ける目つきや
表情が不思議な変化を起こしていた。
誰も彼もが、感心したような、恐れるような、そんな目つきで圭一をしげしげと見つめるのだ。
「おはようさん! 前原屋敷の坊主!」
「あ、おはようございます…」
「やるもんだなあ…! もう村中の噂になってるぞ! いやあ、本当にやるもんだ!
あの園崎天皇、お魎さん相手になあ…!」
「いや… その、俺は別に大したことは…」
「はぅ~ 圭一くん、照れてるよ~ かぁいい~」
「すごいチャンバラだったそうだなあ! お魎さんのナギナタ相手に、
床の間のポン刀引っ掴んで切り結んだんだってなあ!」
「ええっ!?」
圭一は目を剥いて絶句し、慌てて反論した。
「じょ、冗談じゃないですよ! 俺、そんな事してませんよ!」
「いやいや、照れるな、坊主! 大したもんだよ! そのうちゆっくり武勇伝聞かせてくれよな!
じゃあな!」
「こ、こりゃ、いったいどうなってんだ?」
「すごいすごい! 圭一くん! あの魅ぃちゃんのおばあさまとチャンバラで勝負したんだぁ!
レナも見たかったなぁ! はぅ~!」
「レナ! お前、すぐ後ろにいたじゃねーか! そんな事、俺はしてねえッ!」
「はぅ… そういえばそうだったね… じゃあ、これって…」
気がついたら魅音と合流する地点に来ていた。
「おはようさん、圭ちゃんにレナ! まあ、そういうわけなんだよ!」