07/09/19 00:42:28 H/VhJ71d0
専ブラだと477KB、ブラウザで見ると478KB
もう少し後でもいいとオモ
712:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/20 02:15:00 ttwjAE0j0
ほ
713:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/20 03:50:01 dQujYBU70
ごめん。
ファイルをローカルに落として情報で重さ見たら
512kbだったんだよ。
dat見たら480くらいだった。( TДT)ゴメンヨー
714:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/21 07:46:56 MeGG37mZ0
ぼ
715:SYSTEM ERROR(7)
07/09/21 23:34:41 bJ8Trwwv0
前話:>>372-377
(リーブinFF6という奇妙な設定です。苦手な方は回避推奨)
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***
……と、言うわけで。
ケアルを施され、ようやく体調も回復した私は改めて礼を述べると、目の前の見るからに人の良さそうな
老人と、好奇心旺盛な少女は、屈託のない笑顔で応えてくれた。
聞けば老人はこの家の主で名前をストラゴス、少女はその孫娘でリルムと言う。私達はお互いに簡単な
自己紹介を終えた後、早速この奇妙な現象について検討を始めるのだった。
互いの認識をまとめると、どうやらここは私の知っている世界ではないらしい事が分かった。
なるほど。……話の輪郭が、ぼんやりとではあるが見えて来た。
魔晄炉の炉心部に落ちた私は、そのままライフストリームの奔流に乗って「この世界」に流れ着いたの
だろう。無論、ライフストリームは星の中を循環する精神エネルギーとする説から考えれば、実際にこの
身が別の世界へ転送されたのではなく、ライフストリームに溶け込んだ様々の意識(記憶)に影響を受けた
結果、引き起こされた現象なのかも知れない。もし仮にそうだとすれば、これは私の意識が見ている“夢”と
言えなくもない。
またこの場合、私自身の肉体の存続について確証をもった回答は出せない。
しかしこの辺を追究していくと恐ろしい結論にたどり着きそうだったので、この先は敢えて考える事を
やめておく事にした。
もちろん、こうして出た推測を彼ら2人に話して聞かせるつもりはなかった。少なからず彼らは「この世界」で
生きている。彼らにとって「ここ」は夢でも虚像でもないのだから。
郷には入れば郷に従え―私はしばらくの間、この「夢」の世界の住民となることにした。夢ならばいつか
覚める時が来る。そう割り切ってしまえば、なにも悲観するような事態ではないだろう。
716:SYSTEM ERROR(8)
07/09/21 23:47:39 bJ8Trwwv0
***
「ワシらは、封印されていた古の神の復活を阻止するために旅立つことを決めたんじゃ」
古の神の名は『三闘神』。それはこの世界に存在する魔法を生み出した神なのだと、老齢の魔導士は
語ってくれた。もちろん、私の知る限りではそんな神は存在しないし、それを信仰するような思想があると
いう話も聞いたことがない。
しかし「この世界」の中では紛れもない事実だった。それは、目の前にいる彼らの表情を見ていれば
明らかだった。
「だからしばらく家を空けるの、留守番に誰かいてくれた方がいいし。どうせおじさん行くところないんでしょ?
良かったら使ってよ」
その後に続いて少女が申し出る。正直、彼女の提案はとても有り難かった。なにせ神羅カンパニーの
存在しないこの世界で、私は住所不定無職という身分である。ここは素直に彼らの好意に甘えることにした。
それにしても、話を聞いていて不思議に思った。
老人と幼い少女が、なぜそんな危険な旅に出るのかと。彼らの内情に立ち入った事を聞くのは憚られたが、
それでも聞かずにはいられなかった。
「危険を承知の上で、なぜ?」
その言葉に、老齢の魔導士ストラゴスは眉をひそめながら、絵筆をもった幼い少女リルムは、同時にこう
反論する。
「ワシを老人だと思って甘く見とるじゃろ?」
「リルムがまだ子どもだからって甘く見てるでしょ?」
彼らに対して不謹慎ではあるかも知れないが、真剣な表情で反論するふたりの姿が微笑ましく思えた。
「まだまだ若い者には負けんゾイ!」
「見た目で決めたら痛い目みるよ!」
そんなふたりの姿に、思わず笑みがこぼれた。私は気を取り直してこう尋ねた。
「いえ……そうではないんです。ただ、危険だと知っているのに、どうしてそこへ行こうとするんです?
