07/09/04 16:53:55 aSa1jewk
いいによいと言うから、エステルちゃんのマンマン嗅いでみたよ!
病院に運ばれ、意識を取りもどした私は、
重度の嗅覚障害になったことを説明された。
「はい、そうですね。根治の可能性はゼロです。嗅上皮が死滅してるんですよ、完全に。
これは昔、青酸とかの強力な毒ガスを浴びた兵士がよくなった外傷ですけど…いったい何が?」
何言ってんだと思った。いくら様々な噂があるエステルちゃんのマンマンとはいえ、
たかが女性器だ。嗅いだだけで鼻が潰れるなんて、そんな・・・。
「ば、馬鹿は休み休み言いたまえ!」と一喝し、私はムリヤリ家に帰ってきた。
ふと棚に目をやると、この一年可愛がってきた月下美人が花をつけている。
一年に一晩だけ、白く、美しく、そして強い芳香を漂わせる花をつける、月下美人。
・・・私は恐る恐る、このかぐわしい花に顔を寄せる。
「………あれ…?」
正直、少し感じていた。だが戸惑いを感じたその瞬間、凄まじいものが喉にこみあげてきた。
オッ・・・オエエェッ!!ウ、ウゲオォォエエーーッ! ・・ヒィ・・・ヒィ・・・ッ
・・・滝のような吐瀉物を吐き終えたとき、私はすべてを理解していた。
二度と私のような被害者を生まないために・・・
エステルちゃん、臭マン、ヤスデ・・・生かしておいてはならない・・・絶対に!!
(『英雄伝説Ⅶ エピローグ』より抜粋)