06/06/09 07:37:29 ibK7TIXRO
ユリアン
ユリアン
ユリアン
3:ヴェイグ リュングベル ◆i8W.ORQisc
06/06/09 09:14:30 bmTKw5EqO
(´_ゝ`)
4:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/09 09:22:16 PaKEFHT3O
>>1
黙れ遊び人の分際で
5:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/09 09:33:12 yyFk/wFB0
女戦士と妄想二人旅が俺のジャスティス
女戦士に前を歩いてもらい、勇者は後方で丸出しで揺れ動くケツと太腿鑑賞
6:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/09 10:44:15 +jwWLYpg0
当方、女僧侶とずっと2人旅をしてきたんだが、
ザキを覚えてからの彼女が少し怖い
7:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/09 12:39:36 Fuy8MC/l0
1のパーティーの女僧侶でございます。
このたびは1がこのような糞スレを立ててしまい本当に申し訳ございませんでした。
本当は1には天性の素質があったはずなのです。
私のような凡人と異なり一定のレベルに達すると
「悟りの書」なしに賢者になることができるというすばらしい素質が。
「そのレベル」に達するまで1をフォローしていくこと。それが私の務めと考え
1の機嫌を損ねないように献身の限りを尽くしてまいりました。
1に身体を触られてもトイレを覗かれても睡眠薬入りのお酒を飲まされても笑顔で耐えてきました。
ところがご覧の通り賢者になれるレベルに達しても1はいまだに遊び人を続けているのです。
耐え切れなくなった私がどうして早く転職しないのか詰問したところこのような答えが返ってきました。
「働いたら負けかなと思ってる。」私は開いた口がふさがりませんでした。
私どもは1を見誤っておりました。彼は遊び人を騙った真性NEETだったのです。
今や彼は宿屋から一歩も出ずに2ちゃんねるでレベル上げをする毎日。
そしてついにこのような糞スレを立ててしまったという次第です。お詫びのしようがありません。
それでも私は一緒に冒険した仲間として1の可能性をいまだに信じています。
いざという時にはメガンテで1と共にすべての責任を取るつもりでいます。本気です。
どうかこの私に免じて哀れな1をお許し下さい。
8:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/09 13:39:16 yyFk/wFB0
>>7
脱いだら許してやるぜ、げへへへへ・・・
全身タイツは脱がずに前掛けだけ外すんだぜ?
9:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/09 17:00:15 qsj+hCPTO
>>1
働け社会のゴミ
10:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/10 11:33:31 K6RRfKC2O
もっと萌えたまえ
11:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/10 13:16:21 J2F5VDz50
女勇者一人旅とか、エロ妄想が膨らむよな
カンダタに敗北、やまたのおろちに敗北、ボストロールに(ry
12:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/10 15:32:29 S3v0OUxu0
ボストロールにレイープ?
13:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/10 15:34:33 J2F5VDz50
>>12
ご想像にお任せしますよ(*´Д`)
きゃつのでっかい棍棒が、女勇者の小柄ボディに埋まるかな( ´д`;)
14:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/11 01:08:26 Kfs6XjOJ0
男勇者と女僧侶のパーティ、ついにボストロールをやっつけた。
レベルをあげたら意外と普通に倒せた。
後やばそうなのはバラモスか……。
15:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/11 02:05:50 BvhuOuDg0
乙。でもフバーハとマホトーンあるし、
一人旅に比べりゃ大丈夫そうな気もするんだが。
16:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/11 02:07:48 Kfs6XjOJ0
そうだな。やまたのおろち戦ではフバーハが実に役に立った。
バラモス戦では、マホトーンかけてフバーハかけて、
あとはルカニを使えば何とかなりそうな気もする。
17:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/11 09:12:17 Rp80/A7E0
おお、ようやくスレが盛り上がりそうなレスが!
>>16
ついでにマヌーサも効くよ
18:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/11 15:04:24 a9aQuZuG0
どれも一人旅で喉から手が出るほどほしかった呪文だ…
19:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/11 16:39:19 81oJOTM2O
女僧との2人旅、バラモスゾンビが一番キツいって話だ
20:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/11 17:02:06 RGAFWnps0
僧侶スレでも何度か話題にのぼる冒険だが、
スレで達成した住人はまだいなかったような…
>>19
打撃攻撃しかしてこないから
スクルトのない勇者と僧侶だけだったら辛いな
身かわしの服が要る?
21:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/11 17:53:30 a9aQuZuG0
勇者に刃の鎧とかいいんじゃね?
SFCならだが。
22:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/11 23:07:57 ogDqcJv1O
みんな自分がやってる縛りプレイを報告してる
妄想してるのは>>1一人だけ
23:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/12 03:15:23 lP472Eam0
女僧侶との2人旅、ついにラーミアをゲットした。
現在勇者がレベル36、パートナーがレベル35
とりあえず、一度バラモスをやっつけにいってみる。
24:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/12 03:33:02 lP472Eam0
うごくせきぞう×3に勝てない。。。
25:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/12 03:36:33 lP472Eam0
しばらく粘ったが僧侶が殺されたのでルーラで敗走
これきついわ
うごくせきぞうがこんなに強かったなんて
26:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/12 04:57:55 lP472Eam0
うごくせきぞうにザキが効くことを発見。
いける、これならいける。
何匹かはぐれメタルやっつけたらレベルも上がってきたしいい感じだ。
27:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/12 08:06:58 lP472Eam0
勇者のレベルが41になったけどギガデイン覚えなかったから、
はらいせにバラモスにケンカ売ってきた。
マホトーン、マヌーサ、フバーハ、ルカニ、ピオリムまでかけて、
ラリホーが効いた瞬間から攻撃開始。
時間はかかったけど危なげなく無事撃破できた。
みんなありがとう。これで世界に平和が(ry
28:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/12 08:08:30 mumvS03T0
動く石像、自動回復50だか25だかを持ってるぞ。
間空けずに攻撃しなきゃきついはず。
29:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/12 08:09:08 mumvS03T0
おめ
30:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/12 08:49:38 0f0x2FZrO
あつあつあつ
31:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/12 09:57:10 lP472Eam0
メダパニで混乱させられた勇者が味方にギガデインを唱えやがった。
ドラクエ4コマ漫画劇場とかでありそうな話だw
32:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/12 12:16:42 cp24M3140
>>27
おめ!
自分はボストロールで詰まったヘタレですが(そのままデータ消失で断念)、
人が達成したって報告だけでなんかもう、嬉しいです!
ゾーマまではやらないのですか?
>>31
メダパニで混乱させられた僧侶が味方にザラ(ry
33:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/13 04:03:25 4DwTMrFV0
女僧侶と2人でゾーマをやっつけてきた。
バラモスゾンビもあっけなく倒せた。
もっとあっけなかったのはゾーマだけど。
2人でベホマ連発して全く危なげなく撃破。
今度は魔法使いと2人旅か、武道家と2人旅だな。
どっちがより難しいだろうか。
34:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/13 10:01:15 mXfkpBXX0
>>33
勇者一人で闇ゾーマ。
35:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/13 10:45:47 SLZ/eo990
一人旅は寂しいからな
単身魔物に立ち向かう勇者様には、一人くらいきれーな女の子をつけてあげたいじゃないですか
36:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/13 16:31:46 n0A/pQQr0
勇者と女遊び人
37:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/13 16:37:13 wxG5kZjR0
そこで男臭い武闘家ですよ。
名前は「もりそば」で
38:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/13 16:39:01 n0A/pQQr0
うおのめという名の賢者はどうしますか。
賢者入れると途端に難易度が…
39:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/13 18:17:23 PMB6pWGn0
>>31
酒場にいた僧侶に名前聞いても教えてくれず
いいから教えろよ!と迫ったら
「ザラキ(名前)です」って言われて勇者一行が全滅してたの思い出した
40:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/14 18:31:07 FvyuUg9f0
DQ3またはじめた
僧侶と勇者で
【画像】URLリンク(hp.jpdo.com)
クエ「あ、あの、今日ニノがお城に行く日でしたよね?え、起きてない?
ねぇ、ニノ!今日はお城に行く日でしょ!起きて!」
ニノ「ん、もう少し・・・・・っ!!!!!!
