05/09/13 23:50:21 tDx7mqzp
>>382
長くなりすぎた(´・ω・`)
---Epilogue to THE iDOLM@STER---
■活動56週目 -9:02PM-
アイドルの世界は世間が思っているよりも厳しい。
弱肉強食。強き者が残り、弱き者は去って行く・・・
それでもプロデュース開始前に社長から言い渡されていたランクアップリミットを
すれすれで潜り抜けて行く新人プロデューサと春香。
だが、健闘も虚しく限界が来てしまった。
リミットを迎えてしまったのである。ランクB、活動停止決定・・・
正直、俺には何故こんな制限を付けているのか判らない。
社長に怒りさえ覚えてしまう。
本当ならば今すぐにでも765プロに辞表を叩き付けて辞めてやりたい。
しかし、これまで一緒に辛かった事、そして楽しかった事を共に共有してきた
あの子、春香を残したまま逃げるような真似を出来るはずが無い。
そんな事をすれば、きっと春香は一生立ち直る事が出来なくなってしまうだろう。
今度春香と顔を会わせるのは1週間後。どんな顔をして会えばいいのだろうか・・・
■活動57週目 -9:14AM-
昨日は眠る事が出来なかった。
あの健気な春香の顔を思い出しただけで涙が止まらなかった。
けれども、そんな顔を春香に見せるわけにはいかない。
朝食を取ることもできなかった。むしろ取りたくなかったのかもしれない。
いつも通りに事務所に向かう。だけど重い足取りで中身の抜けてしまった俺がそこにはいた・・・
事務所の扉を開け、中に入る。ここでもいつもの様に社長に挨拶。
社長は労いの言葉を掛けてくれたが、今の俺には辛いだけだった。
いつも春香は9時前には事務所に来ている。
これまで私の方が後からやってくる事ばかりだったから、今日も既に来ている事だろう。
そして春香の元へ向かう。
どう切り出すか悩む。だけど正直に話す事を決意する。
P「春香・・・実は今日、・・・春香の活動停止が決まった・・・。」
春香「えっ・・・?」