06/08/22 22:34:30 SscfoH9S
某月某日・朝・校門前
―今日は体の調子が悪い
美鶴「おはよう。…どうした?体調が悪そうだが」
そんなことはない
rァよく分かったな
どうでもいい
美鶴「分かるさ、君の事なんだから。ま、まあ、それはともかく、今日は無理をしない事だ」
じゃあ、付き添って帰って
rァ今日は部活が…
分かった
美鶴「…君の事だ、大丈夫だとは思うが、君に万が一のことがあれば悲しむ人間がいることを忘れないでくれよ。
ふふ…少しオーバーすぎたかな」
放課後・廊下
「聞いた?さっき水泳部で怪我人が出たんだって」
「ウソ!?この学校、最近事件ばっかりじゃない」
「それがさ、怪我した子は疲れてたって言うんだけど、だったら部活なんか行くなって話よね」
美鶴「!…ッ!」
プール
美鶴「キタロー!」
結子「ど、どうしたんです会長?そんなに血相を変えて」
美鶴「け、怪我人が出たと聞いてな。そ、それで、キ…いや、怪我人は?」
結子「さっき顧問の先生が車で病院に連れて行きました」
宮本「ウチの保健室ってアレだからなぁ」
美鶴「た、ただの怪我なのか」
結子「はい」
美鶴「そ、そうか、良かった」
rァ全くその通りだ
どうした、美鶴?
美鶴「…きたろぉ?ど、どうして君がここに…」
宮本「どうしてって、キタロー水泳部っすから」
美鶴「いや、そういう事でなく、怪我、怪我人」
結子「ああ、それは別の子です。そういえば、あの子も疲れてたって言ってたっけ。キタロー君と一緒に見学してればよかったのに。
まあ、こうなったら今日の部活もお開きか。キタロー君疲れてるんだから片付けはいいわよ。お疲れ様。会長もお疲れ様です。
ほらミヤ、あんたはきりきり働きなさいよ!」
美鶴「ん、ああ。お疲れ様」
rァ美鶴、一緒に帰ろう
結子、一緒に帰ろう
じゃあ、そゆことで
で、会長に「心配したんだぞ」と言われたり