ジャッジマスター達+αをリヴァイアサンに閉じこめてみたat FF
ジャッジマスター達+αをリヴァイアサンに閉じこめてみた - 暇つぶし2ch600:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/04 00:36:26 xpJU6YXh0
>>587->>599
長編乙!GJ通り越してグレイトジョブだな!
バッシュのりのりがワロスw

601:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/05 02:15:02 eyoy9PSEO
最高wwww
続き激烈キボンヌ!!!

602:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/05 13:45:25 3BKfkM+a0
ちょwwww飯食いながら吹いたwwwwww
特にアーシェ・バルナガン・かぐや姫でモニターに頭打ちつけた
その643億ギルの超皮算用はなんだバッシュwwwww
GodJobだ!

603:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/06 20:52:45 WjjNoTa00
宇宙戦争キボーン
楽屋↓
バッシュ「うーん…STAR WARSかSTAR TREKどちらでいこうか迷っているんだよな」
ヴァン「さんざんパクリていわれているSTAR WARSの方じゃね?」
パンネロ「でも…それじゃ配役がほぼ予想ついてしまうし。
 バルフレアさんがハン・ソロじゃ落としにくいじゃない?」
バルフレア「とりあえずなんでもかんでも俺をオチ使うのはやめてくれ!」

604:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/09 21:57:09 9ItXTLJF0
>>603
ヴァン「色々あるのさ…お前は主人公だからな」

605:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/11 17:03:15 1OsXnmwD0
Once upon a time space
There was a man of the material which said that Balflear was rare…

606:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/11 19:46:16 BxLaXF3i0
バッガモナンの子供に冷凍保存されて運ばれる生え際マン萌

607:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/12 17:15:17 hT8no8Gq0
そういえばこの艦って行く宛あんのか?

608:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/12 17:57:31 t3oWob5I0
天国

609:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 01:29:26 bQLVimiA0
次元のはざま

610:長くなります(10はイクかも…)
07/02/13 12:26:21 eXmSiX2cO
ギース(艦内放送from指令室)「…というわけで、お前らは本来の目的を忘れすぎているぞ」
ベルガ「というわけとは、どういうわk(ry」
パンネロ「本来の目的って、なんかありましたっけ、おじさま?」
バッシュ「本来の目的、か……。家族の絆を深める…じゃなかったか…?」
シド「ハッハッハッ、さぁファムラン、パパの胸へ飛び込んでおいで…」
バルフリャー「ふざけんなっ!!しかも、オレの名前表示おかしいぞ!!オレはバルフレアだ!!」
レダス「さぁドレイス、父さんの胸毛へ飛び込n」
ドレイス「……セクハラ発言と見なして良いか?」
【ドレイスにマイクを装備させますか?】
→はい
 いいえ
ザルガバース「まぁ、お父さん!!私というものがありながら……!!
特 攻 す る 」
レタス「なんてこったぁぁああぁあ!!!!?」
ガブラス「ちょwwwww誰だ、ドレイスにマイク装備しますか、→はいってやったヤツwww
ってか、誰かドレイスを止めろwww」
パンネロ「(おもいっきり失敗ね……)」

ウォースラ「ぶっちゃけ、なんだったっけな目的って?なぁ、コッキー?」
コッキー「美食ツアー、イェア!!」
ギース(艦内(ry)「その通り、【鉄の胃袋プレゼンツ、リヴァイアサンで行くドッキドキ☆イヴァリース毒味ツアー】……って、激しく違うわっ!!!」
アーシェ「そういえば、確か私はオンドールおじさまと一緒に、ここに連れてこられたはず(>>36)……目的は、なんだったかしら?」
バルフリャー「(ギクッ)」
レタス「そういえば、オレは選りすぐりの育毛剤を…(>>8)」
ギース(艦内(ry)「えぇい!!どいつもこいつも、勝手な事を言いだしおってからに!!!
お前らは、閉 じ こ め ら れ て る のだぞ!!?
>>7で宣言した通り、訓練もかねて、お前らには戦ってもらうからな!!」

611:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 12:33:03 eXmSiX2cO
リヴァイアサンで閉じ込められた一同「えぇぇぇっ!?」

ヴァン「オレ達って、閉じこめられてたのかっ??!」
パンネロ「そういえば、そうだったかも…」
バッシュ「しかし、今まで勝負は何度もしてきたはずだが…?」
ヴァン「そうだ!そうだ!!年明けだって、壮絶なお年玉バトルロワイヤルしたし、この前なんか、非公開だったけど、豆まきサバイバルをやったじゃんか!!」
ヴェーネス「(ソンナ事、アッタンデスカ?)」
フラン「でも、どうやって戦うのかしら…?」

ギース(艦内(ry)「お前らに今から、クポクポ亭の超美味、苺大福を一つずつ進呈する。まずは、帝国兵達から受け取って、それを食え」
ウォースラ「あの食い意地の張ったギースがクポクポ亭の超美味苺大福を進呈?!
あ や し す ぎ る」
コッキー「でも(もぐもぐ)結構イケるイェア!(もぐもぐ)」
ウォースラ「あ、ずるいぞコッキー!!オレも…!!」
ベルガ「ギース!!何を企んでいる!?」
ギース(艦内(ry)「ちなみに、ジャッジベルガは、引き続きリヴァイアサンの動力源として働いていただくので、ベルガの分は、私がいただいておく」
ベルガ「ウッ(´;ω;`)」
フラン「(クポクポ亭の苺大福って言ったら、モーグリマニアの中で、憧れの逸品じゃない!!?(*´д`*)ハァ/ \ァ)」
バッシュ「(あのモーグリたん達が、ちっちゃいお手々で作った苺大福(*´д`*)ハァ/ \ァ)」
アーシェ「(なんであの2人、興奮してるのかしら?)」

ギース(艦内(ry)「(もぐもぐ・ごっくん)さて、みんな食したな?」
帝国兵(艦内(ry)「(小声で)ギース様、口の周りに粉がついてますよ!」

バッシュ:バーサク「殲滅する、イェア!!」
フラン:バーサク「…ミストが、熱い…」

612:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 12:38:36 eXmSiX2cO
ヴァン「ちょw二人とも…?!どうなってんだよwwwコレwww」
ギース(艦内(ry)「(口の周りを拭いつつ)実は、さっきの苺大福には、風味を害さぬよう、巧妙な手口でバッカスの酒が入れてある。
ちなみにハズレ大福は5つだ。
健 闘 を 祈 る 」
バルフリャー「それ、どんなロシアンルーレt(ry」
ドレイス「ちっ、ギースめ!小ざかしいことを…。
5つの内、2つはフランとバッシュか。残り3つは、一体誰が……?」

帝国兵(艦内(ry)「うわあぁ!?ギース様が、バーサクに!!?誰か、ギース様を止め…ギャアアアァ!!」

ドレイス「……………(あの間抜けが)…………あと2つか」
アルシド:バーサク「あ~がらせてもらってますよぉ!!」
ヴァン「アルシドが、はずれかよ!?ってか、お前、いつの間に紛れてwww」
レタス:バーサク「ジャッジマスターをなめるなぁああ!」
ガブラス「最後の残りは、レタスのようだな…」
ドレイス「さて、どうしたものか…。バーサクでは、万能薬もエスナもきかんぞ。まぁ、レタスは、自滅するとして…」

レタス:トラップ「ウボァアア!!」
アルシド:巻き添え「ぶるぁあああああ!!」
ヴァン:巻き添え「オレもかよぉぉっ!!?」


リタイア:レタス、アルシド、ヴァン


バッシュ:バーサク:たたかう→パンネロ「イェア!!イェア!!イェア!!イェア!!イェア!!」
パンネロ:なんとか逃げる「きゃああっ!?おじさま、しっかりして下さい!!」

フラン:バーサク:たたかう→バルフリャー「できるだけ…遠くへ……逃げ切ってみせて…」
バルフリャー:なんとか逃げ切ってる「おいおいっ!無茶いうなよっ!!」

613:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 12:49:16 eXmSiX2cO
ドレイス「あの2人は、手強いぞ…」
ガブラス「あぁ……」

ウォースラ:かばう→パンネロ「身内を攻撃するのは、さすがに忍びないな。さ、今のうちに逃げろ」
パンネロ:逃げる「助けて下さって、ありがとうございます!」

シド:応援→ファムラン「ハッハッハッ!最後まで逃げ切ってみせんか!パパが応援してるぞぉ!!なぁ、ヴェーネス?」
ヴェーネス:応援→ファムラン「マァ、ガンガレw」
バルフリャー:逃げ(ry)「応援してないで、助けろ!クソ親父ぃっ!!!!」
シド「情けない顔をしおって…。ゆけっ!ファムラン(犬)!!」
ファムラン(犬)「ワン!!(は~い!!)」
バルフリャー:逃げ(ry)「マジかよ!!?おい、王女さま、助けてくr(ry」
アーシェ「あなたが死んだら―。あなたが死んだら、私は―」
フラン:バーサク「二枚目は大変ね、バルフレア」
バルフリャー「ばーか。……って、ちょwwwコレ、エンディングwwwwww
冗談きついzeeee!!!」


リタイア:バルフリャーーー!!!! byアーシェ

614:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 13:04:30 eXmSiX2cO
バッシュ:バーサク「殲滅する!イェア!!」
ウォースラ「くっ、ややコッチが押され気味か…」
コッキー「援護するイェア!!」
ウォースラ「コッキー!!?」
コッキー「殲滅イェア!!オレの技イェア!!」
バッシュ:バーサク「お前の問いに答えるのが、兄としてのつとめだな」
ガブラス「ちょwwおまっwwwwオレの存在は(ry」
パンネロ「これは、おじさまとコッキーの殲滅対決なの!?」
バッシュ:バーサク「殲滅する!」
コッキー「イェア!!」

――激しい閃光――

ウォースラ「勝負は!?どうなったんだ!!?」
コッキー「やられ…イェア。……気がすんだか…イェア」
バッシュ:バーサク「…俺の台詞だ…そうだろ…う…」
ウォースラ「コッキーーーーーー!!!!!!!!??(大泣)」
パンネロ「おじさま!!(涙)」


リタイア:コッキー、バッシュ


ガブラス「なぁ、オレは???オレの存在は?????」
ドレイス「知るか!!そんな事より、フランを止めるぞ……」
ガブラス「(・ω・`)」

フラン:バーサク「ミストが濃いわ…」
ヴェーネス「…スミマセン」
アーシェ「どうすれば良いの?フラン相手に、戦えないわ…」
フラン:バーサク:たたかう→アーシェ「ミストが…響いてくるわ!!」
アーシェ「来る……!!?」

615:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 13:18:06 eXmSiX2cO
???:ターゲット→フラン「スリプル!!」
フラン:バーサク:眠り「....zzZ」

ドレイス「一体誰が……?」
???「私だ」
ガブラス「ザルガバース!?今まで、どこにいたんだ!?(いないの気付かなかったw)」
ザルガバース「やぁねぇwお父さんに特攻した後、お夕飯作りにいってたのよww
今夜はザルソバよw」
ドレイス「(母は強し…か)フランも、寝ているうちに、バーサクの効果時間が勝手に切れるであろうし。これで一件落着か…?」
パンネロ「じゃあ、リタイアしたみなさんを、生き返らせますね!」
つフェニ尾х6
ガブラス「(見せ場なしorz)ところで、ギースの方は……?」

帝国兵(艦内(ry)「大変だ……ギース様(バーサク)が、制御装置を破壊して、リヴァイアサンの制御がとれなくなったぞ!!早く脱出しる!!」
ガブラス「ちょwwやっぱり、落ちがあんのかぁあああ!!!!」


バレンディア歴ххх年
我が邸宅のテラスにて、夕暮れに染まる水平線を眺めていたところ、弧を描くようにして、一つの点が母なる海の中へ沈んだ。
あの点は、果たしてなんだったのか…?
飛空艇か?未確認飛行物体か?それとも、異国の神話に伝わる、ドラゴンか?
たわいもない憶測が、私の中に浮かんでは消える。
しかし、やがて私の思考は別のものへと、移り変わった。
そう、それは、究極の選択。

――今夜はザルソバにするか、ザルウドンにするか…であった。

ハルム・オンドール公 四世  回顧録
―――第хх章 黄昏時の追憶

616:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 13:29:07 eXmSiX2cO
一番最初の題名に書いたやつ……10もいかなかったorz
計算違い&携帯厨でスマソ
初t(ryという言い訳はしないが……やっぱ、首吊ってきます(´・ω・`)

617:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 15:35:49 mVX3wraP0
よいねー よいよねー

618:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 17:02:57 sLxwxGp5O
よかよー

619:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 17:07:02 RcewrnzWO
>>616
GJ!本編思い出しながら吹きまくったww
ところで気になったんだが、コピペの割りには偉く時間掛かってるけど、
直書きにしてはやけに早いような……どんなやり方で投下したんだ?

620:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 18:46:59 eXmSiX2cO
感想ありがとうございます。°・(ノд')・°。
>>619
コピペです!
しかし小心者なので、つい何回も見直したりと、慎重にし過ぎたのが、遅くなった原因です(´д`;)
スレ汚しスマソ、次から気をつけます(_ _;)

あと、リヴァイアサン勝手に落としちゃったんで、また投下して話の流れを元に戻しておきますね

621:話の流れを修正
07/02/13 18:51:35 eXmSiX2cO
ガブラス「オレ達、まだ生きてるのか…?」
ザルガバース「まだ、ここを脱出するまでは、死ねないわよwwねぇ、お父さんww」

レダス「確か、リヴァイアサンは、墜落したはずだが…。もう、カーバンクルとかに乗り換えとか、しないのか?」

ギース(艦内(ry)「リヴァイアサンは、ついさっき、墜落した(もぐもぐ)何者かが、制御装置を破壊したおかげでな…」
帝国兵一同(艦内(ry)「お前のせいだろww」

ギース(艦内(ry)「本来ならば、カーバンクル等の(もぐもぐ)別の戦艦に乗換えて、本格的な修復作業をすべきところだが(もぐもぐ)…」
ガブラス「ところだが?」
ギース(艦内(ry)「公安総局の予算委員会の都合で、経費が降りなかったため、引き続きリヴァイアサンでいきたいと思う(もぐもぐ)
制御の事なら案ずるな。モーグリの機工士達に、応急処置をしてもらったからな(もぐもぐ)」
バルフレア「大丈夫なのか、応急処置程度で!!?ってか、こんな時に、てめぇは何食ってやがんだ!」
ギース「(もぐもぐ)そろそろ、優秀な機工士達の作業も終わり、私も豆大福を食べ終わる頃だ。
リヴァイアサン再機動だな」

コッキー「大福は、もうイェア!!」

622:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 18:53:27 RcewrnzWO
>>620
汚れてないから自虐と謝罪はよせww
ちょっと疑問に思っただけだ。こっちも変な事聞いてスマンカッタ。
続きに期待してますよ。

623:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 20:14:56 qaVfqvPP0
初カキコありがとうGJGJ!!

ていうか偽オンドールにアーシェ引率させたネタ書いたもんだけど
今までずっと忘れていたわ~アヒャヒャ

624:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 20:56:02 LxtZPz5i0
バッカス大福を自分で食ったギースバロスwwwwwwww

625:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 21:27:45 SPuic8Cg0
よかった、>>621でレダスに戻ってる…w
つーかバシュフラスレの設定が活きてるんだな
面白かったよ

626:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/14 01:02:02 pxyEeGj40
>>36のオンドール侯の皮はギースが食ったのか

627:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/14 01:34:06 HnQEzeLD0
>>625
自分もそこ突っ込もうかどうか迷ってたw>レタス

628:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/14 21:45:15 Wc1HqyMQ0
>>626
ミストに還ったんじゃね?

629:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/14 22:38:53 pxyEeGj40
>>626
セロビ台地上空
帝国兵A「なんだこりゃ?不気味なお面だな」
帝国兵B「誰かがかくし芸大会でもしたんだろう。ここから捨てろ捨てろ」

ポイッ

ガルピュデス「(なんか降ってきた、ラッキー!!)」


ある日の夕食
給仕係「なんか腹痛おこしてのたうち回っていたガルピュデスうまく狩れたらしいっすよ」
ギース「どれどれ、まあまあだな。で今夜の夜食ナニー?」
給仕係「…あんたよく腹痛おこしませんな…」

ということでギースの腹におさまりましたとさ

630:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/14 22:39:58 pxyEeGj40
アンカー間違えた自分にしてどうするw


631:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/15 00:23:33 X5tM5I+40
別の掲示板で「ギースの胃袋はクラインの壺」ていうのを
見た覚えがあるんだが…広まっているのかここの設定

632:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/15 10:04:56 Aa1LJyAF0
クラインの壷って…吐くのに苦労するだけじゃねーかw

633:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/15 16:49:53 5ldlyztgO
…なんでギースが大食漢なんだ?

634:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/15 21:48:03 /ufo5YQz0
前ジャッジ部屋の影響だな
当初は食事のたびに現れるキャラで
そこから発展してグルメ→食に執着→大食い(何でも食べる)
というキャラ設定が自然に出来上がった

FF12事態にも『鋼鉄の胃袋』だかなんだかってグルメ集団が設定上存在するから
それを利用したとも言えるかもな

635:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/16 01:56:10 ah8a1FbG0
>>633
もともと4人部屋なのに食事時だけ5人(なぜかギースがいる)になるが
誰が増えてるのか部屋の住人が気づいてないという
不可思議設定にしたのが始まりだな。
それがいろんな職人さんによって大食らいの設定に昇華されて今に至っている。



636:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/17 09:20:20 oqhEcCn60
URLリンク(tojikome.web.fc2.com)

637:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/19 13:06:48 +WjRfRtX0
あげ

638:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/19 23:37:33 vr0yGidy0
まげ

639:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/20 04:27:24 xBZRoPGj0
ザル母さんが特攻→誤爆しまくってる件について

640:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/20 13:59:53 hsjiJxovO
存在感の無い母さんに出来る唯一の自己表現です。
大目に見てあげましょう。

641:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/21 08:23:11 6XMRIorVO
ザルガバース「>>640―その私への扱い―それはあまりに…!!」
ドレイス「かまわん……やれ……。
気づかせて……。彼女の唯一の個性を…守って……」
ガブラス「……すまん」
ドレイス「頼む……」
ガブラス「…………………………(重い沈黙)………………………………………………空気……乙」
ザルガバース「ガブラス、お前もか……」
――――――

ヴェイン「すべては、彼女のここでの存在意義の為に……」
ラーサー「どうしたのですか、兄上?
執務中に、独り言など珍しいですね」
ヴェイン「気にするな、ラーサー。私達にはどうする事もできぬ運命【さだめ】なのだよ」
ラーサー「???」


――――――
ザルガ(ry)「(せっかく空気イメージを脱しようとしたのに…。
結局、空気オチなのか!!(´;ω;`)ウッ)」

結 論
ザルガバース=空気

存在を見いだす為の対抗策
特攻・母さん

これらは、とても重要な【彼女】の自己表現手段

642:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/21 11:27:25 XR8cQhNEO
このスレでは十分個性的なのに…ザルガ母さん…

643:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/21 19:08:22 BNhbuIFnO
ザルガバース「みんな、ごはんできましたよ~」
レダス「おお、今日は鯖か、油がのってうまそうだ」
パンネロ「私、鯖はちょっと苦手だな~」
ヴァン「じゃあそれ俺にくれよ」
ギース「これはうまい!母さんまた腕を上げたな!」
ガブラス「おい、醤油とってくれ」
シド「ほれ、醤油だ」
ベルガ「ちょっとトイレ・・・」
ウォースラ「おーい、コッキー餌だぞー!」
コッキー「今日も夕食を殲滅する!イエァ!」

平和である

644:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/21 20:30:06 paKHpKyD0
ギースは母さんなんて言わなかったんじゃね?

645:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/21 21:32:00 WUlVco5V0
母さんはみんなの母さんですよ

646:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/23 14:44:25 VXrw1aH40
ザルソバあげ

647:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/24 19:16:22 ksoN4Ksa0
>>599の続きを勝手に制作
ごめん

648:1
07/02/24 19:17:18 ksoN4Ksa0
パンネロ「ごちそうさまー!やっぱり学食(リヴァイアサンの食堂を言っている)より母さんのが一番!」
ザルガバース「…やだ…この子ったら嬉しいことを(涙目)」
レダス「良い子に育ったなあ…母さんや…」
ヴァン「(いつどこで育てたんだ…)」

物陰からバッシュ手招き

パンネロ「わたし?オイヨもだってヴァン」
ヴァン「…オイヨなんて言ってねえだろう…」

パンネロ「どうしたの、おじさま?何かご用?」
ヴァン「なんでこんなにこそこそするんだ?」
バッシュ「いや、実は…“覇王の末裔かぐや姫”の続編が書き上がってね♪」
ヴァン&パンネロ「(…またか…)」
バッシュ「今度は大スケールのスペクタクルアドベンチャーファミリー」
パンネロ「お おじさま、なんか凄い…長そうなんだけど?」
ヴァン「長いのはかった(ryムゴッフグッ」
パンネロ「ヒソヒソ(だめよ、お年寄りの願い事は出来るだけ聞いた方が良いって母さんが!)本当?楽しみ~あはは!」
ヴァン「ヒソヒソ(お前…そう言う偽善者なところが昔からあって)」
バッシュ「どうしたんだい?ニコニコ」
ヴァン「ヒソヒソ(だめだ…あの邪気のない笑顔…もう見られないのか…)グスッ」
パンネロ「ヒソヒソ(そうよ…年寄りはいつポックリくるか…)グスン」
バッシュ「(な…なんだろう…なんで目に涙…)あの…語ってもいいかい?」
ヴァン&パンネロ「どうぞフラーマ…じゃなくてローゼンバーグ将軍!」
バッシュ「じ じゃあ始めるよ

 Once upon a time…

ヴァン「きたきた!やっぱりあれか」
パンネロ「あれね!」

649:2
07/02/24 19:20:34 ksoN4Ksa0
アーシェ・バナルガン・かぐや姫と役所に届けてそのまま受理された名前の娘がいました。

ヴァン「何事も親の暴走はいけないよな!」
パンネロ「そうね!子供がどんなに迷惑か!!」

 色々ありましたが、その辺は都合でカット。前回の話を読んで下さい。めんどくさいんでチャッチャッといきます。

ヴァン「手抜きかよ…」
パンネロ「チャッチャッとって…」

 とりあえず美しく育ったかぐや姫に親元からのお迎えの連絡が入りました。
 それを阻止せんと帝国側は征夷大将軍のドレイスとベルガを指揮官に任命
 しかし帝国嫌いのかぐや姫はひそかに民間の飛空艇持ちをおじいさんとおばあさんの
 有り金をはたいて雇いました。

パンネロ「自分のじゃないってとこがなんとも…」
ヴァン「でもこれってもしかしてワクワク」

 船長の名前はハン・フラン・ソロ、相棒の名前はチューバルフレア、船の名前はミレニアム・シュトラール・ファルコンだ!!

ヴァン「フランかよ!」
パンネロ「いきなりオチ!!」
バッシュ「…いやー…この脚本書いたのフランなんだよね…私が出てないって怒られて」

 ミレニアム・シュトラール・ファルコン…略してへの11号は

ヴァン「だっせーwwww」
パンネロ「どこが略」

650:3
07/02/24 19:22:14 ksoN4Ksa0

 船長と相棒それにかぐや姫を乗せて都の上空の成層圏内にいました。
 アーシェ『ねえ…本当にこのまま逃げ切れるかしら?』
 ハンフランソロ『大丈夫よ、私とノノがいれば最速で逃げきってやるわオーッホッホッホッ!』
 アーシェ『それは頼もしいんだけど、この頭だけ生え際が寂しくて体は毛むくじゃらの着ぐるみきている
  バッテンのついたマスクしたうっとおしい生物は何?』
チューバルフレア『&KNT**DL}*ーd☆♀≒●▽~~~!!』
 アーシェ『はあっ?』
 ハンフラン『ヴェーネス、訳してあげて』
 ヴェーネス『俺がなんでチューイーなんだ。反対だろう!…トモウシテオリマス』
 ハンフラン『大方の予想を裏切るのも脚本家の腕の見せ所よ。いいかげんにあきらめないとまた後退するわよ?』
 後退…それはチューバルフレアにとっては死の宣告に等しい言葉です。
 そうです。彼は最速の毛生え薬を求めて旅をしているのです。
 バルフレア、君の気持ちはよくわかるよ…

ヴァン「なんでそこで語り部のモノローグ…」
パンネロ「やっぱり中年以降は髪がね…」
(※なおヴァンとパンネロの認識では20歳以上は中年、30歳以上は老年、ギースは死にかけています)

 アーシェ『あらあら後退ていったらおとなしくなったわね…』
 ハンフラン『便利でしょう?後は薄いとか儚いとか吹けば飛ぶとか色々』
 チューバル『orz…』
 アーシェ『にしてもこの毛むくじゃら…家にいるファムランを思い出すわね…今頃何しているのかしら』

 犬のファムランはおじいさんと一緒にまた山の中で遭難していました。

651:4
07/02/24 19:23:45 ksoN4Ksa0
ヴァン「本当に犬かよ」
パンネロ「いいかげん自分の山を」

 ハンフラン『あら偶然ね。そいつも本当の名前はファムランていうのよ』
 アーシェ『本当?おいでおいでファムラン…いやーねーとたんに元気になっちゃってほら、お手は?
  よしよし良い子ねえ…ごほうびにお姉さんがほねっこあげるわよ~はい』
 チューバル『いるかーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!』
 フラン&アーシェ『きゃーーーー!!逆上した~~~~~~!!あはははははははははは!!!』
 …こうしてへの11号内は和気藹々と話は進んでいるのでした。

ヴァン「和気藹々というか」
パンネロ「オチの人だからねえ…」

 一方その頃帝国側では月の民を迎え撃つために着々と準備が進み…
 いや全然進んでいませんでした。やれやれ…
 征夷大将軍のドレイスとベルガが指揮権で揉めていたからです。
 ドレイス『全権は私がとる!お前はトイレにでも閉じこもっているがいい!や~い便器便器!!』
 ベルガ『言ったな~~~自分だって音痴のくせに!ジャイアン!ジャイアン!』
  困ったもんです。

ヴァン「大人げなーw」
パンネロ「不倶戴天て感じ?」


652:5
07/02/24 19:24:32 ksoN4Ksa0
 ヴェイン『困ったな…』
 ラーサー『困りましたね…』
 ヴェイン『こうしている間にもかぐや姫を連れて行くために月の民が…これはどちらに全権もたせても
 後々揉めるだろうなあ~いっそ誰か別人に託した方が…』
 ラーサー『兄上、こんなこともあろうかと実はこっそりジェダイの騎士を人材派遣会社から手配中です』
 ヴェイン『おお、さすが我が弟!…てジェダイて派遣社員だったのか?』
 ラーサー『平和ボケでなかなか仕事がなくて困っているみたいで結構登録があるらしいですよ』
 ヴェイン『でそいつはここに向かっているのか?』
 ラーサー『なんかどこかの惑星によってジェダイ・マスターに会うらしいんですが』
 ヴェイン『のんびりした話だな…大丈夫か?』

 ここは惑星ダゴバのバーフォンハイム
 そこの湿地帯に

ヴァン「どこなんだよそこは」
パンネロ「まあまあ地名の矛盾はこの際無視無視」

 ズカズカと入っていく一人の若者がいました。
 彼の名前はルーク・ヴァン・スカイウォーカー、人材登録番号5468912号、賞罰無し、滑舌難あり
 別名オイヨイヨ、ウェミダー、ムセテンナヨ

ヴァン「やったー!!俺キター…だけどその紹介は何」
パンネロ「いいなー(レイアがアーシェだから私もしかしてアミダラ?ワクワク)」

653:6
07/02/24 19:25:31 ksoN4Ksa0
 ルーク・ヴァン『“アルケイディス人材アソシエイツ・東北海道部・練馬支店・北ジンバヴェ分会”から来ましたー。フォース下さーい』
 ???『まて。なんだその支店名とお手軽な要求の仕方は』
 ルーク・ヴァン『時間無いんです。取りあえず早く習得出来た場合の上乗せ料金の見積もりがこれなんですけど』
 ???『どれどれ…おほっ♪なかなか破格な。よしよし私がジェダイ・マスターのヨーダ・レダスだ驚いたか!!』
 ルーク・ヴァン『全然』
 ヨーダ・レダス『…少しは雰囲気てものをだな』
 ルーク・ヴァン『時間が』
 ヨーダ・レダス『…わかった…手を握れ…そうそう。…はい、終了!』
 ルーク・ヴァン『え?これで終わり?何かもっと感動的なことしないの?』
 ヨーダ・レダス『早い方がいいんだろうが』
 ルーク・ヴァン『それはそうだけど…大体ここであんた息引き取ってこそ感動的なんだけど』
 ヨーダ・レダス『何もしなくてなんで死ななきゃならんのだ』
 そう言ってヨーダ・レダスが歩いた処になぜかトラップがありましたとさ。
 ヨーダ・レダス『ウボアァーーーーーー!!!』
 思わずルーク・ヴァン・スカイウォーカーはガッツポーズです。
 ルーク・ヴァン『よし!わーん君の犠牲は無駄にしないよ~ヨーダー(うそ泣き)…これでいいか』
 現代の若者はドライですからそのままさっさと行ってしまいました。

ヴァン「…」
パンネロ「と とにかくこれでジェダイね!」

 後は急いで雇い主の処へ行くだけです。
 ルーク・ヴァン『ええと、あんまり時間かからなかったからこれこれで(電卓計算)……うわー!!かけ算わかんねー!』
 かなりのアホです。
 ルーク・ヴァン『めんどくさい!お前やっといてR2-D2兼C-3POパンネロ』

パンネロ「いやあああああああ!」


654:7
07/02/24 19:27:06 ksoN4Ksa0
  R2-D2兼C-3POパンネロ…略してほの6号は

ヴァン「だからどこが略」

 文句を言いながら売り上げの計算をしています。
 パンネロ『まったく…17歳にもなってかけ算も出来ないだなんて…ベン・ケノービ様に知れたらどんなにお嘆きになるか…ブツブツ』
ルーク・ヴァン『大丈夫。ベンだって分数計算できないから』
 衝撃の事実です。
 ジェダイは頭が悪かったのです!
 パンネロ『ちょっとwww…だからフォースを信じろとか言ってごまかしてたのね。ちゃんと勉強しなさいよまったく…ブツブツ』
 どうりでジェダイ・マスターのヨーダ・レダスがトラップにひっかかるわけです。
 どうなる帝国!どうなるかぐや姫!
 
