新・やっぱりデスピサロは同情の余地の無い悪党at FF
新・やっぱりデスピサロは同情の余地の無い悪党 - 暇つぶし2ch101:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/20 17:03:49 XdeE2wz30
とにかくプレイ前から「6章がある」だの「ピサロが仲間になる」だのの話を聞いてて
「それってどうなのよ」なんて思っていたんだけれども、
つまりこの6章でやりたかったことはFC版のフォローだったのね。

『DQⅣ』といえば何かと話題にされがちなのが
DQシリーズを通して異端のラスボス、デスピサロなんだけれども、
これにはやっぱりFC版の発売当初から賛否両論だったらしい。
『Ⅲ』でロト三部作が完結を迎え、新シリーズというわけで
これまでのような「絶対悪を討伐する正義としての勇者」っていう物語作りからもう一歩踏み込みたかったのかな。
俺としてはそういう多重性のある話はナシではないと思うんだけど、
結局『Ⅴ』以降ラスボスの存在は再び「絶対悪」へと固定化された。
この辺はユーザーの声を聞いた結果なのだろう。

俺がFC版の『Ⅳ』をプレイしたときに納得がいかなかったのはラストシーンである。
仲間を帰るべき場所へと送り届けたのち自らの故郷に帰った主人公が村の真ん中に立つと
いきなり殺されたはずのシンシアが現れて主人公と抱き合うというあのシーンだ。
この『DQⅣ』という物語をものすごく簡単にまとめてしまうと、
「愛するものを失った主人公が愛するものを失って復讐しようとするラスボスに復讐する」という話である。
似たような動機でぶつかり合ったもの同士、打ち倒された方は失意のままに滅び去り、
打ち倒した方は再度すべてを得て幸せに向かって歩いていく。
こんな不平等が許されていいのだろうか?
主人公、勇者、正義という特権はかくも超越的なものなのか?



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