07/09/26 05:16:12 4J7K8ZP90
たった一つの間違いで
この怒涛のツッコミ
お前らほんと小物だな
601:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 05:48:51 qHuyjEJm0
『読み直して間違いが無いか確認しろ』
大抵はそう教わるものさ。
602:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 07:04:01 DnDUI5FP0
まあそれは大事な事だけど、久しぶりのss来て良かった。
603:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 07:11:37 bYUWM3ir0
読み直したところで
間違いを間違いと認識できなければ
本人には気付きようがない
他人が指摘して初めて分かる間違いもある
が、余計な事まで言う奴が多すぎる
『読み直して他人を不愉快にさせる内容が無いか確認しろ』
大抵はそう教わるものさ
604:142
07/09/26 08:01:21 NWj87UHk0
前にアグリアス様の後姿が分かる資料はありませんか?と聞いたものです。
無事完成されてたようです。ちなみにOblivionとう洋ゲーです。
その節はありがとうございました。
自キャラじゃないけど、SSをぺたぺたと・・・
URLリンク(eq2.matrix.jp)
URLリンク(eq2.matrix.jp)
605:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 08:07:12 MO7XuyBJ0
箱○じゃできねぇ
606:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 08:16:41 DnDUI5FP0
>>604
おお、凛々しいのう、麗しいのう
607:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 09:53:39 /X+VGm4t0
>>600>>603
たった一つならいいけどよ、>598も指摘してるとおり、
今回はトリ付けてるが「ネタを書くとき、いつも必ず固有名詞間違える奴」て(あ~またこいつ来た)とすぐ分かるからな。
もっとも面白ければそんな些細な事流してもらえるんだろうけど、必ず毎回だからなw
608:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 10:51:30 1FAbQlC30
URLリンク(maker.usoko.jp)
609:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 11:08:35 3+afT1yc0
>>604
顔がアメリカンな仕様で笑った
ちと脳内で日本仕様に変換・・・・・・・・アフン
>>608
アグ様の脳内にある「気」ってなにwwwwwwww
610:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 11:41:36 toRIHXWb0
URLリンク(maker.usoko.jp)
うん、ムスタがんばれ。
611:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 14:22:19 AitZjdTa0
また脳内厨か
612:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 14:22:46 xr9QHV4XO
おぶりびょんでアグ姐が出来るのか…箱○ハジマタ
613:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 16:32:11 UN82ePnv0
>>610
目が腐る
614:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 16:44:09 FVvz33m9O
この脳内図ネタってさあ‥‥
マジで毎回つまんねんだけど。意味が通ってないしさ。
615:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 17:25:59 3+afT1yc0
これって既出?
URLリンク(www.nicovideo.jp)
616:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/26 23:45:08 AitZjdTa0
ニコ厨
617:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 00:32:33 IZXkBWrT0
>>601
当たり前の事だが大事ですよね。
618:1/11 ◆MZjDGNA8nw
07/09/27 01:01:17 D80ICfQZ0
1ヶ月前に別れた彼女から突然メールが来た。
「おひさー。元気?今度、SMの女王様のバイトするんだけど、縛るのとか練習させてくれない?」
舞が風俗でバイトするなんて・・・ショックだったけど、
痛いことをしない約束で、承諾。
後日ホテルに行った。
まず、二人でシャワー浴びて軽くイチャついた。
以前なら、流れでベッドに行って愛し合ったけど、
今はそういう関係ではないので、残念。
「じゃぁ、縛るから座って。あ、あと恥ずかしいからコレつけといて。」
ベッドの上に座った俺に舞がアイマスクを手渡した。
相手に目隠しプレイすることはあっても、されることは初なんで、ちょっととまどったけど一応つけた。
「じゃぁ、手後ろに回して。」
手を後ろに回した。縄で縛られるの初めてだけど、素材がそんなに硬くなかったから、思ってたほど痛くなかった。でも、けっこうきつく
縛られたので手の自由は完全になくなった。
「次は足ね。」
くるぶしのところを重ねるように縛られた。
「あれ?ちょっと感じてる?おっきくなってるよ?」
「Sの俺が感じるわけないだろ!これがデフォルトだから。」
正直ちょっと感じてた。手足の自由がきかないのと、何も見えないことがこんなに興奮するなんて思ってもなかった。
「もうちょっと足縛るね。横になってー」
足を曲げさせられて、すねと太ももの部分を縛られた。
現在こんな感じ
●
■
<>
で、ベッドの上に転がってます。
「ふーん。肛門もおちんちんも丸見えだねー」
619:2/11 ◆Otwtl/s0Sw
07/09/27 01:01:58 D80ICfQZ0
「そういう言葉責めとか、好きじゃない。」
「でも、やっぱり少したってるよね」
「それは、このあとおまえとやること考えてるからだよ。早くほどいていいことしようよ」
「あ、やっぱりそういうこと考えてるんだ」
「そりゃ、おまえみたいないい女とホテルにきたら考えるよ。ね、いいじゃいいじゃん」
確かに舞はいい女だと思う。170cm近くありスレンダーで整った顔をしている。
「だめ!てか、今の状況分かってんの?」
「え?」
「あんたさぁ。私とつきあってるとき二股してたでしょ。まじありえないんだけど」
「何言ってんだよ。そんなことない。おまえ誤解してるよ。」
二股はしてなかった。舞と別れてすぐに他の女ができたので、それを誤解したんだと思う。
「今日はその復讐。覚悟しときな。女王様のバイトなんてやるわけないじゃん」
今、俺はそうとうやばい状況にいるのではないだろうか?
二股されたと思ってる女の前で縛られて身動きができず、視覚も奪われている。生きて帰れるんだろうかとさえ心配になった。
舞「とりあえず、女の気持ち分かっとく?」
肛門に何かが触れた。
「おい、何してんだよ。誤解すんな。とりあえず、話合おう」
「いつもそう言って、ごまかしてきたじゃん。もういい。」
舞はそういいながら、お構いなしに肛門になにか押し付けてくる。
肛門を女に犯されるのは俺のプライドが許さない。アナルに力をいれて応戦した。
「力抜きなよ。何時間もそうやってガマンできると思ってるの?」
俺も意地になって、ずっとアナルに力をいれ応戦。
諦めたのか、悪の司令官舞率いる肛門進行軍の攻撃が止んだ。助かったのか?
しかし、俺は甘かった。今度は、ひんやりとしたものが肛門を責める。この感触はよく知ってる。ローションだ。
「はーい。力抜いてくださーい。行きますよー」嬉しそうな声。こいつ、喜んでやがる。
もう、終わった。この防衛戦に勝ち目はないと悟り、下手に抵抗して切れたり出血を伴うのもバカらしいので、肛門の力をゆるめ、無血開
城。
かなり入ってきた。気持ち悪い。
620:3/11 ◆5YF0wASaI2
07/09/27 01:02:28 D80ICfQZ0
「舞、、、気持ち悪いよ。。こんなことやめて。」
「いっつも入れてばっかりだから、ちょっとは入れられる方の気持ちも分かれ。」
「ごめん。悪かったから。もうやめて。」
「認めたな!やっぱり、そうだったんだ。まじ許せねー」
あぁ、下手に妥協したのが裏目にでた。
「てか、気持ち悪いとか言って感じてんじゃん。ちんこ上向いてるし。」
たしかに、俺のちんこは元気になってきた。
「もうちょっと女の気持ち分かろうか。」
肛門に入ってるものが前後に動かされてた。
「ほら、あんたの好きなピストン運動だよー。あれー、さっきよりか大きくなってるねー」
「ん。気持ち悪いって。やめよう。舞のこと気持ちよくしてあげるから。縄ほどいて。」
「はいはい。そんな手にはのらないよー。スイッチオン!」
肛門の中をウネウネとかき回される感触。どうやら、バイブが俺のケツに刺さってるらしい。
「おねがいです。なんでもします。もう、こんなことやめてください。舞さま~」
「惨めな気持ちでしょー。私はもっとみじめな気持ちだったんだから!もっと反省しろ。」
バイブで肛門をほじられ続け、そのうち俺のちんこがビンビンになってきた。
内臓的に気持ちは悪いんだが、性的に気持ちいい。よく分からん表現でスマン。
「ねぇねぇ。ビンビンだよ?あんた変態?こんなんきもちいいんだ?いやらしぃ。」
「うるせぇ。気持ちよくねぇよ。てか、手コキでいいから抜いてくんない?それくらい頼むよ。」
「えー、どうしようかなぁ。それくらいしてあげよっかなぁ」
「お願いします。舞さま~」
「そうね。でも、バイブは入れたまんまね」
舞の手が俺のちんこを握ってくれた。そして、上下にゆっくりと動かす。
ケツにはバイブが刺さったまま。そして、緊縛&目隠し。
恥ずかしい話だけど、こんな変態プレイに興奮してしまった。
「どう?イキそう?イキそうだね?」
「うん。いいよ。すごい。このまま出させて」
「だめ!」
621:4/11 ◆gNGDS4Kq4A
07/09/27 01:02:59 D80ICfQZ0
「ぇ?」
「さっきも言ったけど、今日はあんたに復讐。気持ちいいことしてやるわけないじゃん」
そう言って、舞は俺のちんこから手を離した。
今までにない快感を経験してるのに、最後までイケない。
なんとも気分が悪い。てか、発狂しそうだった。
頼むからイかせてくれと何度も言ったが、舞は無視を続けて、返答がない。
近くにいないのかと思い、身をよじって、バイブをケツから抜こうとした。
「ばーか、ちゃんと見てるんだよ。何、バイブ抜こうとしてんだよ。ちゃんと咥えとけ」
そういわれて、さっきよりも深くバイブを突き刺された。
そして、少しちんこが萎えてきたところで、舞の手コキ。
イク寸前にやめられ、理性が飛びそうだった。
また、萎えてきたとこで手コキが始まった。
「さっきから無口だけどどうしたのー?子供は元気なのにパパは元気ないねー?イキそう?」
「別に。いくわけないじゃん。てか、オマエの手コキへたくそなんだよ。分かってた?」
ここで、舞の負けず嫌いを利用して最後までイク作戦に出た。
思ったとおり、舞の手コキが激しくなる。よし、これはイケるぞ!
もうそろそろでイけそうだ。
「はぁ。オマエまじセンスないわ。全然気持ちよくない」
ますます舞の手コキ速度が早くなる。
よし、イケる。これだけガマンしたんだ。遂に!いーー、イクーー。
ああああぁぁぁああ、あれ?
なんで、やめちゃうの?
「あんたの考えは分かってる。パパは嘘つきでも、この子は正直でちゅねー」
そういうと、俺のちんこをビシっと叩いた。
もう、だめかも。。。
このまま発狂すんのか?
「目隠しは外してあげる」
622:5/11 ◆DtB4nbothg
07/09/27 01:03:36 D80ICfQZ0
そう言って、舞は俺の目隠しを外した。
まぶしい。明るさに慣れるまで少しかかった。
舞はベッドから降りて、向こうへ行ってしまった。
俺の脱ぎ捨てたズボンをあさり、携帯を取り出した。
「あんたの女にこの情けない姿見せてやるよ」
確かに今の俺の姿は情けない。
ケツにはウネウネと動くバイブが刺さり、縄で縛られ身動きできないのに、チンコだけはギンギンだった。
舞は俺の携帯で写真を撮ろうとしてるが、こういうときはいつも暗証番号でロックしているので安心だ。
「おい、番号教えろよ。」
「さぁ。俺も忘れた。一万通り試せば絶対そろうよ」
舞は携帯の暗証番号に熱心に取り組み始めた。
しかし、そんな簡単に番号が見つかるはずもなく、方法を変えてきた。
「ねぇ。番号教えてよ~」
舞はひたすら甘い声を出して。俺のチンコをしごき始めた。
「忘れたって。無理無理」
「いかせてあげるからさぁ。教えて。」
そう言って、右手でチンコをしごき左手でタマを転がし始めた。
「だめ。だめ。携帯で写真なんか撮るな。いかなくていいから、早く縄解けよ」
俺がいきそうになると、舞はまた手の動きを止めた。
さすが昔の女だ。俺がイキそうになるのを絶対に見抜いてくる。
「いかせてくれたら、番号教えるよ。とりあえずいかせて。もう、ガマンするの無理。いじわるしないで」
舞はにっこり笑いながら首を横に振った。
「番号を教えたらいかせてあげる。てか、あんたもうガマンできないんでしょ。」
舞は少し長めの下を出して、俺の裏筋をチロチロ舐めだした。
ヤバイ。ヤバイ。コレは相当に気持ちいい。
フェラを特訓させただけあってやっぱり気持ちいいし、俺のツボを完全に把握してる責め方をしてくる。
俺のチンコが爆発しそうなくらいに固くなったところで舞の舌が動きを止めた。
そして、暗証番号教える教えないの問答が始まる。
623:6/11 ◆4.jZHvosyQ
07/09/27 01:05:47 D80ICfQZ0
グルグル回すのが大きくなってきた。
今だ!!俺は腰を思いっきり突き上げた。
丁度、俺のちんこが舞のマンコに入る角度のときに突き上げた。
「きゃ、んん、ぁ」
舞はびっくりして声にならない声を出して、俺の腹に崩れ落ちた。
もうこっちのもんだ。
激しく下から、突き上げ突き上げ。
「あ、あ、あ、あ、あ、ん」
突き上げられるリズムにあわせて舞があえいでいる。
「だ、め。きょ、ぅ、は、だ、め。」
「なんでだよー。気持ちいいんだろ。このままいかせてやるよ」
俺のS本性爆発です。このままだと中出ししそうなんで、ちょっと突き上げるの中止。
「ねぇ、ゴムつけるから縄解いて。」
「だから、だめだって。」
「なんでだよ」
「今日は、復讐だもん」
かわいい語尾に変化したのに俺のちんこがもっと膨らんだ。
「えー、じゃぁ復讐してみろよー」
そういいながら、俺はまた突き上げ始めた。
「や、きゃ、ん」
舞は前に倒れて俺の体にしがみついてきた。
「ねぇ、いきそうだから、縄ほどいて。
624:8/11 ◆21cV04WPgQ
07/09/27 01:06:17 D80ICfQZ0
ゴムつけるから。
「だめだってー」
「じゃぁどうすんだよ」
「なか、、」
「え、中はだめだよ。早くほどけよ」
突き上げるのをやめて縄をほどくように催促したが、一向に縄をほどこうとしない。
「お願い、やめないでぇ」
さっきと立場逆転^^vそういって、まいが腰を振り出した。
「うぉ。だめだよ。やめろ、イク。中ででる」
「いいよーいいよ。中でだしてーー!」
舞は俺の心配なんかおかまいなしで激しく腰を振り続ける。
俺は腰以外動かすことができず、なすがまま。
「いーー、いーいくーー」
「いいよいいよ。出してーーー」
そして、舞の中に大量に放出してしまった。
何度もいけそうでいけなかったのでなかなか精子が出るのが止まらなかった。
こんなに出たのは初めてかもしれない。
舞もグッタリ。俺の胸の上でハァハァ言ってる。
さて、どうしよう。
まず、ウンコをする要領でバイブをケツから出した。
最初からこうすればよかったのかも。
そして、体をうまく動かし上に乗っかってる舞をどけてベッドから転がり落ちた。
で、ゴロゴロ転がって自分のカバンまで。
後ろ手のままカバンを開けてハサミを出して慎重に手のロープを切り、
手の自由が利いたところで足のロープも切って晴れて自由の身。
そうそう、まだ忘れてることがあった。
とりあえず、舞のカバンを開けてみた。普段よりでかいカバンが気になってた。
開けてみてびっくり!