誰かに頼まれたんですか?」
その言葉に少女は首を横に振る。
「じゃあ、何か目的があって?」
ストラゴスさんは少し唸ってから、ぎこちなく首を縦に動かした。
717:SYSTEM ERROR(9)
07/09/21 23:57:17 bJ8Trwwv0
「良かったらその目的を教えていただけませんか?」
命を懸ける理由があると言うなら、それを知りたかった。
「……この目で……見届けたいと思ったんじゃろうな」
「この目で、見届ける? そのために自分の命が危険にさらされても?」
死んだら全てがお終いだというのに?
「そうじゃ」
「それだけの価値があるものなのですか?」
その問いに、ストラゴスは腕組みをして考え込んでしまった。それから顔を上げ、何かを決意したように語る。
「ワシの……ルーツじゃ」
その後ストラゴスさんがそれ以上を口にすることはなかった。
***
彼らの出発は明日なのだという。明朝、彼らの仲間と共にこの村を発つのだと言った。そんな事情を知って
しまった以上、こう言わずにはいられない。
「そんな日に押しかけてしまってすみません」
意図するしないに拘わらず、彼らにとって私が突然の訪問者であることには変わりない。
「いーよ別に。それに、賑やかな方が楽しいじゃん」
対照的に、少女はあっけらかんと答えてみせる。
スケッチブックを挟んで正面に座る少女は、楽しそうに筆を動かしている。どうやら絵を描くことの方に夢中
らしい。私は彼女の求めに応じてここに座っていた。
「……ところで、私なんてスケッチしても面白くないと思いますけど」
「いーよ別に。それに、面白いか面白くないかはおじさんが決めることじゃないよ」
とても利己的な考え方だとは思うが、実際は少女の言うその通りだった。隠し立てせずストレートに語って
いるせいか、不思議と嫌な気にはならなかった。むしろ、そうと知りながらも本心を悟られまいとして振る舞う
自分の方こそが利己的なのだとすら思えてくる。
718:SYSTEM ERROR(10)
07/09/22 00:08:36 XTCyiWFw0
「絵を描くのが趣味なんですか? ……ええと」
「リルムでいいよ」
素っ気ない答えを返す少女―リルムの視線は、スケッチブックの上と私の間を忙しなく動いていた。
集中が途切れるから話しかけない方がいいのかと発言を差し控えていると。
「リルム様の絵は趣味なんかじゃないよ、立派なジツエキ」
「実益、ですか?」
「そ」
どうやらスケッチが完成したようだ。モノクロの陰影だけで描かれた肖像画が向けられる。
「……これは……」
紙であるはずなのに、まるで鏡を見ていると錯覚するほどの―紙の中に描かれた私は、まるで生き
写しのようで―その絵に見とれていると、くるりとスケッチブックをひっくり返され、たちまち白紙が目に
飛び込んできた。
リルムは手を休めることなく2枚目の絵を描くべく、手を動かし始めた。
「……おじさん面白いね」
「はい?」
実は先程から気にはなっていたのだが、私は既に「おじさん」と呼ばれるほど歳を取っていただろうか?
