06/06/06 20:52:32 RTxrIaP7
>>713
ロウファ 「アーリィ様の唾液なら喜んで」
アリューゼ 「なんかそんな奴いたな、本スレに」
メルティーナ「フカヒレやツバメの巣はお肌にいいのよ。スープの方が好きね」
ラウリィ 「蚊の目とかよりはマシですよね……」
アーリィ 「何をこそこそを話し合っている。私は普通に飯を食いたいだけだ！」
ロウファ 「アーリィ様のお肌のためには、煮込んだすじ肉などいかがでしょうか」
メルティーナ「そういやあれもコラーゲン豊富だしね」
アリューゼ 「安いしな」
アーリィ 「パンを買う金もないのに肉など買えるか馬鹿者！」
>>714
アーリィ 「なんだ、その長ったらしい名前の代物は」
ロウファ 「屋内で開封すれば５分以内に全棟に悪臭が蔓延するため
屋外での開封を義務づけられているという伝説の腐れニシンですね」
アリューゼ 「食いものには詳しいな」
ラウリィ 「いいもの食べてても頭にだけは栄養が回らなかったんですね……」
ロウファ 「その悪臭は、かつて外科医が手術の為に患者を開腹したときの臭い
と評したと聞いています」
メルティーナ「食欲なくなるようなこと言ってんじゃないわよ」
ロウファ 「その伝説の缶詰を、ここに取り寄せました」
アリューゼ 「やめれ」
ラウリィ 「缶が……なんか丸々膨らんでる……」
メルティーナ「賞味期限切れてんじゃないの？」
ロウファ 「いえ、この缶詰は中身が発酵してはち切れそうに膨らんだ頃が
一番の食べごろなんです。どうぞお収めください、アーリィ様」
アーリィ 「……神は賞味期限切れなど畏れぬ。そこまで言うなら食ってやろう」
アリューゼ 「おい、部屋の中で開けるな！」
ラウリィ 「あ、ほらすごい外天気いいですし、ピクニックなんてどうですか。
おやこんなところにおいしそうな食パンが。はいどうぞ！」
アーリィ 「ふむ、こんな狭い所では貴様らの羨望の目が鬱陶しいからな」
メルティーナ「あっさり持って行ったわね。ところでアレ、材料なんなの？」
アリューゼ 「バルト海産のニシンを塩水につけたもの、だってよ」
ラウリィ 「くさやと同じだ……」
ロウファ 「本当はクネッケブレッドやゆでたジャガイモ、
タマネギの千切りを添えて頂くんですよ」
アリューゼ 「食ったのか？」
ロウファ 「あれはもともと庶民の食べ物ですから」
メルティーナ「ちょっと、なんか臭って来たわよ」
ラウリィ 「食べ終わって戻って来たんじゃ……」
アーリィ 「……割と美味かった。が、あの塩辛さはなんとかならんものか」
メルティーナ「ちょっと、臭いから近づかないでよ！」
ロウファ 「こ、これはまさに死臭……死の女神たるアーリィ様にふさわしい」
アリューゼ 「目ぇ輝かせんな」
メルティーナ「妹たちが帰ってくる前に風呂入って臭い落としときなさいよ！」
アーリィ 「無茶を言うな！ガスは止められて久しいのだ」
アリューゼ 「だったらうちの使えばいいじゃねぇか」
アーリィ 「ふん、そこまで懇願するなら使ってやらんでもない」
ロウファ 「ちなみに、風呂も大理石張りに改造しました」
アーリィ 「……それ以上何も言うな。滅したくなる」