ヴァン「そういやかぐや姫の話だっけこれ」
パンネロ「なにがなんだかもう」

 さてさてこちらは攻め入る側の月の民達
 彼らは都上空5000kmのデス・フード・スターという食べ物を詰め込みすぎて
  ろくな武器を積めなかった丸い要塞の中で作戦会議中です。
 ギース皇帝『…ということでベイダー卿にみんな任せちゃおうと思うけどいい?モグモグ』
 その他大勢『賛成、賛成!!モグモグ』
 ダース・ガブラス・ベイダー『こらー!人に全部仕事押しつけて物ばっかり食うなお前らー!』
 なおダース・ガブラス・ベイダーについてはベタすぎて説明の必要もないでしょう。
 ギース皇帝『だってめんどくさいし』
 ガブラス・ベイダー『あんたの娘でしょうが!食ってばかりいないでちょっとは作戦とか』
  ギース皇帝『夕食はカレーかカツ丼かどちらがいい作戦会議開始~!!』
 その他大勢『おーっ!!』
 ガブラス・ベイダー『あかん…』
 心配ありませんでした。
 月の民もバカばっかりでしたから。


655:8
07/02/24 19:28:04 ksoN4Ksa0
ヴァン「食欲星人か…」
パンネロ「星人ていうか魔人ね」

 ガブラス・ベイダー卿はぶつくさいいながら要塞の中を見回ります。
 ガブラス・ベイダー『なんで俺貧乏くじばっかりブツブツ…』
  そこへ長ったらしい衣装を着た老人が現れました!
???『ははは、会いたかったぞガブラ』

   仲間にする
 →すそを踏んづける

 謎の老人は思いっきりこけました。
 ???『痛い…なにすんの!それでなくてもこのズルズル衣装まとわりついて歩き…うわっ!』
 謎の老人はふたたび思いっきりこけました。
 ガブラス・ベイダー『…何しているんだ…バッ…じゃなかった…えーと…名前、なんだっけ?』
 謎の老人は寝ころんだ体勢のまま名乗りを上げました。
 ???『お前…本当に物覚えの悪い…オビ=ワン・バッシュ・ケノービだよ。台本に書いてあるだろう!』
 謎の老人オビ=ワン(ryは台本を取り出しながらベイダー卿に説明しています。
 ガブラス・ベイダー『お前の役名ってベン・ケノービじゃなかったっけ?』
 バッシュ・ケノービ『それは世を忍ぶ別の名前!…打ち合わせの時何回もいっただろう?本当に昔っから記憶力が悪いヤツだ』
 ガブラス・ベイダー『人のこと言えるか!お前だって分数計算できなくてよく廊下に立たされていたよな~』

パンネロ「役上の設定かと思ったら…おじさま…マジ頭悪~」
バッシュ「な なんでこんなセリフ…ちょっとフラン!何だこれは!」
通りすがりのフラン「どれ…いいのよ…私がよければ後はどうでも適当で」
そのまま行ってしまう。
ヴァン「…ある意味…フランて豪傑だな…」


656:9
07/02/24 19:28:45 ksoN4Ksa0
 き 気を取り直して話を続けます。
 バッシュ・ケノービ『よくも人のトラウマを…許さん…許さんぞーガブラス!!』
 ガブラス・ベイダー『おお、そりゃこっちのセリフだ!!覚悟しろバッシュ!!』

ヴァン「これ確かオビ=ワンとダース・ベイダーの有名な決闘シーンだよな?」
パンネロ「どう見ても見苦しい兄弟げんかよね…」

 バッシュ・ケノービ『だいたいお前は昔っから年上に対する尊敬の気持ちというものが!』
 ガブラス・ベイダー『同じ年で年上もくそもあるかよ!』
 双子は難儀です…
 そこへルーク・ヴァン・スカイウォーカーがたまたま入ってきました。
 ルーク・ヴァン『あれ~?ベンだ。何遊んでいるの?』
 かけ算の出来ない頭の悪い子は状況が何一つわかっていないし空気も読めていません。
  バッシュ・ケノービ『おお来たか!ルーク、この記憶力の悪いバカ野郎がお前のお父さんだよ!』カーンカーン
 ガブラス・ベイダー『この野郎!人のセリフと名場面取りやがったな!!』 カーンカーン
 カーンカーンというのはライトセーバーで打ち合う音です。

パンネロ「音ショボくない?」
バッシュ「後で編集の予定なんだ」


657:10
07/02/24 19:30:19 ksoN4Ksa0
 ルーク・ヴァン『ええ、そうだったのかー嘘だー』
 ガブラス・ベイダー『…もうちょっと気持ち入れてくれ…なんだその棒読み』
 ルーク・ヴァン『だとすると…えーと俺今17歳だからあんた36歳で差し引き…げっ19歳の時の子供かよ!できちゃった結婚だな』
 どうやら引き算はできるようです。
 ガブラス・ベイダー『できちゃったではなーい!…そりゃ禁止されていたからこっそりと結婚したけどさ…ああ、パドメ…』
 ヴェイン(最終形態)『呼んだ?』
 ヴァン&ガブラス『うわっ!!!』
 何か無駄にマッチョな野郎が出てきました。
 ガブラス・ベイダー『呼んでない!てかあんた誰!』
 ヴェイン(最終形態)『公式には“不滅なるもの”だけど、巷では“アミバ”と呼ばれているが』
 ガブラス・ベイダー『ああ、なるほど!パドメ・アミダラとアミバで!ははは、殿下座布団一枚!……なこというか!
  お前ら~よってたかって人の大事な場面つぶしやがって~』
 とうとうベイダー卿は逆上してしまいました。
 こいつ昔から野良犬みたいにキレやすいんだよなあ…

ヴァン「そこで個人的な感想?」
パンネロ「ガブラスさんもネタにされやすいひとよね」

658:11
07/02/24 19:31:29 ksoN4Ksa0
 ところでデス・フード・スター内は本日はカツ丼です。
 そこへハン・フラン船長とその他に護衛されたかぐや姫が入ってきました。
 チューバル『その他ってのはなんだ』
 アーシェ『父上、お久しぶりです…相変わらず脂っこい物がお好きなようで何より…』
 アーシェ・バナルガン・かぐや姫は顔をしかめながら実の父親に挨拶です。
  ギース皇帝『モグモグモグモグ』
 アーシェ『…娘がはるばる挨拶に来てやったのにシカトこくなよ、このヤカン野郎』
 どうもこのお話の登場人物はキレやすくガラの悪いのが多いようです。
 ギース皇帝『あ、来てたの?なんかどこかでベイダー卿が大暴れしているらしいから成功したとは思っていたけどお帰り』
 アーシェ『お帰りじゃないでしょう…未だにそんなガンガン中性脂肪たまりそうな食事ばっかしているんですか、ここは』
  ハン・フラン『どういうこと?』
 アーシェ『逃げてきたのよ…こいつが皇帝についてから月の民の食事は野菜なしの脂肪食ばっかり…おかけで
   ぶくぶく太るわ血糖値は上がるわ平均寿命は下がるわでさんざん…だから幼児の頃に逃げたのよ…』
 ハン・フラン『女にとってはダイエットの天敵のようなところね』
 チューバル『ていうか幼児の頃によくそんなリサーチやら決断』
 月の民の実行力は並みじゃありません。
 ギース皇帝『でもわたしはなんともないよ』
 アーシェ『父上のわけのわからない体質を月の民の基準にしないでください!』

ヴァン「実際ギースってどんな胃腸なんだろう」
パンネロ「正露丸とかお世話になったことないんでしょうね…」

659:12
07/02/24 19:32:32 ksoN4Ksa0
 ギース皇帝『それじゃあ、食生活あらためれば帰ってきてくれるのかい?我が娘よ』
 アーシェ『え……ま まあ そうね…ほほほほほほほ』
 なんだかかぐや姫の笑顔の裏に何かありそうですね。
 ギース皇帝『じゃあ、今から月の民は三食全部野菜を食べること!』
 その他大勢『ええええええ!?』
 ギース皇帝『わたしは皇帝だから好きな物食べるけど』
 アーシェ『お前が一番野菜食えよ!』
  ツンデレな娘はののしっていても父親の体は心配です。

パンネロ「ツンデレって」
ヴァン「デレのかけらもないじゃん」

660:13
07/02/24 19:33:30 ksoN4Ksa0
  そんなこんなで取りあえず和解した父と娘。
  娘はなぜかこそこそと要塞の中を見回っています。
  ハン・フラン『本当にあるんでしょうね?その伝説のお宝“天陽の繭”』
  アーシェ『こんなバカでかい要塞浮かんでいることこそ証拠よ。多分中枢部にあるはずなんだけど…』
  チューバル『中枢部ていうならこの球形要塞の真ん中あたりになるんじゃないか?』
  アーシェ『ところがぎっちょんちょんのお釈迦様でも知らぬ仏のお富さんよ。うちの父親の頭はひねくれているから
   予想外の場所に隠していると思うの』
  ハン・フラン『お富さん…ね…』
  チューバル『養い親が養い親だからなあ…』
  アーシェ『文句言わないで探してちょうだい。あいつの頭で考えつきそうなところは…』
  ハン・フラン『悪いけどあんたの父親のことよくわからないし…異常に食欲があるって以外』
  チューバル『その異常食欲を考えて…一番重要だと思われるところと言えば……』
  アーシェ『……あ』
  ハン・フラン『……ああ!』
  チューバル『……だろな……』

  アーシェ&フラン&バル『食料貯蔵庫!』

  単純な隠し場所ですが普通の人間は思いつかないでしょう、ギース以外。
  ハン・フラン『あんたもたまには役に立つのね…』
  アーシェ『お手柄よ、ファムラン!ほら、お姉さんがまたほねっこあげるわ。それともモン・プチの方がいい?』
  チューバル『犬扱いするなーーーーーーーーーーーーーーー!!!』
アーシェ&フラン『きゃははははははは!!やっぱりキレたキレた~~~~!!』
  と言うことで和気藹々です。


661:14
07/02/24 19:34:22 ksoN4Ksa0
パンネロ「だんだん本当に犬に思えてきた…」
通りすがりのバルフレア「なにがだ?」
ヴァン&パンネロ&バッシュ「うわっ!!」
バルフレア「?」
バッシュ「バ バルフレア君、む 向こうでシドが君のことを呼んでいたよ!」
バルフレア「バルフレア…くん?シドに呼ばれて俺がほいほいいくと思う?」
パンネロ「違う違う、ばかねえおじさま。よ 呼んでいたのはフランじゃないの~」
ヴァン「そうそう、シュトラールについてなにかあるらしいぜ。はははは」
バルフレア「そうか?…なんかお前らこの間からこそこそ…」
バッシュ「早く行かないとフランのことだから苛ついてかかと落としなんかかまされちゃったり」
バルフレア「そりゃやばい。やりかねんあいつは」
バルフレア立ち去る。
ヴァン「ハー……架空の話とはいえ…もし知られたら…」
パンネロ「熱出して寝込みそうね…」
バッシュ「気を取り直して続きいくよ…」

662:15
07/02/24 19:35:53 ksoN4Ksa0

  犬のお手柄でお宝の隠し場所がわかった一行はデス・フード・スターの無駄に大きな食料貯蔵庫に着きました。
  チューバル『その他の次は犬か!』
  女性達にからかわれまくり少し後退が進んだ犬が突っ込みます。
  アーシェ『そこ、ナレーションと遊んでいないでちよっと手伝ってよ』
  ハン・フラン『あんたこの時の為の要員でしょ?』
  女性陣は食料倉庫内の膨大な食料を取り払いつつ文句を言っています。
  チューバル『俺の存在価値はなんなんだよ……』
  ぶつくさ言いながら一緒に食料を掻き出しています。
  するとどうでしょう。
  奥の方からまばゆい光がさしてきました!!
  アーシェ『やったわ……とうとう見つけた…“天陽の繭”…』
  かぐや姫はその口許ににやりとしたニヒルな笑いを浮かべました。
  ハン・フラン『やれやれ、やっとお宝とのご対面ね…じゃあ、わんちゃん、コレをかついでちょうだい』
  チューバル『俺はかつぎ手かよ!いいかげん犬扱いやめないと』

  アーシェ『ガタガタぬかすな。     こ      う     た     い    』

663:16
07/02/24 19:36:29 ksoN4Ksa0

  犬のお手柄でお宝の隠し場所がわかった一行はデス・フード・スターの無駄に大きな食料貯蔵庫に着きました。
  チューバル『その他の次は犬か!』
  女性達にからかわれまくり少し後退が進んだ犬が突っ込みます。
  アーシェ『そこ、ナレーションと遊んでいないでちよっと手伝ってよ』
  ハン・フラン『あんたこの時の為の要員でしょ?』
  女性陣は食料倉庫内の膨大な食料を取り払いつつ文句を言っています。
  チューバル『俺の存在価値はなんなんだよ……』
  ぶつくさ言いながら一緒に食料を掻き出しています。
  するとどうでしょう。
  奥の方からまばゆい光がさしてきました!!
  アーシェ『やったわ……とうとう見つけた…“天陽の繭”…』
  かぐや姫はその口許ににやりとしたニヒルな笑いを浮かべました。
  ハン・フラン『やれやれ、やっとお宝とのご対面ね…じゃあ、わんちゃん、コレをかついでちょうだい』
  チューバル『俺はかつぎ手かよ!いいかげん犬扱いやめないと』

  アーシェ『ガタガタぬかすな。     こ      う     た     い    』

664:16こっちが本当上は忘れて…
07/02/24 19:39:27 ksoN4Ksa0
  後退犬は泣きながら天陽の繭をかつぎました。
  チューバル『クスンクスン』
  ハン・フラン『さて、ここからこっそりと逃げるには…』
  そこへなんだか騒がしい一団がやって参りました。
  ルーク・ヴァン『だから母さんがなぜこんな筋肉男なのかはっきりしてよ』
  ガブラス・ベイダー『こんな野郎知らんといっているだろう!大体あんたがウケ狙いで話に割って入るからややこしく』
  ヴェイン『私も何だかわからないうちにあの場にいたのだ』
  バッシュ・ケノービ『どうでもいいが我々はさっきから同じ処ループしていないか…?』
  そう言ってあたりを見まわすとそこにはミニスカの女性とうさ耳の女性それと犬がいました。
  チューバル『……(荷物が重くて突っ込む気にもならなくなった)』
  ガブラス・ベイダー『あーっ!それは天陽の繭!こそ泥かよ、お前達』
  アーシェ『こそ泥とは無礼な!黙って持って行くだけです』
  ルーク・ヴァン『それをこそ泥っていうんじゃ』
  ガブラス・ベイダー『…ん?そういうあなたは…アーシェ殿下?なんで天陽の繭を…』
  そういえばそうです。殿下はなぜ自分の里のお宝を?
  アーシェ『…話せば長くなるけどあれは今から15000年前…』
  一同『短くお願いします』
  アーシェ『じゃあ、手っ取り早く言うけど実家に帰るのが嫌だし自由になるお金も欲しいからこの繭を砕いて売りさばくのよ!』  

ヴァン「長く話す必要が」
パンネロ「い いっそ清々しいかも」

665:17
07/02/24 19:40:39 ksoN4Ksa0
  ハン・フラン『それでオキューリアと契約結んだのよね、ヴェーネス』
  ヴェーネス『ソウダッタッケ?』
  一同『……(そんな自分勝手な理由)』
  アーシェ『さあ!さっさと脱出するわよ。繭をとったらこの要塞落ちてしまうんだから!船長への11号お願い!』
  一同『えええええええええええ~~~~~!!!!!』
  事情を知らないジェダイ達とかベイダーさん達は大騒ぎです。
  ハン・フラン『さあ走りなさ~い!!犬!もっと早く走りなさいってば』
  犬『……(もう何言われてもしんどくなってきた)』
  やっとへの11号が見えてきました。
  ハン・フラン『ちょっとwwwあんた達までこないで…あーあやっぱり人数オーバーよ…』
  ルーク・ヴァン『俺かぐや姫の双子の兄弟だもん当然権利が』
  頭悪い割にはこういうところはちゃっかりしています。
  アーシェ『こんな人間関係ゴチャゴチャパロディで元ネタの意味ないだろうが』
  バッシュ・ケノービ『殿下、どこまでもお供いたします!』
  ガブラス・ベイダー『お前はそこだけキャラ戻ってずっこいヤツだな!!』
  ハン・フラン『あーもうこの役飽きてきたわね…もういいわ、犬、あんた船長になんなさい』
  犬『え、いいの?やったー!!これで適材適』
  そこへどやどやと大勢の足音が聞こえます。
  帝国警察『ここにジャバ・ザ・キュクレイン・ハットから密輸を請け負っていたソロ船長がいるだろう!』
  一同はいっせいに犬を指さします。
  犬…あらためハン・バルフレア・ソロ『おいwwwwお前ら…』
  帝国警察『密輸およびスピード違反および後退の罪で逮捕する!!』
  ハン・バルフレア『まちやがれ!最後はなんだそりゃ!!あーーーっ!!』
  こうして犬船長は帝国警察に連行されていきました。
  