625:9/11 ◆.d1VbDr0RA
07/09/27 01:06:48 D80ICfQZ0
手錠や、口にくわえさせるボール(名前分からん)、針、鞭、蝋燭、バイブ各種・・・
出るわ出るわ、SMグッズが・・・てか、針って怖えぇよ。
で、まだ倒れてハァハァ言ってる舞に手錠をかけて、アイマスクして縄で足を縛りました。
さっき俺がされてたのと同じ感じにしてあげました。
そして、一番太いバイブを俺の精液を垂れ流しているマンコに挿入。
こいつは、俺のケツにこんな太いもんを入れるつもりだったのかと思うと寒気がした。
「う、うううぅ、ううぅ、うぅ」
「どうだい?気分は?いじめられるのもちょっといいかなとか思ったけど。
やっぱりいじめるほうが楽しいねー」
「おっぱい。触って・・・」
「えー、どうしようかなぁ。じゃぁ、また俺をいかせてくれたらね。
はい、お口アーンして。」
そうして、舞の頭を強くつかんでフェラをさせた。
「いやらしいねー。両方の口に突っ込まれてるよ。オマエまじありえんわ」
626:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 01:18:15 YWB7vTxhO
ちょwww
627:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 01:18:38 avmkQTvG0
なんという誤爆w
628:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 01:29:59 NjQrlV6M0
誤爆にしてもひどいwww
629:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 01:47:18 2gRe8ng30
だが続きが気になる
630:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 01:50:44 shxYDUtSO
ここでやるなよ
631:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 01:53:50 /UEXbqvP0
ここで職人さんがかっこよく登場
>>625の続きをきちんとアグねたに昇華して
住人達の賛辞を浴びつつ何も言わずに去っていくのでした
632:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 01:56:46 shxYDUtSO
エロならアグさんネタでもここじゃないでしょ
633:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 02:29:49 wLIv6vprO
SSキタコレ!? (゚∀゚≡゚∀゚)
↑三分前の自分
634:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 02:46:17 WXxo7oug0
くくく
('A`) 髪伸びたなあ。でも切りに行くのマンドクセ
ζY 'ー`) ラムザ、おねえさんが切ってあげようか。いいバリカン買ったのよ
くくく
('∀`) おお、じゃあ、お願いしようかな
- 30分後 -
)
('A`) ああっ、なんだよ!この変なアホ毛!
ζY 'ー`) ごめんね おねえさん失敗しちゃった ごめんね
)
(`Д) ナンテコトスンダーバカ!異端者あつかいじゃないか!死ねよ!
ζY 'ー`) ラムザ、ごめんね。ごめんね。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
o
__ ゚
ク |
リ |
ス. |
タ |
ル | ∴ ('A`)アグサンゴメンヨ..........
─┐ ∀ << ) もう一度あの髪型にしておくれよ.........
635:夏の夜に咲く、血色の花 1/34
07/09/27 03:58:40 6DDtjBpt0
聖ミュロンド寺院礼拝堂――。
異界の悪魔に魅入られ、生ける屍と化したザルバックの鋭い牙が
アグリアスの首に突き立てられた。
滴り落ちる鮮血のしずくが床と彼女の服を紅く染める。
人ではないモノに血を啜られるという嫌悪感と、戦士としての矜持が
彼女に抵抗を命じる。このモノを振りほどき、反撃せよ、と。
しかし何かがそれを許さない。全身を巡る、未だかつて体験したことのない
強烈な快感が思考を溶かし、意識を蝕んでいく。
総身を支配する快楽を前に成す術もなく、心の中に流れ込む
得体の知れない黒い何かを受け入れ、彼女は意識を闇に委ねた。
・・・・・・・・・・・・。
アグリアスが眠るように床にくずおれた直後、
聖騎士の生き血をむさぼったザルバックはラムザの手によって殲滅された。
変わり果てた兄を手にかけたラムザは、無力感と絶望で涙を流す以外になかった。
戦闘終了後、アグリアスは何事も無かったように自分で目を覚ました。
出血量も命に関わるようなものではなく、首すじに突き立てられた牙の
跡が残っていたが、それも治療魔法によって綺麗に回復された。
線の細い女性であるにも関わらず、気の遠くなる鍛錬を積み重ねた
アグリアスは外見以上に丈夫であり、これしきは怪我の内に入らない瑣事である。
・
・
・
一行は旅を続け、野を越え山を越えていく。
照る日差しに長時間の歩行が重なり、並の者ならば音を上げて当然の
過酷な旅路であるが、幾多の戦場と地獄を潜り抜けてきた彼らにとっては
何のことはない、既に日常の一部である。
平然と歩を進める仲間たちの中、アグリアスは自身の違和感に困惑していた。
妙な倦怠感と、それに反するような異様な精神の高揚。
そして――水を飲んでも飲んでも癒えない喉の渇き。
食事で腹は満たされても、それでもなお満たされない飢餓感――。
人の血を……吸ってみたいと思った。
636:夏の夜に咲く、血色の花 2/34
07/09/27 03:59:36 6DDtjBpt0
アグリアスは自身の異変を包み隠さず隊長であるラムザに報告した。
恐らくはザルバックに吸血されたことが原因であること、
その結果自分が不調になり、意識が少しずつ人のそれから離れ始めていることを。
他人に迷惑をかけるからという理由で個人の怪我や病気を
隠蔽するのは、団体においては美徳ではなくむしろ悪徳である。
対策を打たずに放置された個人の問題は、団体の命運が左右される
重要な局面で、必ず大きな問題に発展して団体全体を混乱の極みに陥れる。
逆に言えば、そういった個人の問題を早期に包み隠さず報告し、
広く解決案を募れば問題の肥大化は未然に防ぐことができる。
このあたりの機序は、長く団体に身を置き部下の采配を振る
アグリアスにとっては経験則として骨身に染みていた。
・
・
この報告を受け、ラムザは隊随一の白魔導師ルナにアグリアスの治療を命じた。
ルナは戦闘能力はからっきしなのだが、白魔法に異常なまでに突出し、
医学方面の知識も豊富に備えているため、怪我人治療専門の隊員として働いている。
アグリアスはだるい体を引きずりつつ、憂鬱な面持ちでルナのもとへ向かう。
ルナは確かに腕のいい白魔法の使い手だが、1つの大きな問題を抱えていた。
いわゆる一種の破綻者なのである。白魔法と医学の知識の探求を至高の
娯楽と認識し、病人は自分の欲求を満たす為の最高の素材だと捉えている節がある。
治療という目的と己が知識欲の為には手段を選ばず、
彼女の治療を受けて、体の傷は癒えても心の傷が増えたという隊員は後を絶たなかった。
今となっては自分の身に対する不安よりもルナの診察を受けることの方が
より大きな不安を感じる。アグリアスは恐る恐るルナの控えるテントに足を踏み入れた。
山積みにされた医学書と論文と古文書、実験器具と白魔法の儀式に使われる小道具が
散乱する中に埋もれるように、狂気の白魔導師ルナがちょこんと座っていた。
「やあ!私の診察室へようこそ!ちょっと散らかってますけど、適当にどけて座って下さいね」
大きな青い瞳を爛々と輝かせ、銀髪の少女ルナが満面の笑みでアグリアスに語りかける。
おもちゃを手渡された子供のようなわくわくとしたルナの笑顔に、アグリアスは一抹の不安を
抱かざるを得なかった。
637:夏の夜に咲く、血色の花 3/34
07/09/27 04:00:21 6DDtjBpt0
3日前に吸血されたことから、その後の現在の体調の変化、
妙な喉の渇きとえも言われぬ飢餓感、そして断続的におとずれる、
人の血を吸いたいという衝動…その全てを隠さず詳細に話した。
意外にもルナはおとなしくアグリアスの話を聴いていたが、
話し終わると同時に歓喜に身を打ち震わせて立ち上がった。
「素晴らしいです!今までに見たことも聞いたことも無い症例ですよ!
これは治療のしがいがありますね!」
アグリアスは頭を抱えてうずくまりたくなった。自分はこんな人間に
身を委ねるしかないのか…人の不幸を喜ぶ医者など、
こちらこそ見たことも聞いたことも無い。
「吸血時に感じた快感というのも気になりますねー。
どのくらい気持ちよかったんですか?」
興味津々といった様子で顔を覗き込んでくるルナに対し、
アグリアスは返答に窮する。快楽に呑まれ、成す術も無く
気を失った自分を思い出し、暗澹とした気持ちになる。
「…さぁ…?よくは覚えてないが…剣の鍛錬に励んだ後、
汗を流すために湯で体を洗う時と同じくらい…か…?」
実際はそんなものとは比較にならない、意識も矜持も
何もかもを溶かしてしまうような強烈な快楽に襲われたのだが、
そんな事をよりにもよってこのルナに話しても何の得にもならない。
「それくらいの気持ちよさで気を失うわけないでしょ?
性行為以上の快楽だったんですか?」
「なっ…!?」
顔を赤く染め、たじろぐアグリアスに、にやにやとした顔でルナは追撃する。
「アグリアスさん…これは治療上必要な情報なのでお尋ねするのですが…
男性経験はおありですか?」
「ぐっ…そっ…それは…その…」
顔を真っ赤にし、うつむいてモジモジとするアグリアスをひとしきり観察して楽しんだ後、
「まあ無理に患者のプライバシーを侵害するわけにもいきませんし、
答えたくないのなら答えずとも結構です。…女性は若いうちが華ですよ。
さっさと済ませておくことです」
638:夏の夜に咲く、血色の花 4/34
07/09/27 04:01:07 6DDtjBpt0
「ぐっ…!」
隠し事をまんまと暴かれた上に、いいように弄ばれてしまった。
ルナは確かに稀代の天才少女なのかもしれないが、医者とは思えない
気質の上に性格まで捻じ曲がっている。どこか頭の歯車が狂っているとしか思えない。
「吸血時に生じる快楽の理由というのは大体想像がつきます。
恐らく快楽を送り込むことで身動きを封じ、吸血を成功しやすくするのでしょう。
吸血という行為の為の麻酔の一種、もしくは快楽という報酬と
吸血という搾取の、単純なギブ&テイクの結果とも考えられます」
先ほどの簡単な問診でここまで組み立てられるルナの手腕は認めざるを得ない。
だかいかに医者として有能でも、ルナは人間としてどこか破綻しているのは間違いない。
「では触診に移りましょう!血を吸われた箇所を診せてください」
常軌を逸したものを瞳に滲ませながら迫るルナに対し、
恐怖すら抱きながらアグリアスはおずおずと首を差し出した。
「ふ~ん…膿んだり腫れたりしている様子はないですね。
よいしょっ!」
ごきっ!
