05/10/09 10:50:54 uNWzR6FV
更に続き
春香の目から熱い物がこぼれ落ちた。
「プロデューサーさん、私ってやっぱり不器用なのかなあ?プロデューサーさんのことずっと見つめてたいのに」
「な、涙で…見えなくなっちゃうんだもん。一番、見つめていたい、この時に」
そっと涙を拭って、頭を撫でてやった。
「どうだ?少しはマシになったか?」
「プロデューサーさん、私…私、アイドル……」
「やめますって言っちゃおうかなあって、思いました。プロデューサーさんに好きになってもらえないなら」
「春香……」
「でも、今のプロデューサーさんの言葉で、ハッキリわかりました。私だけの夢じゃないんだってことが」
「なんでもしてもらってばかりじゃ、本当に愛し合う……なんて、できないですもんね」
「プロデューサーさんの夢を叶えさせてください、私に。もう…もう、迷いませんから」
あぁ、わかってくれたんだな、春香…信じてくれるんだな
「ありがとう、春香」
「えへへ…何も焦ることなんてないんですよね?まだまだ時間、あるんですから。死ぬまでずーっと」
「その間に、他にいい男が見つかるかもしれないぞ?、、っつ!」
思い切り背中をつねられた
「こんなに…こんなに好きにさせておいて?こんなに信じさせておいて?」
「春香、お前な!」
「だーめです!私はもう迷わないって言いました。心に決めましたから。プロデューサーさんもそのおつもりで」
「あぁ、わかったわかった…だからもう、春香ギブギブ!」
春香、迷いが消えて自信を取り戻してくれたのはいいが、、、急に強くなりやがって。
俺って結構尻に敷かれやすい方……なのか?