ジャッジマスター達+αをリヴァイアサンに閉じこめてみたat FF
ジャッジマスター達+αをリヴァイアサンに閉じこめてみた - 暇つぶし2ch550:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/13 19:47:19 skm9tjSp0
なんという便器

551:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/13 21:24:11 pLJh0fPM0
とりあえずシャワートイレ板にはケフカをいれときますね

552:便器大将軍ベルガ ◆2g/MlhNpjM
07/01/17 19:59:35 +dER0ktV0
保守

553:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/17 21:00:02 o6wVuOv/O
ネタが無いなら無理して保守る必要ないし、このスレにコテはイラネ

554:1/2
07/01/20 21:24:51 aWgJsblb0
ブナンザ親子を閉じこめてみた

シド「ん?」
バルフレア「へっ?」
シド「なんだ?ここリヴァイアサンじゃ無かったのか?」
バルフレア「閉じこめ内の閉じこめってわけか……粋だねえ……なんて事言うか!なぜこいつと!」

影の声(とりあえずふたりだけで何かくっちゃべってみてください。警告する、これは訓練ではない)

バルフレア「はあ?……何だ今のは…どうせならメリハリボディのいい女と…」
シド「わしの体はメリハリきいているぞ!」
バルフレア「くびれた胸、豊かなウエストね…はいはい」
シド「どこかできいた形容だが…まあ、この機会だからわしに言いたいことがあれば何でも言うが良い!
 ぬわっーーーーはっはっはっ!!」
バルフレア「…なんで机の上で高笑いする必要がある」
シド「うーむ…生まれつきのクセだな」
バルフレア「やっかいなものを…それじゃ退屈だから聞きたいことがあるんだが」
シド「なんでも聞け、ほれ」
バルフレア「…前々から聞こうと思っていてどうしても聞けなかったことがある…」
シド「な…なんだ…お前が真面目になると怖いぞ」
バルフレア「………俺の兄貴達の名前……教えてくれ………」
シド「……」
バルフレア「……」
シド「……あー……」
バルフレア「……」
シド「……う………(汗)……(汗)……」
バルフレア「……」
シド「…(汗)……(汗だく)……うう……うううう…うううううううう……くっ……あ…」
バルフレア「……?」

555:2/2
07/01/20 21:26:11 aWgJsblb0
シド「いっそ殺してくれーーーーー!!」
バルフレア「なんでだ!!自分の長男と次男の名前知らないのかよ!!(兄貴の名前知らん俺も俺だが)」
シド「はあはあ……はあはあ…頼む…それだけはーーーーー!!」
バルフレア「もういい、もういい。なんで息子の名前ひとつで父親がチアノーゼになるんだ…」
シド「あれは3年前…」
バルフレア「またそれか!」
シド「止めるあなた駅に残し動き始めた(ry」
バルフレア「喝○かよ!(何でしっているんだろう俺)歌うとジャイアンがくるからやめれ」

ヒューン ドカン! ドカン!

シド「ギャーーーーバズーガ砲飛んできたコレ」
バルフレア「わーわーわー!! ちょ…なんで俺んとこばっかり狙うんだーーーー!!」

ジャイア…もといドレイスの声(お前はーーーージャッジ時代に何回も飲みに連れて行ってやったことを忘れたな~~~!!)

バルフレア「そうだったっけ?…まてよ俺あの時未成年…」
帝国兵「ファムラン・ミド・ブナンザ、未成年飲酒運転の罪で逮捕する!」
バルフレア「え?一体何年前の…て 放しやがれって」ジタバタ
シド「ファムラン…立派な真人間になって帰ってこいよ~~~何年でも待ってやるからな~~」
バルフレア「まて!おいこら…放せ、放せってんだ!!」

バルフレア連行されて退場


影の声(…実験でふたりだけ閉じこめてみましたが…人選間違えました。マジで)

556:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/21 00:48:05 BkSwAboS0
オラッ! 影の中の人出て来い!!

557:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/21 13:43:51 L6qeN+l/0
おお

558:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/21 14:56:57 6hWZmUPi0
たしか
テラフレアとギガフレア じゃなかったか?

559:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/21 18:19:52 yt/EIcGh0
なにげにもっこりハンターネタ入っているww

560:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/21 20:11:20 GOAAMCa30
バルホーリーとバルメテオでは?

561:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/21 22:16:51 73TuysNeO
こんな歌知ってるこの職人何歳なんだ…



お、俺は知らなかったぞ!
ほ、ホントだからな!

562:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/21 23:03:13 yt/EIcGh0
語るに落ちた561

563:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/22 00:16:46 oslC/niQ0
このリヴァイアサン艦内で一番戦闘能力の高いヤツって誰だ?

564:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/22 02:50:50 2i/tmRNd0
まちがいなくジャ慰安

565:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/22 02:55:01 b31LuKuu0
ヴァンに年齢を聞かれたときのフラン

566:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/22 16:20:36 QS+D68R3O
((((((;゚Д゚))))))

567:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/22 23:01:52 N8vdfmkk0
リヴァイアサンの沈み具合に吹いた気がする

568:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/23 12:21:18 Kg+5Xyb20
浮上

569:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/23 22:01:14 LBuu02O/0
>>560
ああ、そうそう・・・って、詳しいなお前ww
今でもそういうスレ残ってるの?

570:560
07/01/24 00:13:17 OVilvy6Z0
残ってないよ。俺が前から居たってだけ。

571:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/28 12:34:33 TKoQN7oeO
ほし

572:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/28 12:52:00 p72vf3S00
いく

573:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/28 13:55:23 oU+NwKNC0
ガブラス「…ヒマだな」
ドレイス「まぁな ジャッジとしての仕事も場所が場所のせいか何もないし」
ベルガ「娯楽に走るのもいいんだけが何をすればいいのかまったく分からん」
ガブラス「所詮は"娯楽"だからな 特に楽しそうなのも思いつかん」
ザルガバース「『おはじき』でもやる?」
ガブラス「また随分と懐かしいモノを」
ギース「じゃあ艦内で大食い大会でも」
ガブラス「"それはキサマにとっての娯楽"であって"並みの人間の娯楽"ではない」
ドレイス「ではザルガバースの言ったようにおはじきでもやるか? 童心の気持ちに戻って」
ガブラス「しかしだな…こう…大人がおはじきを真面目にやるというのも…」
ベルガ「何か賭けるか? そうすれば一気に大人の遊びに昇華するぞ?」
ガブラス「賭け事は嫌いだ」
シド「ではこれでどうだ?」
ガブラス「シド? いつの間に」
シド「おはじき用の石をワシが特別に用意してやろう」
ガブラス「ほぅ どんな石だ? 暗闇で光るのか?」
シド「そりゃあ勿論用意するのは『人造破魔せ
ガブラス「フザけるなイカれドクター」

574:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/29 20:49:31 VA/A0yb30
研究員A「大変です!シド博士のおはじきが便器の体内のおはじきと反応して複合崩壊を始めました!!」


575:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/29 21:50:09 Usrrcps20
ギース「えぇい!! 艦内で破魔石に関する行動をとると絶対にイヤな目に会うからヤメろと
  あれだけ言っておいたのに!!!」
帝国兵「…経験は活かすものですからね」
研究員A「だっ…ダメです!! 圧力上sy
ギース「だからヤメろと言っているだろうが」

576:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/29 21:57:48 UyrNxQkd0
ベルガ「とってくれーーーシド!!まだ死にたくない!!」
シド「話の展開としてはおもしろいんだけどな~」
ヴェーネス「キチクダナ。サスガ」
バルフレア「…で、なんで俺にしがみつくんだ、便器!」
シド「話の展開(ry」
ヴェーネス「キチクダ(ry」
バルフレア「ぎゃーーーーー!!メルトダウンーーーーーー!!!!」

577:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/29 23:28:09 VA/A0yb30
…その日、イヤイヤサンは激しい光を発して爆発した。
その光景は我が旗艦ガーランドからもよく見えた。
しかしそれでも浮いているらしい。これが帝国の力か。
もっとも、沈んで貰っては続編が書けなくなるのだが。


――ハルム・オンドール侯『回顧録』
第五七七章 “童の心”

578:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/30 00:02:10 Usrrcps20
なんというカオスな流れ
オンドール侯爵が光臨するとは思わなかったw

579:1/2
07/01/30 00:48:09 76lQEjSq0
リレー乙!GJ!  …参加したかったw


バルフレア「あ くそっ!…まーた規制かよ~いいかげんにろしやがれ!!」
ヴァン「あれ、どうしたんだよバルフレア。…あー!☆ちゃんやってるんだー!!」
バルフレア「あ、こら…勝手に画面のぞくなよ!」
パンネロ「なに?バルフレアさんも☆ちゃんやっていたの?」
バルフレア「…てことは…お前らもか…こんだけ規制が続くならもうジ☆ン軍退役しようかなあ…」
フラン「あそこのプロバはね~…あんた、どーせきれいなお姉ちゃんの勧誘にひっかかったんでしょう?」
バルフレア「……俺は……別に…」←図星
ウォースラ「どれどれ…お前、ろくなスレ巡回してねーな。なになに、『飲酒運転して何が悪い!』『違反もみ消し教えます』
 『やっぱりトルエン』『出会い系サイトだけど質問ある?』『多摩川』『溜池』……ダム板までいってんのんか」
バルフレア「人の趣味にとやかく言うなゴルァ!」
レダス「お前のは趣味というより抜け道探しているとしか思えんお気にリストだな」
ザルガバース「(溜池…?)こういう人間が結構バーボン飛ばされたり、ブラクラ踏んだりするのよね…」
アーシェ「そういえばこの間FF・DQ板に『バルフレアだが何を聞きたい?』とかスレ立っていたけど…本人?」
ガブラス「自演乙」
ドレイス「本人乙」
ベルガ「削除依頼出しとけよ」
バッシュ「1000ならイヴァリース乗っ取り!」
フラン「バッシュ……タイミングが悪すぎ…」
バッシュ「ははは…すまんすまん。つい焦った」

580:2/2
07/01/30 00:48:49 76lQEjSq0
バルフレア「言いたい放題いいやがって…俺じゃねー!…そういやあのスレに“しね。氏ねじゃなくて死ね"とか
 “墜落空賊"とか“785ならノノに乗っ取られる!"とか書いてやがったのは…」
ウォースラ「不特定多数の掲示板で個人特定なんかできないだろう」←犯人
ガブラス「そんなもん気にしていたら見てられないぞ?」←犯人
フラン「最速の空賊なんだからもっと鷹揚に構えてなさいよ」←犯人
バルフレア「……ほぼ…特定できた気がする…」
ザルガバース「それにしてもお父さんのスレは続いているわねえ…不思議だけど」
レダス「人気者はつらいなあ~」
アーシェ「…現実でもハゲにバッティングかましたいんだけど…」
パンネロ「…本人いるから練習しましょうか?」
ヴァン「そういや閉鎖騒ぎどうなったんたろう?」
ドレイス「…毎回毎回馴れてしまったがな。それよりここんところ似たスレの乱立が多すぎる。特に…」



艦長室

ギース「『雪見大福うめぇwwwwwwwwwwwwww』」
帝国兵Hなんだか管理人「……いいかげんその手のスレ立てやめないと閉鎖しますよ」

581:577
07/01/30 03:39:42 +V/Nd2aw0
長編は苦手だがこういうリレー式なら書ける。
ということでスレ維持に助力するお。

582:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/30 03:43:24 +V/Nd2aw0
>>580
テラGJwwwwwwwwww

583:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/30 18:09:22 5bPZOXJg0
ギースにピッタリなスレだなwwwwwww>雪見大福
GJ

584:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/01/31 15:42:55 YmM2ntGS0
多摩川とか溜池とかなんで見てるんだよバルフレアwww

…裏事情板はよく俺も…

585:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/01 03:33:13 +mgNg1iR0
>多摩川とか溜池とかなんで見てるんだよ

シュトラールの航路だな。フランが計算したやつ。

586:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/01 23:37:08 7aVn/x4U0
艦内で一番不幸な男はきっとベルガ

587:1/13
07/02/03 17:27:37 eCJiwO8+0
ヴァン「ヒマだなぁ・・」
パンネロ「そうだねぇ・・」
ヴァン「・・・」
パンネロ「・・・」
ヴァン「何にもやる事ないもんなぁ・・」
パンネロ「空の上だからねぇ・・」
ヴァン「そうそう 空のう・・ウェ? 空の上って宇宙じゃないのか?」
パンネロ「さぁ?」
ヴァン「・・・」
パンネロ「・・・」
ヴァン「ま いっか」
パンネロ「そうそう あんまり細かい事気にしちゃうとハゲちゃうよ」
ヴァン「この年でレダスはいやだな」
パンネロ「でもレダスさんってそんなに歳とってなかったハズよ 確か・・33だったかな」
ヴァン「33!? 若っ!!」
パンネロ「4年前は20代だからね」
ヴァン「バッシュより若いじゃん!!」
パンネロ「若いわね」
ヴァン「でもバッシュっていくつだっけ」
パンネロ「おじ様は確か・・・・・・アレ? いくつだっけ」
ヴァン「・・・」
パンネロ「・・・」

バッシュ「ん? 二人で仲良く何をしているんだ?」

ヴァン「バッシュだ!!」
パンネロ「おじ様!!」
バッシュ「? 確かに私はバッシュだが」

588:2/13
07/02/03 17:28:43 eCJiwO8+0
ヴァン「バッシュって年いくつ?」
バッシュ「36になるかな」
ヴァン「ガブラスは?」
バッシュ「ノアも同じ 36だ」
ヴァン「やっぱレダスの方が若い!!」
パンネロ「人って見かけによらないものなのね!」
バッシュ「・・?(本当に何をしていたんだ?)」
ヴァン「よしっ! やっぱ今度ちゃんとフランにも年を」
パンネロ「それは失礼よ ヴァン」
バッシュ「えっとだな・・ 二人して一体何をしていたのかな?」
ヴァン「ヒマだから雑談に花を咲かせてた」
パンネロ「でもその花も間も無く散りそうです」
バッシュ「つまり話のネタが尽きてきた と」
ヴァン「そう それ」
パンネロ「リヴァイアサンにいても世の中の流れとかあんまり分からないし・・」
ヴァン「なんか無い? バッシュ」
バッシュ「そうだな・・とは言え 私もキミ達と同じ境遇にいるから最近の情報も特には・・」
ヴァン「じゃあさ じゃあさ」
バッシュ「ん?」
ヴァン「昔の話とかしてよ! 昔の!」
バッシュ「昔の話・・か でもあまり上手く話せる自信はあまり」
パンネロ「私も聞きたいです!」
バッシュ「う~む そうか・・じゃあ頑張ってみるかな」
ヴァン「♪(ワクワク」
パンネロ「♪(ドキドキ」

589:3/13
07/02/03 17:30:15 eCJiwO8+0
バッシュ「では・・コホン いくぞ…――」


 ――…昔々 ある所におじいさんとおばあさんがいました

ヴァン「 ( ゚д゚ ) 」
パンネロ「ヒソヒソ(ちょ・・ちょっとヴァン! なにマヌケな顔してるのよ!)」
ヴァン「ヒソヒソ(いや・・だって 昔の話って言ったけどここまで時をさかのぼるとは微塵にも)」
パンネロ「ヒソヒソ(これはこれで面白そうだから聞いてましょ)」