「ぐあっ!?」
突然首を捻られ、アグリアスは思わず悶絶する。
「首の筋肉コリすぎですよ!アグリアスさんは胸が小さいんですから、
肩肘張らずに生きていけば肩こりせずに済みますよ」
「…お、お前みたいな子供に言われたくない…」
「私はまだ15歳ですからね。まだまだ未来が残されているのです」
無い胸を張るルナに対し、アグリアスは言葉も無かった。
もう吸血のことなどどうでもいい。一刻も早くこの悪魔の前から立ち去りたい。
「肺の様子と心音の確認をしたいので、上の服を全部脱いで下さい」
「えっ…!?じょ、上半身裸になれ、というのか…?」
「そうですが、それが何か?女同士恥ずかしがることもないでしょう?」
「そ、それはそうだが…」
渋々アグリアスは言われたとおりにする。別に他の女の前では
これほど躊躇することもない。しかし、この悪魔だけは別だった。
案の定、胸が小さいやら、それでも形は良いなどととってつけたように褒められたり
女性なのにたくましいなどと、およそ言われたくない事の全ては言い尽くされてしまった。
639:夏の夜に咲く、血色の花 5/34
07/09/27 04:01:51 6DDtjBpt0
「検査用の試料として採血させてもらいます」
注射針が血管に刺し込まれ、注射器の中に血液が満ちていく。
赤黒い液体を見つめるアグリアスは、素人目にも分かるほど呼吸が早く、
興奮状態に陥っていた。その目にはもはや血しか映っていない。
「(…ふーん。なるほど…これは面白い)」
ルナは採取した血液をしまい、テントの隅のゴミの山の中から皿を引きずり出し、
皿の中に、保存してあった実験用の血液を広げた。
「少し前に採取したヤギの血液です。今、あなたは何を感じますか?」
「………」
抑えても抑えても沸々と湧き上がる、目の前の血を飲み干してしまいたいと
いう衝動……しかしそれは人として禁忌とされる欲望だった。
今は理性でその衝動を抑えていられるが…いずれは…。
呆然と皿の中身を見つめ続けるアグリアスに返事を期待できないと
悟ったルナは、皿の中身を手早くしまった。
「結論から言いましょう。肉体的には何の問題もありません。
健康そのものです。先ほど採取した血液を検査にかけないことには
確証は持てませんが、恐らく何らかの異変や病原体の類は検出できないでしょう」
「で、では私は何が原因で…血を…欲しているんだ?」
「病気が原因ではありません。少なくとも、病原体への感染や
臓器の疾患・損傷が原因で血を飲みたくなる・吸いたくなるといった
病名は、私は1つも知りません。医学的に説明がつかないのなら、
原因は魔術・呪術の方面に求めるべきです。
多分、あなたは少しずつ吸血鬼化してるんですよ」
ルナは華のような笑顔で、とんでもない診断結果を直球でぶちまけた。
いや、そこは笑うところじゃないだろうという意見は、混乱や絶望のるつぼに
飲み込まれてかき消えた。
「そのザルバックとかいう元人間の吸血には、対象の血を吸うことで
自分と同じ吸血鬼に変えてしまうという効果があったんだと思います。
吸血が戦闘において敵を減らし味方を増やす上で有効な攻撃手段ならば
即効性でなければ意味がありませんが、あなたが吸血された直後にザルバックは
隊長によって殲滅されている。もしもそうでなかったなら、あなたはその場で即座に
吸血鬼化して隊長達に襲い掛かっていたはずですよ」
640:夏の夜に咲く、血色の花 6/34
07/09/27 05:03:23 6DDtjBpt0
考えるだけでぞっとする。人外の存在に生まれ変わり、
かつての仲間に剣を向けるなど、悪夢以外の何物でもない。
「あなたは血を吸われ、吸血鬼化が完了する前に
支配者になるはずだったザルバックが滅んでしまった。
しかしザルバックが滅んでもなお、吸血鬼化に必要な因子は
体内で潜伏しつづけた。ザルバックに吸血された際、
快楽以外に何か感じませんでしたか?何かを植えつけられた、
注入された感覚のようなものを」
そう言われ、アグリアスはハッとする。血を吸われたあの時、
確かに感じた心に染み入るような黒い何か。
それが何かは理解できなかったが、本能的に忌避すべきものだと感じた。
「あ、ああ…。何かは分からないが、心の中に何かが入り込んだ
ような感覚があったんだ…」
ルナは満足そうにうなずき、話を進める一方で嬉々としてカルテに
病状と推定される原因を書き込み続ける。
「あなたの体内…心の中…この際どちらでも構いませんが、
とにかく侵入したソレは今もなおあなたの吸血鬼化を進めています。
倦怠感を感じるのは、体質が少しずつ吸血鬼のそれに近づいているので
人間としての肉体が拒絶反応を起こしている結果だと考えられます。
親であるザルバックが滅んでいますから変化が劇的に進むということは
今までの経過から考えにくいのですが、放っておけばいずれ
完全な吸血鬼になりますよ」
普通、医者というものは患者に刺激を与えないように穏便に
病状を説明するものではないだろうか…?ルナはそういった繊細な
配慮にまるで頓着せず、無慈悲…というよりも無邪気に死の宣告にも近い告知をした。
「ち、治療法は無いのか…!?私はこのまま吸血鬼になる以外に道はないのか!?」
「ありません。医学会でも魔術学界でも報告されたことのない初めての症例です」
絶句する以外になかった。人間としての人生は近い将来に終了し、
人を護る側から人を脅かす側へ、人外化生としての未来がこれから広がっていくのだ。
幾多の絶望と死を超えてきた彼女の鋼の心も、今回ばかりは残酷すぎる現実に
打ちのめされ顔を上げることもかなわない。
641:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 05:04:16 50eguRCr0
642:夏の夜に咲く、血色の花 7/34
07/09/27 05:07:09 6DDtjBpt0
「既存の治療法は存在しない、と言ったんですよ。私が新しく治療法を
見つければ吸血鬼化は防げます」
「それを早く言え!!お前は医者のくせにどうしてそう人を
絶望させるのが好きなんだ!」
首を絞められ前後にがくがくと頭を揺さぶられながらも、
ルナはさも楽しげにからからと笑うだけで反省の色など微塵も無い。
そんなルナを解放し、アグリアスはため息をつきながら座りなおした。
「…で…治療法が見つかる可能性はあるのか?
私はあとどのくらいで吸血鬼になるんだ…?」
「とりあえず、今私が持っている文献を洗いなおして
似たような症例がないかを探しますが、多分無駄だと思います。
資料の絶対数がまるで足りないからです。街の大図書館で
魔術書を片っ端から調べる必要があるでしょう。
それで治療法が見つかれば解決、見つからなければ
吸血鬼として第二の人生を歩むだけです」
「私は吸血鬼として生きるなんて真っ平御免だ!」
「いやいや、吸血鬼も捨てたものじゃありませんって。
伝承によれば、不老の上に不死の体。おまけに
時間を停止させる能力も身に付くそうですよ。完璧です!」
「真・面・目・に・話せ!」
首をギリギリと締め上げられ、さしものルナも苦しそうだ。
「前例が報告されていないので吸血鬼化するまで
どのくらいの猶予があるのか正直分かりませんが、
私はあと一週間ほどで完全に吸血鬼化すると思っています。
根拠はありませんが、医者としてのカンと女のカンを組み合わせて」
頭が痛くなってくる。
「私はこれから街に出向き、治療方法を調べます。
5日以内に戻ってくるつもりですが、今日明日にでも
あなたが吸血鬼化しないとも限らない。私がここに戻るまでの間、
あなたの身柄を拘束します」
643:夏の夜に咲く、血色の花 8/34
07/09/27 05:09:34 6DDtjBpt0
「こ、拘束…!?」
「はい。さしあたって、手と足を鉄の鎖で封じて行動できない
ようになってもらいましょう。どうやら吸血鬼に血を吸われた
人間は吸血鬼になるようです。つまり伝染するんですよ。
私が帰ってきたら、仲間が全員吸血鬼になっているようでは困ります。
まあそうなっても私には関係ありませんが、研究場所とパトロンを失うと
医学と白魔法の研究ができなくなってしまうので困るんですよ」
「………」
「今分かる範囲で発症しうる症状と、それに対する対処療法を
一覧にして他の白魔導師に渡します。ケアはその白魔導師から
受けてください。それと、もしも急激に吸血鬼化が進行し、
もうだめだ、人であるうちに人のままで死にたい…とか思うようになったら」
棚から青色の粉の入った袋を取り出し、アグリアスの手の平にポンと乗せた。
「コレを水に溶かして、静脈注射して下さい。10分以内に
何の苦しみもなく眠るように死ねるスグレモノですよ♪」
「…お前はそれでも医者か…」
「本人の意思を無視した無意味な延命治療には興味がありませんので。
生きるか死ぬかを選ぶのは患者の自由というのが私のスタンスです」
アグリアスは思わず天を仰いだ。
「もしも治療法が見つからず、不幸にして吸血鬼になってしまった場合ですが…
私は吸血鬼というものを目にしたことがありません。本当に人の血を
吸うのかどうかも事実を確認しない限り分かりません。
案外普通の人間と大差ないのかも知れません。人に害を及ぼさない
ようならば、私はどうもしません。放っておくだけです。
症例には興味があるので、標本として研究に協力してくれるのなら大歓迎です。
ただし、人に害をなすような存在になるようならば、医者としてではなく、
人の世を健全に保つ為の白魔導師…エクソシスト(悪魔祓い)として
私自らが責任をもって殲滅して差し上げますので、ご心配なきように。
医者としても白魔導師としても最後までしっかり面倒を見るのが私のポリシーですので」
15歳の少女相応のあどけない笑顔に、アグリアスは何と応えれば良いのか分からなかった。
644:夏の夜に咲く、血色の花 9/34
07/09/27 05:11:54 6DDtjBpt0
ルナが治療の一時的引継ぎを済ませ、調査の手伝い数人と
護衛(これには何とオルランドゥ伯が自ら志願した。愛弟子のアグリアスの
危機に際して、積極的に助力したいと申し出たからだった)を
引き連れ、街を目指して出発した。
アグリアスはテントの中で、手足を鉄鎖で拘束され、一人寝転がっていた。
「緊縛される聖騎士ですかぁ…う~んフェティッシュですねぇ」
この非常事態をまるで理解していないような、
頼みの綱のルナの発言がいつまでも耳に残響していた。
一週間で吸血鬼になるなど、散々ルナに脅かされはしたが、
今のところどうということはない。発作的に血が欲しくはなるが、
後は全身がだるいというだけのものだ。
とんでもない診察による心労と倦怠感によってまどろみかけていた時、
二人の訪問者がやってきた。
「吸血鬼になりかけてるんだって?あなたも苦労人ね」
「どんな気分ですか?辛いですか?気持ちいいですか?」
さもうざったいと言わんばかりのアグリアスの顔を覗きこむのは、
メリアドールとレーゼだった。アグリアスはこの二人とよく行動を共にしていた。
「…お前ら…私は一応病人で疲れてるんだが…」
「あら、だからこうしてお見舞いに来てあげたんじゃない」
ねー♪とメリアドールとレーゼは顔を見合わせて微笑みあう。
この二人は何か企んでいる。アグリアスは直感的にそう感じた。
「お土産があるんです。ラムザを散々脅し…じゃなくて頼み込んで、
やっと使わせてもらえるようになった貴重品なんですから」
…さっきから断続的に続いていた地鳴りのような音は、
レーゼがラムザを脅迫する為に樹か地面でも殴っていた音だったのだろうか…。
「じゃじゃ~ん!リボンです!」
リボンを誇らしげに掲げるレーゼに、メリアドールがわざとらしく
わあーーーっなどと感嘆し、拍手を贈る。
「このリボンにはありとあらゆるステータス異常を予防する、
世にもありがたい効果があるのです。隊で二つしかない貴重なアイテムなんですよ」
645:夏の夜に咲く、血色の花 10/34
07/09/27 05:13:31 6DDtjBpt0
「吸血鬼化で苦しむアグリアスのために私たちがしてあげられること…
このリボンさえあれば救ってあげられるかもしれない…。
そう思ってリボンを始め、色んなレアアイテムを用意してきたのよ」
妙に演技じみた仰々しいメリアドールの台詞に、アグリアスは不安を覚えてきた。
「…いや…気持ちは嬉しいが、リボンはあくまで予防のための
装備品であって、私は既に感染している訳だから意味が…」
「まあ細かいことはどうでもいいのよ。物は試しって言うでしょ?
アグリアスってばいつも三つ編みだから、この際いろいろな髪型を
試してみましょ」
アグリアスが鉄鎖で身動きができないのをいいことに、二人は
驚くほどの手際のよいコンビプレイで、アグリアスの結った髪を解き始めた。
「うわ!?おい!こらバカ共やめろ!」
「いいからいいから…全て私たちに任せて下さい」
アグリアスは必死に抵抗を試みるが、手足の自由が奪われているため
イモムシのように左右にゴロゴロと寝返りを打つので精一杯である。
繊細で夏の日差しを思わせるような金色の髪が、さらさらと床に広がった。
「「おお~~~っ」」
二人は同時に声を上げる。普段は髪を結い、男以上に漢らしいなどと
評判のアグリアスが見せる、意外な乙女としての一面。
元々顔立ちが整っているため、美しい黄金色の長髪をはだけ、
手足の自由を奪われたその姿はさながら囚われの姫君…
というよりも頬を真紅に染め、「見るな…見るな…」と
つぶやくアグリアスの姿は、女から見ても妙に扇情的であった。
「貴女長髪も似合うじゃない。女の子っぽいわよ」
「わ、私は元々女だ!」
「これはイジりがいがありますね~!まず何から試しましょうか?
