06/01/28 02:58:28 mkF//kk1
【タイトル】bad spirits＋
【ジャンル】ＲＰＧ
【作者名】クラバー
【ＵＲＬ】URLﾘﾝｸ(tobiryu.hp.infoseek.co.jp)
【私の無駄にした時間】５時間
【備考／ＤＬ容量】２．５８ＭＢ（圧縮時） ツクール２０００製
【コメント（感想）】
ふとした事から呪われた御神体の鏡を見てしまった不良少年が、鏡から現れた自分のドッペルゲンガーや
封印されていた怨霊、坊主風の怪人を倒す為、これまた鏡から現れた少女の姿をした自分の守護霊と共に奔走する
現代世界が舞台のＲＰＧ。
レベルアップはボス戦クリア後のみに限定され、技の習得はシナリオ進行の過程で入手する奥義書を使う事でのみ習得可能。
特筆すべきはアイテムの入手方法で、『敵を倒す』『宝箱から』の他に『街中の一般人と交換』という手段がある。
敵のアイテムドロップ率は高いが、得られる物の大半が何の役にも立たない代物なので、それらのアイテムを
有益な物と交換してもらう必要がある。早い話が『わらしべ長者』といったところだろうか。
（一応店もあるにはあるのだが、交換用のアイテムと弱効力の回復薬しか売っていない。）
それ以外の要素については、結論だけ言うとバトルバランス、マップ構成ともに最悪。
最初のマップから敵の攻撃パターンが『二回攻撃』『マップ突入時点での最大ＨＰの三分の一を持っていく威力の技使用』
などといった極悪ぶりで回復を少しでも怠ると実にあっさり死ぬ。第二のマップからはこれに『毒攻撃』
第三のマップ以降は更に『高威力の全体攻撃』が加わり致死率はうなぎのぼりに上がっていく始末。
マップについても一エリアの面積が無駄に大きく、曲がりくねってやたら長い上に分岐点も多い通路で構成されており
エンカウント率も高い為、前述の極悪バトルバランスと相まってルートを間違えて戻る際の損害と苦労は
甚大なものとなる。（エリア毎にセーブ兼回復ポイントが設置されている事が唯一の救いだろうか？）
蘇生薬や効果の高い回復薬でも頻繁に獲得できれば少しは違うのかもしれないが、そういった便利な物は
『一部の敵がごく稀に落とす』『たまーに宝箱に入っている』という有様。
（それに加えて、最初と第四のマップではタイムアタックまで強要してくれる）
このゲームそのものが悪意と殺意を持って作られたのだなとひしひしと実感できる事請け合いである。
話は変わるが、戦闘時における『技使用時のメッセージ』について、皆さんはどう思われるだろうか？
俺は『必要以上に凝る事は無いが、最低限は丁寧に演出したほうがいい』と考えている。
全てを『放った』『使った』『唱えた』で済ましてしまうと場合によっては途端に痛い表現になってしまうからだ。
例えば『カッターナイフを放った！』とか。