【春よ】逆転裁判121【来い】at HANDYGAME
【春よ】逆転裁判121【来い】 - 暇つぶし2ch753:枯れた名無しの水平思考
06/12/20 15:19:47 2ZBmeKRP0
「・・・・泣いてる、のか・・・・?」
「うるさいな。ぼくが公園で歌おうが泣こうが、ぼくの勝手だろ」
「気になるだろ、普通」
「じゃあ帰れよ」
オレはムッとした。なんてムカツク奴なんだ。
素直じゃないというか、ナマイキというか・・・・。
まあ、オレの方が年下なんだけどさ。
響也はオレを無視して歌い続けた。
その声がどうも悲痛な叫びにも聞こえてきて、オレはますます気になった。
そのうち、歌が止んだ。
「・・・・なあ、風邪ひくよ? 帰ろう」
「いいんだ。放っておいてくれ」
「放っておけるワケないだろ」
「なんでだよ」
「わかんないよ!」
でも、放っておけない。オレは響也の手を掴んで、無理矢理立たせた。
「帰りたくないなら、オレもここにいる。オレがイヤだったら風邪引く前に
帰れよ」
ぎゅっと手を握る。響也はため息をついた後、オレに話しはじめた。
「ちょっと・・・・仕事が思ったように進まなかっただけだ。失敗したワケじゃ
ないけど・・・・うまく行かないと必ず、アイツの顔を思い出してさ・・・・」
「・・・・先生のことか?」
「ああ。ぼくがこの世でもっとも尊敬し、それからもっとも憎らしく思う男
だよ」

雨音がひどくなってきた。傘を差しているのにオレもびしょびしょだ。
響也は淡々と語った。
「いつも比べられてた。勉強も、スポーツも、生活態度も、交友関係も。兄
貴はなんでもよくできた男で・・・・ぼくはいつも二番だった。それが、初めて
兄貴と対等に勝負できる場所に立って・・・・ぼくは嬉しかった。だけど・・・・」
響也がオレの手を握り返してきた。
必死に涙をこらえてる、そんな顔だ。
「やっと自分に自信が出てきたっていうのに、ちっぽけなことで兄貴を思い
出しては自己嫌悪だ。情けないけど、ぼくもまだまだってことだな・・・・」
「そんなことないっ!」
オレは思わず叫んだ。
響也は目を見開いたまま微動だにしない。
「・・・・そりゃ、先生はすごい人かもしれないけど・・・・だいたい比べること自
体がおかしいんだ。お前にはお前のいいところがある。歌とか、あと・・・・歌
とか・・・・」
「・・・・歌だけか?」
響也は吹きだすように笑った。
よかった、なんとか笑ってくれた。

754:枯れた名無しの水平思考
06/12/20 15:20:19 2ZBmeKRP0
「と、とりあえずさ。あんまり肩張らないで、自分なりにやればいいんじゃ
ないかなな、って思うんだよ。まあ、オレが言っても慰めにならないと思う
けどさ・・・・」
「・・・・いや、ありがとう」
オレはびっくりした。
響也が、あのムカツク響也が、素直に礼を言ったから。
また心臓が高鳴った。
「一緒にがんばろう。あの、オレ、お前のこと嫌いじゃないし・・・・」
オレは弁護士としてまだまだだし、お前とは敵同士かもしれないけど、こー
ゆー時くらいは一人のヒトとして話してほしい。
しどろもどろになりながらそんなようなことを一生懸命話した。
響也がいつもより弱々しい顔で、笑ってうなずいた。
ああ、もうダメだ。
心臓が壊れそう。
「・・・・なあ、ちょっとだけ目ぇ閉じて」
「・・・・うん?」
響也が目を閉じる。
響也より身長の低いオレは、情けないけど少しだけ背伸びをして響也の唇に軽い
キスをした。