ポニーテール?ツインテール?」
リボンを両手にわくわくとした表情で迫るレーゼ。
「リボンだけじゃなくてバレッタとかカチューシャとか…
他にも香水とか指輪なんかも持ってきたから、今日は存分に女の子の
オシャレを堪能するがいいわ」
「や…やめろぉ…」
646:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 05:14:35 50eguRCr0
647:夏の夜に咲く、血色の花 11/34
07/09/27 05:36:26 6DDtjBpt0
結局この後、アグリアスは二人が知りうる限りの髪型を試され、
しかもそれを逐一鏡でアグリアスに見せつけ、感想を聞かれる事になった。
調子に乗った二人はくつやら服やら帽子やらローブなどを
かき集め、それらを拘束中のアグリアスにあてがい、
アグリアスの町娘バージョン、白衣の天使バージョン、
ウエディングドレスバージョン、ゴシック&ロリータバージョン、
お姫様バージョン、メイドバージョンなど、ありとあらゆる服飾を施し、
あまつさえそれらの姿を他の女性隊員達に自由公開した。
アグリアスは始終恥辱で顔を真っ赤に染め、吸血鬼になるのを待たずに
今ここで死にたいと思った。そしてその前に二人の息の根を止めたいとも思った。
・
・
屈辱的な姿を幾たびも衆目に晒されたことによる精神陵辱と、
元々の倦怠感とあいまってすっかり憔悴した様子のアグリアスは、
まるで生きた人形のように二人のされるがままになっていた。
レーゼによって首に百八の数珠をかけられ感想を問われるも、返事を返す気すら起こらない。
「一発芸。修行僧アグリアス」
メリアドールが腹を抱えてゴロゴロと床を転がり
「似合う似合う!アグリアスの禁欲的なイメージと絶妙にマッチしてる!」
二人の笑い声をどこか傍観者のように聞きながら、アグリアスはただ
この時が早く過ぎ去ることだけを祈った。
「夕ご飯の支度ができましたよー」
隊員の一人がアグリアスのテントにやってきて、夕飯ができたことを告げた。
聞きなれたその言葉が、今のアグリアスにとっては天使の囁きのようにさえ聞こえた。
「あれ?もう夕飯?楽しいことをしてると時間が経つのが早いなぁ」
「アグリアスもお疲れのようですし、夕飯の支度も整ったそうなので
わたし達はこれにて失礼しますね」
「夕飯は後で残ったものを適当に持ってきてあげるから。
じゃあまた明日ね~」
「………」
あー遊んだ遊んだと呟きながらテントを後にする二人を無言で見送って、
アグリアスは暗闇の中に独り残された。
648:夏の夜に咲く、血色の花 12/34
07/09/27 06:08:09 6DDtjBpt0
次の日もメリアドールとレーゼはお見舞いと称して
アグリアスで遊ぶためにテントに来訪し、散々身動きの取れない
アグリアスをイジり倒した。
「これでも食べて元気だして」
メリアドールがアグリアスの大嫌いなトマトを目の前に差し出した。
普段は匂いをかぐだけでも嫌悪感を抱くトマトだが、
その赤い色と赤い果汁がどうしても…今意思に反して体が
求めている血液を彷彿とさせてしまい…食べたくないのに反射的に食べてしまう。
不味いと思っていたトマトも、こうした極限状態で食べてみると
意外に美味しいと思うから不思議だった。
「こういう辛い時には眠って時をやり過ごすのが一番ですよ」
レーゼは紐の先に赤い木の実をくくり付けたものを左右に揺り動かし始めた。
「催眠術です。単調な振り子の運動を見つめ続ければ、
そのうち退屈になって眠くなりますよ」
その原理は間違ってはいないと思うが、紐の先の赤い実が
トマトの時と同じように血を連想させ、アグリアスの意思に反して
勝手に首が振り子の動きに合わせて動いてしまう。
「私で遊ぶなーー!!」
今できる唯一の抵抗も、二人の笑いを誘う以外の効果はない。
メリアドールもレーゼも別に悪気があって遊んでいるわけではなく、
普段は共に剣や武術の鍛錬の良き相棒として認め合い、信頼し合っている仲だ。
しかし今のアグリアスは普段の彼女―己の腕と強さのみを頼りにし、
凛とした佇まいと人形のように整った顔立ちを備えたアグリアスは
どこか神聖不可侵といった印象を与え、常人の手の届かない高嶺に
ひっそりと咲き誇る、硝子で出来た一輪の花を思わせる―とはあまりに
かけ離れた、どこにでもいるただのひ弱な若い女に過ぎず、その上
彼女を彼女たらしめていた、何者にも屈しない純粋が故に美しいその強さは
鉄鎖という現実的でつまらない道具に束縛されてしまっている。
普段のアグリアスを一流の戦士として知っている二人だからこそ、
普段の彼女とのギャップをことさら面白く感じてしまい、千載一遇の
この機会に乗じてアグリアスを遊び倒さないと気がすまないのだった。
夕飯の時を伝える天使の降臨を、アグリアスは今日も待ち望まなければならなかった。
649:夏の夜に咲く、血色の花 13/34
07/09/27 06:09:14 6DDtjBpt0
ルナが街に向かってから三日、少しずつアグリアスの容態は
悪化していった。脈が常に速く、呼吸も荒い。意識は朦朧とし、
仲間の呼びかけにもぽつりぽつりと億劫そうに応えるだけだ。
こうなってメリアドールとレーゼもさすがにアグリアスで遊ぶことを自重し、
たまに彼女のもとを訪れては普通の土産を渡し、励ましの言葉を掛ける程度にしておいた。
熱で茹だったような頭で、アグリアスは漠然と考える。
一定時間おきに訪れていた吸血衝動…その間隔が少しずつ
短くなっている。人の血が吸いたくてたまらなくなっている。
喉はどんなに水を飲もうが渇きが癒されることは無く、
その渇きを癒しうる唯一の水は人の血液のみ。
半ば眠ったような人間としての意識と倫理観を
人ならざるものが少しずつ蝕み、取り込まれていくのを感じていた。
それでも長年に渡って修行と実戦で鍛え上げてきた精神力は、
吸血鬼としての心の侵食を多少は食い止めていられるらしい。
まだ隊員達と人として会話することは可能だが、それもいつまで続くか分からない。
この際ルナから手渡された自殺幇助薬の使用も考慮に入れておいた方がいいかも知れない。
少しずつ人外の存在になりつつある自分に恐怖しつつ、
そんな時に心に唯一浮かぶのはラムザの存在だった。
彼と同じ戦場を駆け抜け、共に剣の腕を磨き、幾たびの
絶望と死線を共に乗り越え、同じ場所で同じ季節を過ごすうちに…
いつしかラムザに憧れを抱くようになった自分に気が付いた。
誰もが絶望と死の恐怖に呑まれ、動けなくなった現世に現れた地獄――
アグリアスさえも剣折れ力尽き、倒れ伏す傍ら…
ラムザは独り剣を構え、強大な悪魔に立ち向かっていった。その背中を…ただ美しいと思った。
その感情は胸を締め付け、時に酸っぱく時に甘い幸せな思いだった。
初めからその恋心を彼に伝えるつもりなどなかった。
密やかに胸の中で愛しみ育て上げた想いの花は…時を経て静かに散らせるつもりだった。
彼と同じ青い空の下で、同じ時を過ごせるだけでよかった。それ以外は何も望まなかった。
それなのに…今はラムザをかつてないほどに恋しく思ってしまう。
自分の痛みを、苦しみを、気持ちを理解して欲しい。救って欲しい。
激しい切なさにさいなまれる中、テントの外からラムザの声が聞こえてきた。
650:夏の夜に咲く、血色の花 14/34
07/09/27 06:10:03 6DDtjBpt0
ラムザがテントに入ってきた途端、
それまでグラグラと揺らいでいた視界が急速に正常に戻り
白濁していた思考が一気に沈静していった。
しかしこの状態は、少し前の健康だった頃とは何かが違う。何かがおかしい。
「わざわざ来てくれてありがとうラムザ。嬉しいよ」
微笑みながらそんなことを平然と言い放った後、理性が疑問を訴えた。
「(私は何を言っている…!?)」
こんな朗らかにラムザに語りかけるなど、未だかつて一度も成功したことはない。
「思ったよりも具合が良さそうで安心しました。
もうすぐルナが帰ってきますね。きっと治療法を見つけてくれるはずです」
「そうだな、そうだといいな。今回は私の不注意でこんなことになってしまい
済まない。私が血を吸われなどしなければ旅が滞ることもなかったし、
お前が私を助けるために…自ら兄上に引導を渡すことも無かったはずだ」
「いえ、気にしないで下さい。今まで一緒に戦ってきた仲じゃないですか。
水臭いですよ。兄のことは…僕自身が逝かせてあげて、よかったと
思っているんです。兄も満足して逝けたと思っています」
「そうか…優しいんだな。お前は」
アグリアスの自制心に反して、次から次へと勝手に言葉がついて出てくる。
しかもそのどれもが、今まで言いたくとも恥ずかしくて言えないような、
胸の内の想いを直接吐露するような発言だった。
酒に酔って発言が大胆になるような現象とは似ているようで違う。
まるで別人が体を勝手に操って会話をし、冷静な自分がそれを離れた場所から
眺めているような感覚だ。
恋心を伝えられなくとも構わない。せめて彼と自然に話しをしたい。
そんな淡い願いを抱いていても、どうすればいいのか見当も付かなかった。
戦闘時以外では気恥ずかしくて何を話せばいいのか分からなかったし、
優しくされると無意味に反発し、逆に優しくしたいのに冷たく当たってしまう。
こんな風に、自然に朗らかに、素直になって彼と話しをしたかった。
諦めかけていた夢が唐突に叶い、アグリアスは当初感じた違和感のことなど忘れ、
半ば夢見心地でこの自動会話に興じていた。
「なあラムザ…1つ頼みがあるんたが…」
651:夏の夜に咲く、血色の花 15/34
07/09/27 06:11:00 6DDtjBpt0
「? 何ですか?」
「服の中に虫がまぎれ込んだみたいなんだ。取ってくれないか?」
「…え…えええ!?」
顔を赤らめ、たじろぐラムザ以上に、アグリアスはパニックに陥っていた。
「(虫など服の中に入っていない!嘘を言っている!)」
アグリアスの動揺をよそに、体は勝手に会話を続ける。
「くすぐったくてしょうがないんだ。早く取ってくれ」
「あぁーーその…しかしですね?アグリアスさんは女性な訳ですから…
男の僕が服の中をまさぐるというのは色々と問題が…」
「別に問題などない。早くやれ」
「ええ~~っ!?」
普段の毅然とした様子のアグリアスからかけ離れた発言に、
ラムザはただただ困惑する以外に無い。
「それとも何か?私みたいな女には手も触れたくない…と。
お前はそう言いたいのか?」
「い、いえいえそんな事は…!アグリアスさんは…その…
綺麗な方ですし…」
「ふふ…ありがとう。ラムザ。嬉しいよ。
だが口だけなら何とでも言える。態度で示してこその誠意じゃないか?」
「そ…それはそうですが…。
…メリアドールかレーゼにやってもらうというのは駄目ですか?」
「駄目」
「あ…う…」
何だ…?何なんだこの会話は…?先ほどまでの心温まる会話から一変、
これではまるで猥談…。いや、この際会話の内容はどうでもいい。
こんな会話をさせて、ラムザに服の中をまさぐらせようとしているのは
何が目的なんだ…?何かに体を乗っ取られ、気が付けば口だけでなく
体全体の自由さえも奪われている。
ラムザは自分でない誰かと会話している。それを伝えなくてはならない。
しかしその異常事態を伝えることはかなわず、あたふたとするだけでどうしようもない。
そうこうするうちに、頬を紅潮させたラムザがおずおずと近づいてきた。
652:夏の夜に咲く、血色の花 16/34
07/09/27 06:12:00 6DDtjBpt0
「右腕のひじあたりにいるぞ。早く取ってくれ。
胸や腰の辺りに移動しないとも限らない」
「!! …そ、そうですね…。し、失礼します…!」
ラムザは顔を真っ赤に染めながら、右腕の袖口から手を差し込む。
こんなにも近い距離にラムザがいる。その事実だけでも卒倒しそうなのに、
その上服の中に手を入れられて…アグリアスは気恥ずかしさで
頭がどうにかなりそうだった。
そんな中、ふとラムザの首筋が目に留まった。
「ア、アグリアスさん…虫らしきものは見当たりませんが…」
「ああ。肩の方に移動しているぞ」
「そ、そうですか…」
ラムザはいるはずのない幻の虫を探し続け、アグリアスの顔に
注意が向いていないばかりか、首周りがまるで無防備の状態。
今ならたやすく…。
突然、今まで明瞭だった思考にもやがかかり、
未だかつて無い強烈な吸血衝動が襲ってきた。
動悸が激化し、呼吸が早くなる。重度の酩酊状態のような、
歪む世界、歪む思考の中で、血への欲求のみがアグリアスの全てを
支配しようとする。
血…血…血…他の誰でもない…ラムザの血!
血が欲しい…!愛するラムザの血をこの身に受け入れ…
どうしようもない、抗いがたいこの渇きを潤おしたい!
光に吸い寄せられる蛾のように、アグリアスの顔はゆらゆらと
ラムザの首に近づいていく。恍惚とした表情で…。
アグリアスはすっと目を閉じ、そっと唇をラムザの首にあてがった。
「えっ…!?」
突然首に触れた、柔らかく、温かい感触にラムザはハッとする。
そんな驚いたラムザの声に、アグリアスは急速に覚醒し、今自分が
何をしようとしたのかを理解した。
「ア、アグリアスさん…?今何を…?」
呆然自失のアグリアスに、問いかけるが、アグリアスからの返答は無い。
653:夏の夜に咲く、血色の花 17/34
07/09/27 06:29:31 6DDtjBpt0
彼女の頬を、一筋の涙がつたって零れ落ちた。
「……出て行け…」
低く、くぐもった声が静かに響いた。
「…行け…!ここから出て行け!私に近寄るな!」
突拍子も無い発言以前に、ラムザは彼女の涙に唖然としていた。
アグリアスが涙を流す…これは天地がひっくり返る前触れだろうか?
「出て行けと言っているだろう!もう私から離れてくれ!