 おじいさんの名前はシド おばあさんの名前はザルガバースといいました

ヴァン「シド? ザルガバース?」
パンネロ「どっ・・同姓同名の他人かもしれないから ねっ?」

 ちなみにおじいさんの趣味はカラクリいじり おばあさんの得意料理は肉じゃがです

ヴァン「どっからどう聞いてもこの二人は」
パンネロ「いいから聞いてましょっ!」

 そんなある日の事です
 おじいさんは家の裏の山へ竹を取りに おばあさんは川へ洗濯をしに行きました
 おばあさんが川で赤いレースのフンドシを洗っていると 川上からそんなに大きくないスイカが流れてきました

ヴァン「誰の? そのフンドシ誰の?」
パンネロ「可能性は二つね」

 そのスイカを見たおばあさんは 瞬時に脳内で今夜のおかずとしての調理法を考えました
  ザルガバース『今夜のおかずは・・スイカの味噌煮!!』
 とても美味しそうな献立です

590:4/13
07/02/03 17:31:37 eCJiwO8+0
 そんな事を考えているとさぁ大変! スイカがどんどん川下へと流されていってしまうではありませんか!
 おばあさんはすぐに川へ飛び込みました
  ザルガ『逃がしはせんよっ!!』
 あたりに勢い良く水しぶきが上がります
 しかし何分立ってもおばあさんは川から上がってきません
 不幸な事におばあさんの服はとても重かったのです

ヴァン「それ甲冑じゃね?」
パンネロ「頑張れおばあさん!!」

 舞台は変わって今度はおじいさんを見てみましょう

ヴァン「放置!?」
パンネロ「おばあさんは!?」

 おじいさんは自分の犬と一緒にカマを片手に山を徘徊しています
 この山はおじいさんの所有地でした
  シド『なかなか良い竹が見つからんな』
  ファムラン『クゥーン』
 フラフラと山の中を6時間ほど歩いていると おじいさんは不思議な物を見つけました
  シド『この感じ・・ミストでもあふれ出ているのか?』
 なんと! おじさんの目の前の竹が黄金に輝いているではありませんか!!
 おじいさんは躊躇無くその竹をカマで斬ります
  シド『チェストォ!!!』
 竹は見事に切れまし…ん? いや どうやら様子がおかしいようです
 カマの刃は竹の中心まで到達していますが 何かにつっかえているかのように動きません
 すると 竹の節に合わせてカマを入れたすぐ上の部分が開きました

591:5/13
07/02/03 17:32:51 eCJiwO8+0
 おじいさんはすぐに中の様子を覗きます
 なんとそこには小さな女の子がいるではありませんか!!

ヴァン「かぐや姫だな」
パンネロ「かぐや姫ね」

 女の子が口を開きます
  アーシェ『いきなりカマで斬りかかるだなんて危ないじゃないのよ!!』

ヴァン「アーシェ!?」

 そしてまた喋ります
  アーシェ『体に触れる寸前で刃を止めたからまだ良かったものの・・ 当ったらどうしてくれるのよ!!』
 なんと! 殿下は真剣白羽取りでベヒーモスの肌をも切り裂く特注のカマを止めていたのです!!
 流石殿下!! すごいぞ殿下!!

ヴァン「アーシェすげぇぇえ!!!」
パンネロ「今"殿下"って三回言った!!」

 しばらくの間 おじいさんは黙っていましたが
  シド『良い竹は見つからんかったが・・まぁコレでいいか』
 と言い その女の子を連れて下山する事にしました

592:6/13
07/02/03 17:34:20 eCJiwO8+0
 おじいさんと女の子と犬で山の中を8時間ほど歩き回り
 やっとの思いで懐かしの我家に帰ることができました
 そう おじいさんは遭難していたのです

ヴァン「そこ自分の山だよな」

 もうあたりはすっかり暗くなっていましたが
 おじいさんの家には明りが灯っていました

ヴァン「おばあさんだ!!」
パンネロ「おばあさん無事だったんだ!!」

 家の戸を開けると 海藻が絡まりフジツボが張り付いている甲冑を着たおばあさんが
 料理を作っておじいさん達を待っていました

ヴァン「流されてたのかよ!! おばあさん海まで流されてたのかよ!!」
パンネロ「ダメダメね」

 おばあさんが作ってくれていた美味しい料理を食べ終えた後 会話が始まります
  シド『そういえばおばあさん あの赤いレースのフンドシはどうした?』
  ザルガ『海亀に食べられてしまいました』
  シド『そうか それは残念』
  ザルガ『ところでおじいさん』
  シド『ん?』
  ザルガ『このお碗の中で溺れかけている女の子は何ですか?』
 おじいさんがフと目をお椀に向けると
 思っていた以上に底が深かったのか 誤まって落ちてしまった女の子は味噌煮の中で溺れかけていました

593:7/13
07/02/03 17:35:54 eCJiwO8+0
 おじいさんはすぐに助け出します お箸で
  アーシェ『ゲッホゲッホゲホゲホ・・』
  シド『お碗の中に入るだなんて 物好きな子だな』
  アーシェ『好きで入ったワケじゃないわよ!!』
 とりあえず この女の子については"子に恵まれなかった"老夫婦にとってはまさに天からの贈り物
 二人で相談して 家で育てる事に決めました
 名前は 竹から生まれたから『タケコ』にしよう とおじいさんが言い終わったところで
 女の子の全体重をかけた延髄切りがおじいさんの後頭部にヒットしたので
 改めて審議をした結果 『かぐや姫』にしよう という事になりました

ヴァン「色々とツッコミどころが満載だったけど とりあえず落ち着いたみたいだな」
パンネロ「良かった・・一事はどうなることかと・・」

 でもそのままの名前だと地味なので
 おじいさんは役所に提出する時 名前を『アーシェ=バナルガン=かぐや姫』にしておきました

パンネロ「おじいさんやっちゃった!!」
ヴァン「ハーフかよ!!」

 かぐや姫がおじいさんの家に住み始めて数年が経った頃
 かぐや姫はすくすくと成長し この世に稀に見るほどの美しい女性になっていました

594:8/13
07/02/03 17:37:32 eCJiwO8+0
 ミニスカートの似合う素敵な女性です

ヴァン「何で昔の話にミニスカ?」

 ある日おばあさんが言いました
  ザルガ『実は私・・男なんです』
  シド『なんと!!』
  アーシェ『爆弾発言!!』
  ファムラン『ワン!!』
  シド『どおりで子を作る気すら起きんワケだな』
  ザルガ『まぁそれは置いておいて 今日はかぐや姫に会いたいという人が来てますよ』
 すっかり美しくなったかぐや姫にはある悩み事がありました
 それは…
  バルフレア『かぐや姫!!』
  ウォースラ『ぜひ俺と!!』
  ガブラス『結婚を!!』
 そう 都の男性が美しいかぐや姫を放って置くハズがありません
 流石殿下! モテモテですな!!

パンネロ「アーシェモテモテだね」

 だがしかし かぐや姫は結婚の申し出を受ける気はありません
  アーシェ『私はアナタ方と結婚する気はありません どうかお引取り願います』
 男性達は返して言います
  バルフレア『俺は自家用車(シュトラール)を持ってるぜ』
  ウォースラ『我家には珍しいペットがいます』
  コッキー『"イェア!!"』
  ガブラス『俺は・・あー・・えーっと・・何だったけか』
 ノアという男が何か悩んでいます

595:9/13
07/02/03 17:39:53 eCJiwO8+0
  ガブラス『あ~・・っと そうだそうだ "我家には珍しいペットが"』
  ウォースラ『待てガブラス それは俺の台詞の部分だ』
  バルフレア『ちゃんと台本読んどけって言ったろ』
  ガブラス『すまない』

ヴァン「えっ? 台本?」
パンネロ「えっ? やらせ?」

 かぐや姫はことごとく"NO"と言いますが 男性陣はなかなか引き下がりません
 そこでかぐや姫は 諦めさせるために次のような事を言いました
  アーシェ『どうしても私と結婚がしたいというなら 私の出す課題をこなした者にその権利を与えます』
  バルフレア『めんどくせぇな』
  ウォースラ『そろそろコッキーにご飯をあげなくては』
  ガブラス『いつまで続くんだ? この茶番』
  アーシェ『何 か 言 い ま し た か ?』
  バル/ウォー/ガブ『いえ 何も』
  アーシェ『では そこにいるちょっと前髪が交代している方にはこの課題を』
  バルフレア『前髪が交代ってお前・・ しかもこのふざけた課題はなんだよ!?』
 バルフレアという男性には
 【"オメガ 弐式"にヘッドバッドをしてくる】との課題が出されました
 オメガ 弐式 というのは クリスタルグランデに住むという凶悪なカラクリです
  アーシェ『次 そこの愛鳥家にはコレを』
  ウォースラ『愛鳥家・・まぁコッキーは愛くるしいからな』
 ウォースラという男性には
 【"ヤズマット"の虫歯を取ってくる】との課題が出されました
 ヤズマットというのは リドルアナ大瀑布に住むという凶悪な古龍です
  アーシェ『負け犬のアナタにはコレです』
  ガブラス『なっ・・ だっ 誰が負け犬だ!!』
 ノアには
 【"ガリフ族"の面を強奪してくる】との課題が出されました 頑張れノア!
 ガリフ族というのは 面をかぶり戦闘に優れた亜人種族です

596:10/13
07/02/03 17:42:08 eCJiwO8+0
ヴァン「バルフレアとウォースラ死んじゃうよ!!」
パンネロ「ガブラスさんも大変そうね」

 こうして かぐや姫に難題を出された三人は それぞれ冒険の旅に出ます
 それぞれの様子を少し見てみましょう
 まずはバルフレアからです
 バルフレアは課題を達成するために クリスタルグランデへと足を運んでいました
 かぐや姫に渡された地図を見てみると 目標はすぐそこのようです
 そしてその場所へとやって来ました するとそこにはあのオメガが…
  バルフレア『・・ん? 何にも無いじゃねぇか』
 …いませんでした しかし地面に何か紙のようなものが置いてあります
 バルフレアは不思議に思い その紙をとって見ました
  バルフレア『なになに・・何か書いてあるな "かかったなバルフレア!!"・・? なんだコレ』
 すると突然 後から何かの笑い声が聞こえてきました
 そして次の言葉が聞こえます
  バッガモナン『はーッはッはッはッはッ!! 見事に引っかかってくれたなカスがぁ!!』
  バルフレア『何だ お前か』
  バッガモナン『もう少し驚けよ』
 なんと! バルフレアはバッガモナンの罠に引っかかってしまったのです! これは驚きだ!!

ヴァン「バッシュが驚くの!?」

 バッガモナンの話によると
 かぐや姫にバルフレアをこの地におびき出すよう ケーキを持参して頭を下げて頼んだのこと
 バルフレア キミも苦労が絶えないな

597:11/13
07/02/03 17:43:47 eCJiwO8+0
 まぁそれは置いておいて 舞台はウォースラに移ります
 ウォースラの現在地はリドルアナ大瀑布…いや
 性格に言うともっと狭い所にいます
 そう…彼は今 ヤズマットのお腹の中にいるのです

パンネロ「食べられちゃった!?」

 実はウォースラがヤズマットのお腹の中にいるのは ちゃんとした理由があってのことです
 ヤズマットの虫歯を手に入れるため 彼は戦っていました
 そんな中 隙を見てコッキーがヤズマットの口に飛び込み虫歯を取ろうとしたものの
 そのまま足を滑らせて飲み込まれてしまったのです
 そしてそれを追う形でウォースラもヤズマットのお腹の中に飛び込んだのです
 その結果が今です 彼らはヤズマットの中でボーっとしています
 特別消化される気配も無いので 上か下かどちらから出るかは分かりませんが その時がくるまで待つことにしたのです

ヴァン「ウォースラすごいな 色んな意味で」
パンネロ「コレってすごいに部類するの?」

 そして舞台はノアへと移ります
 結果だけ言ってしまうと ノアもやはり課題を満たすことはできませんでした
 そんな彼は今 ガリフの者と一緒にお酒を飲んでいます
  ガブラス『まったく・・何で俺があんな役に・・誰だよ台本手がけたの・・』
  スピネル『・・キミも大変なんだな まぁ飲みなさい』

ヴァン「ガブラス傷心中?」
パンネロ「途中に何があったの?」

 かくして かぐや姫の思惑通り 結婚を申しこんできた3人はいいようにあしらわれたのです

598:12/13
07/02/03 17:44:59 eCJiwO8+0
 そんなある日のこと おばあさんは かぐや姫が部屋で泣いているのを見ました
 心配になったおばあさんはかぐや姫に問います
  ザルガ『どうかしたの? 泣いているように見えるけど・・』
  アーシェ『泣いているのはカレー用のタマネギを刻んでいたからです』
 今夜はカレーです バーモンドです
  アーシェ『ただ それとは別に大変な事が起こってしまいました』
 するとかぐや姫は 一枚の手紙をおばあさんに見せます
 手紙にはこのようなことが書いてありました

  《前略 かぐや姫へ 元気にしてるか? お前の本当の父親 ギースです
   中略 お前の正体は月の民なんだ 驚いた? 今度迎えに行くから 後略 さようなら》

 おばあさんがこの手紙を読み終えた頃 出かけていたおじいさんがちょうど帰ってきました
 おばあさんはおじいさんにこの手紙を見せます
  ザルガ『一体どうしましょうか』
  シド『ふむ・・都のおエライさんに相談してみるか』
 そう言い終えると おじいさんはかぐや姫を連れて都の帝(みかど)の所まで行き
 手紙の内容を伝え どうすればかぐや姫をこの地に留める事ができるかと訪ねました
  ヴェイン『う~む・・して この迎えが来る日は何時と?』
  ラーサー『最後の方に"ps:満月の綺麗な日に迎えに行きます"と記述されていますね』
 なんということでしょう! 不覚にも今夜は満月です!
  シド『どうにかできんかの?』
  ヴェイン『かぐや姫はこの帝都一の美しい女性 帝都の威信を賭けてでも守り抜きましょう!!』
  アーシェ『私は帝国の助けなど借りません!!』
  ラーサー『まぁまぁ そう言わないで』
 帝国の誇りと 王女の誇りがぶつかり合います
  ヴェイン『護衛として300の兵を派遣させておきましょう』
  ラーサー『指揮はドレイスとベルガが適任だと思います』
 こうして 月の民からの進撃への備えは整いました…――

599:13/13
07/02/03 17:46:37 eCJiwO8+0
バッシュ「――…しかし 彼らは自分達が後の巨大な宇宙戦争に巻き込まれる事をこの時はまだし」
ヴァン「バッシュ バッシュ」
バッシュ「ん? どうかしたかい? これからが一番良い所なんだが」
ヴァン「いやさ すっかり夜も遅くなっちゃったからさ」
パンネロ「私たちはもう寝る時間なんです」
バッシュ「おっと そうだったのか それはすまない」
ヴァン「じゃ おやすみ~」
パンネロ「おやすみなさい おじ様」
バッシュ「あぁ いい夢をな」



 タイトル:『覇王の末裔 かぐや姫』
 統合監督:バッシュ・フォン・ローゼンバーグ
 撮影:バッシュ・フォン・ローゼンバーグ
 演出:バッシュ・フォン・ローゼンバーグ
 外国用翻訳:フラン
 スポンサー:ハルム・オンドール四世
 キャスト:色々
 予想される興行収入…643億ギル
 今年の夏に公開予定(※予定は直前に変更となる可能性もありますので御了承ください)


600:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/04 00:36:26 xpJU6YXh0
>>587->>599
長編乙!GJ通り越してグレイトジョブだな!
バッシュのりのりがワロスw

601:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/05 02:15:02 eyoy9PSEO
最高wwww
続き激烈キボンヌ!!!

602:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/05 13:45:25 3BKfkM+a0
ちょwwww飯食いながら吹いたwwwwww
特にアーシェ・バルナガン・かぐや姫でモニターに頭打ちつけた
その643億ギルの超皮算用はなんだバッシュwwwww
GodJobだ!

603:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/06 20:52:45 WjjNoTa00
宇宙戦争キボーン
楽屋↓
バッシュ「うーん…STAR WARSかSTAR TREKどちらでいこうか迷っているんだよな」
ヴァン「さんざんパクリていわれているSTAR WARSの方じゃね?」
パンネロ「でも…それじゃ配役がほぼ予想ついてしまうし。
 バルフレアさんがハン・ソロじゃ落としにくいじゃない?」
バルフレア「とりあえずなんでもかんでも俺をオチ使うのはやめてくれ!」

604:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/09 21:57:09 9ItXTLJF0
>>603
ヴァン「色々あるのさ…お前は主人公だからな」

605:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/11 17:03:15 1OsXnmwD0
Once upon a time space
There was a man of the material which said that Balflear was rare…

606:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/11 19:46:16 BxLaXF3i0
バッガモナンの子供に冷凍保存されて運ばれる生え際マン萌

607:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/12 17:15:17 hT8no8Gq0
そういえばこの艦って行く宛あんのか?

608:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/12 17:57:31 t3oWob5I0
天国

609:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 01:29:26 bQLVimiA0
次元のはざま

610:長くなります(10はイクかも…)
07/02/13 12:26:21 eXmSiX2cO
ギース(艦内放送from指令室)「…というわけで、お前らは本来の目的を忘れすぎているぞ」
ベルガ「というわけとは、どういうわk(ry」
パンネロ「本来の目的って、なんかありましたっけ、おじさま?」
バッシュ「本来の目的、か……。家族の絆を深める…じゃなかったか…?」
シド「ハッハッハッ、さぁファムラン、パパの胸へ飛び込んでおいで…」
バルフリャー「ふざけんなっ!!しかも、オレの名前表示おかしいぞ!!オレはバルフレアだ!!」
レダス「さぁドレイス、父さんの胸毛へ飛び込n」
ドレイス「……セクハラ発言と見なして良いか?」
【ドレイスにマイクを装備させますか?】
→はい
 いいえ
ザルガバース「まぁ、お父さん!!私というものがありながら……!!
特 攻 す る 」
レタス「なんてこったぁぁああぁあ!!!!?」
ガブラス「ちょwwwww誰だ、ドレイスにマイク装備しますか、→はいってやったヤツwww
ってか、誰かドレイスを止めろwww」
パンネロ「(おもいっきり失敗ね……)」

ウォースラ「ぶっちゃけ、なんだったっけな目的って?なぁ、コッキー?」
コッキー「美食ツアー、イェア!!」
ギース(艦内(ry)「その通り、【鉄の胃袋プレゼンツ、リヴァイアサンで行くドッキドキ☆イヴァリース毒味ツアー】……って、激しく違うわっ!!!」
アーシェ「そういえば、確か私はオンドールおじさまと一緒に、ここに連れてこられたはず(>>36)……目的は、なんだったかしら?」
バルフリャー「(ギクッ)」
レタス「そういえば、オレは選りすぐりの育毛剤を…(>>8)」
ギース(艦内(ry)「えぇい!!どいつもこいつも、勝手な事を言いだしおってからに!!!
お前らは、閉 じ こ め ら れ て る のだぞ!!?
>>7で宣言した通り、訓練もかねて、お前らには戦ってもらうからな!!」

611:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 12:33:03 eXmSiX2cO
リヴァイアサンで閉じ込められた一同「えぇぇぇっ!?」

ヴァン「オレ達って、閉じこめられてたのかっ??!」
パンネロ「そういえば、そうだったかも…」
バッシュ「しかし、今まで勝負は何度もしてきたはずだが…?」
ヴァン「そうだ!そうだ!!年明けだって、壮絶なお年玉バトルロワイヤルしたし、この前なんか、非公開だったけど、豆まきサバイバルをやったじゃんか!!」
ヴェーネス「(ソンナ事、アッタンデスカ?)」
フラン「でも、どうやって戦うのかしら…?」

ギース(艦内(ry)「お前らに今から、クポクポ亭の超美味、苺大福を一つずつ進呈する。まずは、帝国兵達から受け取って、それを食え」
ウォースラ「あの食い意地の張ったギースがクポクポ亭の超美味苺大福を進呈?!
あ や し す ぎ る」
コッキー「でも(もぐもぐ)結構イケるイェア!(もぐもぐ)」
ウォースラ「あ、ずるいぞコッキー!!オレも…!!」
ベルガ「ギース!!何を企んでいる!?」
ギース(艦内(ry)「ちなみに、ジャッジベルガは、引き続きリヴァイアサンの動力源として働いていただくので、ベルガの分は、私がいただいておく」
ベルガ「ウッ(´;ω;`)」
フラン「(クポクポ亭の苺大福って言ったら、モーグリマニアの中で、憧れの逸品じゃない!!?(*´д`*)ハァ/ \ァ)」
バッシュ「(あのモーグリたん達が、ちっちゃいお手々で作った苺大福(*´д`*)ハァ/ \ァ)」
アーシェ「(なんであの2人、興奮してるのかしら?)」

ギース(艦内(ry)「(もぐもぐ・ごっくん)さて、みんな食したな?」
帝国兵(艦内(ry)「(小声で)ギース様、口の周りに粉がついてますよ!」

バッシュ:バーサク「殲滅する、イェア!!」
フラン:バーサク「…ミストが、熱い…」

612:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 12:38:36 eXmSiX2cO
ヴァン「ちょw二人とも…?!どうなってんだよwwwコレwww」
ギース(艦内(ry)「(口の周りを拭いつつ)実は、さっきの苺大福には、風味を害さぬよう、巧妙な手口でバッカスの酒が入れてある。
ちなみにハズレ大福は5つだ。
健 闘 を 祈 る 」
バルフリャー「それ、どんなロシアンルーレt(ry」
ドレイス「ちっ、ギースめ!小ざかしいことを…。
5つの内、2つはフランとバッシュか。残り3つは、一体誰が……?」

帝国兵(艦内(ry)「うわあぁ!?ギース様が、バーサクに!!?誰か、ギース様を止め…ギャアアアァ!!」

ドレイス「……………(あの間抜けが)…………あと2つか」
アルシド:バーサク「あ~がらせてもらってますよぉ!!」
ヴァン「アルシドが、はずれかよ!?ってか、お前、いつの間に紛れてwww」
レタス:バーサク「ジャッジマスターをなめるなぁああ!」
ガブラス「最後の残りは、レタスのようだな…」
ドレイス「さて、どうしたものか…。バーサクでは、万能薬もエスナもきかんぞ。まぁ、レタスは、自滅するとして…」

レタス:トラップ「ウボァアア!!」
アルシド:巻き添え「ぶるぁあああああ!!」
ヴァン:巻き添え「オレもかよぉぉっ!!?」


リタイア:レタス、アルシド、ヴァン


バッシュ:バーサク:たたかう→パンネロ「イェア!!イェア!!イェア!!イェア!!イェア!!」
パンネロ:なんとか逃げる「きゃああっ!?おじさま、しっかりして下さい!!」

フラン:バーサク:たたかう→バルフリャー「できるだけ…遠くへ……逃げ切ってみせて…」
バルフリャー:なんとか逃げ切ってる「おいおいっ!無茶いうなよっ!!」

613:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 12:49:16 eXmSiX2cO
ドレイス「あの2人は、手強いぞ…」
ガブラス「あぁ……」

ウォースラ:かばう→パンネロ「身内を攻撃するのは、さすがに忍びないな。さ、今のうちに逃げろ」
パンネロ:逃げる「助けて下さって、ありがとうございます!」

シド:応援→ファムラン「ハッハッハッ!最後まで逃げ切ってみせんか!パパが応援してるぞぉ!!なぁ、ヴェーネス?」
ヴェーネス:応援→ファムラン「マァ、ガンガレw」
バルフリャー:逃げ(ry)「応援してないで、助けろ!クソ親父ぃっ!!!!」
シド「情けない顔をしおって…。ゆけっ!ファムラン(犬)!!」
ファムラン(犬)「ワン!!(は~い!!)」
バルフリャー:逃げ(ry)「マジかよ!!?おい、王女さま、助けてくr(ry」
アーシェ「あなたが死んだら―。あなたが死んだら、私は―」
フラン:バーサク「二枚目は大変ね、バルフレア」
バルフリャー「ばーか。……って、ちょwwwコレ、エンディングwwwwww
冗談きついzeeee!!!」


リタイア:バルフリャーーー!!!! byアーシェ

614:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 13:04:30 eXmSiX2cO
バッシュ:バーサク「殲滅する!イェア!!」
ウォースラ「くっ、ややコッチが押され気味か…」
コッキー「援護するイェア!!」
ウォースラ「コッキー!!?」
コッキー「殲滅イェア!!オレの技イェア!!」
バッシュ:バーサク「お前の問いに答えるのが、兄としてのつとめだな」
ガブラス「ちょwwおまっwwwwオレの存在は(ry」
パンネロ「これは、おじさまとコッキーの殲滅対決なの!?」
バッシュ:バーサク「殲滅する!」
コッキー「イェア!!」

――激しい閃光――

ウォースラ「勝負は!?どうなったんだ!!?」
コッキー「やられ…イェア。……気がすんだか…イェア」
バッシュ:バーサク「…俺の台詞だ…そうだろ…う…」
ウォースラ「コッキーーーーーー!!!!!!!!??(大泣)」
パンネロ「おじさま!!(涙)」


リタイア:コッキー、バッシュ


ガブラス「なぁ、オレは???オレの存在は?????」
ドレイス「知るか!!そんな事より、フランを止めるぞ……」
ガブラス「(・ω・`)」

フラン:バーサク「ミストが濃いわ…」
ヴェーネス「…スミマセン」
アーシェ「どうすれば良いの?フラン相手に、戦えないわ…」
フラン:バーサク:たたかう→アーシェ「ミストが…響いてくるわ!!」
アーシェ「来る……!!?」

615:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 13:18:06 eXmSiX2cO
???:ターゲット→フラン「スリプル!!」
フラン:バーサク:眠り「....zzZ」

ドレイス「一体誰が……?」
???「私だ」
ガブラス「ザルガバース!?今まで、どこにいたんだ!?(いないの気付かなかったw)」
ザルガバース「やぁねぇwお父さんに特攻した後、お夕飯作りにいってたのよww
今夜はザルソバよw」
ドレイス「(母は強し…か)フランも、寝ているうちに、バーサクの効果時間が勝手に切れるであろうし。これで一件落着か…?」
パンネロ「じゃあ、リタイアしたみなさんを、生き返らせますね!」
つフェニ尾х6
ガブラス「(見せ場なしorz)ところで、ギースの方は……?」

帝国兵(艦内(ry)「大変だ……ギース様(バーサク)が、制御装置を破壊して、リヴァイアサンの制御がとれなくなったぞ!!早く脱出しる!!」
ガブラス「ちょwwやっぱり、落ちがあんのかぁあああ!!!!」


バレンディア歴ххх年
我が邸宅のテラスにて、夕暮れに染まる水平線を眺めていたところ、弧を描くようにして、一つの点が母なる海の中へ沈んだ。
あの点は、果たしてなんだったのか…?
飛空艇か?未確認飛行物体か?それとも、異国の神話に伝わる、ドラゴンか?
たわいもない憶測が、私の中に浮かんでは消える。
しかし、やがて私の思考は別のものへと、移り変わった。
そう、それは、究極の選択。

――今夜はザルソバにするか、ザルウドンにするか…であった。

ハルム・オンドール公 四世  回顧録
―――第хх章 黄昏時の追憶

616:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 13:29:07 eXmSiX2cO
一番最初の題名に書いたやつ……10もいかなかったorz
計算違い&携帯厨でスマソ
初t(ryという言い訳はしないが……やっぱ、首吊ってきます(´・ω・`)

617:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 15:35:49 mVX3wraP0
よいねー よいよねー

618:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 17:02:57 sLxwxGp5O
よかよー

619:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 17:07:02 RcewrnzWO
>>616
GJ!本編思い出しながら吹きまくったww
ところで気になったんだが、コピペの割りには偉く時間掛かってるけど、
直書きにしてはやけに早いような……どんなやり方で投下したんだ?

620:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 18:46:59 eXmSiX2cO
感想ありがとうございます。°・(ノд')・°。
>>619
コピペです!
しかし小心者なので、つい何回も見直したりと、慎重にし過ぎたのが、遅くなった原因です(´д`;)
スレ汚しスマソ、次から気をつけます(_ _;)

あと、リヴァイアサン勝手に落としちゃったんで、また投下して話の流れを元に戻しておきますね

621:話の流れを修正
07/02/13 18:51:35 eXmSiX2cO
ガブラス「オレ達、まだ生きてるのか…?」
ザルガバース「まだ、ここを脱出するまでは、死ねないわよwwねぇ、お父さんww」

レダス「確か、リヴァイアサンは、墜落したはずだが…。もう、カーバンクルとかに乗り換えとか、しないのか?」

ギース(艦内(ry)「リヴァイアサンは、ついさっき、墜落した(もぐもぐ)何者かが、制御装置を破壊したおかげでな…」
帝国兵一同(艦内(ry)「お前のせいだろww」

ギース(艦内(ry)「本来ならば、カーバンクル等の(もぐもぐ)別の戦艦に乗換えて、本格的な修復作業をすべきところだが(もぐもぐ)…」
ガブラス「ところだが?」
ギース(艦内(ry)「公安総局の予算委員会の都合で、経費が降りなかったため、引き続きリヴァイアサンでいきたいと思う(もぐもぐ)
制御の事なら案ずるな。モーグリの機工士達に、応急処置をしてもらったからな(もぐもぐ)」
バルフレア「大丈夫なのか、応急処置程度で!!?ってか、こんな時に、てめぇは何食ってやがんだ!」
ギース「(もぐもぐ)そろそろ、優秀な機工士達の作業も終わり、私も豆大福を食べ終わる頃だ。
リヴァイアサン再機動だな」

コッキー「大福は、もうイェア!!」

622:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 18:53:27 RcewrnzWO
>>620
汚れてないから自虐と謝罪はよせww
ちょっと疑問に思っただけだ。こっちも変な事聞いてスマンカッタ。
続きに期待してますよ。

623:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 20:14:56 qaVfqvPP0
初カキコありがとうGJGJ!!

ていうか偽オンドールにアーシェ引率させたネタ書いたもんだけど
今までずっと忘れていたわ~アヒャヒャ

624:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 20:56:02 LxtZPz5i0
バッカス大福を自分で食ったギースバロスwwwwwwww

625:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/13 21:27:45 SPuic8Cg0
よかった、>>621でレダスに戻ってる…w
つーかバシュフラスレの設定が活きてるんだな
面白かったよ

626:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/14 01:02:02 pxyEeGj40
>>36のオンドール侯の皮はギースが食ったのか

627:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/14 01:34:06 HnQEzeLD0
>>625
自分もそこ突っ込もうかどうか迷ってたw>レタス

628:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/14 21:45:15 Wc1HqyMQ0
>>626
ミストに還ったんじゃね?

629:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/14 22:38:53 pxyEeGj40
>>626
セロビ台地上空
帝国兵A「なんだこりゃ?不気味なお面だな」
帝国兵B「誰かがかくし芸大会でもしたんだろう。ここから捨てろ捨てろ」

ポイッ

ガルピュデス「(なんか降ってきた、ラッキー!!)」


ある日の夕食
給仕係「なんか腹痛おこしてのたうち回っていたガルピュデスうまく狩れたらしいっすよ」
ギース「どれどれ、まあまあだな。で今夜の夜食ナニー?」
給仕係「…あんたよく腹痛おこしませんな…」

ということでギースの腹におさまりましたとさ

630:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/14 22:39:58 pxyEeGj40
アンカー間違えた自分にしてどうするw


631:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/15 00:23:33 X5tM5I+40
別の掲示板で「ギースの胃袋はクラインの壺」ていうのを
見た覚えがあるんだが…広まっているのかここの設定

632:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/15 10:04:56 Aa1LJyAF0
クラインの壷って…吐くのに苦労するだけじゃねーかw

633:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/15 16:49:53 5ldlyztgO
…なんでギースが大食漢なんだ?

634:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/15 21:48:03 /ufo5YQz0
前ジャッジ部屋の影響だな
当初は食事のたびに現れるキャラで
そこから発展してグルメ→食に執着→大食い(何でも食べる)
というキャラ設定が自然に出来上がった

FF12事態にも『鋼鉄の胃袋』だかなんだかってグルメ集団が設定上存在するから
それを利用したとも言えるかもな

635:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/16 01:56:10 ah8a1FbG0
>>633
もともと4人部屋なのに食事時だけ5人(なぜかギースがいる)になるが
誰が増えてるのか部屋の住人が気づいてないという
不可思議設定にしたのが始まりだな。
それがいろんな職人さんによって大食らいの設定に昇華されて今に至っている。



636:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/17 09:20:20 oqhEcCn60
URLリンク(tojikome.web.fc2.com)

637:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/19 13:06:48 +WjRfRtX0
あげ

638:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/19 23:37:33 vr0yGidy0
まげ

639:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/20 04:27:24 xBZRoPGj0
ザル母さんが特攻→誤爆しまくってる件について

640:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/20 13:59:53 hsjiJxovO
存在感の無い母さんに出来る唯一の自己表現です。
大目に見てあげましょう。

641:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/21 08:23:11 6XMRIorVO
ザルガバース「>>640―その私への扱い―それはあまりに…!!」
ドレイス「かまわん……やれ……。
気づかせて……。彼女の唯一の個性を…守って……」
ガブラス「……すまん」
ドレイス「頼む……」
ガブラス「…………………………(重い沈黙)………………………………………………空気……乙」
ザルガバース「ガブラス、お前もか……」
――――――

ヴェイン「すべては、彼女のここでの存在意義の為に……」
ラーサー「どうしたのですか、兄上?
執務中に、独り言など珍しいですね」
ヴェイン「気にするな、ラーサー。私達にはどうする事もできぬ運命【さだめ】なのだよ」
ラーサー「???」


――――――
ザルガ(ry)「(せっかく空気イメージを脱しようとしたのに…。
結局、空気オチなのか!!(´;ω;`)ウッ)」

結 論
ザルガバース=空気

存在を見いだす為の対抗策
特攻・母さん

これらは、とても重要な【彼女】の自己表現手段

642:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/21 11:27:25 XR8cQhNEO
このスレでは十分個性的なのに…ザルガ母さん…

643:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/21 19:08:22 BNhbuIFnO
ザルガバース「みんな、ごはんできましたよ~」
レダス「おお、今日は鯖か、油がのってうまそうだ」
パンネロ「私、鯖はちょっと苦手だな~」
ヴァン「じゃあそれ俺にくれよ」
ギース「これはうまい!母さんまた腕を上げたな!」
ガブラス「おい、醤油とってくれ」
シド「ほれ、醤油だ」
ベルガ「ちょっとトイレ・・・」
ウォースラ「おーい、コッキー餌だぞー!」
コッキー「今日も夕食を殲滅する!イエァ!」

平和である

644:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/21 20:30:06 paKHpKyD0
ギースは母さんなんて言わなかったんじゃね?

645:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/21 21:32:00 WUlVco5V0
母さんはみんなの母さんですよ

646:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/23 14:44:25 VXrw1aH40
ザルソバあげ

647:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/24 19:16:22 ksoN4Ksa0
>>599の続きを勝手に制作
ごめん

648:1
07/02/24 19:17:18 ksoN4Ksa0
パンネロ「ごちそうさまー!やっぱり学食(リヴァイアサンの食堂を言っている)より母さんのが一番!」
ザルガバース「…やだ…この子ったら嬉しいことを(涙目)」
レダス「良い子に育ったなあ…母さんや…」
ヴァン「(いつどこで育てたんだ…)」

物陰からバッシュ手招き

パンネロ「わたし?オイヨもだってヴァン」
ヴァン「…オイヨなんて言ってねえだろう…」

パンネロ「どうしたの、おじさま?何かご用?」
ヴァン「なんでこんなにこそこそするんだ?」
バッシュ「いや、実は…“覇王の末裔かぐや姫”の続編が書き上がってね♪」
ヴァン&パンネロ「(…またか…)」
バッシュ「今度は大スケールのスペクタクルアドベンチャーファミリー」
パンネロ「お おじさま、なんか凄い…長そうなんだけど?」
ヴァン「長いのはかった(ryムゴッフグッ」
パンネロ「ヒソヒソ(だめよ、お年寄りの願い事は出来るだけ聞いた方が良いって母さんが!)本当?楽しみ~あはは!」
ヴァン「ヒソヒソ(お前…そう言う偽善者なところが昔からあって)」
バッシュ「どうしたんだい?ニコニコ」
ヴァン「ヒソヒソ(だめだ…あの邪気のない笑顔…もう見られないのか…)グスッ」
パンネロ「ヒソヒソ(そうよ…年寄りはいつポックリくるか…)グスン」
バッシュ「(な…なんだろう…なんで目に涙…)あの…語ってもいいかい?」
ヴァン&パンネロ「どうぞフラーマ…じゃなくてローゼンバーグ将軍!」
バッシュ「じ じゃあ始めるよ

 Once upon a time…

ヴァン「きたきた!やっぱりあれか」
パンネロ「あれね!」

649:2
07/02/24 19:20:34 ksoN4Ksa0
アーシェ・バナルガン・かぐや姫と役所に届けてそのまま受理された名前の娘がいました。

ヴァン「何事も親の暴走はいけないよな!」
パンネロ「そうね!子供がどんなに迷惑か!!」

 色々ありましたが、その辺は都合でカット。前回の話を読んで下さい。めんどくさいんでチャッチャッといきます。

ヴァン「手抜きかよ…」
パンネロ「チャッチャッとって…」

 とりあえず美しく育ったかぐや姫に親元からのお迎えの連絡が入りました。
 それを阻止せんと帝国側は征夷大将軍のドレイスとベルガを指揮官に任命
 しかし帝国嫌いのかぐや姫はひそかに民間の飛空艇持ちをおじいさんとおばあさんの
 有り金をはたいて雇いました。

パンネロ「自分のじゃないってとこがなんとも…」
ヴァン「でもこれってもしかしてワクワク」

 船長の名前はハン・フラン・ソロ、相棒の名前はチューバルフレア、船の名前はミレニアム・シュトラール・ファルコンだ!!

ヴァン「フランかよ!」
パンネロ「いきなりオチ!!」
バッシュ「…いやー…この脚本書いたのフランなんだよね…私が出てないって怒られて」

 ミレニアム・シュトラール・ファルコン…略してへの11号は

ヴァン「だっせーwwww」
パンネロ「どこが略」

650:3
07/02/24 19:22:14 ksoN4Ksa0

 船長と相棒それにかぐや姫を乗せて都の上空の成層圏内にいました。
 アーシェ『ねえ…本当にこのまま逃げ切れるかしら?』
 ハンフランソロ『大丈夫よ、私とノノがいれば最速で逃げきってやるわオーッホッホッホッ!』
 アーシェ『それは頼もしいんだけど、この頭だけ生え際が寂しくて体は毛むくじゃらの着ぐるみきている
  バッテンのついたマスクしたうっとおしい生物は何?』
チューバルフレア『&KNT**DL}*ーd☆♀≒●▽~~~!!』
 アーシェ『はあっ?』
 ハンフラン『ヴェーネス、訳してあげて』
 ヴェーネス『俺がなんでチューイーなんだ。反対だろう!…トモウシテオリマス』
 ハンフラン『大方の予想を裏切るのも脚本家の腕の見せ所よ。いいかげんにあきらめないとまた後退するわよ?』
 後退…それはチューバルフレアにとっては死の宣告に等しい言葉です。
 そうです。彼は最速の毛生え薬を求めて旅をしているのです。
 バルフレア、君の気持ちはよくわかるよ…

ヴァン「なんでそこで語り部のモノローグ…」
パンネロ「やっぱり中年以降は髪がね…」
(※なおヴァンとパンネロの認識では20歳以上は中年、30歳以上は老年、ギースは死にかけています)

 アーシェ『あらあら後退ていったらおとなしくなったわね…』
 ハンフラン『便利でしょう?後は薄いとか儚いとか吹けば飛ぶとか色々』
 チューバル『orz…』
 アーシェ『にしてもこの毛むくじゃら…家にいるファムランを思い出すわね…今頃何しているのかしら』

 犬のファムランはおじいさんと一緒にまた山の中で遭難していました。

651:4
07/02/24 19:23:45 ksoN4Ksa0
ヴァン「本当に犬かよ」
パンネロ「いいかげん自分の山を」

 ハンフラン『あら偶然ね。そいつも本当の名前はファムランていうのよ』
 アーシェ『本当?おいでおいでファムラン…いやーねーとたんに元気になっちゃってほら、お手は?
  よしよし良い子ねえ…ごほうびにお姉さんがほねっこあげるわよ~はい』
 チューバル『いるかーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!』
 フラン&アーシェ『きゃーーーー!!逆上した~~~~~~!!あはははははははははは!!!』
 …こうしてへの11号内は和気藹々と話は進んでいるのでした。

ヴァン「和気藹々というか」
パンネロ「オチの人だからねえ…」

 一方その頃帝国側では月の民を迎え撃つために着々と準備が進み…
 いや全然進んでいませんでした。やれやれ…
 征夷大将軍のドレイスとベルガが指揮権で揉めていたからです。
 ドレイス『全権は私がとる!お前はトイレにでも閉じこもっているがいい!や~い便器便器!!』
 ベルガ『言ったな~~~自分だって音痴のくせに!ジャイアン!ジャイアン!』
  困ったもんです。

ヴァン「大人げなーw」
パンネロ「不倶戴天て感じ?」


652:5
07/02/24 19:24:32 ksoN4Ksa0
 ヴェイン『困ったな…』
 ラーサー『困りましたね…』
 ヴェイン『こうしている間にもかぐや姫を連れて行くために月の民が…これはどちらに全権もたせても
 後々揉めるだろうなあ~いっそ誰か別人に託した方が…』
 ラーサー『兄上、こんなこともあろうかと実はこっそりジェダイの騎士を人材派遣会社から手配中です』
 ヴェイン『おお、さすが我が弟!…てジェダイて派遣社員だったのか?』
 ラーサー『平和ボケでなかなか仕事がなくて困っているみたいで結構登録があるらしいですよ』
 ヴェイン『でそいつはここに向かっているのか?』
 ラーサー『なんかどこかの惑星によってジェダイ・マスターに会うらしいんですが』
 ヴェイン『のんびりした話だな…大丈夫か?』

 ここは惑星ダゴバのバーフォンハイム
 そこの湿地帯に

ヴァン「どこなんだよそこは」
パンネロ「まあまあ地名の矛盾はこの際無視無視」

 ズカズカと入っていく一人の若者がいました。
 彼の名前はルーク・ヴァン・スカイウォーカー、人材登録番号5468912号、賞罰無し、滑舌難あり
 別名オイヨイヨ、ウェミダー、ムセテンナヨ

ヴァン「やったー!!俺キター…だけどその紹介は何」
パンネロ「いいなー(レイアがアーシェだから私もしかしてアミダラ?ワクワク)」

653:6
07/02/24 19:25:31 ksoN4Ksa0
 ルーク・ヴァン『“アルケイディス人材アソシエイツ・東北海道部・練馬支店・北ジンバヴェ分会”から来ましたー。フォース下さーい』
 ???『まて。なんだその支店名とお手軽な要求の仕方は』
 ルーク・ヴァン『時間無いんです。取りあえず早く習得出来た場合の上乗せ料金の見積もりがこれなんですけど』
 ???『どれどれ…おほっ♪なかなか破格な。よしよし私がジェダイ・マスターのヨーダ・レダスだ驚いたか!!』
 ルーク・ヴァン『全然』
 ヨーダ・レダス『…少しは雰囲気てものをだな』
 ルーク・ヴァン『時間が』
 ヨーダ・レダス『…わかった…手を握れ…そうそう。…はい、終了!』
 ルーク・ヴァン『え?これで終わり?何かもっと感動的なことしないの?』
 ヨーダ・レダス『早い方がいいんだろうが』
 ルーク・ヴァン『それはそうだけど…大体ここであんた息引き取ってこそ感動的なんだけど』
 ヨーダ・レダス『何もしなくてなんで死ななきゃならんのだ』
 そう言ってヨーダ・レダスが歩いた処になぜかトラップがありましたとさ。
 ヨーダ・レダス『ウボアァーーーーーー!!!』
 思わずルーク・ヴァン・スカイウォーカーはガッツポーズです。
 ルーク・ヴァン『よし!わーん君の犠牲は無駄にしないよ~ヨーダー(うそ泣き)…これでいいか』
 現代の若者はドライですからそのままさっさと行ってしまいました。

ヴァン「…」
パンネロ「と とにかくこれでジェダイね!」

 後は急いで雇い主の処へ行くだけです。
 ルーク・ヴァン『ええと、あんまり時間かからなかったからこれこれで(電卓計算)……うわー!!かけ算わかんねー!』
 かなりのアホです。
 ルーク・ヴァン『めんどくさい!お前やっといてR2-D2兼C-3POパンネロ』

パンネロ「いやあああああああ!」


654:7
07/02/24 19:27:06 ksoN4Ksa0
  R2-D2兼C-3POパンネロ…略してほの6号は

ヴァン「だからどこが略」

 文句を言いながら売り上げの計算をしています。
 パンネロ『まったく…17歳にもなってかけ算も出来ないだなんて…ベン・ケノービ様に知れたらどんなにお嘆きになるか…ブツブツ』
ルーク・ヴァン『大丈夫。ベンだって分数計算できないから』
 衝撃の事実です。
 ジェダイは頭が悪かったのです!
 パンネロ『ちょっとwww…だからフォースを信じろとか言ってごまかしてたのね。ちゃんと勉強しなさいよまったく…ブツブツ』
 どうりでジェダイ・マスターのヨーダ・レダスがトラップにひっかかるわけです。
 どうなる帝国!どうなるかぐや姫!
 