唇を離したあと、顔を真っ赤にしたのはオレの方だった。
「あ、べ、別に、さっきのはヘンな意味じゃないぞ! あの、これ、なんて
いうか、元気になるおまじないみたいな・・・・そう、おまじないだから!」
必死にそんな言い訳をした。自分自身も、なんでキスなんてしたのか後悔し
てる。
だけど、響也はすべてを知ったような顔で「そうか」と言う。
情けない、恥ずかしい。オレはポリポリと頭をかいて、苦笑いをしてごまか
した。
「・・・・ぼくはそろそろ帰る。ボーカリストが風邪をひくワケにはいかないか
らね」
「お、オレも帰るよ。先生が心配してるだろうし・・・・」
「キミはもう少しいたほうがいいんじゃない?」
「え、なんで・・・・」
「その真っ赤な顔。ちょっとアタマ冷やしてから帰れよ」
響也はいつものような憎たらしい顔で笑った。
「う、うるさい! バカ! 早く帰れよ!」
「言われなくてもそうするさ」
オレはそのまま、響也が公園を出るまで見送った。
アイツにはアイツなりの苦労があるんだなぁ・・・・。
それにしても、なんでキスなんてしちゃったんだ?
オレは差していた傘を閉じ、雨に濡れて帰ることにした。
そうでもしないと事務所に着くまで真っ赤な顔は治りそうになかったから。

755:枯れた名無しの水平思考
06/12/20 15:24:54 2ZBmeKRP0
「おい、成歩堂。今日もご指名が入ったぜ…」
「へへっ、毎日大変だねぇ」
「今日もたっぷり絞りとってやれよ?アンタのテクはたまんねぇ」

うるさい野次馬共に一瞥だけくれてやると、ぼくは地下の小部屋へ向かった。
埃っぽいこの場所は、あまり好きではなかったが騒がしい上の部屋よりマシだ。
木製の古びた椅子に腰を下ろし、ゆったりと足を組む。

「待たせたな。アンタが噂の成歩堂か…」
「まぁ、そんなとこだ。…アンタも座ったらどうだ?」

男は小さなテーブルを挟んで、ぼくの向かいに腰を下ろした。
テーブルの上にある成歩堂いカードと御剣いカードを手に取り、
シャッフルを開始する。ぱらぱらと軽快なリズムでシャッフル。
「慣れたもんだな」と笑う男の声も、今のぼくにはノイズでしかない。

「さぁ、勝負を始めようか。イカサマを防ぐために青と赤のカードを交互に使う。いいな?」
「へへ、ご丁寧なこって…」

互いにカードを配る。
男は考えているようだった。勝負は運だけじゃない。
波を読むことも大切だ。

勝負は着いた。ぼくの勝ちだ。

「…さぁ、約束通り報酬を貰おうか」
「チッ、仕方ねぇ。受け取りな」

テーブルの上に袋が投げつけられる。
小さな麻袋には金のコインが入っていた。全部で4ポンドはある。大金だ。
目を見張るぼくに、男はペロリと唇を舌舐めずりした。

「多目にしといたからサービスもたっぷりしてもらうぜ…?」

そういう魂胆か。
やれやれ、首を振りながらぼくはパーカーを脱ぎ、次にジーンズと下着を膝まで下ろした。


「アンタも脱げよ。ぼくもそう暇じゃあないんでね」

男はあっという間に裸になった。
そしてベッドにぼふんと寝転び、足をおッ広げる。
ぼくは顔をしかめて近づいた。
全く、気持ち悪いったらないぜ。

756:枯れた名無しの水平思考
06/12/20 15:26:06 2ZBmeKRP0
「早く来てくれよ…待ちきれねぇ!」
「あぁ、今いく。…オドロキ、くん…」

ボソッと名前を口の中だけで呟く。
ぼくは男の*にぎんぎんに勃起したのを突っ込んだ。

「あああああああ!」

びくぅっとのけぞる男。
これが、オドロキ君だったら…妄想すればするほど、興奮がおさまらない。
あの清純そうな少年も、こんな風に乱れるのだろうか?
自慰をしたりするのだろうか?

自慰する彼を妄想した瞬間、ぼくはイッた。

「わあ?!」

飛び起きた。自分の部屋だ。
全く、酷い夢だった。ぼくが変な店で気持ち悪い男を少年に脳内変換して抱く夢。
見たこともない少年だったけど、彼は誰だろう?
まぁ、どうでもいいか。夢だし。

