06/12/01 19:00:57 0UU+7Tsp0
「さあ、アリシア」
アグリアス様が左手を差し出す。
「はいっ」
私も左手を差し出す。
手を握り合って、私は引っ張り起こしてもらった。
それからお互い、微笑んで。
「強くなったな」
「はいっ! おかげさまで」
嬉しかった。
貴女と遭えた事が。
嬉しかった。
貴女と闘えた事が。
嬉しかった。
貴女が全力を出してくれた事が。
嬉しかった。
貴女の背中に少しでも追いつけた事が。
嬉しかった。
本当に嬉しかった。
だから、言います。
「アグリアス様。貴女と共に闘えた事、貴女自身と闘えた事を、私は誇りに思います」
「私もだ。アリシアのような騎士が私の仲間である事を心から誇りに思う」
貴女の背中を追いかけて―結局追いつけなかったけれど、少しだけ近づけて―。
これからも貴女の背中を追い続けていいですか? アグリアス様。
FIN