ヴァン「そういやかぐや姫の話だっけこれ」
パンネロ「なにがなんだかもう」

 さてさてこちらは攻め入る側の月の民達
 彼らは都上空5000kmのデス・フード・スターという食べ物を詰め込みすぎて
  ろくな武器を積めなかった丸い要塞の中で作戦会議中です。
 ギース皇帝『…ということでベイダー卿にみんな任せちゃおうと思うけどいい?モグモグ』
 その他大勢『賛成、賛成!!モグモグ』
 ダース・ガブラス・ベイダー『こらー!人に全部仕事押しつけて物ばっかり食うなお前らー!』
 なおダース・ガブラス・ベイダーについてはベタすぎて説明の必要もないでしょう。
 ギース皇帝『だってめんどくさいし』
 ガブラス・ベイダー『あんたの娘でしょうが!食ってばかりいないでちょっとは作戦とか』
  ギース皇帝『夕食はカレーかカツ丼かどちらがいい作戦会議開始~!!』
 その他大勢『おーっ!!』
 ガブラス・ベイダー『あかん…』
 心配ありませんでした。
 月の民もバカばっかりでしたから。


655:8
07/02/24 19:28:04 ksoN4Ksa0
ヴァン「食欲星人か…」
パンネロ「星人ていうか魔人ね」

 ガブラス・ベイダー卿はぶつくさいいながら要塞の中を見回ります。
 ガブラス・ベイダー『なんで俺貧乏くじばっかりブツブツ…』
  そこへ長ったらしい衣装を着た老人が現れました!
???『ははは、会いたかったぞガブラ』

   仲間にする
 →すそを踏んづける

 謎の老人は思いっきりこけました。
 ???『痛い…なにすんの!それでなくてもこのズルズル衣装まとわりついて歩き…うわっ!』
 謎の老人はふたたび思いっきりこけました。
 ガブラス・ベイダー『…何しているんだ…バッ…じゃなかった…えーと…名前、なんだっけ?』
 謎の老人は寝ころんだ体勢のまま名乗りを上げました。
 ???『お前…本当に物覚えの悪い…オビ=ワン・バッシュ・ケノービだよ。台本に書いてあるだろう!』
 謎の老人オビ=ワン(ryは台本を取り出しながらベイダー卿に説明しています。
 ガブラス・ベイダー『お前の役名ってベン・ケノービじゃなかったっけ?』
 バッシュ・ケノービ『それは世を忍ぶ別の名前!…打ち合わせの時何回もいっただろう?本当に昔っから記憶力が悪いヤツだ』
 ガブラス・ベイダー『人のこと言えるか!お前だって分数計算できなくてよく廊下に立たされていたよな~』

パンネロ「役上の設定かと思ったら…おじさま…マジ頭悪~」
バッシュ「な なんでこんなセリフ…ちょっとフラン!何だこれは!」
通りすがりのフラン「どれ…いいのよ…私がよければ後はどうでも適当で」
そのまま行ってしまう。
ヴァン「…ある意味…フランて豪傑だな…」


656:9
07/02/24 19:28:45 ksoN4Ksa0
 き 気を取り直して話を続けます。
 バッシュ・ケノービ『よくも人のトラウマを…許さん…許さんぞーガブラス!!』
 ガブラス・ベイダー『おお、そりゃこっちのセリフだ!!覚悟しろバッシュ!!』

ヴァン「これ確かオビ=ワンとダース・ベイダーの有名な決闘シーンだよな?」
パンネロ「どう見ても見苦しい兄弟げんかよね…」

 バッシュ・ケノービ『だいたいお前は昔っから年上に対する尊敬の気持ちというものが!』
 ガブラス・ベイダー『同じ年で年上もくそもあるかよ!』
 双子は難儀です…
 そこへルーク・ヴァン・スカイウォーカーがたまたま入ってきました。
 ルーク・ヴァン『あれ~?ベンだ。何遊んでいるの?』
 かけ算の出来ない頭の悪い子は状況が何一つわかっていないし空気も読めていません。
  バッシュ・ケノービ『おお来たか!ルーク、この記憶力の悪いバカ野郎がお前のお父さんだよ!』カーンカーン
 ガブラス・ベイダー『この野郎!人のセリフと名場面取りやがったな!!』 カーンカーン
 カーンカーンというのはライトセーバーで打ち合う音です。

パンネロ「音ショボくない?」
バッシュ「後で編集の予定なんだ」


657:10
07/02/24 19:30:19 ksoN4Ksa0
 ルーク・ヴァン『ええ、そうだったのかー嘘だー』
 ガブラス・ベイダー『…もうちょっと気持ち入れてくれ…なんだその棒読み』
 ルーク・ヴァン『だとすると…えーと俺今17歳だからあんた36歳で差し引き…げっ19歳の時の子供かよ!できちゃった結婚だな』
 どうやら引き算はできるようです。
 ガブラス・ベイダー『できちゃったではなーい!…そりゃ禁止されていたからこっそりと結婚したけどさ…ああ、パドメ…』
 ヴェイン(最終形態)『呼んだ?』
 ヴァン&ガブラス『うわっ!!!』
 何か無駄にマッチョな野郎が出てきました。
 ガブラス・ベイダー『呼んでない!てかあんた誰!』
 ヴェイン(最終形態)『公式には“不滅なるもの”だけど、巷では“アミバ”と呼ばれているが』
 ガブラス・ベイダー『ああ、なるほど!パドメ・アミダラとアミバで!ははは、殿下座布団一枚!……なこというか!
  お前ら~よってたかって人の大事な場面つぶしやがって~』
 とうとうベイダー卿は逆上してしまいました。
 こいつ昔から野良犬みたいにキレやすいんだよなあ…

ヴァン「そこで個人的な感想?」
パンネロ「ガブラスさんもネタにされやすいひとよね」

658:11
07/02/24 19:31:29 ksoN4Ksa0
 ところでデス・フード・スター内は本日はカツ丼です。
 そこへハン・フラン船長とその他に護衛されたかぐや姫が入ってきました。
 チューバル『その他ってのはなんだ』
 アーシェ『父上、お久しぶりです…相変わらず脂っこい物がお好きなようで何より…』
 アーシェ・バナルガン・かぐや姫は顔をしかめながら実の父親に挨拶です。
  ギース皇帝『モグモグモグモグ』
 アーシェ『…娘がはるばる挨拶に来てやったのにシカトこくなよ、このヤカン野郎』
 どうもこのお話の登場人物はキレやすくガラの悪いのが多いようです。
 ギース皇帝『あ、来てたの?なんかどこかでベイダー卿が大暴れしているらしいから成功したとは思っていたけどお帰り』
 アーシェ『お帰りじゃないでしょう…未だにそんなガンガン中性脂肪たまりそうな食事ばっかしているんですか、ここは』
  ハン・フラン『どういうこと?』
 アーシェ『逃げてきたのよ…こいつが皇帝についてから月の民の食事は野菜なしの脂肪食ばっかり…おかけで
   ぶくぶく太るわ血糖値は上がるわ平均寿命は下がるわでさんざん…だから幼児の頃に逃げたのよ…』
 ハン・フラン『女にとってはダイエットの天敵のようなところね』
 チューバル『ていうか幼児の頃によくそんなリサーチやら決断』
 月の民の実行力は並みじゃありません。
 ギース皇帝『でもわたしはなんともないよ』
 アーシェ『父上のわけのわからない体質を月の民の基準にしないでください!』

ヴァン「実際ギースってどんな胃腸なんだろう」
パンネロ「正露丸とかお世話になったことないんでしょうね…」

659:12
07/02/24 19:32:32 ksoN4Ksa0
 ギース皇帝『それじゃあ、食生活あらためれば帰ってきてくれるのかい?我が娘よ』
 アーシェ『え……ま まあ そうね…ほほほほほほほ』
 なんだかかぐや姫の笑顔の裏に何かありそうですね。
 ギース皇帝『じゃあ、今から月の民は三食全部野菜を食べること!』
 その他大勢『ええええええ!?』
 ギース皇帝『わたしは皇帝だから好きな物食べるけど』
 アーシェ『お前が一番野菜食えよ!』
  ツンデレな娘はののしっていても父親の体は心配です。

パンネロ「ツンデレって」
ヴァン「デレのかけらもないじゃん」

660:13
07/02/24 19:33:30 ksoN4Ksa0
  そんなこんなで取りあえず和解した父と娘。
  娘はなぜかこそこそと要塞の中を見回っています。
  ハン・フラン『本当にあるんでしょうね?その伝説のお宝“天陽の繭”』
  アーシェ『こんなバカでかい要塞浮かんでいることこそ証拠よ。多分中枢部にあるはずなんだけど…』
  チューバル『中枢部ていうならこの球形要塞の真ん中あたりになるんじゃないか?』
  アーシェ『ところがぎっちょんちょんのお釈迦様でも知らぬ仏のお富さんよ。うちの父親の頭はひねくれているから
   予想外の場所に隠していると思うの』
  ハン・フラン『お富さん…ね…』
  チューバル『養い親が養い親だからなあ…』
  アーシェ『文句言わないで探してちょうだい。あいつの頭で考えつきそうなところは…』
  ハン・フラン『悪いけどあんたの父親のことよくわからないし…異常に食欲があるって以外』
  チューバル『その異常食欲を考えて…一番重要だと思われるところと言えば……』
  アーシェ『……あ』
  ハン・フラン『……ああ!』
  チューバル『……だろな……』

  アーシェ&フラン&バル『食料貯蔵庫!』

  単純な隠し場所ですが普通の人間は思いつかないでしょう、ギース以外。
  ハン・フラン『あんたもたまには役に立つのね…』
  アーシェ『お手柄よ、ファムラン!ほら、お姉さんがまたほねっこあげるわ。それともモン・プチの方がいい?』
  チューバル『犬扱いするなーーーーーーーーーーーーーーー!!!』
アーシェ&フラン『きゃははははははは!!やっぱりキレたキレた~~~~!!』
  と言うことで和気藹々です。


661:14
07/02/24 19:34:22 ksoN4Ksa0
パンネロ「だんだん本当に犬に思えてきた…」
通りすがりのバルフレア「なにがだ?」
ヴァン&パンネロ&バッシュ「うわっ!!」
バルフレア「?」
バッシュ「バ バルフレア君、む 向こうでシドが君のことを呼んでいたよ!」
バルフレア「バルフレア…くん?シドに呼ばれて俺がほいほいいくと思う?」
パンネロ「違う違う、ばかねえおじさま。よ 呼んでいたのはフランじゃないの~」
ヴァン「そうそう、シュトラールについてなにかあるらしいぜ。はははは」
バルフレア「そうか?…なんかお前らこの間からこそこそ…」
バッシュ「早く行かないとフランのことだから苛ついてかかと落としなんかかまされちゃったり」
バルフレア「そりゃやばい。やりかねんあいつは」
バルフレア立ち去る。
ヴァン「ハー……架空の話とはいえ…もし知られたら…」
パンネロ「熱出して寝込みそうね…」
バッシュ「気を取り直して続きいくよ…」

662:15
07/02/24 19:35:53 ksoN4Ksa0

  犬のお手柄でお宝の隠し場所がわかった一行はデス・フード・スターの無駄に大きな食料貯蔵庫に着きました。
  チューバル『その他の次は犬か!』
  女性達にからかわれまくり少し後退が進んだ犬が突っ込みます。
  アーシェ『そこ、ナレーションと遊んでいないでちよっと手伝ってよ』
  ハン・フラン『あんたこの時の為の要員でしょ?』
  女性陣は食料倉庫内の膨大な食料を取り払いつつ文句を言っています。
  チューバル『俺の存在価値はなんなんだよ……』
  ぶつくさ言いながら一緒に食料を掻き出しています。
  するとどうでしょう。
  奥の方からまばゆい光がさしてきました!!
  アーシェ『やったわ……とうとう見つけた…“天陽の繭”…』
  かぐや姫はその口許ににやりとしたニヒルな笑いを浮かべました。
  ハン・フラン『やれやれ、やっとお宝とのご対面ね…じゃあ、わんちゃん、コレをかついでちょうだい』
  チューバル『俺はかつぎ手かよ!いいかげん犬扱いやめないと』

  アーシェ『ガタガタぬかすな。     こ      う     た     い    』

663:16
07/02/24 19:36:29 ksoN4Ksa0

  犬のお手柄でお宝の隠し場所がわかった一行はデス・フード・スターの無駄に大きな食料貯蔵庫に着きました。
  チューバル『その他の次は犬か!』
  女性達にからかわれまくり少し後退が進んだ犬が突っ込みます。
  アーシェ『そこ、ナレーションと遊んでいないでちよっと手伝ってよ』
  ハン・フラン『あんたこの時の為の要員でしょ?』
  女性陣は食料倉庫内の膨大な食料を取り払いつつ文句を言っています。
  チューバル『俺の存在価値はなんなんだよ……』
  ぶつくさ言いながら一緒に食料を掻き出しています。
  するとどうでしょう。
  奥の方からまばゆい光がさしてきました!!
  アーシェ『やったわ……とうとう見つけた…“天陽の繭”…』
  かぐや姫はその口許ににやりとしたニヒルな笑いを浮かべました。
  ハン・フラン『やれやれ、やっとお宝とのご対面ね…じゃあ、わんちゃん、コレをかついでちょうだい』
  チューバル『俺はかつぎ手かよ!いいかげん犬扱いやめないと』

  アーシェ『ガタガタぬかすな。     こ      う     た     い    』

664:16こっちが本当上は忘れて…
07/02/24 19:39:27 ksoN4Ksa0
  後退犬は泣きながら天陽の繭をかつぎました。
  チューバル『クスンクスン』
  ハン・フラン『さて、ここからこっそりと逃げるには…』
  そこへなんだか騒がしい一団がやって参りました。
  ルーク・ヴァン『だから母さんがなぜこんな筋肉男なのかはっきりしてよ』
  ガブラス・ベイダー『こんな野郎知らんといっているだろう!大体あんたがウケ狙いで話に割って入るからややこしく』
  ヴェイン『私も何だかわからないうちにあの場にいたのだ』
  バッシュ・ケノービ『どうでもいいが我々はさっきから同じ処ループしていないか…?』
  そう言ってあたりを見まわすとそこにはミニスカの女性とうさ耳の女性それと犬がいました。
  チューバル『……(荷物が重くて突っ込む気にもならなくなった)』
  ガブラス・ベイダー『あーっ!それは天陽の繭!こそ泥かよ、お前達』
  アーシェ『こそ泥とは無礼な!黙って持って行くだけです』
  ルーク・ヴァン『それをこそ泥っていうんじゃ』
  ガブラス・ベイダー『…ん?そういうあなたは…アーシェ殿下?なんで天陽の繭を…』
  そういえばそうです。殿下はなぜ自分の里のお宝を?
  アーシェ『…話せば長くなるけどあれは今から15000年前…』
  一同『短くお願いします』
  アーシェ『じゃあ、手っ取り早く言うけど実家に帰るのが嫌だし自由になるお金も欲しいからこの繭を砕いて売りさばくのよ!』  