って!!まずい!そうだった!!!」
アクエ「まったく、昔からいっつもそうだったよね、私も行くからさ、外で待ってるね」
こんなことを妄想してます
41:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/14 18:33:34 FvyuUg9f0
画像みれないわ
こっちじゃないと無理だった
URLリンク(hp.jpdo.com)
42:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/14 19:26:27 AswDTKLc0
>>40-41
乙!
でも勇者の方がHP低い・・・
43:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/14 20:51:49 7tbn+BUl0
回復してないだけなんじゃね
44:40
06/06/14 23:35:06 FvyuUg9f0
会話続き
ニノ「ふー危なかった、また王様に怒鳴られるとこだったよ」
アクエ「最初からこんなんじゃ先が思いやられるよ・・・」
ニノ「さて、まずはレーベの村か・・・行くぞ!」
アクエ「ちょっとちょっと何も用意なしで行く気?薬草くらい買っていかないと
ってもういない・・・」
45:40
06/06/14 23:44:26 FvyuUg9f0
ニノ「二人で冒険か、なんか昔のこと思い出すなぁ、子供のころもよく二人で
町抜け出して遊んだよな」
アクエ「そうだね~、懐かしいな」
ニノ「昔約束したよな、大きくなったら一緒に魔王を倒すって」
アクエ「うん?」
ニノ「いやさ、本当にそうなっちゃったんだなって思って、俺が一人いくっていったら
アクエ泣いちゃうもんな~」
アクエ「なななな、泣かないもん!、それにニノが一緒にいこうな!っていったんじゃない!」
ほ、ほら!早くいかないと日が暮れちゃうよ」
ニノ「やっぱり城から見える小島にある塔にいかないといけないらしいな」
アクエ「あの塔かぁ、ずっと前から気にはなってたんだよね」
ニノ「よし、南の洞窟からつながってるらしいから行ってみるか」
アクエ「うん」
【画像】URLリンク(hp.jpdo.com)
二人だけだと装備に金があまりかからないからいいね
レーベの村で防具だけは最高装備買った
くさりがま高い
46:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/15 00:18:11 57mfN0Xb0
>>40
お、プレイ記来てたか。幼馴染設定とはまた甘酸っぺぇw
とりあえず2人の性格と、あと名前の由来とかあったら教えてくれ。
会話から察すると「おっちょこちょい」と「なきむし」?
47:40
06/06/15 00:38:41 JufoU7kO0
アクエ「洞窟って薄暗くて嫌いだなー、魔物もいそうだし・・・
待ってよー、はやいよー」
ニノ「そんなに近づかなくたって大丈夫だろ?歩きにくいって」
アクエ「え、いや、あのさ魔物とか出てきたら危ないよ、
ほ、ほら二人とも近いほうがなんていうか安全だよ」
ニノ「ははーん、怖いのかぁしかたないなー」
アクエ「ち、違うよ!こんな洞窟くらい平気だもん!
あ・・・ほ、ほらここってあの塔じゃない?やっぱりつながってたんだ。
ほら、早くいこう!」
【画像】URLリンク(hp.jpdo.com)
防具が強いのでここの洞窟~塔までなら楽勝でした
モンスター処理に時間かかる
>>46
まさかゲーム中では能力重視の性格だなんて口が裂けてもいえません
アクエ・・設定だとなきむし+がんばりや+ひっこみじあんを3で割ったような感じ
ニノ・・・表しづらいかもしれぬ
由来はニノ・・とくになし
アクエ・・・・飲料水のアクエリアスから
48:40
06/06/15 00:54:24 JufoU7kO0
アクエ「これが盗賊の鍵かぁ・・・あんまり名前が良くないなぁ」
ニノ「よし、さっそくレーベの鍵がかかった家にいこう」
アクエ「勝手に入っていいのかな・・・・」
ニノ「中におじいさんが、え、魔法の玉?」
アクエ「それ何につかうのかな?」
ニノ「うーん、とりあえず貰っちゃったけど・・・まぁおじいさんも後に役立つ
っていってたし、この島で行ってないのはあと東だけだし
一度もいったことないし何かあるかもしれないし行こう」
アクエ「うん」
49:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/15 01:07:10 WW+vgFAh0
酉つけたらどうだ?
50:46
06/06/15 01:16:59 57mfN0Xb0
>>40
>ゲーム中では能力重視の性格
たいした脳内補完能力だなw
あと俺もトリ使用を薦める。
51:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/15 01:56:34 xEygh8Ob0
みんな恥ずかしがって過疎ってるなか先陣切った>>40こそ まことの ゆうしゃ じゃ!
本スレ>>303、俺も星系。アリエス、トーラス、ジェミニ…とかⅢ環境あったらやってみたい(今は無い)
水瓶は…入りきらないからアクエかなあ、40はどんな謂れでアクエなのだろう。
52:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/15 02:55:26 2g7kW0SM0
本スレ271です
3人の職業どうしようかな・・・
53:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/15 03:12:20 06hRLf3o0
>>52
僧侶、魔法使い、商人のか弱い女性三人連れプレイでどうだ!
遊び人と僧侶を入れ替えればさらに難易度上昇。
もち賢者、盗賊などへの転職禁止で。
54:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/15 03:46:27 2g7kW0SM0
>>53 試しに組んでみた
URLリンク(www.uploda.org)
55:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/15 03:51:31 z6OE093I0
>>54
アッー!
56:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/15 04:00:35 06hRLf3o0
>か弱い女性三人連れ
の一文を見事に無視したうほっPTじゃないか
まぁ本人がそれで愉しいのならよし。
さぁ、男汁溢れる戦いの幕開けにレッツプレイング!
57:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/16 02:10:42 QXoQ2Xl+O
>>40>>54
続きマダー?
58:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/16 10:21:34 5XRchPBp0
暇つぶしにDQ3をやることにした。
まず勇者。名前はえにくす。性格診断は全部はい。いい加減とか言うな。
出来た勇者の性格は「ごうけつ」いいじゃん!
えにくすの16歳の誕生日、俺は16の頃は何にもしてなかったな。NEETになった今みたいに。
こいつ16で世界を救おうとは感心だなぁとか思いながら王様に会いに行く。
相変わらずケチだ。貧乏なんだろうし俺様も優しいからあんまり贅沢は言わないけど、
せめて200円と銅の剣2本と旅人の服4着は欲しいよなぁ。
布の服じゃ守備弱すぎでスライムにも殺される。
59:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/16 10:31:56 5XRchPBp0
さっそくルイーダの酒場に行く。決定したのは以下の3名
商=俺様の本名(ずのうめいせき)
僧=ぎんさま(セクシーギャル)
魔=しんく(おじょうさま)
商人に俺様の名前をつけたのは俺様の名を冠する街を作るからなのだ!
性格は、当然頭脳明晰だ。異論はないな!
戦士系でよさそうなのがいなかったので俺様も勇者えにくすに
同行してやることにした。もちろん俺様の人形も一緒に。頼りになるぜ。
これで4人そろった、冒険の旅へレッツラゴー!
60:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/16 10:44:14 5XRchPBp0
スライム、大硝子をブチのめしながらレベル上げ…
と思ったらさっそく俺殺されたよ!しかもスライムに!ふざけんな!
すぐに協会に行って組成。こんな早くから協会のお世話になるとは。
これも王様が旅人の服くれないからだ。布の服じゃショボイって、さっきも言ったか。
とにかく!俺は王様に殺されたようなもんだから。
これからデッカイ街を作ってその次に世界を救おうって勇気のある若者は
もっと大切にすべきじゃないのか。え。
61:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/16 11:15:49 5XRchPBp0
やっぱボロ装備じゃしんどいわ。スライムの攻撃が身にしみるぜ。
いてぇよぉ。あっ隣のえにくす死にかけてら、やべえ、うわっスライム襲ってきた
えにくすは志半ばで天に召されていった…。協会へGO。
神父「まぁた来たのかよ。今日2度目だぜ。勇者様がなさけねぇなぁ」
俺様「うっせぇなー、文句なら王様に言ってくれや」
レベルを見たら5に上がってた。ちょうどいいし、しばらく休憩。また来ます。
62:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/16 16:49:06 YuXq3xsR0
4人居てそんなに死ぬか?
63:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/16 18:19:23 +svsG+sP0
あれからレベル上げして、だいぶ強くなった。今のレベルは8。
えにくすの攻撃つえーし、真紅がヒャドとギラを覚えてくれたおかげで大抵の敵は一掃できる。
ただ守備力が弱いな。まあいいか。死を覚悟で特攻だ!!
塔に行って「鍵を渡す夢を見た」というヤバげなジジイから鍵をもらう。盗賊の鍵って、アンタ元盗賊ですか。
あとはルーベの村でダイナマイトを盗んでくるだけだ。
64:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/16 18:48:55 TAuKK4yJ0
>>63
盗賊の鍵はアリアハンの牢屋に捕まってる盗賊バコタからジジイが騙し取ったもの。
65:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/16 18:49:58 +svsG+sP0
ダイナマイトを手に入れ、小さなメダルも5枚集めてトゲの鞭をもらった。
魔法使い真紅に装備。真紅様(;´Д`)ハァハァ
ついでに金がたまってたので銀行に預ける。
しっかし、「愛と信頼のゴールド銀行」とはずいぶんとうさんくさいよな。
リアルじゃ絶対預けたくないぞ。
じゃあ、今からいざないの洞窟へカチコミをかけるぜ!
66:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/16 18:51:51 +svsG+sP0
>>64
あっ、ほんとだ。
あのジジイもひどいことするよなぁ
まあ、そのおかげで俺が鍵を手に入れることができたんだけどw
67:40
06/06/16 19:28:15 zPtUneeU0
続きを書くかどうか迷ってたけど
見てくれる人がいるならカキコ
いざないの洞窟進入
ここの割と二人でもいける、二人だと装備が充実するから
ダメージが痛くない
ニノ「壁を壊すのか・・・ここで魔法の玉の出番!えっと、ここに置いてと・・・」
(チッチッチッチッチ・・・・ドガシャーン、ガラガラガラガラ)
アクエ「!!」
ニノ「?」
アクエ「ぅ・・・つ、使うなら何か言ってよぉ!!!びっくりしたぁ・・・・」
ニノ「いや、こんな大きな音だとは思わなかった・・・」
アクエ「もう!、あ、宝箱がある~、紙・・・地図みたい」
ニノ「世界・・・地図・・?まぁいいや貰っておこう」
68:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/16 19:28:40 +svsG+sP0
いざないの洞窟の壁にダイナマイトを仕掛け、点火。
俺様「ファイヤーーー!!!」
ずごごごごご!!どががががーん!!!
さらば、アリアハン…。
ジジイ「もはや封印はほどかれた!!!」
俺様「行くぜ野郎共!!」
「「「おう!!!」」」
69:俺様商人
06/06/16 19:29:32 +svsG+sP0
>>40
うおっ、同じところですね。
続き楽しみにしてます。
70:40
06/06/16 19:40:30 zPtUneeU0
アクエ「なんか前の洞窟より長いね・・・」
(ガタ)
アクエ「え?・・キャアアァァァァー!
いたた・・落とし穴まであるなんて、え・・・ニノ?
ど、どうしようはぐれちゃった・・・
ニーノー!ねぇー!」
こんなところではぐれちゃうなんて、魔物とかでてきたらどうしよう・・・
(ガサガサガサ)
え・・・い・・芋虫!!!!!!!!!
む、虫・・・キャアァアァァァッァッァァァーーー!!
に、逃げなきゃ・・あ、あんな大きい芋虫、一人で相手になんかできるわけないよ・・・
ニノ早くきてよぉー・・・寒いしお腹減ったよぉ・・グズ・・ゥ・・
ニノ「アクエ、アクエか!?やっと見つけた!」
アクエ「!!・・・良かった・・・ゥ・・グズ・・」
ニノ「な、泣くなって!いきなりアクエが落ちて俺も心配したんだぞ。」
アクエ「グズ・・・泣いて・・ないもん・・・」
ニノ「わかったわかった、ほらはやく立って一緒にいこう」
アクエ「うん・・・あ・・痛っ・・」
ニノ「足がケガしてるじゃないか・・・薬草もすぐには効きそうもないし
ほら、俺の背中のっていいよ」
アクエ「え、でも・・」
ニノ「気にするなって、ほら」
アクエ「うん・・・・ねぇニノ・・」
ニノ「ん?」
アクエ「・・・・ありがと」
【画像】URLリンク(hp.jpdo.com)
71:40
06/06/16 19:42:29 zPtUneeU0
>>69
こちらも見させていただいています
お互いクリア(?)までがんばりましょう
72:40
06/06/16 19:46:22 zPtUneeU0
アクエ「もう大丈夫」
ニノ「ん、そうか?わかった」
アクエ「ごめんね、迷惑かけて」
ニノ「い、いいっていいって、それくらいお互い様だ」
アクエ「あ・・・あれって旅の扉だよね、やった出口だー。これって中に飛び込めばいいんだよね?
やっと洞窟からでられるよー」
ニノ「急に元気になったな」
アクエ「べ、別にいいでしょ!・・・ホラ・・一緒に入ろう!あ・・・あのさ。」
ニノ「?」
アクエ「手・・・つないでいい・・・?」
ニノ「え、いいけど」
(ギュ・・)
アクエ「それ!」
73:40
06/06/16 19:55:31 zPtUneeU0
ん・・・ここは、あ、そうか旅の扉使ったんだっけ。森の・・・中?
ニノ「ここは・・・?」
アクエ「やったー、やっと外に出られた!あ、もう夜になっちゃってるね。
とりあえず町か村か休めるところ探そうよ」
ニノ「そうだな、魔物がでるかもしれないしな」
アクエ「あ、あれ!お城が見えるよ!町かな?よかったー」
ノニ「お、本当だ、助かった~」
【画像】URLリンク(hp.jpdo.com)
74:俺様商人
06/06/16 19:59:09 +svsG+sP0
お化けアリクイの集中攻撃で真紅が殺されたが構わずに進む。
俺様「許せ、真紅…」
しばらくやってなかったから洞窟の中は少し迷ったけど、何とか旅の扉へ。
俺様「行けーッ!サソリ蜂!!」
ロマリアに着いたら、まずモンスター闘技場で遊ぶのはお約束だよなっ。
俺様「よっしゃあ!!」
そこそこ儲かったので3人分の装備を整えた。しばらくはロマリア~カザーブの辺でレベル上げるべ。
75:俺様商人
06/06/16 20:19:19 +svsG+sP0
カザーブに着いたころには夜になっていた。
あれ?あの墓の近くには…ガイコツが動いてる!
俺様「うぎゃーーー!!!」
このガイコツ、偉大な舞踏家で鉄の爪でクマを倒したとか言ってる。
そんなことどうでもいい。怖い。なんかすぐ下であんちゃんが気絶してるし。
武器屋が開いてたから忍び込んでステテコパンツを手に入れた。
さっそく装備。かっこいいだろ。守備力は落ちたけど。
76:俺様商人
06/06/16 20:45:48 +svsG+sP0
アニマルゾンビが あらわれた!
俺様「おー、アニマルゾンビやんけ。懐かしいのー」
えに「これってニフラムが効くだよな」
俺様「ああ、頼んだぜ、えにくす!」
えに「おうよ!ニフラム!」
俺様「死にさらせー!!」
えにくすは ニフラムを となえた!
かーーーっ!!!
アニマルゾンビAは ひかりのなかに きえさった!
アニマルゾンビBは ひかりのなかに きえさった!
アニマルゾンビCは ひかりのなかに きえさった!
アニマルゾンビDは ひかりのなかに きえさった!
アニマルゾンビたちは さっていった。
俺様「やったな、えにくす!」
えに「おうよ!」
77:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/16 21:52:54 QXoQ2Xl+O
>>40
イイヨイイヨー
妄想ハァハァ
78:40
06/06/17 00:29:15 QZlTzEKG0
アクエ「ふ~ん、ロマリアっていうんだぁ。アリアハンと同じくらいかな?
こんな夜なのににぎわってるところがあるよ、何かな?」
ニノ「いろいろ見たいところはあるかも知れないけど今は休もう、アクエ足をケガしてるんだぞ?
町の詮索は明日な」
アクエ「足なんて平気平気!じゃあ明日一緒に見ようね!」
アクエ「今日は疲れたねー、レーベの村にいって盗賊の鍵貰って洞窟行って・・・
こんなに歩いたの生まれて初めてかも、今まで知らなかったところとかアリアハンにもたくさん
あったんだね。」
ニノ「・・・・Zzz」
アクエ「あ!人が話してるのに寝てる!・・・寝てる・・よね?
