07/02/12 23:52:17 AesxNs5R
TIPS テントにて
ピピピ…!無線が音をたてる。
『スネーク、手酷くやられたようだな?』
テントの前に座り込み俺は傷の手当てをしている。
『ああ…。大佐、彼女のトラップワークはグリンベレーの教官以上だぞ?』
焚き火がパチンと音をたてる。
『そうだろう、そうだろう。ところでスネーク。今回のミッションは僅かだが、異国の地にスニーキングする君の為にビールを用意した。心尽くしだ。』
『ビ、なんだって?』
『ビールだスネーク。では、幸運を。』
『!』
荷物を紐解くと段ボールに紛れて、中国の古典だろうか?
麒麟の絵が書いてあるビール瓶が数本。
焚き火であぶられて芳ばしい匂いを放つ豚肉、冷えた麦酒。
スニーキングミッションにしては上等過ぎる食卓だ。
そのとき、
『みー』
『一人で飲むにはもったいない良い夜なのです☆』
『ザ・メディウムか。』