ヴァン「…」
パンネロ「…」

666:18
07/02/24 19:41:36 ksoN4Ksa0
  フラン『ちょうどいいわ、これで制限無くなったし飛べる。じゃあいくわよ~いい子にして舌噛まないでね』
  アーシェ『ああ、やっぱり頼もしいわフラン。ひとり減ったからお宝売りさばいて山分けよ!!』
  ヴァン『で 結局俺何のためにジェダイ修行?』
  ガブラス『修行ではないだろろう、あんな手軽な』
  バッシュ『とにかく…これで…目出度し目出度し…なのか…?』
  ヴェイン『ただ意味もなく最終形態さらしただけだったのか…』
  一同はへの11号内から落ちていくデス・フード・スターを見つめて茫然としています。

  ところでこの要塞ですが落ちたところがナルドア海だったのでうまく衝突もなく浮かびました。
  で、相変わらず皇帝以下なにか物食っているらしいです。
  ギース『しかしなんだ、お転婆な娘もつと親は苦労するなあモグモグ』
  その他大勢『皇帝ばっかり肉食べてずるーいモグモグ』
  幸せそうで何よりです。
  
  場面変わっておじいさんとおばあさんとファムラン

ヴァン「いきなり戻ったな」
パンネロ「なんだか懐かしい気も

  シド『な な ない!わしのヘソクリがーーーーー!!』
  ザルガバース『わたしのタンス預金も消えちゃっている!!』
  シド『おばあさん、盗ったのなら盗ったと』
  ザルガ『何言っているんです!おじいさんの方こそ!』
  ファムラン『ワン!』
  こちらもおおむね平和です。


667:19
07/02/24 19:42:20 ksoN4Ksa0
ヴァン「有り金全部はたかれたからな」
パンネロ「あんまり私…でなかった…」
バッシュ「ま まあ…彼よりましかも…」


後日この脚本を元に帝国の最新のCG技術を駆使して映画が制作され
リヴァイアサン艦内でも上映された。
それを見て何人かが卒倒。
なかでも例のあの男が一番重体で未だ医務室に入院中なのは言うまでもない。

668:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/24 19:43:28 ksoN4Ksa0
以上 間違ったり長すぎてスンマセン

669:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/24 20:56:31 YphxSEvv0
久しぶりの栄養だYAHHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO


670:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/24 22:06:07 WK7xlFYu0
以前の話が活かされることがここまで嬉しいとは思わなかった
感動をありがとう


そして不覚にも"ジャバ・ザ・キュクレイン・ハット"で吹くとは思わなかった

671:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/25 00:31:39 WEgmeIit0
なんだかんだと言われながらこなかったSWキタコレ
頭の悪いジェダイワロスw
最後まで女にこけにされた犬船長もカワイソスw

672:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/26 02:23:53 zWAcpNPM0
ベルガ「呼ばれて飛び出てべんきりーん☆」

「え?呼んでないって?」
「発電疲れたんだ。ちょっとくらいいいだろ…」

673:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/26 17:43:22 6ma42k260
大作GJだ!!
アーシェが強すぎて吹いたw

674:1/30
07/02/27 20:56:46 H+lhITfp0

 ―戦艦リヴァイアサン

ギース「さて・・今日はリヴァイアサンを何処に飛ばそうか(モグモグ」
帝国兵A「この艦って艦長の気まぐれで飛んでるんですか?」
ギース「否定はしない(モグモグ」
帝国兵B「アナタ様がさっきからずっと食べているソレは何ですか?」
ギース「メガマック(モグモグ」
帝国兵C「美味しいですか?」
ギース「結構美味い(モグモグ」
帝国兵Z「アンタに艦長としての資格はあるんですか?」
ギース「生意気な口調のキミは減俸3ヶ月だ(モグモグ」
帝国兵Z「Oh! My! God!!」
ジャッジ「ギース様 ちょっとよろしいでしょうか?」
ギース「よろしくない と言ったら?(モグモグ」
ジャッジ「先ほど廊下を歩いていたらヴァンという少年にコレを渡されまして・・」
ギース「モグモグ(無視ときたか)」
ジャッジ「あの 聞いてます?」
ギース「ん? あぁ 続けたまえ(モグモグ」
ジャッジ「『中身を見ないでギースに渡して欲しい』と言われたんですが・・何でしょう?」
 つ【茶色い封筒】
ギース「ふむ・・その封筒の中身は?(モグモグ・・ゴクン」
ジャッジ「いや 見ていないんで分かりません」
ギース「じゃあその封筒の匂いは?(ヂュルヂュル」
帝国兵「・・(メガマックを食べ終わったからドリンク飲んでる・・)」
ジャッジ「あいにく風邪気味で鼻が詰まっておりまして・・」
ギース「じゃあその封筒の重さは?(ヂュルヂュル」
ジャッジ「ポーション一本分・・くらいでしょうか」
ギース「じゃあその封筒の趣味と日課は?(ヂュルヂュル」
ジャッジ「少なくともギース様の趣味と日課とは異なると思います」
ギース「よろしい(ヂュルヂュル・・プハァッ」

675:2/30
07/02/27 20:57:58 H+lhITfp0
ジャッジ「艦長自身が中身を直接見たほうが早いんじゃないですか?」
ギース「そうだな そうするか(パクパク」
帝国兵「・・(ドリンクも飲み終えたから今度はポテト食べてる・・)」
ギース「さ~て 中身は一体・・(パクパク」
 ビリッ ガサガサ
ギース「ん? コレは・・本か? なになに・・(パクパク」
 パラパラ ペラペラ
ギース「・・・(パクパク」
 ペラペラ パラパラ
ギース「・・・(パクパク・・ゴクンッ」
ジャッジ「・・?」
帝国兵「・・?」
ギース「・・よしっ」
帝国兵「・・何が"よしっ"なんですか?」
ギース「リヴァイアサンの航路を北北東にとれ!! 我々は『パラミナ大峡谷』へと向かう!!」
ジャッジ「何故!?」
帝国兵「今の進航方向とまるで逆ですよ!?」
ギース「出力全開だ!! ベルガを呼び出してハイポーションとバッカスの酒をいれてやれ!!」
ジャッジ「・・(一体何が艦長の心を大きく動かしたんだ?)」

 ジャッジマスター・ギースが先ほど読んだ本
 『美味しいイヴァリース ~冬の味覚編~』(866GIL) 著:ハルム・オンドール四世
 ∟掲載ページ56
   ∟「雪の降る美味しいキリタンポ特集」
     ∟第一位…茶屋ぱらみな
       ∟説明…今年で開業136年となる老舗のこのお店
           三代目店長こだわりのキリタンポを是非一度(以下省略)

676:3/30
07/02/27 20:59:12 H+lhITfp0
 ~2時間後~

 ―パラミナ大峡谷 神都ブルオミシェイス付近 山頂

ヴァン「雪だ!!」
パンネロ「山だ!!」
ヴァン&パンネロ「「スキー遊びだ!!」」
コッキー「"真っ白イェア!"」
ファムラン「ワンワン!!」
ヴェーネス「コレガ雪カ」
ガブラス「・・何で急にこんな雪山に まぁリヴァイアサンよりはましかもしれんが」
バッシュ「ギースの気まぐれらしいな」
ガブラス「その元凶(ギース)は何処だ?」
ウォースラ「この山のふもとにある茶屋に行ったらしいぞ」
ガブラス「というかココは何処だ?」
レダス「どっかの山頂としか言い様が無いな」
ガブラス「ココで何をすればいいんだ?」
 ジャッジ「その事についてですが 私の方から説明させていただきます」
ガブラス「ギース直属のジャッジか」
 ジャッジ「不服ですか?」
ガブラス「いや全然 さっさと説明してくれ」
 ジャッジ「では説明を・・」

 「マスター・ギースは同じくマスター・ザルガバース及びドレイスと共に茶屋へ向かいました
  その間アナタ方はこの山を使ってスキーなりスノーボードなりで時間を潰してください
  滑走道具や防寒着その他はリヴァイアサンから用意いたします」

 ジャッジ「・・と言った具合です」
アーシェ「あの金色は何を考えているのかしら」
バッシュ「御心中 お察し申し上げます殿下」

677:4/30
07/02/27 21:00:35 H+lhITfp0
バルフレア「どうでもいいが寒すぎる」
フラン「そうかしら?」
シド「我が愛しの息子よ 寒いんならパパの胸の中であたた」
バルフレア「メガネ叩き割るぞクソ親父」
ベルガ「フッ・・足が痛い・・」
ガブラス「アホ臭いな 俺は艦内にもど」
ヴァン「ガブラス!」
ガブラス「ん?」
ヴァン「ガブラスってスキーできるんだよな?」
ガブラス「それなりにな」
ヴァン「滑り方とか教えて!!」
パンネロ「教えて下さい!!」
ガブラス「ん~・・とは言ってもなぁ・・」
バッシュ「ん? ノアが無理なら私が教え」
ガブラス「俺 が 教 え て や ろ う」
ヴァン&パンネロ「「やった!!」」
バッシュ「大丈夫なのか? ノア」
ガブラス「ふんっ キサマには負けられん!!」
バッシュ「何の話だ?」
ガブラス「そこのジャッジ!!」
 ジャッジ「何ですか?」
ガブラス「スキーに必要な道具をすぐに持ってこい!!」
ヴァン「俺も!」
パンネロ「私も!」
バッシュ「私も頼む」
アーシェ「私にもお願い」
ウォースラ「お願いできるかな?」
レダス「俺にはボードを頼む」

678:5/30
07/02/27 21:01:53 H+lhITfp0
 ジャッジ「えっと そちらの方々は?」
バルフレア「俺は別にいい」
 ジャッジ「滑れないんですか?」
バルフレア「ちゃんと滑れるっつーの 気分がのらないだけだ」
フラン「バルフレアが滑らないんなら私もいいわ」
シド「同じく」
ヴェーネス「シドト一緒ニ居ル」
ファムラン「ワン!」
コッキー「"イェア!"」
 ジャッジ「マスター・ベルガはどうします?」
ベルガ「・・サロンパスを持ってきてくれ」
 ジャッジ「それでは皆様 用意に時間がかかりますので少々お待ちを・・」


 ―パラミナ大峡谷 ふもと 茶屋ぱらみな

ギース「フハハハハ!! 美味い! 美味いぞ!!!(ガツガツガツガツ」
ドレイス「腹を壊すなよギース もう56本目だ」
帝国兵「・・(支払い大丈夫なんだろうな この人・・)」
ザルガバース「このキリタンポはご主人・・いや 女将さんが一本一本?」
女将「えぇ そうですよ」
ギース「こんな美味しいキリタンポを作れるだなんて お嬢さんはまさに神の子ですな!!」
女将「やだよもう こんなお婆ちゃんに"お嬢さん"だなんて」
ドレイス「しかし美味なのは事実」
ザルガバース「良ければ作り方を教えていただけませんか?」
女将「え? そうだねぇ・・ちょいとその兜を外してくれないかい?」
帝国兵「・・(兜を着けたまま食べるって少し無理がある気が・・)」
ザルガバース「分かりました」
 ガシャンッ
女将「ん~・・ま いいでしょ 本当は次に店を継ぐ人にしか教えないんだけどねぇ」
ザルガバース「ありがとうございます」
女将「アンタは人のよさそうな顔をしてるからねぇ 特別だよ」

679:6/30
07/02/27 21:03:02 H+lhITfp0
 ―パラミナ大峡谷 山頂

ガブラス「よし 各自準備はできたな?」
パンネロ「できました!」
ヴァン「その前に質問!」
ガブラス「何だ?」
ヴァン「ガブラスは鎧のまんまで平気なのか?」
ガブラス「特に問題は無い!!」
バッシュ「殿下はスキーは滑れるのですか?」
アーシェ「あんまり自信はありませんッ!!」
バッシュ「流石殿下ッ!! 威風堂々ですなッ!!」
ウォースラ「コッキー達はココで待ってなさい」
コッキー「"いってらっイェア!"」
ファムラン「ワンワン!」
レダス「おいジャッジ!!」
 ジャッジ「何です?」
レダス「俺はさっきお前に何て言った?」
 ジャッジ「『ボードを頼む』と言いました」
レダス「あぁ そうだな でもな コレはどこからどう見ても サ ー フ ボ ー ド だ ろ う !?」
 ジャッジ「しかもピンク色ですね」
レダス「わざとか!? わざとなのか!?」
ガブラス「レダスは何を騒いでいるんだ?」
レダス「ガブラス! お前からもこのジャッジに何か言ってやれ!!」
ガブラス「用があったら呼ぶから待機してて構わんぞ」
 ジャッジ「分かりました 上空のリヴァイアサンに戻っています」
レダス「そうじゃないだろ!! お前もわざとか!?」
ガブラス「レダス・・頑張れ!」
レダス「頑張れじゃないだろうが!! こんなの気合でどうにかなるレベルじゃないぞ!!」
ガブラス「気合で足りなければ勇気で補え」
レダス「勇気と無謀は紙一重で違うってことを知っているか?」

680:7/30
07/02/27 21:04:28 H+lhITfp0
ガブラス「ではお前ら!! 出発するぞ!!」
ヴァン「ちょっと待ってガブラス!!」
ガブラス「何だ!!」
ヴァン「どういう風に滑ればいいんだ?」
ガブラス「滑りながら説明するからついて来い!!」
 シュバッ!
ヴァン「ちょっ!」
パンネロ「早く行きましょ!」
 シュバッ! シュバッ!
レダス「こうなりゃヤケだ!!」
 シュバンッ!
アーシェ「ハの字でもいいのかしら」
バッシュ「構いません もしもの時は全力でサポートしますので」
ウォースラ「ではな コッキー達も頑張れよ」
 シュバッ! シュバッ! シュバッ!


バルフレア「・・行ったか」
フラン「・・行ったわね」
シド「若いのはいいなぁ・・なぁヴェーネス?」
ヴェーネス「イヤ ソウ言ワレテモ」

ベルガ「俺もあと10年若ければな・・脚にサロンパスなんて貼らずに済んだのに・・」
ファムラン「ワンワン!!」
コッキー「"ベルガが傷心してるイェア!"」
ファムラン「ワン! ワン!」
コッキー「"元気出すイェア!"」
 グイッ グイッ
ベルガ「・・コッカトリスと犬に慰められるほど惨めなものは無いな あとグイグイ押すな」

681:8/30
07/02/27 21:05:56 H+lhITfp0
コッキー「"イェア! イェア!"」
 グイッ グイッ
ベルガ「こっ・・こら! ヤメろ!!」
コッキー「"殲滅する! イェア!!"」:突進
 ド ン ッ !!
ベルガ「うお!?」
 グラ…

 アァァァァァァアレェェェェェェェエ!!!
 イェァアァァァァァァァァア!!!