洞窟のとき必死になって探してくれて、心配してくれてありがとう・・
私ね、あのときニノのこと見てすっごく安心した、強がってたけど実はすっごく不安で怖かった
地面に座り込んで結局泣いちゃったし、こんなことじゃだめだよね?
足手まといにならないように頑張る・・・頑張るから・・・
ニノ・・・迷惑かけてごめんね、そしてありがとう、おやすみなさい」
79:40
06/06/17 00:32:50 QZlTzEKG0
アクエ「ほんっとニノって寝起き悪いよね、まぁ昨日は相当大変だったし分かる気がするけどね」
ニノ「はは、あ、あれって昨日の夜もにぎわってなかったか?行って見よう」
アクエ「あ、・・まったくもう、待ってよー」
ニノ「闘技場・・・魔物同士が戦ってるなぁ、これってギャンブルってやつ?」
アクエ「なんか魔物といえどちょっぴりかわいそう・・」
ニノ「それにしてもすごい人の数、アリアハンじゃこんなににぎわってる所なんてないよなぁ
一回だけやってみない?」
アクエ「お金賭けるんでしょ?・・・それって悪いことなんじゃ?、それにお金無くなっちゃったら・・」
ニノ「平気平気、一回だけだって」
ニノ「あ、当たった」
アクエ「え?勝ったの・・?」
ニノ「おぉ、人が多いのも納得できたかも、もう一回やらない?」
アクエ「ダ、ダメだよ、ギャンブルなんて!ほら、もう行くよ!」
ニノ「でもこんな簡単にお金が手に入るんだぞ?・・・って、わかったわかったから先いくなって」
80:40
06/06/17 00:34:38 QZlTzEKG0
ニノ「王様が王冠を盗まれるなんてねぇ、案外ベットの下とかに
落ちてるんじゃないの?」
アクエ「シーッ!、それで、王冠取り戻すの?」
ニノ「王様に直々に頼まれちゃったしね、とりあえず北の村になにかあるらしいから行くか」
81:40
06/06/17 00:44:38 QZlTzEKG0
アクエ「あ、あれカザーブの村じゃない?、やっと見つけた~」
ニノ「お、やっと休める、この山道キツイもんな」
(ブーンブーン、ブブブーン)
アクエ「・・・変な音しない?」
ニノ「・・・・気付かなかった・・・囲まれてる・・」
アクエ「え?」
ニノ「さそり蜂、いや・・キラービーだ」
アクエ「魔、魔物!?」
ニノ「く、さすがに早いな、あっちの大きいほうから倒そう、魔法頼んだ」
アクエ「え!?あ、うん、わかった」
アクエ「ラリホー」
(ポワポワポワーン)
ニノ「!」
(ズババ!)
ニノ「よし、あと一匹・・・・・アクエ!!」
アクエ「え!?」
(ブス!)
アクエ「キャア!・・・・っ」
ニノ「おい!アクエ!!!
くそ!」
(ズババ!)
ニノ「おい!大丈夫か!アクエ!」
アクエ「・・ぅ・・体が・・動かない・・・」
ニノ「傷口が・・・ホイミ!」
アクエ「・・・はぁ・・はぁ・・」
ニノ「傷が深くてホイミじゃ治らない・・・それに毒、じゃないこれは麻痺・・・
くそ!!村にいけばなにか・・・あと少しでつくのに・・アクエー!!」
82:40
06/06/17 00:46:15 QZlTzEKG0
実際の画像
URLリンク(hp.jpdo.com)
お約束な自体がおきました↑
これは・・・ふつうにキラービーは危険ですね
83:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/17 01:32:18 /2xOoj4V0
二人仲良く麻痺とは…エロスww
少人数プレイだと麻痺させてくる敵は脅威だな。一人旅だと即全滅か…
84:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/17 11:39:17 NFESWIj+O
あげますね
85:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/17 13:49:15 AdAJm1mwO
負けず嫌いだが船を手に入れるまでに101回全滅した男勇者「ドライ」の一人旅
86:40
06/06/17 17:27:21 QZlTzEKG0
アクエ「ぅ・・・ん・・・」
ニノ「!!」
アクエ「ん・・・・こ、ここは・・?」
ニノ「カザーブの村だ、あ、まだ動かないほうがいい」
アクエ「そうか・・あのとき攻撃されて・・・気絶しちゃったの?・・・私」
ニノ「あぁ、でも村の近くでよかったよ、心配したんだぞ・・・」
アクエ「・・・グズ・・・ゥ・・グズゥ・・・
また迷惑かけちゃった・・ヴ・・足手まといにならないように頑張るって決めてたのに・・
ごめんね・・・ごめんね、グズ・・・」
ニノ「な、泣くなって!?それにアクエのせいじゃない、あの山道のなかで
魔物に出くわしたんだ、しょうがないって」
アクエ「でも・・・グズ・・私、迷惑ばっかりかけて、足手まといで・・グズ・・
役立ってないよね・・・ゥ・・グズ」
ニノ「・・・なにいってんだよ、お、お前のおかげで頑張れることだってあるしな・・
と、とにかく今はゆっくり休んだほうがいい」
アクエ「ぇ・・・・・うん・・・」
87:40
06/06/17 17:33:00 QZlTzEKG0
朝・・・・?
そっか、あのまままた寝ちゃったんだ・・・
体・・動く、傷口もふさがってる・・・
また、迷惑かけちゃった、ロマリアで頑張るって言っておいてまた・・・
魔物も強くなってきて・・・私って本当に役立ってるのかな・・?
・・・・・・起きよう・・・
ニノ「あ、もう動いて平気なのか?」
アクエ「・・・うん、もう大丈夫みたい」
ニノ「そうか、よかった」
アクエ「あのさ・・」
ニノ「その前にちょっといいか?」
アクエ「?」
ニノ「アクエのことだから また迷惑かけちゃった とか思ってるんだろ?
俺達一緒に旅してるんだしいちいちそんなこと考えてたら疲れるって
俺さ、これでも勇者じゃん、たった一人守れなくて、俺のほうが情けないって・・」
アクエ「そ、そんなことないよ・・・」
ニノ「それに役立つか役立たないかでアクエと旅してるんじゃないしな・・・」
アクエ「ぇ・・・」
ニノ「ま、まぁそんなに気にしないでさ、もっと気楽にいこう」
アクエ「う・・・・うん・・・・グズ・・」
ニノ「ぁ~泣くなって~、な!気を取り直して王様の冠取り戻そう!」
ニノ「うん・・・」
88:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/17 20:50:06 H8HfuMDGO
そこで襲え!
89:俺様商人
06/06/18 00:26:12 G3F+W2yQ0
えに「あー、レベル上げも退屈だなぁ」
俺様「元はといえばお前のレベルが上がらねーからじゃねーかよ!俺様が13なのにお前はまだ10なのかよ、ありえねー!」
えに「うるせーな、勇者は大器晩成なんだよ。お前らと違ってな。
だいたい、ギャンブルばっかしてるような奴が商人と呼べるのか?」
俺様「んだとコラッ!」
真紅「ちょっと、静かにしなさいよ!」
俺様「はーい」
90:俺様商人
06/06/18 01:19:36 G3F+W2yQ0
レベルもそれなりに上がったので、俺様はシャンパンなんたらの塔に攻め込んでいた。
そこにはロマリアの王様の金の冠を奪ったカンダタとかいう盗賊がいるらしい。
目的は当然、金の冠を奪うことだ。金の冠が似合うのはロマリア王でもカンダタでもなく俺様ただ一人だ。
町を作りそこの統治者となった暁にはその冠を被るのだ。かっこいいだろ。
なんだかんだでカンダタのところに到着。わりと楽に行けた。
俺様「金の冠をよこさんかーい!!」
「しつこいやつらめ!やっつけてやる!」
俺様「死にさらせやぁー!!」
どがっ!ばきっ!ぼきっ!ぐしゃっ!げちょ!