ヴァン「長く話す必要が」
パンネロ「い いっそ清々しいかも」

665:17
07/02/24 19:40:39 ksoN4Ksa0
  ハン・フラン『それでオキューリアと契約結んだのよね、ヴェーネス』
  ヴェーネス『ソウダッタッケ?』
  一同『……(そんな自分勝手な理由)』
  アーシェ『さあ!さっさと脱出するわよ。繭をとったらこの要塞落ちてしまうんだから!船長への11号お願い!』
  一同『えええええええええええ~~~~~!!!!!』
  事情を知らないジェダイ達とかベイダーさん達は大騒ぎです。
  ハン・フラン『さあ走りなさ~い!!犬!もっと早く走りなさいってば』
  犬『……(もう何言われてもしんどくなってきた)』
  やっとへの11号が見えてきました。
  ハン・フラン『ちょっとwwwあんた達までこないで…あーあやっぱり人数オーバーよ…』
  ルーク・ヴァン『俺かぐや姫の双子の兄弟だもん当然権利が』
  頭悪い割にはこういうところはちゃっかりしています。
  アーシェ『こんな人間関係ゴチャゴチャパロディで元ネタの意味ないだろうが』
  バッシュ・ケノービ『殿下、どこまでもお供いたします!』
  ガブラス・ベイダー『お前はそこだけキャラ戻ってずっこいヤツだな!!』
  ハン・フラン『あーもうこの役飽きてきたわね…もういいわ、犬、あんた船長になんなさい』
  犬『え、いいの?やったー!!これで適材適』
  そこへどやどやと大勢の足音が聞こえます。
  帝国警察『ここにジャバ・ザ・キュクレイン・ハットから密輸を請け負っていたソロ船長がいるだろう!』
  一同はいっせいに犬を指さします。
  犬…あらためハン・バルフレア・ソロ『おいwwwwお前ら…』
  帝国警察『密輸およびスピード違反および後退の罪で逮捕する!!』
  ハン・バルフレア『まちやがれ!最後はなんだそりゃ!!あーーーっ!!』
  こうして犬船長は帝国警察に連行されていきました。
  
ヴァン「…」
パンネロ「…」

666:18
07/02/24 19:41:36 ksoN4Ksa0
  フラン『ちょうどいいわ、これで制限無くなったし飛べる。じゃあいくわよ~いい子にして舌噛まないでね』
  アーシェ『ああ、やっぱり頼もしいわフラン。ひとり減ったからお宝売りさばいて山分けよ!!』
  ヴァン『で 結局俺何のためにジェダイ修行?』
  ガブラス『修行ではないだろろう、あんな手軽な』
  バッシュ『とにかく…これで…目出度し目出度し…なのか…?』
  ヴェイン『ただ意味もなく最終形態さらしただけだったのか…』
  一同はへの11号内から落ちていくデス・フード・スターを見つめて茫然としています。

  ところでこの要塞ですが落ちたところがナルドア海だったのでうまく衝突もなく浮かびました。
  で、相変わらず皇帝以下なにか物食っているらしいです。
  ギース『しかしなんだ、お転婆な娘もつと親は苦労するなあモグモグ』
  その他大勢『皇帝ばっかり肉食べてずるーいモグモグ』
  幸せそうで何よりです。
  
  場面変わっておじいさんとおばあさんとファムラン

ヴァン「いきなり戻ったな」
パンネロ「なんだか懐かしい気も

  シド『な な ない!わしのヘソクリがーーーーー!!』
  ザルガバース『わたしのタンス預金も消えちゃっている!!』
  シド『おばあさん、盗ったのなら盗ったと』
  ザルガ『何言っているんです!おじいさんの方こそ!』
  ファムラン『ワン!』
  こちらもおおむね平和です。


667:19
07/02/24 19:42:20 ksoN4Ksa0
ヴァン「有り金全部はたかれたからな」
パンネロ「あんまり私…でなかった…」
バッシュ「ま まあ…彼よりましかも…」


後日この脚本を元に帝国の最新のCG技術を駆使して映画が制作され
リヴァイアサン艦内でも上映された。
それを見て何人かが卒倒。
なかでも例のあの男が一番重体で未だ医務室に入院中なのは言うまでもない。

668:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/24 19:43:28 ksoN4Ksa0
以上 間違ったり長すぎてスンマセン

669:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/24 20:56:31 YphxSEvv0
久しぶりの栄養だYAHHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO


670:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/24 22:06:07 WK7xlFYu0
以前の話が活かされることがここまで嬉しいとは思わなかった
感動をありがとう


そして不覚にも"ジャバ・ザ・キュクレイン・ハット"で吹くとは思わなかった

671:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/25 00:31:39 WEgmeIit0
なんだかんだと言われながらこなかったSWキタコレ
頭の悪いジェダイワロスw
最後まで女にこけにされた犬船長もカワイソスw

672:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/26 02:23:53 zWAcpNPM0
ベルガ「呼ばれて飛び出てべんきりーん☆」

「え?呼んでないって?」
「発電疲れたんだ。ちょっとくらいいいだろ…」

673:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/26 17:43:22 6ma42k260
大作GJだ!!
アーシェが強すぎて吹いたw

674:1/30
07/02/27 20:56:46 H+lhITfp0

 ―戦艦リヴァイアサン

ギース「さて・・今日はリヴァイアサンを何処に飛ばそうか(モグモグ」
帝国兵A「この艦って艦長の気まぐれで飛んでるんですか?」
ギース「否定はしない(モグモグ」
帝国兵B「アナタ様がさっきからずっと食べているソレは何ですか?」
ギース「メガマック(モグモグ」
帝国兵C「美味しいですか?」
ギース「結構美味い(モグモグ」
帝国兵Z「アンタに艦長としての資格はあるんですか?」
ギース「生意気な口調のキミは減俸3ヶ月だ(モグモグ」
帝国兵Z「Oh! My! God!!」
ジャッジ「ギース様 ちょっとよろしいでしょうか?」
ギース「よろしくない と言ったら?(モグモグ」
ジャッジ「先ほど廊下を歩いていたらヴァンという少年にコレを渡されまして・・」
ギース「モグモグ(無視ときたか)」
ジャッジ「あの 聞いてます?」
ギース「ん? あぁ 続けたまえ(モグモグ」
ジャッジ「『中身を見ないでギースに渡して欲しい』と言われたんですが・・何でしょう?」
 つ【茶色い封筒】
ギース「ふむ・・その封筒の中身は?(モグモグ・・ゴクン」
ジャッジ「いや 見ていないんで分かりません」
ギース「じゃあその封筒の匂いは?(ヂュルヂュル」
帝国兵「・・(メガマックを食べ終わったからドリンク飲んでる・・)」
ジャッジ「あいにく風邪気味で鼻が詰まっておりまして・・」
ギース「じゃあその封筒の重さは?(ヂュルヂュル」
ジャッジ「ポーション一本分・・くらいでしょうか」
ギース「じゃあその封筒の趣味と日課は?(ヂュルヂュル」
ジャッジ「少なくともギース様の趣味と日課とは異なると思います」
ギース「よろしい(ヂュルヂュル・・プハァッ」

675:2/30
07/02/27 20:57:58 H+lhITfp0
ジャッジ「艦長自身が中身を直接見たほうが早いんじゃないですか?」
ギース「そうだな そうするか(パクパク」
帝国兵「・・(ドリンクも飲み終えたから今度はポテト食べてる・・)」
ギース「さ~て 中身は一体・・(パクパク」
 ビリッ ガサガサ
ギース「ん? コレは・・本か? なになに・・(パクパク」
 パラパラ ペラペラ
ギース「・・・(パクパク」
 ペラペラ パラパラ
ギース「・・・(パクパク・・ゴクンッ」
ジャッジ「・・?」
帝国兵「・・?」
ギース「・・よしっ」
帝国兵「・・何が"よしっ"なんですか?」
ギース「リヴァイアサンの航路を北北東にとれ!! 我々は『パラミナ大峡谷』へと向かう!!」
ジャッジ「何故!?」
帝国兵「今の進航方向とまるで逆ですよ!?」
ギース「出力全開だ!! ベルガを呼び出してハイポーションとバッカスの酒をいれてやれ!!」
ジャッジ「・・(一体何が艦長の心を大きく動かしたんだ?)」

 ジャッジマスター・ギースが先ほど読んだ本
 『美味しいイヴァリース ~冬の味覚編~』(866GIL) 著:ハルム・オンドール四世
 ∟掲載ページ56
   ∟「雪の降る美味しいキリタンポ特集」
     ∟第一位…茶屋ぱらみな
       ∟説明…今年で開業136年となる老舗のこのお店
           三代目店長こだわりのキリタンポを是非一度(以下省略)

676:3/30
07/02/27 20:59:12 H+lhITfp0
 ~2時間後~

 ―パラミナ大峡谷 神都ブルオミシェイス付近 山頂

ヴァン「雪だ!!」
パンネロ「山だ!!」
ヴァン&パンネロ「「スキー遊びだ!!」」
コッキー「"真っ白イェア!"」
ファムラン「ワンワン!!」
ヴェーネス「コレガ雪カ」
ガブラス「・・何で急にこんな雪山に まぁリヴァイアサンよりはましかもしれんが」
バッシュ「ギースの気まぐれらしいな」
ガブラス「その元凶(ギース)は何処だ?」
ウォースラ「この山のふもとにある茶屋に行ったらしいぞ」
ガブラス「というかココは何処だ?」
レダス「どっかの山頂としか言い様が無いな」
ガブラス「ココで何をすればいいんだ?」
 ジャッジ「その事についてですが 私の方から説明させていただきます」
ガブラス「ギース直属のジャッジか」
 ジャッジ「不服ですか?」
ガブラス「いや全然 さっさと説明してくれ」
 ジャッジ「では説明を・・」

 「マスター・ギースは同じくマスター・ザルガバース及びドレイスと共に茶屋へ向かいました
  その間アナタ方はこの山を使ってスキーなりスノーボードなりで時間を潰してください
  滑走道具や防寒着その他はリヴァイアサンから用意いたします」

 ジャッジ「・・と言った具合です」
アーシェ「あの金色は何を考えているのかしら」
バッシュ「御心中 お察し申し上げます殿下」

677:4/30
07/02/27 21:00:35 H+lhITfp0
バルフレア「どうでもいいが寒すぎる」
フラン「そうかしら?」
シド「我が愛しの息子よ 寒いんならパパの胸の中であたた」
バルフレア「メガネ叩き割るぞクソ親父」
ベルガ「フッ・・足が痛い・・」
ガブラス「アホ臭いな 俺は艦内にもど」
ヴァン「ガブラス!」
ガブラス「ん?」
ヴァン「ガブラスってスキーできるんだよな?」
ガブラス「それなりにな」
ヴァン「滑り方とか教えて!!」
パンネロ「教えて下さい!!」
ガブラス「ん~・・とは言ってもなぁ・・」
バッシュ「ん? ノアが無理なら私が教え」
ガブラス「俺 が 教 え て や ろ う」
ヴァン&パンネロ「「やった!!」」
バッシュ「大丈夫なのか? ノア」
ガブラス「ふんっ キサマには負けられん!!」
バッシュ「何の話だ?」
ガブラス「そこのジャッジ!!」
 ジャッジ「何ですか?」
ガブラス「スキーに必要な道具をすぐに持ってこい!!」
ヴァン「俺も!」
パンネロ「私も!」
バッシュ「私も頼む」
アーシェ「私にもお願い」
ウォースラ「お願いできるかな?」
レダス「俺にはボードを頼む」

678:5/30
07/02/27 21:01:53 H+lhITfp0
 ジャッジ「えっと そちらの方々は?」
バルフレア「俺は別にいい」
 ジャッジ「滑れないんですか?」
バルフレア「ちゃんと滑れるっつーの 気分がのらないだけだ」
フラン「バルフレアが滑らないんなら私もいいわ」
シド「同じく」
ヴェーネス「シドト一緒ニ居ル」
ファムラン「ワン!」
コッキー「"イェア!"」
 ジャッジ「マスター・ベルガはどうします?」
ベルガ「・・サロンパスを持ってきてくれ」
 ジャッジ「それでは皆様 用意に時間がかかりますので少々お待ちを・・」


 ―パラミナ大峡谷 ふもと 茶屋ぱらみな

ギース「フハハハハ!! 美味い! 美味いぞ!!!(ガツガツガツガツ」
ドレイス「腹を壊すなよギース もう56本目だ」
帝国兵「・・(支払い大丈夫なんだろうな この人・・)」
ザルガバース「このキリタンポはご主人・・いや 女将さんが一本一本?」
女将「えぇ そうですよ」
ギース「こんな美味しいキリタンポを作れるだなんて お嬢さんはまさに神の子ですな!!」
女将「やだよもう こんなお婆ちゃんに"お嬢さん"だなんて」
ドレイス「しかし美味なのは事実」
ザルガバース「良ければ作り方を教えていただけませんか?」
女将「え? そうだねぇ・・ちょいとその兜を外してくれないかい?」
帝国兵「・・(兜を着けたまま食べるって少し無理がある気が・・)」
ザルガバース「分かりました」
 ガシャンッ
女将「ん~・・ま いいでしょ 本当は次に店を継ぐ人にしか教えないんだけどねぇ」
ザルガバース「ありがとうございます」
女将「アンタは人のよさそうな顔をしてるからねぇ 特別だよ」

679:6/30
07/02/27 21:03:02 H+lhITfp0
 ―パラミナ大峡谷 山頂

ガブラス「よし 各自準備はできたな?」
パンネロ「できました!」
ヴァン「その前に質問!」
ガブラス「何だ?」
ヴァン「ガブラスは鎧のまんまで平気なのか?」
ガブラス「特に問題は無い!!」
バッシュ「殿下はスキーは滑れるのですか?」
アーシェ「あんまり自信はありませんッ!!」
バッシュ「流石殿下ッ!! 威風堂々ですなッ!!」
ウォースラ「コッキー達はココで待ってなさい」
コッキー「"いってらっイェア!"」
ファムラン「ワンワン!」
レダス「おいジャッジ!!」
 ジャッジ「何です?」
レダス「俺はさっきお前に何て言った?」
 ジャッジ「『ボードを頼む』と言いました」
レダス「あぁ そうだな でもな コレはどこからどう見ても サ ー フ ボ ー ド だ ろ う !?」
 ジャッジ「しかもピンク色ですね」
レダス「わざとか!? わざとなのか!?」
ガブラス「レダスは何を騒いでいるんだ?」
レダス「ガブラス! お前からもこのジャッジに何か言ってやれ!!」
ガブラス「用があったら呼ぶから待機してて構わんぞ」
 ジャッジ「分かりました 上空のリヴァイアサンに戻っています」
レダス「そうじゃないだろ!! お前もわざとか!?」
ガブラス「レダス・・頑張れ!」
レダス「頑張れじゃないだろうが!! こんなの気合でどうにかなるレベルじゃないぞ!!」
ガブラス「気合で足りなければ勇気で補え」
レダス「勇気と無謀は紙一重で違うってことを知っているか?」

680:7/30
07/02/27 21:04:28 H+lhITfp0
ガブラス「ではお前ら!! 出発するぞ!!」
ヴァン「ちょっと待ってガブラス!!」
ガブラス「何だ!!」
ヴァン「どういう風に滑ればいいんだ?」
ガブラス「滑りながら説明するからついて来い!!」
 シュバッ!
ヴァン「ちょっ!」
パンネロ「早く行きましょ!」
 シュバッ! シュバッ!
レダス「こうなりゃヤケだ!!」
 シュバンッ!
アーシェ「ハの字でもいいのかしら」
バッシュ「構いません もしもの時は全力でサポートしますので」
ウォースラ「ではな コッキー達も頑張れよ」
 シュバッ! シュバッ! シュバッ!


バルフレア「・・行ったか」
フラン「・・行ったわね」
シド「若いのはいいなぁ・・なぁヴェーネス?」
ヴェーネス「イヤ ソウ言ワレテモ」

ベルガ「俺もあと10年若ければな・・脚にサロンパスなんて貼らずに済んだのに・・」
ファムラン「ワンワン!!」
コッキー「"ベルガが傷心してるイェア!"」
ファムラン「ワン! ワン!」
コッキー「"元気出すイェア!"」
 グイッ グイッ
ベルガ「・・コッカトリスと犬に慰められるほど惨めなものは無いな あとグイグイ押すな」

681:8/30
07/02/27 21:05:56 H+lhITfp0
コッキー「"イェア! イェア!"」
 グイッ グイッ
ベルガ「こっ・・こら! ヤメろ!!」
コッキー「"殲滅する! イェア!!"」:突進
 ド ン ッ !!
ベルガ「うお!?」
 グラ…

 アァァァァァァアレェェェェェェェエ!!!
 イェァアァァァァァァァァア!!!