脳裏に止まる疑問を、けれどどうしても口には出せなかった。いや、まだ幼い彼女から見れば充分「おじさん」
なのだろう。そうだ決して私の容貌的な問題ではないのだ、そう思っておくことにしよう。よし、それがいい。
必死に結論を導き出している私の心中は知る由もなく、リルムはこんな感想を呟いた。
「服だけじゃなくて……見てる物も面白い。リルム、こんな物見たこと無いもん」
「えっ?」
私には、目の前の少女の言っていることの意味がさっぱり分からない。それを承知しているといった風に、
リルムは問いかけてきた。
「ここが魔法の村だって言ったの、覚えてる?」
「はい」
私が頷くと、さらにこう続けた。
719:SYSTEM ERROR(11)
07/09/22 00:20:38 XTCyiWFw0
「リルムね……回復魔法は使えないけど、絵が描けるんだ」
「そのようですね。とてもお上手でしたよ」
それにしても絵なら、誰にでも描けると思った。上手い下手は別として、絵が描けること自体はそれほど
特別視する能力ではないと。
しかし、その予想とは違った言葉が少女の口からもたらされる。
「リルムが描く絵は、何も目に見えている物だけじゃないんだよ」
「心象風景、ですか?」
「……そう、それもホンモノの心象風景」
その言葉に首を傾げていると、リルムは再びスケッチブックを翻す。その中身を見て、私は今度こそ息を
のんだ。
「……これは……」
それは、恐らく私でさえこの短時間で描き出すことは難しいだろうと思われる設計図面。それも、まだ完成
していない魔晄炉の精巧な図面だった。図面と言うよりも、どちらかというと外観を描写したものに近い。
「リルムはね、心を描き出す絵師―ピクトマンサーなんだ。どう? すごいでしょ」
そう言ってリルムは誇らしげに胸を張った。
驚きのあまり開いたままの口をようやく動かす、出てくる言葉を選んでいる余裕などなかった。
「すごい! ……一体どうやるんですか?」
何かの手品かと思った。いや、手品ではないことは分かっていても理屈が分からない。
もし、これは自分が見ている夢だとすれば、自分の記憶を元にこの世界が作られている。夢から覚めて
冷静に考えればそんな結論が出たのかも知れない。しかし今は、そんなことを思いつく余裕も材料も無かった。
「名前」
720:SYSTEM ERROR(12)
07/09/22 00:24:41 XTCyiWFw0
「……名前?」
リルムの口から出た思いがけない言葉に、私は確認するように問い返す。
「そ。絵を描くときに相手の名前を聞くの。そうするとね、その人の心を支配できるの。つまり心が見えるんだよ。
リルムはその絵を描く」
「なるほど!」
そうかと思った、これはたとえ話なのだ。
「確かに。親しい間柄である事を示すために、私も相手の名前を口に出す事が良くあります」
部下と話をするとき、取引先と話をするとき、それはいつも心がけている事だった。相手の顔を見て、相手の
名を口にする。
「相手に名前を呼ばれると安心……というのも変かも知れませんが、落ち着く感じがしますよね」
私の言葉にリルムは首を横に振った。それから顔を上げると真剣な眼差しを向けてこう言った。
「だけど相手に名前を知られるとね、完全に心を支配されちゃうの。だからうかつに教えたらダメなんだよ?」
少女の発したこの言葉には参った―心を支配、とは少し大袈裟にも思えたが上手い表現だ。彼女は
私などよりもはるかに立派な交渉術を身につけているのだろう。
だとすれば、とんでもない少女だ。
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・時間かかってすみません。これまだ続くんですが息抜きがてら。忘れた頃にやって来ますw
・FF6とFF7に共通(?)するアビリティとアイテムのお話が主題。
・一部表現がおかしいところ(>>716の真ん中あたり)すみません…。たぶんリーブ一人称で作りたいんです。
・新スレ立てて頂いたとして、今のところ手元に保守投下用のストックが無いのでお役に立てないかも
知れません。ごめんなさい。
721:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/22 01:13:00 EfxjLAvu0
G---J!FF6知らないけど、リルムスゴスw
>いや、まだ幼い彼女から見れば充分「おじさん」なのだろう。
>そうだ決して私の容貌的な問題ではないのだ、
>そう思っておくことにしよう。よし、それがいい。
このへんで吹いたw
新スレ立てるなら乙レスでかせげばいいですよ
別に謝る必要なんてさらさら無いし。マターリ行きましょうや。
722:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/23 17:52:43 cVBnv7kO0
GJ!
723:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/24 18:12:03 Yl98YBnN0
おつー
724:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/25 18:17:31 BUbsH4k00
乙
725:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/27 02:44:12 ObypBWx90
ほ
726:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/28 00:30:35 IP4fdWZ40
よし保守だ。
727:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/29 00:48:19 7SDxxez4O
ぼ
728:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/29 23:39:50 7SDxxez4O
ま
729:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/09/30 18:22:41 CekZWjhN0
り
730:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/10/01 00:24:08 Tsp01z3oO
もしかしてわりと真面目にFFを小説化するスレって落ちた?
731:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/10/01 01:19:01 d9Vk51YeO
>>730
これか?
FFをかなり真面目にノベライズするスレ その8
スレリンク(ff板)