 ドンゴロドンゴロドンゴロドンゴロ…

バルフレア「・・・」
フラン「・・・」
シド「・・・」
ファムラン「・・ワフ?」
ヴェーネス「ン?」
バルフレア「・・今一体何が起きた?」
フラン&シド「「説明しましょう」」
バルフレア「ハモってどうする」

フラン「ジャッジマスター・ベルガが体育座りのまま斜面ギリギリのところで」
シド「スキーに出発した皆の姿を見て黄昏ているのを見かねた」
フラン「コッキーがド突く感じでベルガを元気付けようとしていたところ」
シド「予想以上にコッキーの力が強かったらしくベルガはバランスを崩して」
フラン「坂道下ってゴ~ロゴロ そしてコッキーは」
シド「その転がるベルガの上を"玉乗り"の要領で一緒になって」
フラン&シド「「ゴ~ロゴロ」」
ファムラン「ワン!!」
ヴェーネス「ウム」

682:9/30
07/02/27 21:07:43 H+lhITfp0
フラン&シド「「・・というワケです」」
バルフレア「ムダに息がピッタリだったな」
フラン「ところで・・バルフレア?」
バルフレア「ん?」
フラン「さっき『気分がのらない』だなんて言っていたけど・・どうかしたの?」
バルフレア「いや・・な~んかさっきっから"誰か"に見られてる気がしてな」
フラン「お父さんに?」
シド「パパはいつでも見守っているぞ」
バルフレア「そうじゃなくてだな もう少しこう・・"人外"的な視線って言うか・・」
フラン「私は"ヴィエラ"ね」
ヴェーネス「"オキューリア"デス」
ファムラン「ワン!」
シド「こいつは"犬"じゃな」
バルフレア「あぁ それは百も承知してんだよ」

???「・・クェ」

フラン「ちなみに・・その"視線"はどの辺りから来ているのかしら?」
バルフレア「そこの岩陰だな」

???A「なっ・・! バレてるじゃねぇか!!」
???B「やっぱアイツらカンがいいわね」
???C「どうするんです? 兄貴」
???D「ヤバくないっすか? 兄貴」

バルフレア「フラン 武器は持ってきているか?」
フラン「持っているわ 撃ち込む?」
バルフレア「そうだな・・ん~・・ おい そこのオキューリア」
ヴェーネス「名前デ呼ンデクレルト嬉シイノダガ」
バルフレア「じゃあヴェーネス お前魔法は使えるのか?」
ヴェーネス「全然使エルゾ」

683:10/30
07/02/27 21:09:29 H+lhITfp0
バルフレア「そんならあの岩陰に適当な魔法でも撃ち込んでくれ」
ヴェーネス「何デモイイノカ?」
バルフレア「構わん ブち込め」
ヴェーネス「把握シタ」

 ― フ レ ア ―


 ―パラミナ大峡谷 中腹

 シャァァァァアッ!!
ガブラス「華麗なるジャンプ!!」
 シュバッ! スタッ
パンネロ「ジャンプ!!」
 シュバッ! スタッ
ヴァン「ジャンプ!!」
 シュバッ!
ヴァン「あり? バランスが・・」

 ドグシャァアッ!!!

ヴァン「ぐはぁ!!」
パンネロ「ガブラスさーん! ストップ! ストップ!!」
 ズザザッ
ガブラス「どうかしたか?」
パンネロ「ヴァンが凄い勢いでスッ転びました」

684:11/30
07/02/27 21:11:11 H+lhITfp0
ガブラス「ヤレヤレ・・ 立てるか?」
ヴァン「心は折れていないから大丈夫」
ガブラス「まだ平気そうだな 少し休憩するか」

 ※

ヴァン「ふぃ~ ツカレター」
パンネロ「けっこう滑れるようになったね」
ヴァン「そういえばバッシュ達は?」
ガブラス「まだ上の方を滑ってるな」
ヴァン「レダスは?」
ガブラス「今頃埋まってるんじゃないか?」
パンネロ「可能性はゼロじゃないわね」
ヴァン「ふ~ん」
ガブラス「・・そういえばヴァン ちょっと聞きたい事があるんだが」
ヴァン「ん?」
ガブラス「お前は・・ギースに一体何を渡したんだ?」
ヴァン「いいもの」
ガブラス「具体的に言うと?」
ヴァン「グルメ本」
ガブラス「何故にそんなものを?」
ヴァン「行きたい所に関係している本を渡せば上手い具合に行けるかな~ って思って」
パンネロ「無事に成功ね」

685:12/30
07/02/27 21:12:38 H+lhITfp0
ガブラス「なるほどな その手があったか ・・ん?」
パンネロ「どうかしました?」
ガブラス「・・上から変な物体が・・」
ヴァン「ウェ?」

 レダス「うぉぉぉぉお!!!」

ヴァン「レダスじゃん 確かに少し変だけど」
パンネロ「様子がおかしいわね」
ガブラス「いや・・そのレダスのすぐ後だ」
ヴァン「ウェ?」

 ベルガ「ぬぉぉぉぉぉお!!!」
 コッキー「"殲滅する!! イェァァァア!!!"」

パンネロ「なにあれ」
ヴァン「なんだあれ」
ガブラス「なんだろうなあれ」

 レダス「止まれベルガァァァア!! お前は俺を巻き込むつもりかぁぁぁあ!!!」
 ベルガ「止まれるならすでに止まってるってのぉぉぉぉぁぁあ!!!」
 コッキー「"イェア! イェア!"」

 ギャァンッ!! ギャァンッ!!

ヴァン「・・・」
パンネロ「・・・」
ガブラス「・・・」
ヴァン「すっげぇスピードで滑りぬけてったな」
パンネロ「あの高速で回転していたのは何だったのかしら」
ガブラス「考えたくも無い」

686:13/30
07/02/27 21:14:37 H+lhITfp0
 ―パラミナ大峡谷 中腹 ガブラス達より少し上

バッシュ「・・で カーブする時は外側の足に力を・・」
アーシェ「こうかしら?」
 スィ~
ウォースラ「お上手です 殿下」
アーシェ「ふぅ・・ハの字って結構疲れるのね」
バッシュ「足に結構な負担がかかりますからな」
アーシェ「ところで・・ふとした疑問なのですが ハの字の開く方向を逆にするとどうなるのですか?」
バッシュ「え? そっ・・それは・・(チラッ」
アーシェ「?」
ウォースラ「・・自分が実演してみせましょう」
バッシュ「・・(すまない ウォースラ)」
ウォースラ「・・(イイって事だ)」
アーシェ「別に無理してやる必要は」
ウォースラ「足を逆に開くとこのようになります!!」
 シュバッ!

ウォースラ「むうっ!?(こ・・コレは・・想像以上に・・足がつ・・いや・・ころ・・っ!!)」

 ズッテェエン!!!

バッシュ「・・と あのようになります」
アーシェ「分かりました」
バッシュ「・・(ウォースラ・・体を張ったお前の行動に私は敬意を表するぞ!!)」

687:14/30
07/02/27 21:16:24 H+lhITfp0
アーシェ「少しスピードを上げたい時にはどうすればいいのかしら」
バッシュ「この様にスキー板を平行にすればスピードは増します」
アーシェ「こ・・こうかしら?」
 クイッ
バッシュ「そしてそのままスピードを上げつづける事を確か"直滑降"と言いまして・・」
 ススス…
アーシェ「・・あら?」
バッシュ「ただそうするとコントロールが難しくなるのであまりオススメは・・おや?」
 キョロキョロ
バッシュ「殿下が・・消えた? ・・ん?」

 キャァァァア!! トマンナイィィィイ!!!

バッシュ「でででで殿下ぁぁぁぁあ!!? う・・ウォースラ!!」
 ムクリ
ウォースラ「どうかしたか?」
バッシュ「殿下が直滑降で行ってしまわれた!!」
ウォースラ「なぁにぃ!?」
バッシュ「すぐにあとを追うぞ!!」
ウォースラ「応!!」
 シュバッ!! シュバッ!!


 ―パラミナ大峡谷 中腹

ガブラス「さて・・そろそろ出発するか」
ヴァン「コレってどこまで滑んの?」
ガブラス「ふもとまでだな ドレイス達がいるはずだ」
パンネロ「キリタンポ食べてるんだっけ イイナー」

688:15/30
07/02/27 21:18:18 H+lhITfp0
ガブラス「らしいな では行くぞ!!」
ヴァン「よっしゃ!!」
パンネロ「レッツ・・ん?」
 …ァァア
ガブラス「どうかしたか?」
パンネロ「何か叫び声みたいのが・・」
ヴァン「え? なに?」
 …ャァァア
パンネロ「ヴァーン! うしろっ!! うしろーっ!!」
ヴァン「うしろ?」

アーシェ「きゃぁぁあ!! どいてぇぇぇぇぇえ!!」

ヴァン「―へ?」

 ドゴォッ!! ズドンズデンドンガラガッシャァン!!!

ガブラス「なっ!?」
パンネロ「ふっ・・二人とも大丈夫なの!?」
 シャァァァ ズザッ ズザッ
バッシュ「ノア! 今このあたりに殿下が来なかったか!?」
ガブラス「ラバナスタの王女様なら一般市民を巻き込んでそこで倒れているぞ」
ウォースラ「殿下ぁ!! ご無事ですかぁ!?」
アーシェ「イタたた・・ ヴァンがクッションになってくれたから助かったわ」
ヴァン「ウグゥ・・」
ウォースラ「ふぅ・・ どうやら無事みたいだ」
バッシュ「良かった 怪我でもなされたらどうしようかと思っ」
ガブラス「というかバーッシュ!!」
バッシュ「どうかしたか?」
ガブラス「お前も王女様の保護者ならちゃんと面倒を見んかッ!! 素で危ないだろうがッ!!」
バッシュ「すまない 物凄く反省している」

689:16/30
07/02/27 21:19:54 H+lhITfp0
パンネロ「ヴァン? 大丈夫?」
ヴァン「・・一応大丈夫だけどさ アーシェ?」
アーシェ「ん?」
ヴァン「ケツが重いから早くどいてく」
アーシェ「誰が重いですって!!」:ビンタ
 バチコーン!!
ヴァン「ブヘァッ!!」


 ―パラミナ大峡谷 ふもと 茶屋ぱらみな

ギース「ヌハハハハ!! 美味い! 美味いぞ!!(バクバクバクバク」
ドレイス「腹を下すなよギース もう156本目だ」
帝国兵「・・(色んな意味で大丈夫なんだろうな この人)」
ザルガバース「そういえば 最近この辺りで何か変わった事はありませんか?」
ドレイス「ん? 何故そのような事を女将さんに聞くのだ?」
ザルガバース「しがない雑談だ 気にしないでくれ」
女将「そうだねぇ・・この辺り 今年はいつもに比べて"雪崩"が多いかねぇ」
ドレイス「雪崩ですか」
女将「今年は気温がいつもより高いからねぇ まったくおっかないよもう」
ザルガバース「それは大変ですね」
女将「あと・・少し前にこの店に立ち寄った旅の人が話していたんだけど」
ギース「モグモグモグモグ」
女将「確か 大きなチョコボが旅人を襲うって聞いたねぇ 名前は・・トリック・・何だったかねぇ」
ドレイス「と・・とりっく☆る~む?」
ザルガバース「トリックスターですね」
女将「そうそう それそれ」
ドレイス「トリックスターとは何だ?」
ギース「説明してやろう(モグモグ」
ザルガバース「ギースが率先して説明だなんて珍しい」

690:17/30
07/02/27 21:22:40 H+lhITfp0
ギース「トリックスターは元々潜在能力の高い"白チョコボ"の中で更に能力の高い個体のことだ」
ドレイス「ふむふむ」
ギース「白チョコボ自体が希少種だからトリックスターの発生は極めて稀なんだがな」
ザルガバース「博識ですね」
ギース「話によるとその肉はこの世の物とは思えないほどに"美味"らしい」
帝国兵「・・(だから知識に入ってたのか・・)」
ザルガバース「にしても"雪崩"や"トリックスター"の事・・上で滑っている皆にも知らせた方がいい気も」
ドレイス「しかし通信手段が無いからな・・」
女将「山で滑っている人たちに知らせたいのかい?」
ザルガバース「何かありませんか?」
女将「ちょっと待ってなさい 確か店の奥にそれっぽいのが・・」
ドレイス「感謝します」


 ―パラミナ大峡谷 山頂

 ボ ン ッ !!

バルフレア「おーおー またエラく巨大なフレアだな」
ヴェーネス「ソレ程デモ」
フラン「これで出てくるんじゃないかしら」
 ドタドタバタバタ
バルフレア「出てきたな ・・ん?」

バッガモナン「てンめっ! こンのバルフレア!! 殺す気かドちくしょうがッ!!!」
リノ「兄貴に『殺す気か』だなんて言われたらどうしようもないわね」
ギジュー「死ぬかと思ったっすよ 兄貴」
プワジ「もう帰りません? 兄貴」

バルフレア「・・何だ バッガモナンか」
バッガモナン「だからてめぇはもっと驚けってンだ!!」

691:18/30
07/02/27 21:24:47 H+lhITfp0
バルフレア「・・(おかしいな バッガモナンの視線じゃなかった気がするんだが・・)」
シド「ファムランのお友達か?」
バルフレア「いや全然 会った事も無い他人だと俺は思いたい」
バッガモナン「ンだとクラァ!!!」
フラン「こんな寒い所まで追ってくるなんて アナタ達も頑張るのね」
バルフレア「砂浴びの次は雪遊びか? ヒマなんだなお前らも ってか生きてたのか」
バッガモナン「生きてるわっ!! 確か設定的にもちゃンとな!!」
リノ「でも兄貴 あたし達が助けなかったら今頃死んでるじゃない」
ギジュー「兄貴って砂の中で泳げないんですね」
プワジ「・・・」
バッガモナン「泳げるかっ! アホがッ!!」
バルフレア「で? 何か用か?」
バッガモナン「バルフレア!! 今日という今日こそはてめぇの首をいただ」
シド「バッガモナンだったかな? ちょっと待ちなさい」
バッガモナン「って人の台詞の途中で話し掛けてくるなそこのクソオヤジ!!」
シド「お前さんの仲間の一人がさっきっからまったく動いていないんじゃが」
バッガモナン「あ?」
プワジ「・・・」
バッガモナン「おいプワジ どうした?」
プワジ「・・アニキ・・モウ・・サムクテ・・ネムクナッテキ・・タ・・」
バッガモナン「ちょっ プワジー!! 寝るなー!!」
バルフレア「トカゲか」
フラン「爬虫類は寒さに弱いから」
シド「変温動物じゃからな」
ヴェーネス「ソウナノカ」
ファムラン「ワン」

692:19/30
07/02/27 21:26:19 H+lhITfp0
バッガモナン「もう許さねぇぞバルフリャー!!!」
バルフレア「俺のせいじゃねーよ」
バッガモナン「っせぇ!! 覚悟しやがれバルフ―」

 ドグシャァ!!!

バッガモナン「―レァ!?」
フラン「あら?」
バルフレア「なに一人で雪にダイブしてんだ? 転んだか?」
バッガモナン「てめぇ!! 何をし」
 ドゴッ!!
バッガモナン「ウグォ!?」
バルフレア「バッガモナンは一人で何やってんだ?」
シド「何かに踏み潰されてるようにも見えるが」
リノ「バルフレアッ!! オマエ兄貴になにをしたのさッ!!」
ギジュー「この野朗!! ただじゃすまさねーぞ!!」
 ドスッ!! バキィッ!!
リノ「キャッ!?」
ギジュー「グァ!?」
 ドサッ ドサッ
プワジ「・・・(フラ・・」
 ドサッ
バルフレア「おいおいおい 何が起きてるんだよ」
フラン「プワジだけは寒さによる気絶ね」
シド「ふ~む 不思議な事もあるもんだ」
ヴェーネス「怖イゾ」
ファムラン「クゥーン」

693:20/30
07/02/27 21:28:29 H+lhITfp0
フラン「・・雪面がおかしいわね」
バルフレア「雪面?」
 サクッ サクッ サクッ サクッ
ヴェーネス「何モイナイノニ足跡ガアル」
フラン「大きいわね・・チョコボの足跡にそっくりだわ」
バルフレア「・・ん? ちょっと待てよ」

 ・何もいないのに足跡だけが出来る → 透明?
 ・チョコボの足跡にそっくり → チョコボ?
 ・しかもでかい → でかいチョコボ?
 ・さっき感じたバッガモナン以外の視線 → 用心深くこっちを見てた?
 ・ここはパラミナ大峡谷 → 以前何かいた?