 ドンゴロドンゴロドンゴロドンゴロ…

バルフレア「・・・」
フラン「・・・」
シド「・・・」
ファムラン「・・ワフ?」
ヴェーネス「ン?」
バルフレア「・・今一体何が起きた?」
フラン&シド「「説明しましょう」」
バルフレア「ハモってどうする」

フラン「ジャッジマスター・ベルガが体育座りのまま斜面ギリギリのところで」
シド「スキーに出発した皆の姿を見て黄昏ているのを見かねた」
フラン「コッキーがド突く感じでベルガを元気付けようとしていたところ」
シド「予想以上にコッキーの力が強かったらしくベルガはバランスを崩して」
フラン「坂道下ってゴ~ロゴロ そしてコッキーは」
シド「その転がるベルガの上を"玉乗り"の要領で一緒になって」
フラン&シド「「ゴ~ロゴロ」」
ファムラン「ワン!!」
ヴェーネス「ウム」

682:9/30
07/02/27 21:07:43 H+lhITfp0
フラン&シド「「・・というワケです」」
バルフレア「ムダに息がピッタリだったな」
フラン「ところで・・バルフレア?」
バルフレア「ん?」
フラン「さっき『気分がのらない』だなんて言っていたけど・・どうかしたの?」
バルフレア「いや・・な~んかさっきっから"誰か"に見られてる気がしてな」
フラン「お父さんに?」
シド「パパはいつでも見守っているぞ」
バルフレア「そうじゃなくてだな もう少しこう・・"人外"的な視線って言うか・・」
フラン「私は"ヴィエラ"ね」
ヴェーネス「"オキューリア"デス」
ファムラン「ワン!」
シド「こいつは"犬"じゃな」
バルフレア「あぁ それは百も承知してんだよ」

???「・・クェ」

フラン「ちなみに・・その"視線"はどの辺りから来ているのかしら?」
バルフレア「そこの岩陰だな」

???A「なっ・・! バレてるじゃねぇか!!」
???B「やっぱアイツらカンがいいわね」
???C「どうするんです? 兄貴」
???D「ヤバくないっすか? 兄貴」

バルフレア「フラン 武器は持ってきているか?」
フラン「持っているわ 撃ち込む?」
バルフレア「そうだな・・ん~・・ おい そこのオキューリア」
ヴェーネス「名前デ呼ンデクレルト嬉シイノダガ」
バルフレア「じゃあヴェーネス お前魔法は使えるのか?」
ヴェーネス「全然使エルゾ」

683:10/30
07/02/27 21:09:29 H+lhITfp0
バルフレア「そんならあの岩陰に適当な魔法でも撃ち込んでくれ」
ヴェーネス「何デモイイノカ?」
バルフレア「構わん ブち込め」
ヴェーネス「把握シタ」

 ― フ レ ア ―


 ―パラミナ大峡谷 中腹

 シャァァァァアッ!!
ガブラス「華麗なるジャンプ!!」
 シュバッ! スタッ
パンネロ「ジャンプ!!」
 シュバッ! スタッ
ヴァン「ジャンプ!!」
 シュバッ!
ヴァン「あり? バランスが・・」

 ドグシャァアッ!!!

ヴァン「ぐはぁ!!」
パンネロ「ガブラスさーん! ストップ! ストップ!!」
 ズザザッ
ガブラス「どうかしたか?」
パンネロ「ヴァンが凄い勢いでスッ転びました」

684:11/30
07/02/27 21:11:11 H+lhITfp0
ガブラス「ヤレヤレ・・ 立てるか?」
ヴァン「心は折れていないから大丈夫」
ガブラス「まだ平気そうだな 少し休憩するか」

 ※

ヴァン「ふぃ~ ツカレター」
パンネロ「けっこう滑れるようになったね」
ヴァン「そういえばバッシュ達は?」
ガブラス「まだ上の方を滑ってるな」
ヴァン「レダスは?」
ガブラス「今頃埋まってるんじゃないか?」
パンネロ「可能性はゼロじゃないわね」
ヴァン「ふ~ん」
ガブラス「・・そういえばヴァン ちょっと聞きたい事があるんだが」
ヴァン「ん?」
ガブラス「お前は・・ギースに一体何を渡したんだ?」
ヴァン「いいもの」
ガブラス「具体的に言うと?」
ヴァン「グルメ本」
ガブラス「何故にそんなものを?」
ヴァン「行きたい所に関係している本を渡せば上手い具合に行けるかな~ って思って」
パンネロ「無事に成功ね」

685:12/30
07/02/27 21:12:38 H+lhITfp0
ガブラス「なるほどな その手があったか ・・ん?」
パンネロ「どうかしました?」
ガブラス「・・上から変な物体が・・」
ヴァン「ウェ?」

 レダス「うぉぉぉぉお!!!」

ヴァン「レダスじゃん 確かに少し変だけど」
パンネロ「様子がおかしいわね」
ガブラス「いや・・そのレダスのすぐ後だ」
ヴァン「ウェ?」

 ベルガ「ぬぉぉぉぉぉお!!!」
 コッキー「"殲滅する!! イェァァァア!!!"」

パンネロ「なにあれ」
ヴァン「なんだあれ」
ガブラス「なんだろうなあれ」

 レダス「止まれベルガァァァア!! お前は俺を巻き込むつもりかぁぁぁあ!!!」
 ベルガ「止まれるならすでに止まってるってのぉぉぉぉぁぁあ!!!」
 コッキー「"イェア! イェア!"」

 ギャァンッ!! ギャァンッ!!

ヴァン「・・・」
パンネロ「・・・」
ガブラス「・・・」
ヴァン「すっげぇスピードで滑りぬけてったな」
パンネロ「あの高速で回転していたのは何だったのかしら」
ガブラス「考えたくも無い」

686:13/30
07/02/27 21:14:37 H+lhITfp0
 ―パラミナ大峡谷 中腹 ガブラス達より少し上

バッシュ「・・で カーブする時は外側の足に力を・・」
アーシェ「こうかしら?」
 スィ~
ウォースラ「お上手です 殿下」
アーシェ「ふぅ・・ハの字って結構疲れるのね」
バッシュ「足に結構な負担がかかりますからな」
アーシェ「ところで・・ふとした疑問なのですが ハの字の開く方向を逆にするとどうなるのですか?」
バッシュ「え? そっ・・それは・・(チラッ」
アーシェ「?」
ウォースラ「・・自分が実演してみせましょう」
バッシュ「・・(すまない ウォースラ)」
ウォースラ「・・(イイって事だ)」
アーシェ「別に無理してやる必要は」
ウォースラ「足を逆に開くとこのようになります!!」
 シュバッ!

ウォースラ「むうっ!?(こ・・コレは・・想像以上に・・足がつ・・いや・・ころ・・っ!!)」

 ズッテェエン!!!

バッシュ「・・と あのようになります」
アーシェ「分かりました」
バッシュ「・・(ウォースラ・・体を張ったお前の行動に私は敬意を表するぞ!!)」

687:14/30
07/02/27 21:16:24 H+lhITfp0
アーシェ「少しスピードを上げたい時にはどうすればいいのかしら」
バッシュ「この様にスキー板を平行にすればスピードは増します」
アーシェ「こ・・こうかしら?」
 クイッ
バッシュ「そしてそのままスピードを上げつづける事を確か"直滑降"と言いまして・・」
 ススス…
アーシェ「・・あら?」
バッシュ「ただそうするとコントロールが難しくなるのであまりオススメは・・おや?」
 キョロキョロ
バッシュ「殿下が・・消えた? ・・ん?」

 キャァァァア!! トマンナイィィィイ!!!

バッシュ「でででで殿下ぁぁぁぁあ!!? う・・ウォースラ!!」
 ムクリ
ウォースラ「どうかしたか?」
バッシュ「殿下が直滑降で行ってしまわれた!!」
ウォースラ「なぁにぃ!?」
バッシュ「すぐにあとを追うぞ!!」
ウォースラ「応!!」
 シュバッ!! シュバッ!!


 ―パラミナ大峡谷 中腹

ガブラス「さて・・そろそろ出発するか」
ヴァン「コレってどこまで滑んの?」
ガブラス「ふもとまでだな ドレイス達がいるはずだ」
パンネロ「キリタンポ食べてるんだっけ イイナー」

688:15/30
07/02/27 21:18:18 H+lhITfp0
ガブラス「らしいな では行くぞ!!」
ヴァン「よっしゃ!!」
パンネロ「レッツ・・ん?」
 …ァァア
ガブラス「どうかしたか?」
パンネロ「何か叫び声みたいのが・・」
ヴァン「え? なに?」
 …ャァァア
パンネロ「ヴァーン! うしろっ!! うしろーっ!!」
ヴァン「うしろ?」

アーシェ「きゃぁぁあ!! どいてぇぇぇぇぇえ!!」

ヴァン「―へ?」

 ドゴォッ!! ズドンズデンドンガラガッシャァン!!!

ガブラス「なっ!?」
パンネロ「ふっ・・二人とも大丈夫なの!?」
 シャァァァ ズザッ ズザッ
バッシュ「ノア! 今このあたりに殿下が来なかったか!?」
ガブラス「ラバナスタの王女様なら一般市民を巻き込んでそこで倒れているぞ」
ウォースラ「殿下ぁ!! ご無事ですかぁ!?」
アーシェ「イタたた・・ ヴァンがクッションになってくれたから助かったわ」
ヴァン「ウグゥ・・」
ウォースラ「ふぅ・・ どうやら無事みたいだ」
バッシュ「良かった 怪我でもなされたらどうしようかと思っ」
ガブラス「というかバーッシュ!!」
バッシュ「どうかしたか?」
ガブラス「お前も王女様の保護者ならちゃんと面倒を見んかッ!! 素で危ないだろうがッ!!」
バッシュ「すまない 物凄く反省している」

689:16/30
07/02/27 21:19:54 H+lhITfp0
パンネロ「ヴァン? 大丈夫?」
ヴァン「・・一応大丈夫だけどさ アーシェ?」
アーシェ「ん?」
ヴァン「ケツが重いから早くどいてく」
アーシェ「誰が重いですって!!」:ビンタ
 バチコーン!!
ヴァン「ブヘァッ!!」


 ―パラミナ大峡谷 ふもと 茶屋ぱらみな

ギース「ヌハハハハ!! 美味い! 美味いぞ!!(バクバクバクバク」
ドレイス「腹を下すなよギース もう156本目だ」
帝国兵「・・(色んな意味で大丈夫なんだろうな この人)」
ザルガバース「そういえば 最近この辺りで何か変わった事はありませんか?」
ドレイス「ん? 何故そのような事を女将さんに聞くのだ?」
ザルガバース「しがない雑談だ 気にしないでくれ」
女将「そうだねぇ・・この辺り 今年はいつもに比べて"雪崩"が多いかねぇ」
ドレイス「雪崩ですか」
女将「今年は気温がいつもより高いからねぇ まったくおっかないよもう」
ザルガバース「それは大変ですね」
女将「あと・・少し前にこの店に立ち寄った旅の人が話していたんだけど」
ギース「モグモグモグモグ」
女将「確か 大きなチョコボが旅人を襲うって聞いたねぇ 名前は・・トリック・・何だったかねぇ」
ドレイス「と・・とりっく☆る~む?」
ザルガバース「トリックスターですね」
女将「そうそう それそれ」
ドレイス「トリックスターとは何だ?」
ギース「説明してやろう(モグモグ」
ザルガバース「ギースが率先して説明だなんて珍しい」

690:17/30
07/02/27 21:22:40 H+lhITfp0
ギース「トリックスターは元々潜在能力の高い"白チョコボ"の中で更に能力の高い個体のことだ」
ドレイス「ふむふむ」
ギース「白チョコボ自体が希少種だからトリックスターの発生は極めて稀なんだがな」
ザルガバース「博識ですね」
ギース「話によるとその肉はこの世の物とは思えないほどに"美味"らしい」
帝国兵「・・(だから知識に入ってたのか・・)」
ザルガバース「にしても"雪崩"や"トリックスター"の事・・上で滑っている皆にも知らせた方がいい気も」
ドレイス「しかし通信手段が無いからな・・」
女将「山で滑っている人たちに知らせたいのかい?」
ザルガバース「何かありませんか?」
女将「ちょっと待ってなさい 確か店の奥にそれっぽいのが・・」
ドレイス「感謝します」


 ―パラミナ大峡谷 山頂

 ボ ン ッ !!

バルフレア「おーおー またエラく巨大なフレアだな」
ヴェーネス「ソレ程デモ」
フラン「これで出てくるんじゃないかしら」
 ドタドタバタバタ
バルフレア「出てきたな ・・ん?」

バッガモナン「てンめっ! こンのバルフレア!! 殺す気かドちくしょうがッ!!!」
リノ「兄貴に『殺す気か』だなんて言われたらどうしようもないわね」
ギジュー「死ぬかと思ったっすよ 兄貴」
プワジ「もう帰りません? 兄貴」

バルフレア「・・何だ バッガモナンか」
バッガモナン「だからてめぇはもっと驚けってンだ!!」

691:18/30
07/02/27 21:24:47 H+lhITfp0
バルフレア「・・(おかしいな バッガモナンの視線じゃなかった気がするんだが・・)」
シド「ファムランのお友達か?」
バルフレア「いや全然 会った事も無い他人だと俺は思いたい」
バッガモナン「ンだとクラァ!!!」
フラン「こんな寒い所まで追ってくるなんて アナタ達も頑張るのね」
バルフレア「砂浴びの次は雪遊びか? ヒマなんだなお前らも ってか生きてたのか」
バッガモナン「生きてるわっ!! 確か設定的にもちゃンとな!!」
リノ「でも兄貴 あたし達が助けなかったら今頃死んでるじゃない」
ギジュー「兄貴って砂の中で泳げないんですね」
プワジ「・・・」
バッガモナン「泳げるかっ! アホがッ!!」
バルフレア「で? 何か用か?」
バッガモナン「バルフレア!! 今日という今日こそはてめぇの首をいただ」
シド「バッガモナンだったかな? ちょっと待ちなさい」
バッガモナン「って人の台詞の途中で話し掛けてくるなそこのクソオヤジ!!」
シド「お前さんの仲間の一人がさっきっからまったく動いていないんじゃが」
バッガモナン「あ?」
プワジ「・・・」
バッガモナン「おいプワジ どうした?」
プワジ「・・アニキ・・モウ・・サムクテ・・ネムクナッテキ・・タ・・」
バッガモナン「ちょっ プワジー!! 寝るなー!!」
バルフレア「トカゲか」
フラン「爬虫類は寒さに弱いから」
シド「変温動物じゃからな」
ヴェーネス「ソウナノカ」
ファムラン「ワン」

692:19/30
07/02/27 21:26:19 H+lhITfp0
バッガモナン「もう許さねぇぞバルフリャー!!!」
バルフレア「俺のせいじゃねーよ」
バッガモナン「っせぇ!! 覚悟しやがれバルフ―」

 ドグシャァ!!!

