07/05/14 02:17:15 TsI/i8AD0
やがて, りくそんたちは 大きくなって, それぞれどこかへ いきました。
「あいつらも りっぱな ぶしょうに なったなあ。」と, そんけんは まんぞくして いいました。
「ええ。」
と, しゅうたいは いいました。 そして, ニコニコと,
やさしく すこし わらいました。
しゅうたいは, すこし ぜんしんに きずがふえていました。
そんけんは, いっそう やさしく, 「おどろけ!」と わらいました。
そんけんは, しゅうたいと いっしょに, いつまでも 前線にとびだして
いきたいと 思いました。
ある日, しゅうたいは, そんけんの となりで, しずかに
うごかなく なっていました。
そんけんは, はじめて なきました。 夜になって, 朝になって,
また 夜になって, 朝になって, そんけんは 100万回もなきました。
朝になって, 夜になって, ある日の お昼に, そんけんはなきやみました。
そんけんは, しゅうたいの となりで,
しずかに うごかなくなりました。
そんけんは もう, けっして おどろきませんでした。