07/01/09 10:56:57 U5X3FIRo0
>>465さんも見逃してくれそうなのでイイカナ?
「男虞翻一本気」
虞翻は元来学者である。「易」「経」に詳しく、注釈書も数多く記した。以下は呉書に引く「会稽典禄」による。
この虞翻という男はかなりの堅物で、よく言えば一本気、悪く言えば融通の利かない男である。
孫権の代になって、辺境に付されるが、医術にも詳しいことから呂蒙が願い出て自分のそばに置いた。
そのころの有名な逸話が降虜への対応だ。ご存じかと思うがいくつか記す。
まずは于禁だ。関羽が討たれて魏と呉が一時講和した際に于禁は魏に還されることになった。
虞翻は「君に仕える将の身で二心を抱くとどうなるか見せしめに殺しましょう」と進言。
もちろん孫権はそんなことをすれば魏との外交に悪影響を与えるため取り入れなかった。
虞翻はしぶしぶ孫権と于禁を見送った。その際に門を出る時の于禁の馬の頭が孫権の馬の頭と並んだ。
虞翻はすかさず「降虜、何故に君馬と首を並べるか!」とまた怒鳴ったあげくに鞭を振り上げた。
孫権は虞翻をなだめて于禁を先に行かせた。虞翻の言ってることに間違いはないが、堅い。
続いては麋芳(子方/麋竺の弟)だ。