俺様「とどめじゃー!!!」
カンダタ「まいった!金の冠を返すから許してくれよ!な!な!」
俺様「この期に及んで命乞いか、きさまには男としての誇りはねぇんか!?」
カンダタ「そんなこと言わずにさ、許してくれよ!な!な!な!」
俺様「じゃかましい!最後ぐらい男らしく死ね!」
カンダタ「そんなこと言わずにさ、許してくれよ!な!な!な!」
俺様「いい加減にしろ、殺すぞ!!」
カンダタ「そんなこと言わずにさ、許してくれよ!な!な!な!な!」
えにくす「はい」
俺様「おっ、おい!」
カンダタ「ありがてえ!あんたのことは忘れないよ。じゃあな!」
俺様「えにくす!何許してんだよ!お前それでも勇者か!」
えにくす「金の冠も手に入ったんだし、いいじゃないか。許してやれよ」
俺様「くっそぉ…」
91:俺様商人
06/06/18 01:46:37 G3F+W2yQ0
ぱふぱふで有名なアッサラームに行くことにした。道中の怪物が強い強い。
特にキャットフライ。異常に固い上にマホトーンなんざ使われたら太刀打ちできねーよ。
殺されはしなかったが死にかけた。やっべえ。
でも俺様は行くんだ。ぱふぱふのために。
92:俺様商人
06/06/18 01:57:47 G3F+W2yQ0
ぱふぱふぱふぱふ
俺様「うぷぷぷぷ」
ぱふぱふぱふぱふ
俺様「こ、これは…」
ぱふぱふぱふぱふ
俺様「き、気持ちいい…」
オヤジ「どうだ、ぼうず。わしのぱふぱふはいいだろう」
俺様「うわあああぁぁぁ!!!!!!」
俺様「なんだったんだよぉ、今のは…ガクッ」
93:俺様商人
06/06/18 03:05:10 G3F+W2yQ0
怪物たちの猛攻でボロボロになりながらもなんとかイシスに到着。
あんちゃん「うたはどうです?旅の人」
俺様「ああ」
あんちゃん「ラララ ほしふるうでわをつけたなら すばやさ上がってうれしいな ラララ…」
俺様「ダメだ、こいつラリってる」
えにくす「城のほうに行ってみよう」
94:俺様商人
06/06/18 03:05:56 G3F+W2yQ0
街で装備を整え、城に行ってみる。
俺様「おい、なんか入り口を見つけたぞ」
えにくす「大丈夫かよ。なんか怪しいな」
俺様「薄気味悪い場所だな」
えにくす「おっ、宝箱だ」
俺様「これは干し古腕輪じゃないか!でかした、えにくす!」
ガイコツ「わたしの眠りをさましたのはお前たちか?」
俺様「ぎゃあああああーー!!出たーーー!!!」
俺様は気絶してしまった!
95:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/18 16:04:16 EgXaUN1FO
なんだこれ
96:俺様商人
06/06/18 18:18:26 nA8xJ8oD0
なんだかんだで罵原田まで進んだ。だって他にすることねぇもん。
それにしてもピラミッドは怖かったな。人食い箱に殺されたし。
俺様「さてレベル上げすんべ。死にたい奴は出てこいやー!!」
えにくすに鋼の鞭を持たせてからは異常に強くなりやがって、ほとんどの敵は瞬殺できる。
俺様もイカリのイレズミ彫ってからはなんか乱暴になって、強くなってきた。
俺様はもともと頭脳明晰だし、乱暴者なんてガラじゃないけどな。
調子の乗った俺様と下僕たちはダーマ方面に向かっていった。
さつじんきが あらわれた!
俺様「殺人鬼ぃー?オメーら本当に人殺したことあんのかよ!!あーー!!??」
ばきっ!ぼきっ!ぐしゃ!
俺様「弱い…」
てれれれってってー♪
俺様のレベルが17に上がった!俺様はおおごえを覚えた!
えにくす「前から声デカかったじゃん…」
俺様「うっせーよ!!!」
えにくす「うわっツバが飛んだ」
97:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/18 21:23:08 Y1mbgO61O
DQ3で妄想てことでもしかして、と思ったけどやっぱりいるワケないか…。
いっくんの妄想プレイ好きだったなぁ…。
ここの人達も頑張ってくださいな
98:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/18 23:35:52 s3lTScP40
イックソはビチグソ
99:俺様商人
06/06/19 14:13:10 4XULPgQW0
なんとか船を手に入れた。罵原田の黒胡椒屋がふざけたヤローで最初売ってくれなかったんだけど
仕方なくゲプタとタニヤとかいうクソアベックを救出してやっと黒胡椒を売ってもらった。
カンダタがまた出てきたよ。黒胡椒屋の件でイラついてたしボッコボコにしてやったけど。
今回もしつこくて結局根負けして前と同じように勘弁する羽目になった。クソ。
しっかしポルトガの王様もアホだよな。胡椒ごときで大喜びしてやんの。
まあ船くれたからいいけど。船に乗って、さっそく上のほうに向かう。
ちっぽけな島があって、そこにはしけた城があった。
城下町もなくて寂れてる。いかにも田舎といった感じだ。せっかくだし城に入るぜ。
俺様「おい兵士、そこどけよ。俺様のお通りだぞ。なに通せんぼしてんだよ!さっさと通さんかーい!」
兵士「ここは由緒正しきエジンベアのお城。田舎者は帰れ帰れ!!」
俺様「今なんつったぁ~~~!!?」
兵士「ここは由緒正しきエジンベアのお城。田舎者は帰れ帰れ!!」
俺様「エジンベアだかオジンベアだかしらねーけどこんなとこ、どう見たって田舎じゃねーかよ!しばくぞ!!」
兵士「ここは由緒正しきエジンベアのお城。田舎者は帰れ帰れ!!」
俺様「これでも食らえやー!!」
どごっ!!
兵士「ここは由緒正しきエジンベアのお城。田舎者は帰れ帰れ!!」
俺様「き、効かねぇ~!なんて頑丈なんだ、この野郎!エジンベアの兵士は化け物か!!」
何度やっても無理だったので仕方なく退散した。
俺様「くっそぉーー!!!」
100:俺様商人
06/06/19 15:54:15 4XULPgQW0
エジンベアから左に行くと、なんか不自然な空き地があった。
そこにはプレハブ小屋と、変な格好したジジイが一人いるだけだった。
ジジイ「わしここに町つくろう思う。町あればきっとみんなよろこぶ」
俺様「待ってました!」
ジジイ「商人いないと町できない」
俺様「俺行きます行きます行かせてください!!」
ジジイ「(俺様の名前)ここ置いていく。お願い、聞いてほしい」
俺様「おい、えにくす!」
えにくす「はい」
ジジイ「それほんと?(俺様の名前)旅あきらめる。骨ここに埋めるかも」
俺様「おうよ!覚悟はできてら!」
ジジイ「おお、それ、ありがたい!わし、(俺様の名前)ふたり町づくりはじめる!すぐ!」
俺様「というわけだ、えにくす。俺様はここに残る。装備は袋に入れておくぜ」
えにくす「頑張れよ」
こうして、俺様の旅は終わった…。今までありがとうございました。
完
101:40
06/06/19 21:12:19 fj/TrcyV0
ニノ「ここが塔・・・頂上まで長そう・・・だな」
アクエ「だね、ここに盗賊がいるんでしょ?気をつけないと」
ニノ「・・・・人がいるぞ」
アクエ「え・・?」
ニノ「ちょっと様子を見よう」
アクエ「あの人たちが盗賊だよね?」
ニノ「そうだな、どうする?このままいく?」
アクエ「え・・・えと、ちょっと隠れてたほうが・・・って・・あっ・・」
ニノ「あんたたちだな?王冠を盗んだカンダタっていう盗賊は。
ん、なんの音?」
(ゴゴゴ)
(カパ)
ニノ アクエ「!!」
(ヒューー、ポト ポト)
アクエ「痛ぁ、また落とし穴・・」
ニノ「あの・・・どいてもらえます?」
アクエ「キャ!あ・・・ご、ごめん」
ニノ「いたたたた、・・しまった、追いかけないと!」
ニノ「よし!追い詰めたぞ!王冠を返してもらおうか、っていっても返してくれないんだろうな
武器かまえてるし・・・やっぱり実力行使か、アクエ、くるぞ!」
アクエ「う、うん」
102:40
06/06/19 21:15:19 fj/TrcyV0
【画像】URLリンク(hp.jpdo.com)
ボス戦は少人数だとちょっと辛い
ラリホーがかなり役に立った
103:40
06/06/19 21:17:17 fj/TrcyV0
ニノ「金の冠か、やっぱり豪華だな、このまま貰っちゃおっか?」
アクエ「ダ、ダメだよ!ちゃんと王様に返さないと、それにそのまま貰っちゃったら盗賊とかわらないよ!」
ニノ「でもこれ売ったら結構な値段に・・・・」
アクエ「・・・・」
ニノ「わ、わかったって、だからそんな怒ったような顔するなって」
アクエ「じゃあほら、ロマリアにもどろうよ、王様が待ちくたびれてるよ」
104:40
06/06/19 21:35:35 fj/TrcyV0
アクエ「ニノと王様なんの話ししてるのかな、私にちょっと待っててって言って・・・
戻ってくるの遅いなぁ、王様のほうから話しかけてるみたいだったけど
あ・・・え・・あれ!?」
ニノ「あ、アクエ」
アクエ「え・・・なんでそんな格好・・・王様みたい」
ニノ「いや、なんか王様にならないか?って言われて成り行きで・・・」
アクエ「ニノが王様・・?ぇ・・じゃ、じゃあこれからどうするの・・・?」
ニノ「ははは、冗談冗談、ちょっと入れ替わってみただけだって」
アクエ「ぇ・・・な、なんだ、お、驚かさないでよぉ!