バルフレア「・・・」
フラン「・・・」
シド「・・・」
ヴェーネス「・・・」
ファムラン「・・・」
トリックスター「・・クェ?」

バルフレア「出たぁぁぁぁぁあ!!!」

ヴェーネス「ギャー!!」
ファムラン「ワォーン!!」
フラン「あら 大変ね」
シド「こりゃ珍しい」
バルフレア「逃げるぞ」
フラン「倒さなくていいの?」
バルフレア「俺らだけで倒せるか!」

694:21/30
07/02/27 21:31:01 H+lhITfp0
シド「でもどうやって逃げる? さっきのジャッジを呼ぶには時間がかかりすぎるぞ?」
バルフレア「うっ・・それは・・」
 トリックスター「クェェェェエ!!!」:突進
 ズドドドドドド
フラン「来たわよ」
バルフレア「えーっと あーっと あー・・! ヴェーネス! ちょっと来い!!」
ヴェーネス「何ダ?」
 フヨフヨ
バルフレア「オラ!!」:殴る
ヴェーネス「グハ!!」:倒れる
 ドサッ
バルフレア「よっし!!」
シド「ヴェーネスをうつ伏せに倒してどうする?」
フラン「バルフレア・・アナタまさか」
バルフレア「その"まさか"だ 全員ヴェーネスに乗っかれ!!」
ヴェーネス「マジデカ」
 スチャッ
バルフレア「いいか? 絶対にバランス崩すなよ?」
フラン「分かったわ」
ヴェーネス「コ・・コレハ辛イ」
シド「頑張るのじゃぞ ヴェーネス」
ファムラン「ワンワン!!」
バルフレア「それじゃあ行くぞ!!」
 ダンッ!
 ズザァァァァア!!
トリックスター「クェ? クェェェェエ!!」
 ズドドドドドド

695:22/30
07/02/27 21:32:27 H+lhITfp0
 ―パラミナ大峡谷 中腹

アーシェ「もう一度言ってみなさい! 誰が重いですってコラァ!!」
 バシッ! バシッ!
ヴァン「だっ・・だから殴る前にどいてって!! ツブエユ! ツブエユ!!」
アーシェ「キィー!!」
 ドカドカッ バキバキッ
ガブラス「・・ラバナスタの王女様はいつまで一般市民に暴力を加えるつもりだ?」
バッシュ「殿下・・そういえば『リヴァイアサンにいるせいで少し体重が増えた』と以前・・」
ウォースラ「運動不足になりがちだからな」
パンネロ「ザルガバースさんのおかげでご飯はすごく美味しいし」
ガブラス「そりゃ太るわな」
アーシェ「そこっ! 何か言いましたか!!」
ガブラス「滅相も無い」
バッシュ「まぁまぁ殿下 そろそろどいてあげたらどうですか?」
アーシェ「・・ないのよ」
バッシュ「え?」
アーシェ「さっきぶつかった時に腰が抜けて動けないのよ!!」
バッシュ「あ なるほど」
ヴァン「そういうのはもっと早めに言っ」
アーシェ「お 黙 り」
ヴァン「ゴミン」
ウォースラ「でも腰が抜けたままだとすべる事ができないな」
パンネロ「おぶってあげたらいいんじゃないですか?」
バッシュ「だな 私が殿下をおぶるからウォースラは殿下のスキー板を頼む」
ウォースラ「把握した」

696:23/30
07/02/27 21:34:48 H+lhITfp0
バッシュ「さ 殿下 こちらに」
アーシェ「・・迷惑かけてごめんなさい」
バッシュ「もう慣れました よいしょ・・っと」
 スッ
バッシュ「殿下・・おも」
アーシェ「ん?」
バッシュ「お・・大きくなられましたな」
ウォースラ「こっちは準備できたぞ」
パンネロ「ヴァン? 大丈夫?」
 ズボッ
ヴァン「なんとか」
ガブラス「さて・・それじゃあこのままふもとまで滑るか」
ヴァン「・・お?」
バッシュ「どうかしたかい?」
ヴァン「また山の上から変なのが・・」
パンネロ「・・ほんとだ」
ウォースラ「随分とスピードが出ているな」
アーシェ「何かしら」
ガブラス「大きな・・あれは・・板に乗ってるな」

 シャァァァァァァ
バルフレア「おいフラン! あのチョコボはどうした!!」
フラン「少し離れたけどまだ追いかけてくるわ」
 トリックスター「クェェェェエ!!」
バルフレア「くそったれ!」
シド「大変なことになったな なぁヴェーネス?」
ヴェーネス「顔ガスレテ痛インダガ」
ファムラン「クゥーン」

697:24/30
07/02/27 21:38:40 H+lhITfp0
ヴァン「あれ・・バルフレア達じゃね?」
パンネロ「それじゃあ あの板っぽいのは・・」
アーシェ「・・ヴェーネスかしら?」

 シャァァァァァ
バルフレア「・・ん? あそこにいる奴らは・・」
フラン「バッシュ達ね」

ヴァン「お~い! バルフレア~!」
 バルフレア「お前ら! 早く滑って逃げろ!!」
パンネロ「え?」
ガブラス「何を言ってるんだあの空賊は」
 バルフレア「トリックスターが出たから早く逃げろってんだよ!!」
 フラン「向こうからじゃ近づくまで保護色で見えないわよ」
バッシュ「大きな声で頼む!!」
 バルフレア「トリックスターが!! 出たから!! 早く逃げろ!!」
アーシェ「よく聞き取れないわね」
ウォースラ「でも様子からして何かから逃げてるようにも見える」
 シド「全然伝わっていないな」
 ヴェーネス「ソレハ大変ダナ」
 ファムラン「ワン」
  トリックスター「クェェェェェエ!!!」

698:25/30
07/02/27 21:41:00 H+lhITfp0
 ―パラミナ大峡谷 ふもと 茶屋ぱらみな

ギース「ウハハハハ!! そろそろお腹がいっぱいだ!!」
ドレイス「293本も食べればな」
帝国兵「・・(どういう胃袋してるんだ この人・・)」
女将「あったあった ほら これを使って滑っている人に伝えなさい」
 【音声拡張機(スピーカー)】
ザルガバース「ありがとうございます」
帝国兵「・・(こんなんで伝わるのか・・)」
ザルガバース「それじゃ 店から出て上に呼びかけるか」
ギース「あ~ きみきみ」
帝国兵「はい?」
ギース「スマンが払っておいてくれ 財布をリヴァイアサンに忘れてしまったんだ」
帝国兵「なぬ!?」
ドレイス「すまないな」
帝国兵「・・ちなみにキリタンポ一本あたりおいくらで?」
女将「88ギルだよ」
帝国兵「うぅ・・一本あたりは凄くリーズナブルなのに・・」
ザルガバース「では 行くか」
 ガララッ
ザルガバース「・・ん? 店の前に誰か倒れているぞ」

レダス「ゼェ・・ゼェ・・」
ベルガ「・・ウェップ」
コッキー「"イェア!"」

ギース「随分と早い到着だな」
レダス「す・・好きでこんなに早く来たんじゃない」
ギース「そうか ま 何があったかは聞く気も起きんがな」
ベルガ「・・聞かれてもちゃんと応えれる自信が無い」
コッキー「"イェア! イェア!"」

699:26/30
07/02/27 21:44:00 H+lhITfp0
ザルガバース「えっと 上で滑っているみんなは・・」
ドレイス「・・見えた あそこだ」
ザルガバース「さて・・このスピーカーでどうやって伝えようか」
ドレイス「私がやろう」
ザルガバース「お願いできるか?」
ドレイス「『雪崩とトリックスターの警告』を伝えればいいのであろう?」
ザルガバース「そのとおりでございます」
ドレイス「把握した では・・スゥゥゥゥゥゥウ・・」


 ―パラミナ大峡谷 中腹

ヴァン「バルフレア達の後ろにいるのってトリックスターじゃん!!」
 バルフレア「気づくのが遅いっての!!」
パンネロ「大変! すぐに逃げなきゃ!!」
バッシュ「ウォースラ! 出発の準備はできてるか!!」
ウォースラ「無論!!」
アーシェ「頼みましたよ バッシュ」
ガブラス「あのスピード・・すぐに出なければ追いつかれるな」
 フラン「バルフレア みんなやっと逃げるみたいよ」
 バルフレア「よし 俺らもスピードを落とさないで滑り抜けるぞ!!」
 シド「頑張れヴェーネス!!」
 ファムラン「ワンワン!!」
 ヴェーネス「心ガ折レソウダ」
  トリックスター「クェェェァァア!!!」

700:27/30
07/02/27 21:46:22 H+lhITfp0
ガブラス「よし!! それでは急いでしゅっぱ」

 《 お 前 ら 聞 こ え て い る か !! 》

ガブラス「うぉ!?」
 ビリビリビリビリ
パンネロ「なにこの轟音!?」
ヴァン「超うるせー!!」

 《 最 近 こ の 辺 り に ト リ ッ ク ス タ ー が 出 る ら し い !! 》

ガブラス「ど・・ドレイスか!?」
バッシュ「何という爆音」
ウォースラ「ふもとまではまだ距離があるというのに」
アーシェ「肌がビリビリするわ」
バルフレア「現在進行形で追われているんだけどな」
 トリックスター「クェェェェェエ!!!」

 《 そ れ と 暖 冬 の せ い で 雪 崩 が 起 き や す い そ う だ !! 》

ヴァン「・・お?」
アーシェ「今なんて・・」

701:28/30
07/02/27 21:48:32 H+lhITfp0
バッシュ「雪崩が発生しやすい と」
フラン「雪崩って・・大きな音でも発生する事があったわね」
シド「うむ 空気の振動により雪面が大いにズレることがある」
ヴェーネス「ソウナノカ」
ファムラン「ワフ?」

 《 各 自 気 を 付 け る よ う に !!  以 上 だ !! 》

ヴァン「・・・」
パンネロ「・・・」
ガブラス「・・・」
アーシェ「・・・」
バッシュ「・・・」
ウォースラ「・・・」
バルフレア「・・・」
フラン「・・・」
シド「・・・」
ヴェーネス「・・・」
ファムラン「・・・」
トリックスター「・・・」

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ALL「ぎゃーっ!!」

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


702:29/30
07/02/27 21:50:23 H+lhITfp0
 ―パラミナ大峡谷 ふもと 茶屋ぱらみな前

ドレイス「くそっ! 警告が一足遅かったか!!」
ギース「ちょうど発生してしまったな 雪崩」
帝国兵「・・(明らかに原因が目の前にいるんだが・・)」
ザルガバース「うーむ 大きな雪崩だ」
女将「ほんとだねぇ」
ドレイス「皆の様子は?」
帝国兵「・・見た感じギリギリで逃げて無事みたいです」
ギース「あの雪崩から逃げ切っているのか」
ザルガバース「雪崩は早くて時速200キロ以上も出ると聞くが」
ドレイス「そうなのか」
ザルガバース「だが・・あの雪崩の様子を見る限り・・」
ドレイス「・・?」
ザルガバース「・・ココまで到達してもおかしくないな」
女将「それは本当かい?」
帝国兵「すぐに避難なさった方が賢明かと思われますが・・」
ザルガバース「潰れてしまうな 『茶屋ぱらみな』が」
ドレイス「だが あの雪崩を食い止めることなど」

ギース「やらせはせんよ」

ドレイス「・・ギース?」
ギース「この店を潰させはせんよ」
帝国兵「しかし・・雪崩を止めるだなんて事が人の力で」
ギース「美味しい物を提供する場所をどうして潰すことができようか? いや それはできない」
帝国兵「・・(何という美食家・・)」
ギース「腹も満たされて力は十分に発揮できる」
ザルガバース「私も手伝おう」
ドレイス「本気か!?」
ザルガバース「美味しい物を作る場所をどうして潰す事ができようか? いや それはできない」
帝国兵「・・(何という料理家・・)」

703:30/30
07/02/27 21:52:41 H+lhITfp0
ザルガバース「さ 女将さんは下がってください」
女将「すまないねぇ あんな古いお店のために・・」
ギース「ドレイス そこで倒れているハゲと便器をどかしといてくれ」
ドレイス「・・分かった コッキーは自分でこっちに来なさい」

ギース「準備はいいかなジャッジマスター・ザルガバース」
ザルガバース「いつでもどうぞジャッジマスター・ギース」
ギース「ジャッジマスターの中でも特に魔法を使う事を得意とする我が力」
ザルガバース「ジャッジマスターの中でも特に命がけの攻撃を得意とする我が力」
ギース&ザルガ「「とくと見せ付けてくれよう!!」」
ギース「食の力を借りて!!」
ザルガバース「今必殺の!!」

 ― 極 大 フ ァ イ ガ ―

      カ ッ ! ! !




  ~翌日のニュースより抜粋~
 先日、○○時○○分頃、パラミナ大峡谷にて巨大な雪崩が発生しました。
原因は暖冬によるここ数日の気温上昇によるものと推測されます。
この雪崩による死傷者は確認されていませんが、ふもとにある茶屋は無事だった模様。
しかし、雪崩がこの茶屋の左右まで到達していたのにも関わらず、茶屋のみが無事だった事に対し、
「何かがこの茶屋の前で雪崩をせき止めたのでは」という意見が出ていますが詳しい事は不明です。
茶屋周辺に雪山に似合わないパッションピンクのサーフボードがあった他に、
当日パラミナ付近で巨大な戦艦が目撃されたとの情報もありますが、
関連性は未だに不明です。
 さて、次のニュースはオンドール氏の出版した自伝が500万部を越える超ベストセラーに………


704:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/27 21:57:25 c4Jgj1s80
GJ!!
バッガモナン一味は・・・・?

705:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/28 00:04:29 Sx1RHvqg0
グレイトジョブ!
ドレイスの声の破壊力は相変わらずすごいなwww
長編乙!!コレデコンシュウモガンバレルヨ…ヽ( ゚∀゚)/

706:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/28 01:43:11 Zo6VeNV30
ガブラスカッコヨスwww

ものすごいGodJob・スーパー・ウルトラ・デリシャス・ダイナマイト乙

707:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/28 08:36:42 JvS0YTH8O
腐女子あげ

708:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/28 12:58:43 mLtISh4RO
GJすぎ!!!
みんな入り乱れでリズム良すぎ!!!

709:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/03 00:47:06 BZRlQwz9O
もはや閉じ込めじゃないがGJwwww

710:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/04 18:11:16 lna9qQWA0
GJ!
正直最初は「え!?30もあんの?読むの大変そうだな」と思ったけどw、
テンポがいいのとセリフが多めでかつ短くまとめられてるので、サクサク読み進められた。
リアルでは暖冬でほとんど雪が振らなかったので、雪山の雰囲気を楽しめたのも嬉しい。
しかも暖冬って設定もちゃんと生かしてるし。

711:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/04 21:52:22 iyrl62J6O
竜田揚げ

712:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/04 23:17:02 4xMgVd0X0
ヴァン「アヒるんるん♪」
パンネロ「アヒるんるん♪」
バッシュ「僕た~ち~」
ウォースラ「はぁ~」
ガブラス「ず~う~っと」
レダス「いっしょ~さ~」
アーシェ「アヒるんるん」
フラン「るん」
ドレイス「るん♪」
ベルガ「クェッwwクェッwwクェッww」
ギース「グワッwwグワッwwグワッww」
ザルガバース「アヒルのワルツ~♪」


バルフレア「お前等は何をやってるんだ」
シド「知りたいか?」
バルフレア「いや 全然」

713:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/10 02:15:24 MsDBgOiL0
支援。

URLリンク(yellow.rara.jp)

714:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/10 02:33:42 OhNQG11t0
うめぇ
普通にどっかに載ってそうだ

715:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/10 03:18:07 ZffckL/H0
おお、こりゃうまい
しかし改めて見ると、人数多すぎw

716:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/10 07:59:15 o0Z42gBW0
>>713
前にモーグリたんの絵をたくさん投下してくれた職人さんかな?
可愛い上に各キャラの特徴がよく出ててGJです!

717:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/10 10:41:21 PeqoGEDc0
みんな可愛いいいい

718:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/10 13:18:01 v9ymGri30
めちゃくちゃうまい!!

つーかここの全員閉じこめの始めてだな、ありがとさん

719:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/10 14:45:56 H1Ai8xez0
デフォルメ加減が素晴らしすぎるな
GJ

720:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/10 18:26:33 oZlGxOZl0
レダス坊さんみたいだwwww
即保存GJ!

721:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/12 01:43:21 pe/Jj7sB0
母さんやっぱりその姿wwww
さりげにドレイスの破壊音声避けるためにガブラスが努力しているなw


722:1/7
07/03/12 19:28:41 xtp+mgSw0

~戦艦リヴァイアサンよりお送りするショートショートショート~

 【リヴァイアサンのメロディ ~疑惑~ 】
ヴァン「なぁ レダス・・ちょっと聞きたい事があるんだけどさ」
レダス「ん? どうした」
ヴァン「あの・・その・・」
レダス「何だ? 早く言ってみろ」
ヴァン「・・レダスがタマゴから生まれたってホントなのか?」
レダス「んなワケないだろ」
ヴァン「違うのか?」
レダス「当たり前だ」
ヴァン「・・・」
レダス「・・・」
ヴァン「騙されたッ!!」
レダス「誰にだ!! ガブラスか!!」

 【リヴァイアサンのメロディ ~諸事情~ 】
ガブラス「ん? レダス? その頭の包帯は何だ?」
レダス「え? あぁ コレか」
ガブラス「怪我でもしたのか?」
レダス「まぁな シドの部屋に行ったら妙な虫に刺されてな」
ガブラス「・・・」
レダス「・・?」
ガブラス「あぁ・・それで髪の毛が・・虫の毒で・・」
レダス「違うわ!!」
ドレイス「そんなワケないだろうガブラス レダスの頭はストレスによるものだ」
ベルガ「成る程 だからジャッジ・マスターの職を降りたのか」
レダス「勝手に話を広めるな!!」

723:2/7
07/03/12 19:30:16 xtp+mgSw0
 【リヴァイアサンのメロディ ~3秒クッキング~ 】
ザルガバース「・・で 先ほど切っておいたニンジンは」
パンネロ「ニンジンは?」
ザルガバース「使いません コッチに置いておきましょ」
パンネロ「じゃあ何で切ったんですか」

 【リヴァイシャ ~リヴァのおイシャさん~ 】
シド「見ろファムラン! お前の鎧の試作品が完成したぞ!!」
バルフレア「あ? 何の話だ?」
シド「正月に言ったろ? お前の為に新しいジャッジ用の鎧を作っとると」
バルフレア「・・あぁ そういえばそんな事をほざいてたな」
シド「命名『IMPOTENZ』!! さぁ!! 早速装着するのだ!!」
ヴェーネス「スルノダ!!」
ファムラン「ワンワン!!」
 ガチャン
バルフレア「・・絶対にイヤだ」
シド「なにッ!? 何が不満なのだ!! パパに言ってみなさい!!」
バルフレア「デザインがイヤだ名前がイヤだそして何よりも お 前 の 言 い な り に な る のがイヤだ」
シド「せっかく作ったのに」
バルフレア「知るかンなもん ウォースラあたりにでもやっとけ」
シド「う~む アズラス将軍か…―」

シド「―…というワケでアズラス君」
ウォースラ「どういうワケで?」
シド「ファムランの代わりにコレを貰ってくれないか」
ウォースラ「はぁ・・生憎ですが鎧は間に合っていますので」
シド「あんまり人気が無いのぉ まったく 何が原因なのか・・」
ウォースラ「やっぱデザインじゃないでしょうかね どっかのラスボスみたいなトゲとか着いてますし」
シド「なるほど 今度はもうちょっとスタイリッシュな感じで作って・・ん?」
 ジャキィン!
コッキー「"着心地がいいイェア!"」装備:試作鎧IMPOTENZ
ウォースラ「あっ! こらコッキー! 危ないからキャストオフしなさい!!」

724:3/7
07/03/12 19:32:13 xtp+mgSw0
 【リヴァの奇妙な冒険 ~ファントムブレッド~ 】
ヴァン「ギースは今までに食ったパンの枚数を覚えているのか?」
ギース「軽く数えて4万枚は食ったな」
ヴァン「すげェ!!」

 【リヴァの奇妙な冒険 ~フードダスト・クルセイダーズ~ 】
バルフレア「ヴァン ちょっと付き合え」
ヴァン「ん? オセロでもすんのか?」
バルフレア「何でわざわざオセロを」
ヴァン「じゃあ何さ」
バルフレア「トレーニング(模擬戦闘)だトレーニング たまには体を動かさなくちゃな」
ヴァン「でも銃とか使われたら勝ち目無いしな~」
バルフレア「素手だ素手 武器は使わねぇよ」
ヴァン「でも素手って地味だしな~」
バルフレア「あー・・それじゃあフラン」
フラン「何かしら?」
バルフレア「トレーニング開始と同時に俺たちにヘイストかけてくれ 多少は派手になるだろ」
フラン「いいわよ」
バルフレア「これでよし 始めるか」
ヴァン「オッケ~」

725:4/7
07/03/12 19:33:47 xtp+mgSw0
フラン「準備はいいかしら? トレーニング・・スタート!!」魔法:ヘイスガ
 フォオン

ヴァン「よっ ほっ」素手:ジャブ
 シュッ シュッ
バルフレア「おっと」素手:ガード
 パシッ パシッ
ヴァン「じゃあコッチだ」
 シュバッ シュバッ
バルフレア「甘いな」
 ガシッ ガシッ
ヴァン「むっ それじゃあコッチ・・と見せかけてココだ!」
バルフレア「おっと!」
 ガキィッ
ヴァン「そらそらァ!!」
バルフレア「まだまだ!!」
 グォッ ギャキッ ガオン
ヴァン「オラァ!!」
バルフレア「無駄ァ!!」
 ガキィンッ! ゴキィン!
ヴァン「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!」
バルフレア「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!」
 ガン!! ゴッ!! ゴン!! ガンッ!!
ヴァン「うぐぅ・・(くっそー バルフレアの防御とか地味に硬いな)」
バルフレア「ぬぅ・・(コイツ・・思っていた異常にパンチが早いな)」
ヴァン&バル「だが!!」
 ブォン ブォン
ヴァン「コレで終わ・・り・・?」
バルフレア「簡単には負け・・な・・?」
ヴァン「・・あり? 体・・が・・」
バルフレア「動か・・ん・・? フラ・・ン・・か・・!?」
フラン「私は何もしてないわよ」

726:5/7
07/03/12 19:35:22 xtp+mgSw0
ヴァン「じゃあ・・だ・・れが・・?」

バッシュ「私だ」

フラン「あらバッシュ」
バルフレア「おいコ・・ラ・・なんで・・ジャマを・・」
バッシュ「まったく・・仲がいいのは構わんが拳を振るっての喧嘩をするとは何事だ!!(クワッ!!」
ヴァン「え・・ちが・・」
バッシュ「問答無用!! 喧嘩両成敗だ!!」:鉄拳
 ゴッ ゴッ
ヴァン「グハッ!!」
バルフレア「ブホッ!!」

 【リヴァの奇妙な冒険 ~ドクターは砕けない~ 】
シド「紹介しよう!! コレが我が(アシ)スタント!!」
アーシェ「はい?」
シド「『ヴェーネス』・・とワシは呼んでおる!!」
ヴェーネス「ドウモ」
アーシェ「ご丁寧にどうも」
シド「『ヴェーネス』第一の爆弾!!」
ヴェーネス「フレア」
 ボッグォォオン!!
アーシェ「綺麗な花火ね」
シド「『ヴェーネス』第二の爆弾!!」
ヴェーネス「フレア」
 ドッグォォオン!!
アーシェ「何も変わらないじゃない」
シド「『ヴェーネス』第三の爆・・」
アーシェ「どうせ同じフレアなんでしょ」
シド「効果音が違うんじゃが」
アーシェ「しょーもなっ!!」

727:6/7
07/03/12 19:37:16 xtp+mgSw0
 【機動戦艦リヴァイアサン ~ナゲットの中の戦争~ 】
ザルガバース「今日の夕飯は鶏の唐揚げ~♪」
 ジュワワァァァア…
ザルガバース「さて これで全部揚げ終ったっと・・ん?」
 ジッ
ザルガバース「・・お皿に盛り付けた唐揚げの数が減ってる気が・・ハッ! そこっ!!」投げる:包丁
 シュカッ!
ギース「うお!?」
ザルガバース「ギース!! またつまみ食いをしたな!!」
ギース「別に良いではないか(モグモグ」
ザルガバース「良くありません!! ちゃんとテーブルの所で待ってなさい!!」

 【機動戦艦リヴァイアサン ~すれ違い空~ 】

 ―戦艦リヴァイアサン
ジャッジ「・・! 艦長 レーダーに反応 前方に何かいます」
ギース「何かね」
ジャッジ「この反応は・・ 戦艦ガーラントです」
ギース「ハルム・オンドール四世の率いる反帝国連合軍・・解放軍の旗艦か」
ジャッジ「他にはガラフ・バルやゼザ・サーゲイト・・演習の帰りのようですね」
ギース「ほぉ 精が出るな」
帝国兵A「向こうもコチラに気づいたようです」
ジャッジ「いかが致しましょうか?」
ギース「私はこれから食事だ」
ジャッジ「わ・・分かりました "上手い具合にスルー"ですね」
帝国兵B「マジっすか」

 ―戦艦ガーラント
連合兵A「オンドール様 前方にリヴァイアサンが見えますが・・」
オンドール「ふむ・・まさかこんな所で出会ってしまうとは・・」

728:7/7
07/03/12 19:39:04 xtp+mgSw0
連合兵A「攻撃しますか? この戦力なら十分に堕とせると思われますが」
オンドール「・・いや 攻撃は許可しない」
連合兵B「なっ・・!? 何故ですか!? コレはチャンスですよ!?」
レベ「何かお考えでもおありで?」
オンドール「あのリヴァイアサン俗に『特殊戦艦』と呼ばれておる・・まともに戦えば無傷では済むまい」
レベ「ココで戦力を削がれるのは正直辛いですからね」
連合兵B「で・・でも!! このガーラントは帝国のアレキサンダーとも互角に渡り合える程の戦力を・・」
オンドール「キミの気持ちも分からなくは無い しかしな 相手の様子を見てみろ」
連合兵B「様子・・ですか」
オンドール「今まさにコチラの艦隊とすれ違いそうなのにハッチどころか機銃すら動かす様子を見せない・・」
レベ「つまり・・それは相手の"余裕"を現す・・と?」
オンドール「その通りだ 恐らく向こうは確信しているのだ この場で戦いを始めても必ず勝てるとな」
連合兵B「そうなのですか・・」
オンドール「この場は耐えよう・・その時が来るまで我々は自らの爪を磨ぐ必要があるのだ」

 ―戦艦リヴァイアサン
ジャッジ「ガーラントその他 本艦の右舷800mを通り過ぎます・・(ドキドキドキドキ」
帝国兵A「・・(ドキドキドキドキ」
帝国兵B「・・(ドキドキドキドキ」
ギース「・・(モグモグモグモグ」

 ―戦艦ガーラント
連合兵A「リヴァイアサン・・通り過ぎました」
連合兵B「本艦及び友軍艦・・被害はありません」
レベ「本当に何もしてこないとは・・コレが相手の余裕・・」
オンドール「雄々しき姿よ・・やはり帝国は侮れんな」
レベ「オンドール様・・我々は・・奴らに勝てるのでしょうか」
オンドール「さてな・・ しかし必ず勝って見せよう 必ず・・!!」

729:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/13 14:28:51 cI8P4qe8O


730:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/13 16:05:57 KYfxixeoO
ギースのモグモグワロタWWWWW

731:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/13 20:44:02 o1ZNuVCW0
GJ!
…なんだがおイシャさんの話元ネタなんかあるんかいな
ハムテルとか漆原とか出てくるあれじゃないよね?

732:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/13 22:15:35 cEDfvsuj0
>>731
題名の元ネタは『ハトのおヨメさん』
IMPOTENZも『ハトのおヨメさん』
砂ネズミとかニワトリが出てくる奴じゃないです

733:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/13 22:58:14 o1ZNuVCW0
ググってレビュー見た……ハトビームとかわからんww

734:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/14 15:07:15 xTjr5tfh0
いいのぅ… 実にいいのぅ…

投下できる空気、守らなきゃ。

735:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/18 14:07:40 mL+NHJRGO
保守

736:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/18 23:36:51 CtsDcqd6O
今日ごはん作ってる時に包丁で指を切った。
「はげぇぇぇぇぇ!!」
何故かこう叫んだ。
ごめん、レダス。
八つ当たりしてマジごめん。

737: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
07/03/19 00:11:58 KE3dESPS0
               _
       /"゙゙`'‐-/  `ヽ
      j  ヽ二/     |ヽ、
      |  丶  \  ○ /'"
      ,フ  、 \ \,..ノ`''フ--、
     .| .__  l.    ヽ  | ,-、__l
      l ム ヽ__l     )、_,ゝ △
      ,}./  /''‐-.、_ /   ⊂l_l⊃
 ヾ‐-<"└--'゙lニニニゝ、   | λ |
  〉  `ヽ/   \___,.二! |┐''┌|
  ム‐''"" L___>       ゙゙゙'‐‐゙゙゙

738:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/20 02:36:26 VfpMpnhvO
浮上

739:1/11
07/03/21 18:16:27 X5FdqQCk0
ヴァン「ふぁ~~~・・眠い」
パンネロ「ほらほら! シャキっと歩く!」
 スタスタスタスタ
ヴァン「何で俺がパンネロのウォーキングに付き合わなくちゃいけないのさ」
パンネロ「だってヴァンったら放っておいたらずっと寝てるじゃない そんなの不健康よ」
ヴァン「だって眠いんだもん」
パンネロ「眠いって・・夜更かしでもしてたの?」
ヴァン「ま~ね~」
パンネロ「でもリヴァイアサンじゃ夜更かししてまでやる事が無い気がするけど」
ヴァン「そっか 寝るときは男と女で分かれるからわかんないよな」
パンネロ「一体部屋で何をしてるの?」
ヴァン「TV見てる」
パンネロ「テレビ?」
ヴァン「ショップ○ャパンの"ビリーズ・ブートキャンプ"見てる」
パンネロ「・・それって夜更かししてまで見る必要あるの? 通販番組でしょ?」
ヴァン「だってさ だってさ 番組の冒頭で元軍人のビリーが『入隊おめでとう!』とか言ってくれるんだぜ!?」
パンネロ「へ~え」
ヴァン「そんでさ そんでさ "一週間の集中プログラム"とか言って凄い体が引き締まってるんだぜ!?」
パンネロ「ふ~ん」
ヴァン「で その番組の『頭を軸にしてツイスト! ツイスト!』のシーンとかをみんなで真似し始めんの」
パンネロ「それはちょっと見たいかも」
ヴァン「確か・・ベルガとウォースラとコッキーが一番上手にできてたんだよな」
パンネロ「他の人は?」
ヴァン「ガブラスとレダスは同時に始めるもんだからぶつかり合ってそのまま喧嘩」
パンネロ「ふむふむ」
ヴァン「バッシュはその様子を笑顔で見ていてバルフレアは『眠れねーから静かにしろ』とか文句言ってる」
パンネロ「平和ね」
 スタスタスタスタ
ヴァン「そういえばさ 一体どこまで歩くんだ?」
パンネロ「調理室よ 多分ザルガバースさんが朝食の準備とかしてると思うから」

740:2/11
07/03/21 18:17:26 X5FdqQCk0
ヴァン「美味しいよな ザルガバースの作る朝ご飯」
パンネロ「それの様子見とお手伝いをしに行くのよ」
ヴァン「あと味見とかか」
パンネロ「どうせすぐに食べれるじゃない」
ヴァン「いやさ やっぱ目の前で作ってるの見たら食べたくなるよ」
パンネロ「つまみ食いとかしたら包丁投げられるわよ?」
ヴァン「マジでか! ・・お?」
 フワァ~ン
ヴァン「これは・・味噌汁の匂い!!」
パンネロ「いい香りね」
ヴァン「よし!! すぐに行くからまってろザルガバース!!」:ダッシュ
 スタタタター
パンネロ「あっ! ・・もう さっきまで歩くのにすら文句言ってたのに・・まぁいっか ヴァン! 待ってよ!」:ダッシュ
 タッタッタッタッタ…