シャワーを浴びているとピンポンが鳴った。
腰にタオルを巻いて出ると御剣だった。

「うまいワインを手に入れたのだ。呑もう」

ぼくははいはいととびはねながら扉を開けて招き入れる。
グラスに注がれる御剣いワインがいい香りだった。

「私と君に、チアーズ」
「チアーズ」

全く、英語で乾杯だなんてキザなやつ。
付き合うぼくも相当バカだけど。

ワインはなかなかだった。ん、美味い。

「このウィスキーなかなか美味しいね」
「だろう。私の父が送ってくれたのだ」
「道理で美味しいと思った」

他愛も無い話をしているとぼくは酔ってきた。
酔うとエッチな気分になる。
人間って、フシギだね。
ぼくは腰のタオルを落として足を広げた。

すると御剣はにやっと笑い、そそりたっていたチンポを入れた。

757:枯れた名無しの水平思考
06/12/20 15:26:51 2ZBmeKRP0
「あああああああああ!!!もっと突いてくれぇ!」

びゅくびゅくと精液を撒き散らし、ぼくは泣き叫ぶ。

「壊れるまで突いてやる。貴様が壊れるまで、な…」

悪魔のような笑みが、ぼくの心に強烈に残った。


道具の気持ちよさは半端じゃなかった。
ごりごりとした感触が気持ちいい。
何度も出し入れを繰り返してぼくは何度もいった。
やっと気が済んで道具を引き抜くと、部屋に大の字に寝転がった。

おなか、すいたなあ

コンビニへ行くことにして、ぼくは起き上がって靴をはいた。
空揚げ弁当が食べたい。
カップ麺でもいいかな。
あれやこれや、考えているとコンビニについた。
安売りのオニギリを買っていると御剣がいた。

「やあ、久しぶりだな」
「君も買い物か」
「一緒に食べる?」
「あぁ、公園で食おう」

会計をすませると、ぼくらはコンビニを出た。
夏だというのに、寒さがこたえた。

探しても探しても公園がなかった。
近くにあったのに変だなぁ。
だからぼくは仕方なくコンビニで食べることにした。
御剣は元気かなぁ?思って御剣を見ると御剣の顔が無かった。

「どうした?」
「いや別に」

でもさっきまであったのに、どこにいったんだろう?
とりあえずぼくはサンドイッチを食べる。
美味しいなぁ。


758:枯れた名無しの水平思考
06/12/20 15:27:26 2ZBmeKRP0
御剣はいつもみたいに紅茶を飲むと、満足したみたいでぼくの家から帰っていった。
散々ヤることヤッて全く大したやつだ。
ぼくは*から零れる精液を全部拭いて、ゴミ箱に入れた。


ティッシュは見事にゴミ箱へシュートイン。

「全く、行儀が悪いですね」
「外れなかったんだからいいだろ」

牙琉のうるさいお小言の始まりだ。
ぼくはニット帽を深く被って耳を塞いだ。
はぁ、やんなるよ。

「所長なのですから、しっかりして頂きたいものです」
「君は秘書のくせに生意気だよ」

誰が雇ってやってると思ってんだか。
ま、こいつは優秀だから、手放す気はないけど。

今日は裁判を控えていた。
事件は簡単。ごく簡単。
屋敷で密室殺人があったのだ。
それを裁かなければいけない。
遺書もあったから、自殺じゃないんだってさ。

ぼくはん~っと伸びをして外に出た。


外に出るとつん、と鼻が痛んだ。
そりゃ当然だ、ウィスキーを飲みすぎたから。
あれ?でもさっきぼくは何を食べたっけ?
よく分からなくなって下を見ると、真っ暗だった。
すごく怖くて、ぼくは泣いた。
ぼくはどこにいるんだろう?
なんだか、同じ事を繰り返してるきがするんだ。
前へ進めないんだ。
何でだろう????
ポケットに入れっぱなしにした御剣の顔が、出てきたから
とりあえず御剣に届けようと思う。
御剣はどこかな?
どこだろ?

誰か知りませんか?

返事は無いので、ぼくはまた歩き出した。
そしたら公園を見つけたので、御剣と一緒にコンビニで買ったものを食べることにした。


759:枯れた名無しの水平思考
06/12/20 15:46:49 q7dYHGIq0
突然御剣の体が光りだしたかと思うと、その弱弱しかった体がみるみる太くなっていき
ついには上着を脱ぎ捨て、ボディービルダーと間違うほどのマッチョになってしまった。
ぼくは思わず3mlほどちびってしまった。

御剣はカオルちゃんに「だめだよ、席はみんなで使うものだから。」というと、脇の荷物を
持ち上げると、右手で握りつぶしてしまった。
そしてそのままカオルちゃんの顔をつかむと、「悪い子はおしおきだよ。」といいつつ
電車のドアにカオルちゃんの頭を叩きつけた。
一回、二回、三回・・・十回ほど



宇宙ヤバ


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