・・・それにニノなんかに任せちゃったら大変なことになっちゃうもんね」
ニノ「ニノなんかにとはどういう意味?」
アクエ「あはは、ほら!じゃあ早くもとの姿にもどって次の場所いこ!」
105:40 ◆7gdICpjnug
06/06/19 21:42:15 fj/TrcyV0
アクエ「何か・・・この村おかしい・・・みんな眠ってるみたい・・」
ニノ「・・・なにか怪しいな、いろいろ調べてみよう」
アクエ「あ、あの家に人がいる、だって動いてたもん。何かわかるかも知れないし行ってみようよ」
アクエ「エルフ・・・それでこんなこと、ね、ねぇ、エルフの里とかいうところ
いってみない?、もっと事情がわかるかもしれないし」
ニノ「ん、あんまり旅と関係なさそうだけど、俺がヤダっていってもいくんだろ?
昔からそうだったもんなぁ、ま、とりあえずいってみるか」
アクエ「そ、そんなことないもん、それにこれだって勇者の仕事だよ!ほら!」
106:40 ◆7gdICpjnug
06/06/19 21:49:24 fj/TrcyV0
ニノ「俺エルフなんて見たことないんだ、どんな姿してるのかな・・・
それにしてもこんな森の中に住んでるのか」
アクエ「私も絵本とかでしかみたことないな~
あ、ここじゃない?きっとここだよエルフの里って」
ニノ「エルフって女の子しかいないのかな?お、道具屋だ・・・」
アクエ「・・・人間には売ってくれないだって・・わ、私たち嫌われてるのかな・・?」
ニノ「そんなことは・・・エルフの女王様ってのがいるらしいからちょっと話してみよう」
ニノ「やっぱりノアニールの人たちを眠らせたのは女王様らしいな・・・
話しても直してくれる気配ないな」
アクエ「・・・自分の娘が人間と一緒にどこかに・・・ってそれであんなことしたんだ・・
女王様はきっと誤解してるよ!どうにかならないかなぁ」
ニノ「そうはいっても、その二人の行方もしらないし」
アクエ「そう!洞窟!ここから南に洞窟があるよね?
そこにいけば何かわかるかも!」
ニノ「でも、アクエの嫌いな洞窟だぞ?それに危ないって」
アクエ「ぅ・・だ、大丈夫!洞窟くらい平気だよ。それに・・ニ、ニノがいるもん・・」
ニノ「え?」
アクエ「ぇと・・・と、とにかくいこ!ね!」
107:40 ◆7gdICpjnug
06/06/19 21:54:07 fj/TrcyV0
アクエ「この泉・・・きれい・・」
ニノ「これってもしかしてさっきの人がいった泉かな、だとすると体力や傷が治るらしいけど・・
疲れが取れていく・・・すごいな」
アクエ「ねぇ、ここでちょっと休憩しない?」
ニノ「ここなら魔物もいなさそうだし、そうするか」
アクエ「洞窟の中でこんなきれいなところがあるなんて驚きだな~
洞窟ってなんか暗くてじめじめしてるけどこの泉の近くは明るいね」
ニノ「この泉ってなんなんだろうな、こんなところに水がわくなんて」
アクエ「あ!そうだ」
ニノ「うん?ビンなんか取り出してどうするんだ?」
アクエ「この泉の水とっておこうかなーと思って、ほら、この先役立つかもしれないし!」
ニノ「よくそんなこと気がついたな・・・」
アクエ「えへへ、あ、水がキラキラ光ってる・・・」
ニノ・アクエ「・・・・・」
アクエ「ね、ねぇ、あのさ・・・」
ニノ「うん?」
アクエ「あ、その・・・な、なんでもない・・・そ、そろそろ行こっか、ほら」
108:40 ◆7gdICpjnug
06/06/19 21:58:33 fj/TrcyV0
【画像】URLリンク(hp.jpdo.com)
ここらへんは敵が強くきつかった
マージマタンゴの眠り攻撃が脅威でした
ねむる⇒リンチで全滅しかけました
毎回アドレスをコピって見るのが面倒な方はこちらで毎回ここに貼り付けてますんで
⇒URLリンク(hp.jpdo.com)
109:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/19 22:13:00 hXX4valmO
>>40
乙
毎度見てまっせ~
なんだかこのふたりは頼りない、だがそれがいい!
110:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/21 00:27:51 JGVKqXNU0
勇者×僧侶の2人旅というとふじいたかしを思い出す。
111:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/21 06:48:17 dnuIpTuE0
あったねえ~
実際あのパーティでプレイしてたりとかしたのかな
112:40 ◆7gdICpjnug
06/06/21 20:00:37 X6IXj39L0
ニノ「宝箱・・・開けてみるか」
アクエ「宝石・・?きれい・・・あれ、紙もはいってるよ、何か書いてある」
お母さま。さきだつ不幸を
おゆるしください。
わたしたちはエルフと人間。
この世でゆるされぬ愛なら・・・
せめて天国で
いっしょになります・・・・・・。
アン
アクエ「・・・アンってエルフの女王様の・・・
ね、ねぇ、天国で一緒になります・・・って・・・そんな」
ニノ「・・・なるほど」
アクエ「これ女王様に報告するの・・・・?