こんな私を…見ないでくれ…」
静かに涙する彼女に背を向け、ラムザは言われたとおりに
テントを出て行く。
「ごめんなさい」
悲しい顔で、そんな言葉を言い残して。
ふたたび独りになったアグリアスは、感情を暗い淵へ、静かに沈めていった。
・
・
・
次の日の夜。
空には金色の満月が昇り、ほの明るさが闇を照らしていた。
「おいーっす。夕ご飯もってきたよー」
メリアドールが残飯を片手にアグリアスのテントに入る。
アグリアスはうつ伏せになっており、メリアドールの声にピクリとも反応しない。
「ご飯持ってきたって。夕飯だよ夕飯」
アグリアスの頭をぽんぽんと叩き、返事を待つが一向にアグリアスは
起きようとしない。
「おいコラ、起きろよ。食べるもの食べなきゃ」
アグリアスの頬をぺちぺちとはたく。
アグリアスは冷たくなっていた。闇の中なので分からないが、
肌の色は死人同然に白くなっている。
闇の中で、ぶちん…と何かが引きちぎれる音が響いた。
654:夏の夜に咲く、血色の花 18/34
07/09/27 06:30:29 6DDtjBpt0
闇の中から伸びる白い手が、メリアドールの顔を掴んだ。
血の気を失った白い顔…それでも瞳だけは血のような赤い色に染まっている。
「私をおちょくるなと…何度も言っておいたはずだろう?」
「え…?」
二の句を継げさせず、みぞおちに一撃を加えてメリアドールを
昏倒させた。
今まで足を拘束していた忌々しい鉄鎖を引きちぎり、
気絶しているメリアドールの佩剣を奪い取ってから、
アグリアスは五日ぶりに自分の足でテントの外を歩いた。
夜風が頬をなで、空に輝く満月が美しい、気持ちのいい夜だった。
実に清々しい気分だった。歌でも1つ歌ってみたい良い気分だった。
己を縛り付けていた数々の暗鬱な思いは微塵も残さず消え去り、
高揚とした気分で夜の野を踏みしめる。
ラムザに会いたい。会って昨日の非礼を詫びたい。
そして血を思う存分吸って、この素晴らしい気持ちを彼と分かち合いたい。
ラムザのテントへ向かう途中、何人かの仲間と出会った。
彼らはアグリアスの進行を邪魔しようとしたので、
仕方なく適当に相手をしてやった。今まで共に戦ってきた仲だ。
アグリアスも鬼ではない、できるだけ傷つけないように、優しく気絶させてやった。
上機嫌で歩を進めていると、闇の中にぽつんとレーゼが佇んでいた。
「やあレーゼ。いい夜だな」
「ええ、そうですね。でも、こんなことになって残念です」
「私はまるで残念に思っていないが?とても良い気分だ。
力もあふれ出すようだし、体の調子もとても良い」
「それは結構なことですね。仲間の誰かは殺しましたか?」
「バカを言うな。大切な仲間だぞ?ちょっと眠ってもらっただけだ」
「それを聞いて安心しました。もしも仲間が殺されていれば…
わたしは友人を手に掛けなければならないところでしたので」
「手に掛ける?なぜ私がお前に殺されなければならないんだ?
まぁいい。失せろ。レーゼ。私が用のあるのはラムザだけだ」
「止まりなさい。アグリアス。これ以上前に進むと力ずくで捕縛しますよ」
アグリアスは肩をすくめ、ためらわずに前進した。
655:夏の夜に咲く、血色の花 19/34
07/09/27 06:31:22 6DDtjBpt0
瞬間、アグリアスの体が宙に浮いた。
今のアグリアスにも視認できない速度で足を払われ、
地面に落下するのを待たずに、わき腹に大砲を思わせるような衝撃が浴びせられた。
アグリアスは宙を吹き飛び、大木に激突して地面にずり落ちた。
この時、木の枝にアグリアスの髪が引っかかり、結われた髪が解かれた。
月の光を吸って濡れたように光る金色の長髪が夜風に揺れる。
何本かへし折られた肋骨が内臓を傷つけ、思わず血を吐き出した。
吐血した血が髪に染み入り、金色を赤黒色染める。
右手を支えに立ち上がろうとするが、うまくいかない。
よく見れば、右腕のひじから先があらぬ方向を向いている。
わき腹に一発入れられた時、同時に右腕も折られたらしい。
仕方ないので両足を使って立ち上がろうとするが、これもうまくいかない。
よく見れば、両足ともへし折れている。足払いの際に折られたらしい。
「ごめんなさいね。剣でも抜かれたら面倒だから、右腕は先に封じさせてもらいました」
竜族の末裔レーゼはドラゴンの化身。
必然膂力、瞬発力、体力共に人間を遥かに凌駕する。
剣の達人、魔法の達人が混在するラムザの隊において、
純粋な肉体の強さでレーゼを上回る者は存在しない。
「痛いでしょうが、我慢してください。本当はもっと
軽い怪我で済ませるつもりだったのですが…
人間の体はもろいので、力の加減が難しくて。
後で回復魔法を施して治療しますよ」
「そいつは気を遣わせて済まなかったな。
だが私はもう人間ではないから、手加減は無用だぞ」
瞬時に右腕、肋骨、損傷した内蔵と両足を復元させ、レーゼの右足首を掴んで立ち上がった。
手足をへし折られた人間がその場で立ち上がる…
有り得ない事態にさしものレーゼも虚を衝かれ、一瞬アグリアスに宙吊りにされた。
アグリアスはレーゼの足首を掴んだまま、力任せに地面と周囲の樹木に
何度もレーゼの体を叩き付けた。いかにレーゼの肉体が頑強であっても、
今のアグリアスは彼女に勝るとも劣らない怪物である。
レーゼは成すすべなく沈黙した。
656:夏の夜に咲く、血色の花 20/34
07/09/27 06:32:09 6DDtjBpt0
「お前はキングベヒーモスよりも丈夫だから、
これくらいどうってことはないだろう?しばらく眠ってろ」
アグリアスは片手一本で軽々とレーゼを宙吊りにし、
意識を失っている彼女に微笑みかけると、ポイとレーゼを放り捨て、
再びラムザを探し始めた。
その間にも仲間達の足止めを食らったが、今のアグリアスの前には
全くの無力だった。元々隊の中でもトップクラスに強い彼女が極限まで強化されたのだ。
他の隊員に彼女を止められる道理はない。
一人、二人と蹴散らすうちに、ようやく目当てのラムザが現れた。
「こんばんはラムザ。昨日は取り乱したりして済まなかったな。
お前の血が吸いたいがためにあんなことになったんだ。許してくれ」
「………」
ラムザは無言で剣を構える。そんなラムザを見取り、アグリアスは破顔した。
思い出したように佩剣に手をかけ、鞘から剣を引き抜いた。
「うん。そうだな。せっかくメリアドールから借りてきたんだ。
一度くらいは使ってやらないと、あいつも怒るだろうな」
月下に映える、透けるほどに白い肌と燃えるような紅い瞳…
金糸を思わせるほど繊細ですべらかな髪は、所々が血で穢れている。
銀色に光る長剣を携えたアグリアスはどこか幻想的で、
この世のものとは思えなかった。
ある人は彼女を悪魔と呼び、またある人は彼女を天使と呼ぶだろう。
「歯ごたえのない奴ばかりで退屈していたんだ。
少しは私を楽しませろよ」
ラムザが渾身の一撃を見舞い、アグリアスがそれに応じて剣戟を振るう。
剣の断末魔の悲鳴が轟き、柄から切断された刃が地面に突き刺さる。
勝負はたったの一撃で決着がついた。
ラムザの剣が、アグリアスの斬撃によって“斬られた”のだ。
剣で剣を斬る、という神業をさも当たり前のように放った後、アグリアスは嘆息する。
「遅いな。止まって見えたよ」
呆然とするラムザを力ずくで押し倒し、ラムザの両腕を両手で押さえつけた。
「この時を…ずっと待ち望んでいた気がするよ」
657:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 06:48:19 wLIv6vprO
トリ付けないとかオリジナルキャラとか色々
聖女の人か?
658:夏の夜に咲く、血色の花 21/34
07/09/27 07:04:47 6DDtjBpt0
ラムザは必死に両腕の拘束を振り解こうとするが、
まるで万力に挟まれたようにびくとも動かない。
「私の気持ちを…私の願いを…ずっと伝えたかった。
ラムザ。お前が好きだ。愛している」
どうすればこの絶望的状況を打開できるか。必死に考えを
巡らせていたラムザの耳に届いたアグリアスの言葉。
瞬間世界は停止し、アグリアスの澄んだ紅い瞳とラムザの瞳が宙で交差する。
「知っていたか?私はずっとお前を見てきたんだ。
仲間としてでなく、一人の異性として。
お前を愛すること。お前に愛されること。ずっとそれを願っていたんだ」
彼女が吸血鬼になっていることなど、ラムザの意中から消え失せた。
なぜなら彼女は、ラムザはおろか今まで他の誰にも見せたことの無い、
穢れを知らない少女のような無垢な笑顔をしていたのだから。
「私の気持ちを知って欲しかったのに、どうしても伝えることが
できなかった。ただ恥ずかしかったからじゃない。
思いを伝えてしまったら、私を私たらしめる何かが壊れてしまう。
お前の傍にさえ居られなくなるかもしれないことが怖かったんだ」
「………」
「私は人間を辞めたがな…まるで後悔していないんだ。
こうしてお前に胸の内を告白できるようになったんだからな。
以前の私なら、どうせ誰にもお前への気持ちを知らせることなく
墓の中まで持ち込んでいたんだろうな」
無邪気にアグリアスは微笑む。その無垢な笑顔に、
ラムザはいつしか恐怖を忘れている自分に気が付いた。
「この身は…この命は世界を正すために捧げるものだとずっと考えていた。
だが、お前と出会っていつしか考えが変わった。
世界のためじゃない。お前を護るために、私の命を使おうと思うようになったんだ。
お前が歩む道を切り開くための、剣になりたいとずっと思っていたんだよ」
「…こんな僕のためにそこまで思っていただいて…うれしく思います。
…ですが…僕の存在を尊重してくれるのなら…僕を解放して下さい。
僕まで血を吸われてしまっては、この部隊は崩壊します。
アグリアスさんを人間に戻す希望も失われます」
659:夏の夜に咲く、血色の花 22/34
07/09/27 07:06:00 6DDtjBpt0
「それはできない相談だな」
アグリアスの顔が、ラムザのすぐ目の前まで近づいた。
あとほんの少しで、唇と唇が触れ合う、
お互いの吐息を肌で感じられるような距離。
絹糸よりもなお艶やかで、月の光を浴びて煌めく金色の髪が、
ラムザの胸元に滝のように流れ落ちた。
「言っただろう?今の私には世界などどうでもいい。
この部隊が解散しようが破滅しようが知ったことではないんだ。
欲しいのはただ1つ…ラムザ、お前だけなんだから」
あまりに純粋が故に狂気を孕んだその眼差しを、ラムザは
魅入られたように見つめ返す以外に成す術が無い。
「ここまで誰の血も吸わず、必死に喉の渇きを
我慢してきたのは何のためだと思っている?
他の誰でもない。お前の血で、心と体の乾きを同時に癒すためだよ。
愛する男の血というものは一体どれほど甘美な味がするんだろうな。
正直、楽しみで楽しみで堪らないよ」
小さい舌でちろりと舌なめずりをする。
「…僕は楽しみじゃありません。痛いのは嫌いです」
そんなラムザの答えに、アグリアスは大笑いした。
「バカ。教えておいてやるが、吸血鬼に血を吸われる時には
もの凄い快感が全身を巡るんだぞ。
アレを上回る快楽などこの世に存在しない。賭けてもいいぞ」
それは性行為よりも?と内心疑問に思ったが、
アグリアスに尋ねたところで無駄のような気が直感的にしたし、
聞いたら聞いたで彼女の怒りを買って、この場で絞め殺されかねなかったので
そんな疑問は胸のうちだけに留めておいた。
「さて、と…。
心の準備はできたか?私はもう我慢の限界だ。
何せ一週間分の我慢だからな。腹一杯吸わせて貰うつもりだが、
致死量まで吸ってお前が死んでしまっては元も子もない。
ヤバそうだったら遠慮せずにちゃんと知らせろよ」
「………」
660:夏の夜に咲く、血色の花 23/34
07/09/27 07:07:02 6DDtjBpt0
目を閉じてラムザの首に口を寄せるアグリアスに、
ラムザは最後の抵抗を試みた。
「アグリアスさん」
「…何だ。せっかくいいところだったのに」
「アグリアスさんみたいな立派で綺麗な女性が僕みたいな人間を
愛してくれて…とても嬉しく思います。お世辞ではなく、本当に。
でもここで世界の危機を放り出して、旅を止める訳にはいかないんです!