 ―戦艦リヴァイアサン 調理室
ザルガバース「・・・」
 クツクツコトコト ジュワワァァァア
ザルガ「・・・」
ヴァン「おっはようザルガバース!」
パンネロ「おはようございますザルガバースさん」
ザルガ「・・・」
ヴァン「・・およ? ザルガバース? 聞いてる?」
パンネロ「ザルガバースさん?」
ザルガ「・・ん? あ あぁ おはよう二人とも」
ヴァン「・・(今朝のザルガバースは口調が男らしいな)」
ザルガ「どうかしたかい?」

741:3/11
07/03/21 18:18:38 X5FdqQCk0
ヴァン「別に それより大丈夫か? なんかボーッとしてるけど」
ザルガ「ボーッとしていたかな?」
パンネロ「してましたよ オタマをクルクル回しながらボーッと」
ザルガ「そうか・・それじゃあ今度からはしゃもじを回そうか」
パンネロ「そういう事じゃなくて」
ザルガ「まぁ何でもないから気にする必要は無いよ」
ヴァン「本当か?」
ザルガ「本当だとも 今の若者で言うところの『IPPAI-OPPAI ボク元気!』って感じだ」
パンネロ「今の若い人にそんなトラブルと遊ぶヤンチャ・ボーイはいませんよ」
ヴァン「元気ならいいんだけどさ~」
ザルガ「・・そうだ ちょっと味噌汁の味見でもしてくれないかな?」
ヴァン「いいのか!?」
ザルガ「自分で味見しているうちにワケがわからなくなってね いいかな?」
ヴァン「全然OK むしろ喜んで」
ザルガ「じゃあ・・ほら 火傷しないように気をつけなさい」
ヴァン「んでは いただきま~す」
 ズビズバァー
ザルガ「・・・」
ヴァン「ん~・・」
ザルガ「・・どうかな?」
ヴァン「なんか・・塩辛い気がする」
パンネロ「私にも一口ちょうだい」
 ズズズ…
パンネロ「んー・・確かに塩辛いかも」
ザルガ「ふむ・・味噌を入れすぎたかな? まぁいい ありがとう二人とも」
ヴァン&パンネロ「「いえいえ」」
ザルガ「こっちの魚はもう焼きあがってるから運んで行ってもらえるかな」
ヴァン「分かった」
ザルガ「私は味噌汁の調節をしてから行くから」

742:4/11
07/03/21 18:19:51 X5FdqQCk0
パンネロ「分かりました それではお先に」
 ガッチャガッチャ
ザルガ「・・さて それじゃあ私も味噌汁を仕上げ・・」
 フラ…
ザルガ「て・・――」


 カ ラ ァ ァ ア ン …


ヴァン「ん?」
パンネロ「え?」

 ドサッ

ヴァン「え・・ちょ・・ざ・・ ザルガバース!!?」
パンネロ「だっ・・誰かー!! 誰か男の人呼んでー!!!」


 ―戦艦リヴァイアサン 医務室
ザルガバース「・・・」
シド「ん~・・コレは"風邪"だな ちょっと熱が高めじゃが」
ヴァン「ふぅ・・ただの風邪か」
パンネロ「よかったぁ・・急に倒れるんだもん」
シド「強いて言うなら風邪と疲れが重なった感じか」
バッシュ「ザルガバース殿は皆の世話をきちんとこなしてくれるからな」
ドレイス「その分疲れが溜まってしまっていたのか」
アーシェ「でも無事で何よりね」
フラン「そうね」
バルフレア「っつーかシド お前診断できたのか」
シド「これでもドクターじゃからな あとお前はやめて お父さんと呼びなさい!」

743:5/11
07/03/21 18:21:31 X5FdqQCk0
バルフレア「やなこった」
シド「お父さんが無理ならせめてパパと呼びなさい!!」
ベルガ「ツイスト! ツイスト!(ブンブン」
ウォースラ「ツイスト! ツイスト!(ブンブン」
コッキー「"ツイスト! ツイェア!"(ブンブン」
ガブラス「まだやってたのかお前ら」
レダス「ホコリが立つからやめとけ」
ベルガ&ウォスラ&コッキ「「「ワンモアセット"イェア!"」」」
ヴェーネス「風邪カ・・怖イナ」
ファムラン「ワン!」
ザルガ「うぅ・・みんなありがとう 私一人のために集まってくれて・・」
ヴァン「・・(あ・・口調が弱々しくなってる)」
バッシュ「それだけザルガバース殿の存在が皆にとって重要なのですよ」
ザルガ「本当にありがとう・・たまに"存在が薄い"とか言われている私なのに・・」
ドレイス「ほら 泣くな泣くな」
アーシェ「・・ところで」
ドレイス「うん?」
アーシェ「ザルガバースはそれ・・額に氷袋を乗せているのかしら?」
ドレイス「その通りだ」
アーシェ「・・兜の上から?」
ザルガ「大丈夫 ちゃんと冷たいから」
アーシェ「そういう問題なのかしら」

ベルガ「・・・」
バルフレア「・・ん? どうしたベルガさんよ」
ベルガ「いや・・以前この医務室には世話になったが」
バルフレア「・・・」
ベルガ「ベッドとかカーテンとか ここまで豪華じゃなかった気がするんだよな・・」
バルフレア「・・正直言うと俺も同じこと考えていた」
ベルガ「それにこうやって全員が見舞いに来る事も無かった」
バルフレア「言うな・・悲しくなるから・・」

744:6/11
07/03/21 18:22:53 X5FdqQCk0
ザルガ「そういえば二人に質問があるのだけど・・」
ガブラス「ん?」
レダス「俺達か?」
ザルガ「えぇ 何でガブラスの兜の右角が折れててレダスの額にはコブがあるの?」
ガブラス&レダス「「それはコイツが昨日・・」」
ガブラス「ぶつかってきたのはお前だろうが」
レダス「あれはどう見てもお前が悪い」
ガブラス「何だとコラ」
レダス「やんのかコラ」
ガブラス「あ? コラ」
レダス「お? コラ」
 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ガブラス「やんのかコラァーッ!!」
レダス「あんまノリ気はしないけどなコラァーッ!!」
ガブラス「正直言うと俺もあんまその気はないからなコラァァアーッ!!!」
レダス「面倒臭いんだよコラァァアーッ!!!」
ガブラス「奇遇だなコラァァァアア―z__ッ!!!」
レダス「そろそろ叫ぶのも疲れたんだよコラァァアア―z__ッ!!!」
バッシュ「二人ともバケツを持って廊下で立ってなさい」
ガブラス&レダス「「すまんかった」」

 ウィィイン

シド「おや? 誰か来たのか?」
 帝国兵A「失礼します」
 帝国兵B「失礼します」
ウォースラ「何で医務室に帝国兵が来るんだ?」
コッキー「"30文字以内で簡潔に延べイェア! さもなくば殲滅する!!"」

745:7/11
07/03/21 18:24:44 X5FdqQCk0
帝国兵A「艦長から」
帝国兵B「マスター・ザルガバースを護衛するように命ぜられたもので」
コッキー「"31文字!! 不可イェア!"」:つつく
 ドスッ
帝国兵A「ウグッ!!」
帝国兵B「大丈夫か!?」
バルフレア「別に護衛なんていらないだろ」
帝国兵A「命令ですので」
ヴァン「大変だな 帝国の兵も」
パンネロ「そうだね」
帝国兵B「艦内の全帝国兵もマスター・ザルガバースの快復を願っております」
フラン「ザルガバースも大人気ね」
ザルガ「うぅ・・本当にありがとう・・ただの風邪なのに」
帝国魔道兵(A)「ちなみに自分は魔道兵です」
帝国重装兵(B)「自分は重装兵です」
アーシェ「必要の無い情報ね」
ザルガ「・・(キョロキョロ」
ヴァン「ザルガバースどうかしたか?」
ザルガ「いえ・・今の話で一人足りないのに気づいて」
パンネロ「そう言われればそうだね」
アーシェ「ギースがいないのね」
ドレイス「やれやれ・・あいつは同僚が倒れたのに見舞いにも来ないのか」

746:8/11
07/03/21 18:27:51 X5FdqQCk0
帝国兵`s「「艦長ならそろそろ来ると思われますが」」

♪ダンッダッダラダンッ! ダンッダッダラダッダッダンッ

ヴァン「何の音だこれ?」
ガブラス「これは・・本編のOPのジャッジ・マスター行進時に流れる音楽!!」
レダス「俺も現役の時はよく使っていたな」
パンネロ「あの重低音の」
ヴァン「っていうか何で2人ともバケツ持ってんだ?」
レダス「ほ~ら中に水が入っているのに振り回してもこぼれな~い(ブォンブォン」
ヴァン「すげー!!」
♪ダンッダッダラダンッ! ダンッダッダラダッダッダンッ
ドレイス「しかしこの音楽が流れるということは・・」
アーシェ「来るんでしょうね ギースが」
フラン「放送係も大変ね」
 ウィィイン
バッシュ「おっ」
シド「来おったな」

ギース「調子はどうかね? ジャッジマスター・ザルガバース(バサァッ」

ヴァン「・・・」
パンネロ「・・・」
ギース「・・? どうかしたかね?」
ヴァン「・・マントをひるがえす様子が・・」
パンネロ「すごくかっこいい・・」
レダス「なにっ!?」
ガブラス「騙されるな二人とも!! アイツのかっこよさは見掛け倒しだ!!」
ギース「今はそんな話をしに来たのではないんだが」

747:9/11
07/03/21 18:30:19 X5FdqQCk0
ザルガ「お気遣いどうも 一晩寝れば治りそうですよ」
ギース「そうか・・ならいいのだがな」
 バルフレア「ヒソヒソ・・(おいフラン なんでギースはいつもと様子が違うんだ?)」
 フラン「ヒソヒソ・・(分からないけど・・多分ザルガバースの事を凄く心配しているんじゃない?)」
ギース「薬は飲んだか? 物は食べたか?」
ザルガ「いいえ どちらもまだですよ」
 ベルガ「ヒソヒソ・・(まったく 別に人が死んでしまうわけでも無いのに)」
 兵`s「「ヒソヒソ・・(マスターの料理が食べれなかったら死んでしまうと言っていました)」」
 ドレイス「ヒソヒソ・・(死ぬのはギースの方なのか)」
ギース「そうか・・ ドクター・シドとバッシュ・フォン・ローゼンバーグ将軍に頼みがある」
シド「ん?」
バッシュ「頼み?」
ギース「必要な物は全て我がリヴァイアサンで用意しよう ドクターには処方箋を作ってもらいたい」
シド「別に構わんよ」
ギース「そして将軍には調理室でザルガバースの栄養になる物を作ってもらいたい」
バッシュ「構わないが・・何で私にそれを?」
ギース「将軍の料理の腕は素晴らしいと聞いたのでな」
バッシュ「なるほど」
 アーシェ「ヒソヒソ・・(ザルガバースのために自分の立場を使いまくり?)」
 ウォースラ「ヒソヒソ・・(バッシュも大変でだな)」
 コッキー「"ヒソヒソしてたら聞こえなイェア!"」
 ヴェーネス「ヒソヒソトハ何ダ?」
 ファムラン「ワフ?」
ギース「さて・・そろそろ戻らねばならんな」
ザルガ「ごめんなさいね 急がしい中で来てもらって」

748:10/11
07/03/21 18:32:37 X5FdqQCk0
ギース「何かあったらすぐに言え そこの兵もそのために居るのだからな」
兵`s「「どうもです」」
ギース「では これにて失礼する(バサァッ」
 ウィィイン コッコッコッコッコッ…
ヴァン「・・・」
パンネロ「・・・」
ヴァン「普段はアレだけど・・ギースって結構かっこいいよな」
パンネロ「かっこいいよね」
ガブラス「騙されるな二人ともぉぉおおぉぇぇえあ!!!」
レダス「そうだ!! あんなヤカンより俺の方が数倍かっこい」
ガブラス「それは無い」
レダス「んだとコラ」
ガブラス「やんのかコラ」
レダス「んだとコラァァァァア!!!」
ガブラス「やんのかコラァァァァア!!!」
バッシュ「二人ともバケツを持って廊下で空気イスしてなさい」
ガブラス&レダス「「本当にすまんかった いやマジで」」

749:11/11
07/03/21 18:34:15 X5FdqQCk0
ザルガ「・・・」
シド「ここまでやってもらったんだ しっかり治さんとな」
ザルガ「ですね」
シド「さて そういうわけでザルガバースは寝るからお前ら全員部屋から出て行きなさい」
ALL「「「は~い」」」
シド「例外としてファムランは残ってもいいぞ」
バルフレア「誰が残るか とっとと薬を調合してろクソ親父」



 ~次の日~

ザルガバース「ジャッジマスター・ザルガバース 皆さんのおかげで無事に快復しました」
ヴァン「良かったなザルガバース!」
パンネロ「良かったですね!」
ザルガ「ありがとう 二人とも」
シド「大事に至らなくて何よりじゃな」
バッシュ「またいつもの生活が始まるのですな」
ザルガ「二人のおかげです」
兵`s「「快復おめでとう御座いますマスター・ザルガバース」」
ザルガ「ありがとう ・・ん? そういえばギースは?」
帝国兵A「実は・・」
帝国兵B「マスターの風邪がうつってしまったようで」
ザルガ「それは大変 きっと辛いでしょうに」
帝国兵A「いえ でも艦長は『世の中いつでもポジティブシンキングヒャッホウ!!』とか言ってましたので」
ザルガ「どういう事です?」
帝国兵B「『これでザルガバースの作るおじやが食べれる』とか喜んでいました 額に冷えピタ貼りながら」
ザルガ「あぁ なるほど それじゃあすぐに作りましょうか」

750:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/22 00:07:23 48rVDv270
乙!乙!乙!
ザルガバース愛されてるなwwww

751:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/22 01:32:46 ODXOdnePO
GJ!!ギースもいい味だしてるなw

752:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/23 20:58:27 A4xdlK5s0
age


753:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/24 03:12:58 rt0AzntSO
ビリーズブートキャンプとかwww




最初は十分で挫折シマスタ(´・ω・`)

754:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/25 12:09:25 4O2C16EH0
ザルガバ母さんGJ!
ずっとカキコしたかったけど糞DION軍だからやっと言えた…
でも一時的だから…またね…

755:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/03/25 15:10:16 HgX3Vrft0
 ―戦艦リヴァイアサン 調理室
ザルガバース「~♪ トゥ~トゥ~トゥマシェリ~ マ~シェ~リ♪」
 トントントン クツクツクツ
ザルガ「トゥ~トゥ~トゥマシェ」
ガブラス「ザルガバース? ちょっといいか?」
ザルガ「ん? なんだ ガブラスでしたか どうしました?」
ガブラス「その・・ちょっと頼み事があってだな」
ザルガ「頼み事? なんです?」
ガブラス「えぇっとだな・・うん・・あー・・」
ザルガ「ちゃんと言わないと分かりませんよ」
ガブラス「・・俺に料理を教えてくれ」
ザルガ「え?」
ガブラス「俺に料理を教えてくれと言っているんだ!」
ザルガ「あぁ 料理ね」
ガブラス「何でもいい あまり難しくない物を教えてくれ」
ザルガ「別に構わないけど・・何で急に? と言うかガブラス自身料理はからっきし?」
ガブラス「チャーハンやカレーは一応作れる だがレパートリーがあまり無い」
ザルガ「ふむふむ つまり料理のレパートリーを増やしたいと」
ガブラス「そういう事だ」
ザルガ「では何故?」
ガブラス「へ?」
ザルガ「何故急にレパートリーを増やしたいと?」
ガブラス「そっ・・それはだな やはりあの・・男といえども料理の一つや二つくらい」
ザルガ「でもチャーハンとカレーが作れるのでしょう? それに私だって男だ」
ガブラス「ウグッ・・いや 確かにそうだが」
ザルガ「・・もしかして"バッシュ"と何か関係が」
ガブラス「ちっ 違う!! 決してこの間の風邪騒動で"アイツ"の料理の腕が結構凄くて悔しいとかでは無いッ!!」
ザルガ「そう そこまで言うのならいいんだけど」
ガブラス「で 教えてくれるのか?」
ザルガ「断わる理由も無いから別にいいですよ」
ガブラス「感謝する」


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