06/11/09 07:15:06 xkhyU46Q
こんな所で意地を張っても仕方が無いと素直に自分の心をリリスに伝える。
しかし、その言葉に対してリリスの答えはスタンにとって驚嘆に値するものだった。
「そうなんだ…じゃ、今日はリリスがリリスになってあげるね、お兄ちゃんっ♪」
口に当てていた葉っぱをブホォッとむせて吹き飛ばし、げほげほとリリスの顔を慌てて見つめる。
「い、いや…それは同じシリーズのセ○ルに『危険』とか『変態』とか言った手前…」
混乱してしまい、テイルズオブジアビスの特典ディスクを見ていない人には正直よく分からない言葉を思わず口走るスタン。
そんなことも構わず、リリスは『妹キャラ』というのを気に入ってしまい、スタンにお兄ちゃん、お兄ちゃんとじゃれ付く。
次第にそれは積極的になってきて、とうとうスタンにぎゅっと抱きつきはじめた。
「お兄ちゃんだーいすきっ!」
「って、うわわわわっ!リリスちゃん離れて!抱きつかないの!」
女の子に体を密着されることなんてほとんど無かったスタンは慌てて体を離そうとする。
そのスタンの背筋にゾクゥッと寒気が走る、凄まじい殺気が後ろから立ち込めている。
油の切れた機械のように、ギギギ…と振り向くと、にっこりと微笑みながらアトワイトを自分に向ける未来のお嫁さんの姿があった。
ゴゴゴゴゴゴ…
「スタンくぅ~ん?ちょっといいかしらぁ~?」
「い、いや、ルーティ、これは…あ、ちょっとマジでやめ グハッ グハッ フカクゥ」
ブラッディローズ→ブラッディローズ(ブランチアップ)→ブラッディローズ→ブラッディローズ(ブランチアップ)→ブラッディローズ……