僕のために命を賭けてくれているみんなの為にも。
僕のせいで死んでしまったティータやザルバック兄さん…
今もどこかで苦しんでいる大勢の人たちの為にも…
僕は世界を救う日まで、絶対に負けられないんです!」
ラムザの言葉をきょとんとした様子で聞いていたアグリアスは
苦笑を漏らした。
「アグリア…」
唐突に、唇を重ねられた。
訴えるべき言葉はアグリアスの突然のキスによって奪われてしまった。
ほんの数秒の、唇を重ね合わせるだけの淡い口づけ。
柔らかい感触と、かすかに感じる彼女の吐息。彼女の香り。
ラムザはその感覚に陶然とし、一瞬思考が真っ白になった。
唇を離したアグリアスは、頬を赤く染めてぽつりと呟いた。
「お前のそういうところが…好きなんだ」
熱を帯びた紅色の眼差しに、ラムザは何も言い返せなかった。
「いいから黙って私のものになれ。世界も仲間も、過去も未来も、
何もかも関係ない。それらは全て無意味だ。
私とお前…二人の今。必要なのはそれだけだ。
私を受け入れ、私を感じてくれ。私もお前を受け入れたい」
今度こそラムザの返答を待たずに、アグリアスは一気にラムザの
首筋に顔を近づけた。
「大好きだ。ラムザ」
最後にそう言って、アグリアスは唇を首筋にあてがった。
661:夏の夜に咲く、血色の花 24/34
07/09/27 07:07:51 6DDtjBpt0
アグリアスが今まさに牙を突き立てようとした刹那――
後頭部にガラス瓶のようなものが直撃した。
それは衝撃で粉砕し、中身がアグリアスの全身にぶちまけられた。
「あ゛あ゛……!!?」
至福の瞬間を滅茶苦茶にされ、怒りが瞬間的に頂点に達した
アグリアスは後ろを見やる。
見れば、
「やったー命中命中!」
などと声を上げてぴょんぴょんと飛び跳ねているルナと、
明らかに今しがた、ガラス瓶のようなものをアグリアスに向けて投げつけたと
思われるオルランドゥが、投擲ポーズを保ったままそこに居た。
怒り心頭のアグリアスは、メリアドールから奪った剣を片手に
二人にずかずかと歩み寄り、
「貴様ら生きてここから帰れると…お、もう…な……よ……?」
と言い残し、二人に剣が届く前にぱたりと倒れた。
アグリアスの全身からもくもくと黒い煙のようなものが立ち上り、
それと同時に、アグリアスの病的に白かった肌は少しずつ人間のそれに
戻っていった。
動かなくなったアグリアスの体をくつのつま先でツンツンと小突き、
安全を確認したルナは簡単な触診をする。
脈拍、呼吸、共に正常。肌はまだ白く、体温も低いがこれらも回復しつつある。
彼女は吸血鬼から人間へと生還を果たしたのだ。
「やれやれ…危機一髪だったな」
慣れない投擲で腰を少々痛めたオルランドゥは、腰の痛みをほぐしながら
ぽかんとした顔で座り込んでいるラムザに声を掛けた。
「あの…アグリアスさんは元に戻れたんですか…?」
「ああ。ルナ君が治療方法を見つけたのでな。
急いで帰ってくればこの有様だ。参ったよ」
周囲を見渡せば、死屍累々といったふぜいの気絶者の群れ。
百戦錬磨のオルランドゥが参ってしまうのも分かる気がするし、
自分も実際もう駄目だと思った。
662:夏の夜に咲く、血色の花 25/34
07/09/27 07:08:27 6DDtjBpt0
「吸血鬼化は想定の範囲内でしたが、
ここまで怪物じみた力を身につけるとは予想外でしたね。
鉄鎖による拘束も意味がありませんでした。
失敗失敗。私のおばかさん」
こつんと自ら頭を叩くルナをオルランドゥと二人、無言で見つめた後、
ラムザはルナに事の真相を尋ねた。
「あのガラスの瓶のようなものは何だったんですか?
中に液体みたいなものが入っていましたが…
どうして遠くから投げつける必要が?」
「順を追って説明しますと、まず液体の容器は
ガラス瓶ではありません。メスフラスコという試薬調製に
使う実験器具です。手で掴める棒状の部分が長いので、
投擲に適していると判断し、採択しました。
中身の液体を保持したまま投げられるのなら、
それこそガラス瓶でも酒瓶でも何でもいいのですが、
あまりガラスの厚い容器だと、頭に激突した瞬間、アグリアスさんの
頭蓋骨の方がカチ割れる危険が大きかったので」
「その実験器具…メスフラスコといったか?
いかにもガラスが薄そうで、割れやすそうだったよ」
「なるほど。投げやすく、割れやすいガラス器具を
使ったのですか…。遠くからメスフラスコを投げつけた理由は?」
「近寄るのは危険と私が判断したからです。
吸血鬼が、吸血以外にも何らかの攻撃手段を持っていないとも限らない。
加えてあの異常な身体能力。正攻法は愚の骨頂です。
オルランドゥさんがいかにお強いといっても、年が年ですしね」
ぴく、とオルランドゥの顔が引きつるのを見て取り、ラムザはいたたまれない気持ちになった。
「本人に気づかれないように、後ろからそっと投げつけるのがベストだと判断しました」
「正しかったと思います。吸血鬼になったアグリアスさんの力は異常でした。
本来ならば僕達全員が皆殺しになってもおかしくなかったほどです」
ん、んんっ!オルランドゥの声にならない心の叫びが、咳払いとしてこだました。
「…オルランドゥさんならば対等に戦えたと思いますよ。多分…」
とってつけたようなラムザのフォローは、より一層孤高の剣聖の心をむなしくした。
663:夏の夜に咲く、血色の花 26/34
07/09/27 07:20:38 6DDtjBpt0
「で、メスフラスコの中身は?
ものすごい効能を備えた、秘伝の薬だったりするわけですか?」
「いえ。ただの聖水です。どこにでも売っている、一本2000ギルの」
「はあ…?」
「血を吸われた人間が同様に吸血鬼になり、吸血を繰り返すことで
仲間を増やしていく。医学会でも魔術学界でも報告されたことの無い、
未知の症例です。それだけ吸血鬼と呼ばれる存在の絶対数が少ないのでしょう。
あらゆる種類の魔術書と古文書をひっくりかえし、
似たような症例と治療方法を数人がかりで調べ続けました。
しかし見つけられませんでした。手詰まりになった私は、
それまで考えまい、考えまいとしていた最悪の場合を
考慮せざるを得なくなりました。
悪魔憑きの治療にとっての基本中の基本、無学なガキでも
知っている、伝統的で最もメジャーな手段…。
神の祝福を受け、心霊的に清められた水、聖水による
悪魔祓いです。それも、聖水を頭からただぶっかけるだけという
そこらのおじさんおばさんでもできるような原始的治療方法です。
他に類を見ない、ユニーク極まりない吸血鬼化という
疾病の治療方法が、そんな下らない聖水治療などで
あるわけがない。いや、あってはならない!と頑なに治療上の有効性を否定していたのですが、
私の元々の知識と大図書館で新たに得た情報から組み立てた、
聖水による治療も含めた、効果が“ありそうな”治療法約50種類を
アグリアスさんの診察結果と照らし合わせて消去法で削っていくと、
最後に残るのが聖水治療による一択という悲しい結果にたどり着きました。
現実って無情ですよね」
ふぅとため息をつき、一人たそがれるルナに、二人は完全においてけぼり
にされていた。若く、新鮮な脳みそをもつラムザはともかくとして、
オルランドゥに至っては数学の教科書を手渡された原始人のような顔をしている。
「まあそんなこんなで泣く泣く聖水治療に目星をつけた私は、
街の道具屋さんで聖水を購入し、オルランドゥさんの協力の元、
強引に隊長の唇を奪い、吸血鬼よりも劣等な淫魔に成り下がった
アグリアスさんをめでたく治療することができたのでした」
664:夏の夜に咲く、血色の花 27/34
07/09/27 07:21:34 6DDtjBpt0
ルナって…いつか口の悪さが禍して誰かに刺されるんじゃないか?
そんなことを漠然と思いつつ、はしゃいだ様子のルナを二人はただ
黙って見守るしかない。この常軌を逸した、狂気の天才少女を。
「吸血による感染だけでも驚きなのに、その上身体能力の増強?
単純な呪術的疾患って仮説は誤りだった?だってそうよね。
物理的影響が肉体に表れているんだから…。
代謝経路の加速化?筋肉と骨格の再構築?転生の一種って線も…。
レーゼさんから聞いた、怪我を瞬間的に回復させるってのは
どういう理屈?代謝が超加速しているとしか考えられないけど、
そもそもそんなこと、外界からの栄養が継続して投与されなければ
成り立たないし…もしかして…新しいエネルギー獲得メカニズムの
発現が原因?より低コストでよりハイなパフォーマンスを生み出す
エネルギー機関が吸血鬼には備わっている?
ああ~~っ!!聖水で人間に戻しちゃう前に腕の一本でも
サンプルとして採取しておくべきだったわ!オルランドゥさんに頼んで!
人間に戻っちゃったら後の祭りじゃない!!」
ぶつぶつと訳の分からないことを呟き続けるルナをよそに、
ラムザとオルランドゥはアグリアス、そしてアグリアスによって生み出された
怪我人の介抱に向かった。
・
・
・
幸いにして、死人は0、重傷者もおらず、誰もが一晩二晩寝ていれば
すっかり良くなるような軽傷者がほとんどだった。
吸血鬼になってもアグリアスはアグリアスだった。意識の根底では
仲間を気遣い、怪我も必要最低限に留めてくれたらしい。
散々アグリアスに痛めつけられたレーゼも元々が丈夫なため、
足首の捻挫以外は軽度の打撲が少々というから恐ろしい。
だが…本当の問題は目の前に横たわる怪我人たちではない。
真に頭が痛い問題は、すやすやと眠っているアグリアスの心に関するものだ。
665:夏の夜に咲く、血色の花 28/34
07/09/27 07:22:18 6DDtjBpt0
思い出してみよう!アグリアスがたった一晩で生み出した、数々の致命的落ち度を…。
・メリアドール、レーゼといった彼女の友人を始め、隊員のほぼ全員を
殴り倒してしまった。
・力を込めすぎたせいで、メリアドールの宝物の騎士剣は刃がボロボロに。
(この時ラムザが所持していた貴重な騎士剣も同時に破壊された)
・今まで隠していた、ラムザへの恋愛感情を自分から隊員のほぼ
全員に暴露した。
・ラムザ本人に対し、聞いてるこちらが恥ずかしくなるような愛の告白を延々と…。
・ラムザと強引にキスをする。
・己の欲望のままにラムザを吸血鬼化させようとした。
・全隊員(ルナは除く)から尊敬されている、雷神シドを貴様呼ばわり。
・やられ方は、背後からルナ(15歳)の指示で聖水入りメスフラスコを
後頭部にぶつけられての気絶。
……。
…………。
………………。
酷い。酷すぎる。
―もしも仮にラムザがアグリアスの立場だとして、事件後これら全てを鮮明に
覚えていたとして……果たしてその時自分は何を思うだろうか。
死にたい…というよりも、自分がこの世に生を受けたことを
神に取り消してもらいたくなるだろう。
ラムザなんて人間は、始めからこの世界には存在しなかったことにしてもらいたい。
ましてやあの気位の高いアグリアスが、全てを覚えていたとしたら…
どうなってしまうのかは想像に難くない。
自殺…精神崩壊…廃人化…剣士引退…除隊…発狂…
うつ病…引きこもり…ルナへの安楽死の相談…。
そのどれもが普通に有り得ることだった。
もちろん何もかもを忘れているという可能性も捨てきれないが、
それではただの神頼み。全てを覚えていて破滅に向かう可能性の方が
圧倒的に大きい。
ラムザは悩みぬいた末、最後の手段をとることを決断した。
震える足で向かう。銀髪の悪魔の根城へ…ルナ診察所へ。
666:夏の夜に咲く、血色の花 29/34
07/09/27 07:23:17 6DDtjBpt0
「アグリアスさんの記憶を消してあげたい?本気ですか?」
「はい…。ルナならば可能だと思い…お願いに来たんです」
「そんなとんでもないことをしでかしたんですか彼女は?
キスだけに止まらず、隊長を逆強姦でもしたんですか?」
「………」
ラムザはただうつむいてため息を漏らす。
これが本当に15歳の少女の発言だろうか?
今回の事件の鮮やかな解決といい、医者としての手腕は
ずば抜けていることは確かではあるが…噂以上にこのルナは
人間として壊れているらしい。
「そんなことはやっていません。
…まあ…彼女はあの夜に色々な意味で“やってしまった”感が
あるので…。アグリアスさんの性格から考えて、もしもあれらを
覚えていたら迷わず死を選ぶでしょう。そうでなくても、
心に大きな傷を残すことは確実です」
「具体的にどんなことをしでかしたのか教えてもらわないことには
記憶を消す・消さないの決定は下せませんねぇ。素人判断が一番危険です。
アグリアスさんは実際何をどうしたんですか?詳しく教えてくださいよ」
口調は真面目を装っているが、ルナの目は完全に笑っている。
それがルナの娯楽のためだと知りつつも、ラムザは言われたとおりに
詳細を伝えるしかなかった。
・
・
床をバンバンと叩きながらひとしきり爆笑したあと、ルナは
目じりの涙をぬぐってようやく平静に戻った。
「いや~久しぶりに笑わせてもらいましたよ。
確かにそれは死にたくもなるでしょう。私が彼女の立場だったら
そんな自分の痴態を目撃した人間達全員を神経ガスか何かで
まとめて葬った後、安楽死するに違いないと思います」
667:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 07:39:14 E9KtYLLsO
しえん?
668:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 07:39:46 6e5lI6+E0
したほうがいいか?
669:夏の夜に咲く、血色の花 30/34
07/09/27 08:00:39 6DDtjBpt0
「………」
「隊長の、アグリアスさんの昨晩の記憶をそっくり消すという配慮も
分からないではありません。
しかし…世界の運命を背負ったラムザ隊の隊長が直々に
記録の改ざんと、個人隊員の意思を無視した裏取引の依頼ですか。
医療業界も政治界も宗教界隈もラムザ隊も、どこもやってることは
かわりませんね」
あどけない笑顔で毒を吐くルナに、ラムザは返す言葉も無い。
「いいですよ。記憶の後始末は薬物療法とルナ式スペシャル催眠療法で
どうにでもできます。明日には吸血鬼になったことなどすっかり忘れて
普段どおりに振舞うアグリアスさんに会えますよ」
「そ、そうですか…!良かったぁ…」
「無論ただでは請け負いませんけどね!」
「ええっ!?」
「今回の事件…責任の所在は、大本をたどれば
全ての采配を振るっていた隊長、あなたにあると考えるのが常識的です。
末端の者が引き起こした事件の責任をとって、上の人間が首を差し出すことで
事態を丸く収める。政治界・法人の世界ではざらにある話でしょう?
