06/09/07 20:46:05 2E07RRIp
セリオス「疲れたな、少し外に出ようか。」
セリオス「…あれ?誰かいるのか?」
マラリヤ「セリオス?どうしてこんなところに?」
セリオス「ちょっと気分転換に、風にでもあたろうと思って…」
マラリヤ「ふぅん…私も同じ。」
セリオス「隣、いいかな?折角だしちょっと話そう。」
マラリヤ「どうぞ、私でよければ。」
マラリヤ「今日は月が綺麗…満月だったかしら?」
セリオス「僕は満月よりも三日月が好きだな。」
マラリヤ「私も子供の頃は三日月のベッドで寝てみたいなんて思ってたかしら…」
セリオス「ははっ、可愛い夢だね。マラリヤにもそんな時があったんだ。」
マラリヤ「よく窓から夜空をぼんやり見ながら眠ってたから…」
セリオス「月の見えない夜は寂しかったとか?」
マラリヤ「フフッ…あったわね。心細くて布団の中に潜り込んじゃったり。」
セリオス「へぇ、普段のマラリヤからは想像もつかない話だな。」
マラリヤ「昔の話よ。でも夜空を眺めるのは今も好きかな…」
セリオス「もっとマラリヤのこと、知りたくなってきたな。」
マラリヤ「今度は…(セリオスの手を握る)あなたのことも知りたいわね。」
セリオス「そ…そうだな。また2人きりになれたときに話すよ。」
マラリヤ「…ずるいわね。」
セリオス「今日はマラリヤとこうやって時間を過ごせただけでもいい気分転換になったよ。
またここで会ったときに…その、続き…」
マラリヤ「もう少し一緒に居たいんだけどな。」
セリオス「もうずいぶん遅くなっちゃったよ…じゃあ、一緒に戻ろうか。」
マラリヤ「そうね…すぐそこまでだけど…」
~何者かの杖の先から光が放たれる~
マラリヤ「きゃっ!」 セリオス「わぁっ!」
マロン先生「2人ともなにしてたのかなぁ~?」
マラリヤ「別に、夜風にあたってただけです。」
セリオス「気分転換ですよ。」
マロン先生「よくあることだけど、これは意外な2人ね。しかも手なんか繋いじゃったりして。
明日の授業終わったら私の部屋で補習ね。わかった?それじゃ、おやすみなさい。」
マラリヤ「…ごめんなさいね。」
セリオス「でも早速2人になれそうな時間ができたじゃないか。」
マラリヤ「…もう(赤面)」