バッガモナン「―レァ!?」
フラン「あら?」
バルフレア「なに一人で雪にダイブしてんだ? 転んだか?」
バッガモナン「てめぇ!! 何をし」
 ドゴッ!!
バッガモナン「ウグォ!?」
バルフレア「バッガモナンは一人で何やってんだ?」
シド「何かに踏み潰されてるようにも見えるが」
リノ「バルフレアッ!! オマエ兄貴になにをしたのさッ!!」
ギジュー「この野朗!! ただじゃすまさねーぞ!!」
 ドスッ!! バキィッ!!
リノ「キャッ!?」
ギジュー「グァ!?」
 ドサッ ドサッ
プワジ「・・・(フラ・・」
 ドサッ
バルフレア「おいおいおい 何が起きてるんだよ」
フラン「プワジだけは寒さによる気絶ね」
シド「ふ~む 不思議な事もあるもんだ」
ヴェーネス「怖イゾ」
ファムラン「クゥーン」

693:20/30
07/02/27 21:28:29 H+lhITfp0
フラン「・・雪面がおかしいわね」
バルフレア「雪面?」
 サクッ サクッ サクッ サクッ
ヴェーネス「何モイナイノニ足跡ガアル」
フラン「大きいわね・・チョコボの足跡にそっくりだわ」
バルフレア「・・ん? ちょっと待てよ」

 ・何もいないのに足跡だけが出来る → 透明?
 ・チョコボの足跡にそっくり → チョコボ?
 ・しかもでかい → でかいチョコボ?
 ・さっき感じたバッガモナン以外の視線 → 用心深くこっちを見てた?
 ・ここはパラミナ大峡谷 → 以前何かいた?

バルフレア「・・・」
フラン「・・・」
シド「・・・」
ヴェーネス「・・・」
ファムラン「・・・」
トリックスター「・・クェ?」

バルフレア「出たぁぁぁぁぁあ!!!」

ヴェーネス「ギャー!!」
ファムラン「ワォーン!!」
フラン「あら 大変ね」
シド「こりゃ珍しい」
バルフレア「逃げるぞ」
フラン「倒さなくていいの?」
バルフレア「俺らだけで倒せるか!」

694:21/30
07/02/27 21:31:01 H+lhITfp0
シド「でもどうやって逃げる? さっきのジャッジを呼ぶには時間がかかりすぎるぞ?」
バルフレア「うっ・・それは・・」
 トリックスター「クェェェェエ!!!」:突進
 ズドドドドドド
フラン「来たわよ」
バルフレア「えーっと あーっと あー・・! ヴェーネス! ちょっと来い!!」
ヴェーネス「何ダ?」
 フヨフヨ
バルフレア「オラ!!」:殴る
ヴェーネス「グハ!!」:倒れる
 ドサッ
バルフレア「よっし!!」
シド「ヴェーネスをうつ伏せに倒してどうする?」
フラン「バルフレア・・アナタまさか」
バルフレア「その"まさか"だ 全員ヴェーネスに乗っかれ!!」
ヴェーネス「マジデカ」
 スチャッ
バルフレア「いいか? 絶対にバランス崩すなよ?」
フラン「分かったわ」
ヴェーネス「コ・・コレハ辛イ」
シド「頑張るのじゃぞ ヴェーネス」
ファムラン「ワンワン!!」
バルフレア「それじゃあ行くぞ!!」
 ダンッ!
 ズザァァァァア!!
トリックスター「クェ? クェェェェエ!!」
 ズドドドドドド

695:22/30
07/02/27 21:32:27 H+lhITfp0
 ―パラミナ大峡谷 中腹

アーシェ「もう一度言ってみなさい! 誰が重いですってコラァ!!」
 バシッ! バシッ!
ヴァン「だっ・・だから殴る前にどいてって!! ツブエユ! ツブエユ!!」
アーシェ「キィー!!」
 ドカドカッ バキバキッ
ガブラス「・・ラバナスタの王女様はいつまで一般市民に暴力を加えるつもりだ?」
バッシュ「殿下・・そういえば『リヴァイアサンにいるせいで少し体重が増えた』と以前・・」
ウォースラ「運動不足になりがちだからな」
パンネロ「ザルガバースさんのおかげでご飯はすごく美味しいし」
ガブラス「そりゃ太るわな」
アーシェ「そこっ! 何か言いましたか!!」
ガブラス「滅相も無い」
バッシュ「まぁまぁ殿下 そろそろどいてあげたらどうですか?」
アーシェ「・・ないのよ」
バッシュ「え?」
アーシェ「さっきぶつかった時に腰が抜けて動けないのよ!!」
バッシュ「あ なるほど」
ヴァン「そういうのはもっと早めに言っ」
アーシェ「お 黙 り」
ヴァン「ゴミン」
ウォースラ「でも腰が抜けたままだとすべる事ができないな」
パンネロ「おぶってあげたらいいんじゃないですか?」
バッシュ「だな 私が殿下をおぶるからウォースラは殿下のスキー板を頼む」
ウォースラ「把握した」

696:23/30
07/02/27 21:34:48 H+lhITfp0
バッシュ「さ 殿下 こちらに」
アーシェ「・・迷惑かけてごめんなさい」
バッシュ「もう慣れました よいしょ・・っと」
 スッ
バッシュ「殿下・・おも」
アーシェ「ん?」
バッシュ「お・・大きくなられましたな」
ウォースラ「こっちは準備できたぞ」
パンネロ「ヴァン? 大丈夫?」
 ズボッ
ヴァン「なんとか」
ガブラス「さて・・それじゃあこのままふもとまで滑るか」
ヴァン「・・お?」
バッシュ「どうかしたかい?」
ヴァン「また山の上から変なのが・・」
パンネロ「・・ほんとだ」
ウォースラ「随分とスピードが出ているな」
アーシェ「何かしら」
ガブラス「大きな・・あれは・・板に乗ってるな」

 シャァァァァァァ
バルフレア「おいフラン! あのチョコボはどうした!!」
フラン「少し離れたけどまだ追いかけてくるわ」
 トリックスター「クェェェェエ!!」
バルフレア「くそったれ!」
シド「大変なことになったな なぁヴェーネス?」
ヴェーネス「顔ガスレテ痛インダガ」
ファムラン「クゥーン」

697:24/30
07/02/27 21:38:40 H+lhITfp0
ヴァン「あれ・・バルフレア達じゃね?」
パンネロ「それじゃあ あの板っぽいのは・・」
アーシェ「・・ヴェーネスかしら?」

 シャァァァァァ
バルフレア「・・ん? あそこにいる奴らは・・」
フラン「バッシュ達ね」

ヴァン「お~い! バルフレア~!」
 バルフレア「お前ら! 早く滑って逃げろ!!」
パンネロ「え?」
ガブラス「何を言ってるんだあの空賊は」
 バルフレア「トリックスターが出たから早く逃げろってんだよ!!」
 フラン「向こうからじゃ近づくまで保護色で見えないわよ」
バッシュ「大きな声で頼む!!」
 バルフレア「トリックスターが!! 出たから!! 早く逃げろ!!」
アーシェ「よく聞き取れないわね」
ウォースラ「でも様子からして何かから逃げてるようにも見える」
 シド「全然伝わっていないな」
 ヴェーネス「ソレハ大変ダナ」
 ファムラン「ワン」
  トリックスター「クェェェェェエ!!!」

698:25/30
07/02/27 21:41:00 H+lhITfp0
 ―パラミナ大峡谷 ふもと 茶屋ぱらみな

ギース「ウハハハハ!! そろそろお腹がいっぱいだ!!」
ドレイス「293本も食べればな」
帝国兵「・・(どういう胃袋してるんだ この人・・)」
女将「あったあった ほら これを使って滑っている人に伝えなさい」
 【音声拡張機(スピーカー)】
ザルガバース「ありがとうございます」
帝国兵「・・(こんなんで伝わるのか・・)」
ザルガバース「それじゃ 店から出て上に呼びかけるか」
ギース「あ~ きみきみ」
帝国兵「はい?」
ギース「スマンが払っておいてくれ 財布をリヴァイアサンに忘れてしまったんだ」
帝国兵「なぬ!?」
ドレイス「すまないな」
帝国兵「・・ちなみにキリタンポ一本あたりおいくらで?」
女将「88ギルだよ」
帝国兵「うぅ・・一本あたりは凄くリーズナブルなのに・・」
ザルガバース「では 行くか」
 ガララッ
ザルガバース「・・ん? 店の前に誰か倒れているぞ」

レダス「ゼェ・・ゼェ・・」
ベルガ「・・ウェップ」
コッキー「"イェア!"」

ギース「随分と早い到着だな」
レダス「す・・好きでこんなに早く来たんじゃない」
ギース「そうか ま 何があったかは聞く気も起きんがな」
ベルガ「・・聞かれてもちゃんと応えれる自信が無い」
コッキー「"イェア! イェア!"」

699:26/30
07/02/27 21:44:00 H+lhITfp0
ザルガバース「えっと 上で滑っているみんなは・・」
ドレイス「・・見えた あそこだ」
ザルガバース「さて・・このスピーカーでどうやって伝えようか」
ドレイス「私がやろう」
ザルガバース「お願いできるか?」
ドレイス「『雪崩とトリックスターの警告』を伝えればいいのであろう?」
ザルガバース「そのとおりでございます」
ドレイス「把握した では・・スゥゥゥゥゥゥウ・・」


 ―パラミナ大峡谷 中腹

ヴァン「バルフレア達の後ろにいるのってトリックスターじゃん!!」
 バルフレア「気づくのが遅いっての!!」
パンネロ「大変! すぐに逃げなきゃ!!」
バッシュ「ウォースラ! 出発の準備はできてるか!!」
ウォースラ「無論!!」
アーシェ「頼みましたよ バッシュ」
ガブラス「あのスピード・・すぐに出なければ追いつかれるな」
 フラン「バルフレア みんなやっと逃げるみたいよ」
 バルフレア「よし 俺らもスピードを落とさないで滑り抜けるぞ!!」
 シド「頑張れヴェーネス!!」
 ファムラン「ワンワン!!」
 ヴェーネス「心ガ折レソウダ」
  トリックスター「クェェェァァア!!!」

700:27/30
07/02/27 21:46:22 H+lhITfp0
ガブラス「よし!! それでは急いでしゅっぱ」

 《 お 前 ら 聞 こ え て い る か !! 》

ガブラス「うぉ!?」
 ビリビリビリビリ
パンネロ「なにこの轟音!?」
ヴァン「超うるせー!!」

 《 最 近 こ の 辺 り に ト リ ッ ク ス タ ー が 出 る ら し い !! 》

ガブラス「ど・・ドレイスか!?」
バッシュ「何という爆音」
ウォースラ「ふもとまではまだ距離があるというのに」
アーシェ「肌がビリビリするわ」
バルフレア「現在進行形で追われているんだけどな」
 トリックスター「クェェェェェエ!!!」

 《 そ れ と 暖 冬 の せ い で 雪 崩 が 起 き や す い そ う だ !! 》

ヴァン「・・お?」
アーシェ「今なんて・・」

701:28/30
07/02/27 21:48:32 H+lhITfp0
バッシュ「雪崩が発生しやすい と」
フラン「雪崩って・・大きな音でも発生する事があったわね」
シド「うむ 空気の振動により雪面が大いにズレることがある」
ヴェーネス「ソウナノカ」
ファムラン「ワフ?」

 《 各 自 気 を 付 け る よ う に !!  以 上 だ !! 》

ヴァン「・・・」
パンネロ「・・・」
ガブラス「・・・」
アーシェ「・・・」
バッシュ「・・・」
ウォースラ「・・・」
バルフレア「・・・」
フラン「・・・」
シド「・・・」
ヴェーネス「・・・」
ファムラン「・・・」
トリックスター「・・・」

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ALL「ぎゃーっ!!」

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


702:29/30
07/02/27 21:50:23 H+lhITfp0
 ―パラミナ大峡谷 ふもと 茶屋ぱらみな前

ドレイス「くそっ! 警告が一足遅かったか!!」
ギース「ちょうど発生してしまったな 雪崩」
帝国兵「・・(明らかに原因が目の前にいるんだが・・)」
ザルガバース「うーむ 大きな雪崩だ」
女将「ほんとだねぇ」
ドレイス「皆の様子は?」
帝国兵「・・見た感じギリギリで逃げて無事みたいです」
ギース「あの雪崩から逃げ切っているのか」
ザルガバース「雪崩は早くて時速200キロ以上も出ると聞くが」
ドレイス「そうなのか」
ザルガバース「だが・・あの雪崩の様子を見る限り・・」
ドレイス「・・?」
ザルガバース「・・ココまで到達してもおかしくないな」
女将「それは本当かい?」
帝国兵「すぐに避難なさった方が賢明かと思われますが・・」
ザルガバース「潰れてしまうな 『茶屋ぱらみな』が」
ドレイス「だが あの雪崩を食い止めることなど」

ギース「やらせはせんよ」

ドレイス「・・ギース?」
ギース「この店を潰させはせんよ」
帝国兵「しかし・・雪崩を止めるだなんて事が人の力で」
ギース「美味しい物を提供する場所をどうして潰すことができようか? いや それはできない」
帝国兵「・・(何という美食家・・)」
ギース「腹も満たされて力は十分に発揮できる」
ザルガバース「私も手伝おう」
ドレイス「本気か!?」
ザルガバース「美味しい物を作る場所をどうして潰す事ができようか? いや それはできない」
帝国兵「・・(何という料理家・・)」

703:30/30
07/02/27 21:52:41 H+lhITfp0
ザルガバース「さ 女将さんは下がってください」
女将「すまないねぇ あんな古いお店のために・・」
ギース「ドレイス そこで倒れているハゲと便器をどかしといてくれ」
ドレイス「・・分かった コッキーは自分でこっちに来なさい」

ギース「準備はいいかなジャッジマスター・ザルガバース」
ザルガバース「いつでもどうぞジャッジマスター・ギース」
ギース「ジャッジマスターの中でも特に魔法を使う事を得意とする我が力」
ザルガバース「ジャッジマスターの中でも特に命がけの攻撃を得意とする我が力」
ギース&ザルガ「「とくと見せ付けてくれよう!!」」
ギース「食の力を借りて!!」
ザルガバース「今必殺の!!」

 ― 極 大 フ ァ イ ガ ―

      カ ッ ! ! !




  ~翌日のニュースより抜粋~
 先日、○○時○○分頃、パラミナ大峡谷にて巨大な雪崩が発生しました。
原因は暖冬によるここ数日の気温上昇によるものと推測されます。
この雪崩による死傷者は確認されていませんが、ふもとにある茶屋は無事だった模様。
しかし、雪崩がこの茶屋の左右まで到達していたのにも関わらず、茶屋のみが無事だった事に対し、
「何かがこの茶屋の前で雪崩をせき止めたのでは」という意見が出ていますが詳しい事は不明です。
茶屋周辺に雪山に似合わないパッションピンクのサーフボードがあった他に、
当日パラミナ付近で巨大な戦艦が目撃されたとの情報もありますが、
関連性は未だに不明です。
 さて、次のニュースはオンドール氏の出版した自伝が500万部を越える超ベストセラーに………


704:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/27 21:57:25 c4Jgj1s80
GJ!!
バッガモナン一味は・・・・?

705:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/28 00:04:29 Sx1RHvqg0
グレイトジョブ!
ドレイスの声の破壊力は相変わらずすごいなwww
長編乙!!コレデコンシュウモガンバレルヨ…ヽ( ゚∀゚)/

706:名前が無い@ただの名無しのようだ
07/02/28 01:43:11 Zo6VeNV30
ガブラスカッコヨスwww

ものすごいGodJob・スーパー・ウルトラ・デリシャス・ダイナマイト乙


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