加えて、本人の意思を確認しないで勝手に記憶をいじくろうという
違法的医療行為の依頼。その隠蔽工作の口止め料も含めて…
そうですね、私にあてがわれる研究助成金額の15%アップで手を打ちましょう」
「じゅ、15%…!?それはいくらなんでもぼったくりすぎですよ!」
「嫌なら別にいいんですよ?この話はここまでということで。
あのお高く留まったアグリアスさんがこれから辿っていくであろう、
転落人生の一部始終を観察できるというのも、私にとっては
十分魅力的な話ですから」
「せ、せめて11…いや12%にしてくれませんか?ただでさえ予算は火の車…」
「本日はルナ診察所にお越しくださいましてありがとうございました。
またのご利用を心よりお待ち申し上げております」
ルナはぺこりと頭を下げ、ラムザとの会話を強引に打ち切ろうとする。
「うう…15%で手を打ちますよ!この悪魔!」
「交渉成立ですね♪」
670:夏の夜に咲く、血色の花 31/34
07/09/27 08:02:18 6DDtjBpt0
アグリアスは吸血鬼騒動の夜から眠り続け、
目を覚まして自殺に至る前に、ルナによる記憶の改ざん手術を施され、
何事もなかったように普段通りの様子に戻っていた。
「患者というのはとかく怖がりなんですよね。
採血でさえも怯えて渋る。珍しい病原体に侵された
臓器の細胞サンプルや生体データの提供、
新薬の臨床実験台などにはまず応じてくれない。
医者の側からしたら困り者です。適当に患者の記憶を操作しないと
とてもじゃありませんがやりくりできません」
記憶操作法の熟知の理由についてラムザが質問したところ、
返ってきたルナの答えがそれだった。
ルナが記憶を操作する術を会得する必要があった理由、
そしてその記憶改ざん術の使い道を聞いて、
ラムザは聞かなければ良かったと後悔した。
アグリアスがある夏の夜に吸血鬼と化し、やりたい放題をやった挙句、
一人で隊を壊滅寸前まで追い込んだ
未曾有の大事件については、隠蔽に隠蔽が重ねられ、闇へと葬られた。
当然ラムザはメリアドールやレーゼ、オルランドゥ他大勢に
幾度となく頭を下げ、何とか事件をなかったことにしてもらえるよう
頼みまわった。アグリアス本人に吸血鬼事件を思い出させるような言動は
最大レベルの禁忌・タブーとして、厳禁とされた。
アグリアスがラムザを慕っているという事実は公然の秘密になって
しまったわけだが、それについてもアグリアスを刺激するような
ちょっかい・話題は禁止にされた。
吸血鬼事件はアグリアス以外の誰もが知る、一晩限りの悪夢として扱われ、
機密レベル4の極秘事項として処理された。
(機密レベルは1から5まで設定されており、最終レベル5の機密事項は
聖石の隠し場所や隊の幹部クラスしか知らないその使い方、
出すところに出せば世の中を大混乱に陥れることの出来る
ゲルモニーク聖典の内容などについてである)
671:夏の夜に咲く、血色の花 32/34
07/09/27 08:03:07 6DDtjBpt0
吸血鬼事件の隠蔽工作に奔走していた忙しい時も
ようやくひと段落つき、ラムザは自室で一息ついていた。
アグリアスにはザルバックによる吸血から、手足を拘束して
ルナの帰還を待っていた時までの記憶は残っているが、
吸血鬼として暴れまわった夜の記憶だけは存在しない。
ルナの改ざん手術によってその夜の記憶が消去されているからだ。
その空白の時間は、アグリアスの意識が混濁し、とても何かを
記憶したりしゃべったりできる状態ではなかったから、記憶が欠落しているのは
当然、というシナリオで演技するように、隊の皆にあらかじめ言い含めておいた。
その日の夜にルナ達が帰ってきて治療を施し、
アグリアスが次に目を覚ましたときにはすっかり体調は回復していた、
ということを本人に伝えた。少し嘘は混じっているが、大筋は
真実と大差ない。
忙しさが過ぎ去ると心に余裕ができ、気持ちを整理することができるようになる。
あの夜…吸血鬼になったアグリアスから明かされた、彼女の本当の気持ち。
吸血鬼になったから突然生まれ出でた偽りの感情、などではないと思う。
胸の内で燃え上がる、情熱の思い…その熱さを思わせるような
紅い瞳に宿った感情は、あまりにまっすぐで、純粋なものだった。
彼女と交わした、ほんの一瞬の淡い口付け。
あの思考が融解するような感覚と彼女の言葉が頭に焼きついて離れなかった。
騎士の鏡ともいえるような彼女が胸の中で暖め続けた、自分に対する恋慕の情。
まるで気がつかなかった。と、いうよりも、彼女が人並みに恋をするとは
そもそも思っていなかったのだが…。
彼女の存在、声、言葉…その全てを思考の中で反芻する。
ラムザもアグリアスを剣士として、人間として尊敬していた。
ただし、女性として愛しいと思ったことはなかった。
他の人間を寄せ付けない、清楚で高貴なアグリアスの印象が、
彼女をどこか神聖にして不可侵の存在に思わせ、恋の対象から除外させていた。
あの夜に見せた、彼女の無邪気で朗らかな笑顔。
彼女は、不可侵の聖人などではなかった。
自分の気持ちを伝えるのに不器用な、一人の女性でしかなかったのだ。
そんなアグリアスの無垢な笑顔を…もう一度見てみたいと思った。
672:夏の夜に咲く、血色の花 33/34
07/09/27 08:03:57 6DDtjBpt0
アグリアスは独り、川辺で白痴のように呆然と水の流れを眺めていた。
空には白い入道雲が立ち並び、美しい夏の空が広がっている。
アグリアスは釈然としない思いに困惑していた。
何かがおかしい。結果的には元の状態に戻って良かったのだが、
その後が変だ。なぜか皆自分に対してよそよそしい。
妙に笑顔をつくろっているように思えるし、まるで腫れ物扱いされている気分だ。
メリアドールはなぜかキレているし、レーゼも妙に不機嫌だ。
私はあの夜の記憶がない。確かに意識は朦朧としていたし、
それが原因で何も覚えていなくとも不思議はないが、
それでも言葉にならない違和感を感じる。何かがかみ合わない。
記憶を失っている間、私は何かを言ったりやったりしていたのではないだろうか?
何も覚えていない割りに、正体不明の爽快感が残っているのだ。
普段我慢していた気持ちや鬱憤を爆発させたような、そんな謎の清々しさが…。
ルナにこの違和感の正体を尋ねてみたが、何も教えてくれなかった。
「気にしないほうがいいですよ。というか気にしないで下さい。
世の中、知らないほうがいいこともたくさんあるんですから」
そんなことを言って、ルナは医学書や実験器具、魔法の儀式用の
道具の買い物リストを楽しげに作成していた。
何でも、ラムザからの臨時ボーナスのようなものが支給されたらしい。
好きなことを好きなだけやって、それで金がもらえるのだから羨ましい身分だ。
「(嗚呼…こんな時にラムザが支えてくれたりすればなあ…)」
自分から彼に声をかけることもできないくせに、そんな都合の良い夢だけは
抱いてしまう。自分の隣にラムザがいて…ふたりでなんでもない会話をする。
それが叶ったらどんなに幸せなことか…。
夏の強い日差しは、有害な紫外線をもたっぷりと含んで、
独り身のアグリアスを容赦なくじりじりと照りつける。
「(ああ~すっきりしない。何もすることがない。恋人もいない。
何なんだこの負け組みのような気持ちは…)」
「こんなところにいらしたんですか。アグリアスさん」
突然の声に振り返ると、ラムザがそこに立っていた。
「ら、ラムザ…?な、何でこんなところに…」
「少し、お話でもいかがかな、と思いまして」
673:夏の夜に咲く、血色の花 34/34
07/09/27 08:04:54 6DDtjBpt0
「話…?話って…何の話だ?
今後の進軍予定の確認か何かか…?」
「あはは。違いますよ。単にお話したいと思ったんですよ。
アグリアスさんとね」
「なっ…!?」
アグリアスは顔を真っ赤に染め、傍から見ても明らかに慌てふためいている。
「隣、座っても構いませんか?」
顔から火がでるような思いで、アグリアスは懸命に
「ど、どうぞ……」
と、か細い声で答えた。
赤い顔でうつむいたまま、ラムザの一方的な話に
「ああ」とか「うん」とか「そうか」といった
相づちをポツリポツリと返すだけで精一杯だった。
そんな時間が1時間ほど続き、さしものラムザも会話のネタが
尽きて、しばらく沈黙が続いた。アグリアスが相づちしか打たないので、
どうにも会話の継続に困るのだ。
「…すまない…」
悲しそうな顔で、アグリアスは呟いた。
「私は…こういう時……何を話せばいいのか分からないんだ。
…つまらない…だろう…?」
消え入りそうな彼女の声に、ラムザは微笑んだ。
「アグリアスさんはどうですか?こういうとりとめもない
お話はお嫌いですか?」
「…き、嫌いじゃない」
「僕も嫌いじゃありませんよ。こういうなんて事の無い話」
「…そうか。なら良かった…」
二人の頬を夏の暑い風がなでる。草木は揺れ、同じ青い空の下で、二人は同じ風を感じていた。
「またこんなくだらない話…付き合ってもらってもいいですか?」
「お、お前が話したいんだったら仕方が無いな。付き合って…やってもいいぞ」
あまりお目にかかれない、はにかんだようなアグリアスの笑顔を見ることが出来た。
fin
674:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 08:10:11 km3yGlTK0
良かった。GJだぜ
675:モトベ ◆AYF418a.SQ
07/09/27 08:17:59 6DDtjBpt0
ジョジョとかアカギとかを読んでたら
こんな妄想話を書きたくなりましたorz
連投規制の仕組みについてよく知らなかったので、
長時間に渡って書き込んでしまい、ご迷惑をおかけしました。
676:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 08:30:01 6e5lI6+E0
実は「おいーっす」というメリアおねえさんとラストのガンパレ森さんチックなアグたんに萌えた。
677:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 08:48:08 SARHEibf0
(*^ー゚)b グッジョブ!!
吸血鬼のアグや最後の二人の会話に萌えた
あと、原始人シドにフイタwww
678:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 08:54:20 NSVCqNd70
これはGJ!話の緩急のつけ方が絶妙でグイグイ読めました。
いや~、朝っぱらからお腹いっぱいw
679:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 09:08:35 4yN8pGO8O
本来オリキャラが苦手な俺でもかなり面白く読ませてもらったぜ。
ルナのキャラも少女にマッドサイエンティストのミスマッチさがよかった。
てっきり最後はあらかじめ500ccの血を輸血(ry
680:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 09:23:57 6e5lI6+E0
ルナ「半額でアイテムを売る店があるらしいわ!?」
やっぱりFFTのファンフィクションたるもの、汎用メッセージのイメージを活かしてくれると読んでるこっちも気持ちよくなる。
681:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 10:46:13 +ClViZW80
スレが容量的に異常に進んでて荒らしでも来てたのかと思ったら、こんなGJとは
面白く読ませていただきました
682:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 11:28:22 E1QFDqIyO
なんというGJ
吸血鬼アグたんに激しく萌える
是非とも映像化して欲しい
683:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 14:23:39 sbBPQz880
話は面白いがラムアグにする必要性がわからなかったぜ
ラムアグは好きだが、中盤にほいと出てくるとちょっと不自然じゃね
684:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 14:58:20 avmkQTvG0
そうか?と思ってしまった俺の脳みそは既に変色してるのかもしれない
685:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 17:28:07 yB7CRKJ3O
逆にいうと隊の重鎮が危篤(?なのに、隊の長がノータッチだったらおかしくね?
そしてラムザが中盤から出て来たのは
序盤のメリア&レーゼのアグいじりとオリキャラを立たせる為だった様に見えたんだが
686:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 18:15:19 sbBPQz880
そういえばラムザって隊長なんだっけ、と素朴な疑問
687:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 18:43:08 cYMlhZF30
すごい長編w
これだけ長くて飽きないのも凄いな
688:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 18:45:51 vjog6IkW0
こうして新しい名職人が生まれるのであった
689:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 18:53:28 q5rMqJKF0
モトベさん別に新しくないだろ
690:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 19:40:27 /2WG7enC0
気づいたら完読してたぜ!
これが魔性のSSという奴か
最近、昼寝士さんのラムアグ分がたらんなぁ~っと召喚魔法を使ってみる
691:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 19:44:35 vmUHLwKjO
>>690
露骨だね
なんだか見苦しいよ
692:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 19:55:50 sbBPQz880
だまるぇぇい
読みたいものは読みたいんですぅ
693:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 20:02:58 cYMlhZF30
人気があるのはいいことだ
694:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 20:22:15 NjQrlV6M0
>>691
自分が一番見苦しいということに気づけ
695:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 20:28:28 sbBPQz880
しかしそろそろアグオヴェ分も足りなくなってきたぜ。
696:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 20:32:59 6e5lI6+E0
こんなときこそ、アグリアスさんにパンツを下ろしていただきたい。
アグ「というわけで、今回は私がお前らのパンツを下ろす。さっさと脱がんか」
ラヴィ&アリ「えええええええええ!?」
アグ「今日は私が洗濯当番なのだ!妙齢の婦女子たるもの、いつまでも小汚く下着を着けっぱなしにしてるものではない!」
697:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 20:34:08 q5rMqJKF0
ラヴィ「じゃ、隊長のも洗わないと」
アグ「穿いてないもんね」
698:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 21:53:41 3OlSuZhD0
ラム「アグリアスさんが穿いてないのはですね、僕の誕生日プレゼントに貰いましたk(慌てて口を塞がれる」
ムスタ他アグ狙い一同「(嫉妬で人が殺せたら・・・・)」
699:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 22:14:24 sbBPQz880
ムスタ「なんで穿いてないんだッ!?」
アグ「Though a fight every now and then does make life more interesting...dont you think?」
700:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 00:13:32 8qxo+ilu0
ラムアグもいいが、ここらでフレッシュなのも見てみたいね
701:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 00:32:58 IRIHLWBA0
アグの通い妻(仮)とか
702:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 00:34:33 8qxo+ilu0
kwsk
703:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 00:37:40 4h8gz5Yi0
アグ「新機軸として私が年下というのはどうだろうか?」
アリ「…」
ラヴィ「…」
アグ「言ってみただけだから、そんな目で見るな」
704:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 00:40:41 OYUJye7D0
フレッシュといってもムスアグ、クラアグ、オヴェアグ、マラアグ、レゼアグ、ラファアグまで既出だ
SSになってないカプって後なんだろう、ガフアグ?
705:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 00:46:56 rTYTnxrK0
ボムアグ
706:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 00:56:54 4h8gz5Yi0
コボムと戯れるアグリアスさんか…
フレイムシールドは必須だな。
アグ「子供というものは、種族問わず愛らしいものだな。ラムザ、お前も抱いてみろ」
ラム「白のローブ着ててもキツイっす…」
707:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 01:09:51 Zdl8JCNo0
あぐあぐは血みどろになっても抱いてそうね
基本懐かれない感じもする
708:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 01:11:58 8qxo+ilu0
動物に懐かれそうなのは…
ベオルブ兄妹、レーゼ、シド、クラウドって印象があるかな
アグリアスさんはどことなく張り詰めてるイメージがあって
なんとなくモンスターとかは感じ取ってしまうような
ちなみにレーゼは懐かれるとかじゃなくて格の差により『下る』が正しいか
709:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 01:21:45 4h8gz5Yi0
>>707
モンスターの子供に懐かれずチョッピリ気を落としてるときに、
ビブロスに気を使ってもらうようだとなかなかキツイな。
ビブ「ブヒブヒ(訳:明日があるっすよ)」
アグ「すまんな…」
710:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 02:15:18 8zrDDApl0
アグが子どもとかチョコボとかモンスターとかに懐かれている様子ってのは
想像するととてもよいものだな
711:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 02:45:34 NP7UN4wJ0
アグ「貴公は私に懐いているのか、それとも私を好いているのか、どっちなんだ」
ラム「なんです、やぶからぼうに」
712:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 03:10:42 oJ44DZDvO
またなんでもかんでもラムアグに結び付けるのか…
713:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 03:19:56 uNsG8c/f0
そんな過剰反応せんでも
714:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 03:35:05 oJ44DZDvO
なんかよく目につく流れだなと
前々から言われてきたことじゃなかったか
715:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 03:36:29 8qxo+ilu0
まあ…ぶっちゃけると
ここはほぼラムアグメインスレだから
それが容認できないなら見ないほうがいいかもよ
楽しまなきゃ。
716:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 03:39:26 4h8gz5Yi0
どした?
またアグたんにパンツ脱げってか?
717:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 03:52:20 7y/4AtuaO
パンツとか頭悪い系ネタとかは飽きてくるな
ぶっちゃけFFTの作風にはあまり似合わないしな
718:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 03:52:24 T8Z7m3JH0
>>715
訳)
楽しむためにその他派を棄てて、ラムアグ派になりましょう
719:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 04:00:03 4h8gz5Yi0
>>717
飽きたとか嫌だとか平気で無視して、ウンコネタ流れだってポーンと突発発生するようなスレだぞ。
720:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 04:04:54 8qxo+ilu0
>>718
そうじゃない
まあ余裕を持って、スルーしようってこったな
いけるネタのときだけ書き込めばいい
層は変わらないし
721:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 04:08:23 uNsG8c/f0
スルーかネタ振れって話ですな、まあ2ちゃんの基本かもしれないけど
722:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 04:10:21 8qxo+ilu0
まあ、その振ったネタがラムアグに変換されるのがイヤとか。
片っ端からラムアグになるのがイヤなのかもしれないが、
それを禁止するとラムアグが異端なのかッ!?ってことになるし。
ネタ振ったって乗る人がいなけりゃって話だけど。
絵とか文ならバーンと流れが変わったりするよね。
723:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 04:58:45 wPagymkQO
>>712
残念だけどここの住人の大多数はラムアグを容認していますからw
そんなにラムアグが嫌だってんなら、超過疎ってるムスアグスレあたりで細々と雑談してればいいんじゃない?
っていうかあのスレを立てた奴らは、ちょっとは盛り上げようとかそういう気はないのかねぇ。
724:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 05:02:17 8qxo+ilu0
あのスレは立った理由が理由だから、攻められんなぁ
あの時はスレの層が変わったんだなあとしみじみ思ったよ
ま、少数派はいつでもどこでも割を食らう立場だから、それは仕方ないことだ
でもラムアグ以外の作品でも俺にはこっそり見せてくれよ
725:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 11:13:42 8KWVqPH80
>>724
俺詳しくは知らないんだが
理由ってまさか獅子戦争?
726:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 12:46:37 sWBdnHbB0
アグ「ラムザ!猫を飼いたいのだが・・・ダメか?」
ラム「猫ですか・・・。んー・・・まぁ、こんな情勢ですから心が和むようなら飼って見ますか」
アグ「そうか、すまんな・・・恩に着る」
ラム「この程度のことでしたらいつもアグリアスさんには色々お世話になっていますからこの位は・・・」
アグ「な!わ、私は当然のことをしているまでだ!!この身と剣はお前に捧げたのだ!むしろもっと酷使してくれても構わん!!」
ラム「あ、ありがとうございます・・・でもその、大切な人に無茶はして欲しくないんです。だからアグリアスさん、戦闘以外はもっと甘えてくださいね」
アグ「ラ、ラムザ・・・ありがとう・・・そう言って貰えると私も嬉しい・・・」
ムス「なぁ、例の子猫の件はどうなったんだ?」
ラヴィ「うるさいわねぇ、今良いところなのよ!!いけ!そこだ!キスしろ~!」
アリ「あ~ん!なんでそこで照れて俯くかな~!!・・・まぁ、お二人らしくて良いですけど・・・」
ラッド「ところでアグリアスさんが持ってきたあれは・・・・・子猫なのか?」
ラファ「え~っと、それって・・・兄さんの指を噛んでるのですよね?あれって・・・バンパイアの幼生ですよ」
マラ「ぎゃぁぁぁぁ!いてぇぇぇ!!噛むなぁぁぁ!ってブラスターこっちに撃つn(石化)」
オル「ほぅ、あの小ささでブラスターを操るか!あやつは大物になるかもしれんぞ。」
ベイ「ハッハッハッ・・・さて、石化したマラークを助けてやらねばなりませんな。」
727:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 13:18:31 kasUg8d70
>>723
ラムアグを容認するのと、ラムアグだけを容認するのは違うぞ
というわけでラムアグ以外の作品があったら俺にも見せておくれ
728:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 14:04:51 HGZh9UAQO
なんか必死にラムアグオンリーの流れにしてしまおうとしてる奴がいるね
無理に小ネタ挟んでみたり。
そりゃムスアグスレも建つわな。
>723みたいな奴ばかりじゃないッ
俺は>727の意見を支持するッ!
729:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 14:33:11 JTmK36xNO
それこそ別にアグと誰をくっつけようがそんなの書くやつの勝手だろ。
まぁ、ラムザは主人公でアグの例の台詞もあるんだから他のキャラより書きやすいだろうけど
読みたいやつはただwktkして待ってればいいんだよ。
730:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 14:45:17 CuiVO0LB0
>>726の空気の読めなさと、内容の糞さに乾杯
獅子戦争発売直後の荒れっぷりはある意味おもしろかった
あれで住人の本性っていうか、汚い部分が露呈したよね
その後もくだらない価値観の違いで何度も暑苦しい議論が噴出したりしてさww
獅子戦争が出て、ネタは増えたにもかかわらず良SSの投下もあまりないし、
職人さんも愛想尽かせてどっか他所へ行っちゃったのかなぁ
昼寝士さんや屋根裏散歩士さんの作品が読みたいよ
731:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 14:58:49 wPagymkQO
「内容の糞さに乾杯」まで読んだ
732:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 15:02:15 8qxo+ilu0
>>725
んーと…5スレくらい前かな
獅子戦争発売前後三日くらいに、
例のティンカーリップイベントの祭に乗じて
釣りとかが大発生してたんだよ
あれはスタッフが悪いと思うんだけど
だからじゃないかな、ムスアグスレが立ったのは
ティンカーリップイベントをラムアグにしようとしたり
そういう流れがテンプレになってんだなあと思った。
>>730
でも、変わっちゃったのはもっと前からじゃない?
昔は色んな主義思考の人が混在してた。
もうオリジナルの発売から十年が過ぎたわけだし
昔はあんなに居た職人さんたちも少なくなっちゃうよね。
モトベさんとか昼寝士さんは未だに良作を投下してくれるけどさ
行く人さんとかどこいっちゃったのかなあ
733:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 15:09:10 4h8gz5Yi0
>>732
ようID:8qxo+ilu0w
昨夜のお前の頑張りが効を奏して、いい感じに荒れてきたじゃねえか。
734:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 15:28:31 8qxo+ilu0
>>733
あーやっぱ俺のせいか、スマンネ
最初は職人降臨祈願のつもりだったんだがな。
735:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 15:34:52 4h8gz5Yi0
よく言うぜw
お前の>>700での「~もいいが」のフレーズで、
あ~コイツ危険信号出してきたと思って俺もなるたけ触れないようにしたんだが、明け方に爆弾落とされるとは思わなかった。
しかし俺は2chのスレッドたるもの流れを作ったもん勝ちだと思ってるので、今の状態ある意味お前の目論みどおりだな。
お疲れちゃん。
736:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 15:40:52 NP7UN4wJ0
最近投下してくれた方々と言うと…
昼寝士さん、モトベさん、携帯八号短編型さん、ふみんしょさん、
コテがある人ではそんなところか
獅子戦争発売前後にれっどふぉーどさんやカテナツィオさんも投下してるな
マジレスすすると、連投規制が効いてるんじゃね?
737:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 15:43:54 8qxo+ilu0
>>735
ま、結果的にそうなったもんは仕方ない
状況の再認識ってことで頷いててくれw
>>736
最近と言っても半年前後か
まあ、SSとか書くのも大変だもんな
738:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 16:08:56 wPagymkQO
>あれはスタッフが悪いと思うんだけど
獅子戦争発売後は、こういう製作者叩きの風潮がこのスレに蔓延していたけど、
それもスレの雰囲気を悪くした一つの要因だと思う。
ID:8qxo+ilu0はこれについてどう思う?
739:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 16:20:35 8qxo+ilu0
>>738
どう思う、と言われてもね…。
そういう意見が出るのは仕方がなかったとは思うよ。
公式で恋愛をほのめかす展開は一切なかったし。
あの時、誰が咎めようにも、それ以上の勢いでスレが流れていて、
誰も聞く耳持たなかったように見えた。
怒りに任せた書き込みが凄い多かったというか。
あのことこそがラムアグで固める起爆剤になった気もするなあ。
悪い意味で、多数の住人が一致団結してたからさ。
740:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 16:29:35 7y/4AtuaO
あの時は公式にムスタとの恋愛沙汰のイベントが入るのに拒否反応を起こしたってだけだった気が
ラムアグがどうとかよりさ
スレの流れがラムアグよりだったのは緩やかでも前からだった気がするし
でも荒い言い方でケチ付けるのが増えたのは確かだと思う
741:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 16:37:55 8qxo+ilu0
『公式でムスアグ』というのが不味かったんだろうね。
ムスタ氏ね、移植スタッフ氏ね…ってなるよな、あの流れだと。
妄想の余地を潰された感じがあったからな。
何気に発売前日くらいの恐ろしいくらい過激で早い流れのログは
今でも見るに耐えないくらい
まあ、でもあれは面白がってた奴も一緒になってたと考えれば
742:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 17:04:53 uNsG8c/f0
つうか職人でもない人間が赤IDで居座るなと、ふと思った
スレ住人の分析なんぞいらないのですが
743:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 17:11:07 4h8gz5Yi0
今はID:8qxo+ilu0の大フィーバーぶりを温かく見守ってやってくれ…
744:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 17:12:51 7uw4q43O0
>>742を見る限り、>>743も同様に嫌がられていると見た
745:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 17:18:31 6aGSg6CD0
相変わらず過激派が多いスレですね^^
まぁこれだけ荒れてりゃ職人もyりつかねーよwwwwwwwwwwww
746:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 17:22:54 4h8gz5Yi0
>>744
なんでよw
確かに昨夜に集中的にレス付けてはいたが、それが>742の2行目に合致するとも思えんし。
747:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 17:24:45 7uw4q43O0
>>746
いや、一行目。
まあいいけどな
748:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 17:29:11 6aGSg6CD0
「触らぬなんとやらに祟りなし」
どっちもNGかスルーで無問題。むしろ見えなくなってすっきり。
749:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 17:29:41 4h8gz5Yi0
>>747
いいならいいじゃねえかw
ID:uNsG8c/f0氏が俺のこと嫌ってるかどうかはご本人の見解でしか分からんし。
ただお前が俺に皮肉言いたいことだけが現時点でスゲー伝わるw
750:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 17:32:19 6aGSg6CD0
ぺろっ
…これは、本物!
ところでアグたんのおさげってかわいいよね。海老フライみたいで。
751:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 17:48:29 JTmK36xNO
>>749
そう、キャンキャン噛み付くな。底が知れるぞ。
>>750
裏回し拳で2hitするはずだよな。
752:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 18:06:59 Zdl8JCNo0
住人が変に自己主張するとスレは荒れるもンなのさ
投下する人以外は1日2~3レス程度に抑えると良し
753:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 18:11:32 8qxo+ilu0
申し訳ない…自重する。
754:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 18:13:38 /2OfF3PP0
ラムアグ許容よりのアグオヴェだが、他派閥の人間もラムアグに飽きてんなら
SSなり絵なり投下しろよと、未だに頑張ってくれてる職人が殆どラムアグなのに
文句つけるだけでネタも振らないんじゃ、単なるラムアグアンチでしかないだろうと。
755:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 19:17:17 KCu1KXdu0
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/ ⌒(__人__)⌒ \ 申し訳ない…自重する。
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| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バ ン
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