07/05/27 23:38:32 ulEGxUJg0
ふきだまりの街で、脱出方法は見つからないかと散策に出るマリベル。
しかし女一人での外出は危険だからとアルスも同行する事になり、二人きりになる。
不安に怯えるマリベルを気遣って「離れちゃ危ないから手つなごう」と差し出すアルスに赤面するマリベル。
密かに隠しているアルスへの想いを気付かれやしないかと、ドキドキしつつも手を繋いで歩き出す。
しかしそこへ街の荒くれ者数人がマリベル達に絡んできた!
「おーおーいいねえ若いうちからラブラブでさー」「ガキのくせにツーショット?」「ヒューヒュー」
「(やだ、な…なんなのよこいつら…!)」
呪文も特技も奪われてしまった今では大男ですら恐怖の対象であり、思わず身震いしてしまう。
「マリベル、行こう」 「う…うん」
「待てよおい」
無視して歩き出そうとしたアルス達を男達は取り囲み二人の腕を掴んだ。
「いいかげん手ぇ離せよ。アツ過ぎるんじゃねーの?」バシッ!
「きゃっ!」
荒くれの一人に腕を払いのけられマリベルはよろめいてしまった。