06/12/25 16:19:40 /mAmfUcG0
URLリンク(edelweiss-box.hp.infoseek.co.jp)
「でもアグリアスさん、せっかく良い子にしてたのに、ご褒美無いのは残念だね」
ラムザはここ数日の事を言っているらしい。
それでこいつはずっとサンタの話を聞かせてたんだな。
「プレゼントなら貴殿が……その、ラムザがくれたではないか」
アグリアスは顔を伏せて言う。耳まで赤い。
その反応に俺は何か引っ掛かるものを感じたが、
同時に頭の中でサイレンが鳴ったので即座に思考を止めた。
しかしラヴィアンとアリシアには同じ警報が響かなかったらしい。
「あれ?」
「それを知ってるって事は……」
バカ、やめろ。
「『アグリアス様、さては今までの記憶、ばっちり残ってますね?』」
瞬間、向き直ったアグリアスの表情を、俺は覚えていない。
最後の記憶は、いつの間にか彼女の手に引き抜かれていた白刃から放たれた閃光だけ……
後にこの遺跡は、トレジャーマスター揃いの我々が
唯一到達の叶わなかった秘境として永く記録に残る事となった。
嘘ではない、あの遺跡はもう……地球上にも、俺たちの記憶の中にも存在しないのだ。しないんだってば。
とっぴんぱらりのEND