06/02/21 01:45:25 c3CsielU
アクセル「連れ出し方がちょっと手荒だったか? 次からは気を付けるよ。記憶し・・・」
カイリ「それより、あなた達って皆その黒いコート着てるの? さっき会ってたあなたの上司みたいな人も同じカッコだったけど。」
アクセル「まぁ、さっき会ったのは別に上司ってわけじゃないけど皆この格好だ。機関の証はこのコートと名前の中に『X』。記憶したか?」
カイリ「ふぅん。じゃあさっきの人の名前にも『X』が入ってるの?」
アクセル「勿論だ。あいつの名前はサイクス。『Saix』だ。記憶したか?」
カイリ「なんだか冷たそうな人だったけど・・・」
アクセル「冷たいだけじゃないぞ。ここだけの話、機関内でも指折りの変人だ。」
カイリ「あ、聞きたい。」
アクセル「好奇心旺盛だな。じゃあ話すぞ。まず俺達は個別の属性ってモノを持っている。例えば俺は『炎』。他にも水とか風とかがいる。
で、あのサイクスって奴は、なんと『月』! 記憶したか。」
カイリ「えぇ? 月って・・・意味がわからなんだけど、どんな力?」
アクセル「さぁな。あいつの技って言ったら性格が変わって『邪魔ダァァァァァ!!!』って叫びながらバーサク状態になるとかそんなのばっかだし。
しかも、満月の夜は大量のブルーツ派の影響でバーサクにとどまらず遂には大猿に変身するぞ。記憶したか?」
カイリ「うっそぉ! 本当に凄いね。悪い意味で『凄い』だけど。」
アクセル「しかもあいつ、決め台詞に『月に変わっておしおきよ』とか言ってるし、コートの下にはセーラー服着こんでるって評判だ。」
カイリ「うわ~・・・引くなぁ、それ。」
アクセル「自分じゃ『月に舞う魔人』とかカッコつけてるが、皆は『月に飛びかかる悪魔人』って影で呼んでる。記憶したか? ちなみに、
この呼び名の情報提供は>>99さんだ。そっちも記憶しといてくれ。」
サイクス「・・・アクセル・・・貴様だったか・・・変な俺の噂を捏造しては広めている犯人は・・・。」
アクセル&カイリ「はっ!!?」
後日、ホロウバスティオンにて
サイクス「(((((怒)))))・・・あいつの処分は我々に任せてもらおう・・・(((((怒)))))」
ソラ(な・・・何で心が無いはずなのにこの人こんなに殺気立ってるんだ・・・?)