なんか・・・その」
ニノ「報告するしかないだろ・・・ノアニールの村も眠ったままだし
真実を伝えるべきじゃないか?」
アクエ「でも・・・」
アクエ「なんか、女王様悲しそうだったね・・・」
ニノ「そうだな、でもこれで村の人たちが起きるな」
アクエ「ちょっとは人間にも心を開いてくれたのかな・・」
113:40 ◆7gdICpjnug
06/06/21 20:04:30 X6IXj39L0
【画像】URLリンク(hp.jpdo.com)
泉周辺でLV上げ、ここならMPの心配がない
書き込むペース遅くて申し訳ないです
114:40 ◆7gdICpjnug
06/06/21 20:08:01 X6IXj39L0
ニノ「めざめの粉をまいて・・・と」
アクエ「あ、みて!人が起き出したよ!やったぁ」
ニノ「はは、まだ寝ぼけてる人もいるみたいだな、とりあえず村を見て回るか」
アクエ「ねぇ・・・さっきの人言ってたよね、ニノのお父さん・・オルテガおじさんの話」
ニノ「そうだな、父さんもこの村にきたのか・・・
そして父さんが村を出た次の日にエルフに眠らされた・・・」
アクエ「すごい偶然・・・だよね
それでこれからどうするの?」
ニノ「そうだな、ロマリアの東のほうにはまだ行ってないからそっちに行くか」
115:40 ◆7gdICpjnug
06/06/21 20:14:49 X6IXj39L0
アクエ「アッサラームの町かぁ、わぁ、みんな砂でできてる・・」
ニノ「すごい活気・・とりあえずいろんなとこ行ってみるか」
アクエ「うん、行こ」
ニノ「・・・友達・・?・・値段高い・・」
アクエ「ね、ねぇ、なんか変じゃない?友達友達っていってしかもすごく高い・・・買えないよ」
ニノ「・・・これは・・この町で買わないほうがいいかな?他の店も同じようなものだし」
ニノ「ベリーダンスだってさ、もう夜だからすごくにぎわってるな。
すこし見ていかない?」
アクエ「え・・・あ、うん」
アクエ「ダンス・・すごいなぁ、みんなきれいだし・・
ね、ねぇそろそろ宿屋にいかないの?、もうこんな時間だよ」
ニノ「え、あとちょっとだけ・・」
アクエ「ダ、ダメ!ほ、ほら・・明日も歩くんだし・・ぇと・・
と、とにかくもう行こうよ」
ニノ「わ、わかったって」
ニノ「え?ぱふぱふしていかないかだって?何のことだかわからないけど別に・・・」
アクエ「ダ、ダメです!」
ニノ「え?」
アクエ「私たちは宿屋いきますので・・・」
ニノ「お、おい・・」
ニノ「な、なぁ」
アクエ「?」
ニノ「なんかアクエへんじゃない?怒ってる・・?」
アクエ「べ、別に怒ってないないもん・・・おやすみ」
ニノ「え?・・あ・・あぁ、おやすみ・・・」
116:40 ◆7gdICpjnug
06/06/21 20:19:33 X6IXj39L0
アクエ「ね、ねぇ・・」
ニノ「ん?」
アクエ「砂漠歩きはじめてから何時間たったの・・?朝から歩いてるよね・・・」
ニノ「た、確かに・・・それにしても砂ってこんなに歩きにくいなんて・・」
アクエ「あ・・・あれ!!町とお城!すごーい、砂漠にこんな町が・・・」
ニノ「やっと・・ついた・・ここがイシスの国か、やっと休めるな。でもなんでわざわざ砂漠になんか町が・・・
ところで、何で昨日怒ってたの?」
アクエ「ぜ、全然怒ってないもん、あれはその・・・・ぁの・・ほら、夜遅くまで起きてると
体によくないから・・・じゃなくて・・ぇと・・そ、そう!次の日が砂漠歩くって知ってたから
早く寝ようと思って・・・
そ、そんなことよりあっちのほうにお城があるよ、行ってみようよ」
ニノ「そんなに急がなくても平気だって!あ、この町にも闘技場が」
アクエ「もう!闘技場は禁止~、お金なくなったら大変だよ」
ニノ「わ、わかってるって、ちょっと言ってみただけだって!こういうところ厳しいなぁ・・」
アクエ「ふ、普通だよ!、ほらー!お城いってみようよ~」
ニノ「わかったわかった、そんなに急がなくたって城は逃げないってば!」
117:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/21 20:24:57 +nL4Z13p0
僧侶の
「何も聞きたくないわ!さあ行きましょう!」は
俺の青春そのものだった・・・。
いや何でもない続けてくれ。
118:40 ◆7gdICpjnug
06/06/21 20:25:26 X6IXj39L0
【画像】URLリンク(hp.jpdo.com)
何人PTできてもやはりじごくのハサミには苦労しますね
攻撃魔法がギラとバギだけなので心細い・・
119:無職Lv23 ◆bU1svn6GgQ
06/06/21 20:25:57 JWdbm+Lt0
アクエは耳年増か。
120:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/21 20:55:16 +nL4Z13p0
>>119
「耳年増」・・・実際にあってもいい性格のひとつだが
「頭でっかち」がほぼそれに相当するな。
ステ的には頼りないが「むっつりスケベ」の女版といえるだろうか。
121:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/21 22:40:20 RUdcxqAP0
>118
よりにもよって最悪の組み合わせかよw
122:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/22 01:33:59 YR/jZfOp0
俺様商人とアクエの組み合わせが見たいw
123:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/22 21:54:38 W/XJPvCK0
バトルになる悪寒
124:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/23 19:39:32 ksP1wzZl0
アクエさんまだかしらwktk
125:40 ◆7gdICpjnug
06/06/25 19:36:39 eMUaTnIq0
ニノ「なぁ・・」
アクエ「な、なに?」
ニノ「なんでピラミッド入ってから俺の服ずっとつかんでるの?」
アクエ「え!?・・ぁ・・その・・だ・・だって・・・・」
ニノ「やっぱりこういうところ苦手だろ?無理するなって」
アクエ「べ、べべべ別に無理なんかしてない・・・もん・・多分・・」
ニノ「多分って・・」
アクエ「きゃぁ!!あ、あそこに・・骸骨が・・・・ぅ・・」
ニノ「うわ、昔にピラミッド入った冒険者か・・?・・ってあれ?アクエ・・どこに・・
って俺の後ろに隠れてたのか!」
アクエ「ぅ・・・ニノが先進んで・・・ぁ、やっぱり一緒に・・・で、でも・・」
ニノ「ほらほら、置いてくぞ」
アクエ「・・・ぁ・・ま、待ってよ~・・置いてかないでよ~・・」
ニノ「へぇ、これが魔法の鍵か、本当にピラミッドにあったな」
アクエ「やったぁ・・・も、もうここにいてもしょうがないよね!早く出ようよ・・」
ニノ「たしか鍵がかかった扉あったよな、魔法の鍵で開くかもしれないしいってみよう」
アクエ「えぇ・・・こ、これ以上ピラミッドにいたら呪われちゃうよ・・・
それに魔法の鍵見つけたんだし・・・あ、一人で行かないでってばぁ・・
行く、行くから待ってぇ・・一人にしないでよぉ・・・」
126:40 ◆7gdICpjnug
06/06/25 19:37:23 eMUaTnIq0
ニノ「わ、悪かったって、ごめん、だって宝箱あけたらミイラが出てくるなんて思わなかったんだよ」
アクエ「私がやめようよ・・・っていったのにニノが勝手に開けちゃうから・・グズ・・」
ニノ「さすがにあれは驚いたな、でもあのときのお前の魔法すごかったぞ?
いつもよりすごい勢いだったし一瞬にして魔物倒してたからな・・・
それにここまでアクエが苦手だなんて知らなくてさ・・・ごめんってば・・
って、た、頼むから泣きやんでくれって何でも言うこときくからさ、な?」
アクエ「・ゥ・・グズ・・ほ、ほんと・・?」
ニノ「あ、あぁ、本当」
アクエ「・・・じゃぁ・・・とりあえずここから出たい・・・」
ニノ「と、とりあえずって何度も言う気か!」
アクエ「一回だけなんてニノ言ってないもん・・・」
ニノ「わかったわかった、魔法の鍵もとったしな・・・でもどうせならもうちょっと奥いこう!
だってここまできたのにもったいないだろ?なにもなかったらすぐここから出るかさ」
アクエ「ぇ・・・うん・・」
127:40 ◆7gdICpjnug
06/06/25 19:37:59 eMUaTnIq0
ニノ「ほら!こんな眺めのいい場所が!・・・・ここなら明るいし平気だろ?」
アクエ「空がきれい・・・あ、あれってイシスの国かな・・」
ニノ「さて、お帰りになられますか?お姫様」
アクエ「お姫様って・・・ぇ・・ぁ・・うん」
ニノ「それでは私におつかまりください」
アクエ「ふ、普通のしゃべり方でいいよぉ・・・」
ニノ「はは、それじゃあいくぞ・・・リレミト!
128:40 ◆7gdICpjnug
06/06/25 19:44:02 eMUaTnIq0
【画像】URLリンク(hp.jpdo.com)
ピラミッド1Fのひとくいばこが強すぎ
通常攻撃で二人とも即死だったので全滅しました
ミイラおとこはギラとバギ連発で処理
>>119
耳年増っていうより、ゲーム上では踊り子に勇者が話しかけられるので
嫉妬とかやきもちとかそんな感じを思ってたんで
ぱふぱふの意味とかしらないっぽいです
129:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/25 20:42:04 PX6Zwl4+O
亜駆ちゃんキタ━━(・∀・)━━!!
130:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/27 15:21:07 WlxkpZJ10
魔法使いとの2人旅
勇者の最大MPがなかなか上がらず、
回復がたちいかない状況になりつつある。
ベホイミを覚えるのも遥か先だし、
やまたのおろちやボストロールが不安だ。
131:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/27 17:39:58 0mU9XSWW0
>>130
おろちもトロルも、ホイミと薬草だけで倒せないこともない(運もからんでくるけど)
スクルトで守備力上げまくって、勇者にバイキルト
トロル倒す→変化の杖ゲット→エルフの村で「眠りの杖」買う→おろち倒す
という順番で攻略した
132:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/28 21:21:00 1dL0oGBSO
保守
133:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/29 07:41:21 fEqhxJ9N0
age
134:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/29 12:30:54 ntlwd1ia0
勇敢な王宮戦士のおかげで
棺桶の中で寝てるだけで英雄になれました。
URLリンク(up2.viploader.net)
135:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/06/30 07:55:07 J0mghjjiO
>>134
乙
棺桶カワイソスw
136:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/01 23:09:04 MBG2FjpUO
定期保守
137:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/02 02:11:58 G7pXxxd80
DQサーチが閉鎖しちゃったね
アレで妄想マイパーティを見て回るのが好きだった
138:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/02 04:59:51 zlO24wgc0
魔法使いと2人旅、バラモスでかなり詰まっている。
何がまずいって、
フバーハがないこと
最大HPが200そこそこの魔法使いは炎耐性の防具を装備できないのに、
はげしいほのおが辛すぎる。
メラゾーマ覚えたけどあんまり効かないしなぁ。
139:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/02 06:09:59 zlO24wgc0
待てよ、そうか・・・
2人で勝とうとするからいけないのか。
魔法使いは勇者にひたすらスカラとバイキルトをかけて、
「後は任せたからね。勝ってね」みたいな感じになれば。。
140:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/02 06:34:08 dNThAVEF0
・眠りの杖でひたすら眠らせる要員
・ローテーションが激しい炎のときは防御
・理力の杖+バイキルトで攻撃参加
で、なんとかならんかな
141:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/02 08:12:09 zlO24wgc0
1ターン目……勇者マホトーン失敗、魔法使い勇者にスカラ
2ターン目……勇者マホトーン成功、魔法使い勇者にスカラ
3ターン目……勇者自分にベホマ、魔法使い勇者にバイキルト、魔法使い死亡
4ターン目……勇者くさなぎのけん成功
その後殴り合いをしばらく続けたら、ギリギリで勝った。
とにかく問題は魔法使いの脆さだった。
戦闘参加させようにもとにかくすぐ瀕死。そして魔法使いにかまっていると勇者が死ぬ。
2ターン目までにマホトーンが成功しないと確実に全滅。
FC版だから眠りの杖はないのだが、勇者の体制が整うまでラリホーかける余裕は無かった。
後ろにいる方に防御をさせると延命にはなるが、結局攻撃に回れない。
142:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/02 08:22:48 dNThAVEF0
FC版だったか。それはスマン。
143:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/02 20:27:45 zlO24wgc0
ゾーマをやっつけてしまった。
ツンデレ女魔法使いとの2人旅も、もうおしまいか・・・
144:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/02 20:37:01 zlO24wgc0
次は武道家と2人旅かな・・・
145:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/04 21:42:11 LQQiut+4O
保守
146:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/05 16:30:01 hiiT9bx70
保守
147:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/05 16:32:50 hiiT9bx70
>>40
マダー?
148:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/06 04:07:38 koyCZ5vf0
ダレモイナイ…愚痴ヲカキコムナライマノウチ…
本スレは能力重視パーティばかりだから困る。
使用するキャラは盗賊、武闘家の両方のみ。
勇盗盗盗(しかも全員女)とかもうね。
もっとこう、冒険には日常の風景が必要なんだよ。
例えば、喧嘩友達の女武闘家さんと女魔法使いさんがいつものように口喧嘩をしている。
恐々見守ってた男勇者が意を決して仲裁に入るも、「邪魔しないでよ!」と
二人から回し蹴りとメラミを叩き込まれる。
で、黙って見守っていた、パーティのお兄さん的存在であり
人生の酸いも甘いもかみしめた男盗賊さんが、
「お嬢さん方、そろそろ飯にしないかい?腹が減ってるから怒りっぽくなるんだぜ」
と二人を引き剥がす。
…そんな何気ないんだけどほのぼのとした日常が人生には必要なわけよ。
このスレを覗いている君なら分かるだろう?m9(・∀・)ビシッ!!
149:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/06 05:50:35 cNbJOap70
>例えば、喧嘩友達の女武闘家さんと女魔法使いさんがいつものように口喧嘩をしている。
>恐々見守ってた男勇者が意を決して仲裁に入るも、「邪魔しないでよ!」と
>二人から回し蹴りとメラミを叩き込まれる。
石田和明先生でいらっしゃいますか?
さておき、職業性別両方被りは確かに避けたいねえ。自然と装備も同じになっちまうしねえ
だが上級者になると、同時に存在する同じ「僧侶・おんな」でも複数の別キャラを脳内で確立してたりするから奥が深い
150:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/06 17:39:52 d9n0Gg6f0
>>148
わかるぞ!
俺も最終パーティ≠最強パーティなんで
女僧侶や女商人がパーティに入ってたりする
(神竜15ターンは厳しいが、闇ゾーマなら倒せる)
弱い弱いと言われ続けた商人に、力の種や素早さの種を与えまくるのも愛だし
ちから255の僧侶たんなんて僧侶たんじゃないと、あえて種を与えないのも愛だw
151:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/06 20:37:48 wnZBmNV60
>>150
俺は僧侶には種を与えるどころか、すごろくで体力や力をパワーダウンさせる派だ。
変態と言われてもかまわない、彼女にはどこまでもか弱くあって欲しいから。
僧侶のレベルアップごとに、体力や力が上がらないようにリセットを繰り返したあの日々、
冒険そっちのけで、ただ僧侶のステータスダウンを狙ってすごろくでリセットを繰り返したあの日々…。
だから、最終的なHPが魔法使い>僧侶になるってデータを見たときは何となく嬉しかったな。
152:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/06 21:59:05 y5z/VrPv0
>>151
なんとなくわかる気がする
でもゲームやってるときってなんか無意識なんだけど・・・
戦闘中とか妄想してるのか?
勇者が「くらえ!」とか女僧侶が「回復してあげるね」とか
まったくそういうの考えたことがないんだが。
ゲーム終わったあとになら考えるけど。
153:148
06/07/06 22:30:52 koyCZ5vf0
>石田和明先生
ググってみたら、4コマ劇場で描いてた漫画家の一人みたいね。
>>148と似たようなシチュエーションがあったの?詳細キボンヌ。
154:151
06/07/06 23:03:19 wnZBmNV60
>>152
確かに、後々で具体的なシチュエーションを考えることはあっても
プレイ中にリアルタイムに妄想するなんて器用な真似は俺にも出来ない。
むしろ、実際のプレイ時には「誰が何を言うか」ってよりも、
たとえば僧侶が通常攻撃で1ダメージしか与えられないとか、
寝ちゃったり毒に侵されちゃったり麻痺しちゃったりとか、
もっと直接的に数値とか状態の変化に萌えるって感じだ。
155:150
06/07/06 23:49:56 d9n0Gg6f0
>>154
女武闘家が、ふだんはバシバシと会心の一撃を出してくれるのに
はぐれメタルを前にすると緊張してミス連発…とかも考える
156:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/07 00:00:15 ai8UDnMt0
>>153
気の強い女武と女魔がⅢネタのレギュラーで
148のような状況を、2人がバテるまでアストロンで耐える勇者という話があった
他にもありそうだけど手元に資料なし。
あとリアルタイム脚本妄想といえば、これも4コマの浅野りん氏が楽屋裏のコーナーでそんな話をしてた事がある
「僧)しっかりして○○(失念)、ベホイミッ!」「失念」「魔)勇者いくわよっ、バイキルト!」「勇)やられるもんかこんな所で…でや―」
とか、心の声フキダシで考えつつDQやる氏の図というもの。
157:148
06/07/07 00:45:50 KbZohaWh0
>>156
情報ありがと。
やはり皆考える事は一緒だね。
158:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/09 04:21:10 J+gChAi40
40氏と同じく勇者と僧侶の二人旅始めますた。
僧侶はゆくゆくは賢者になる予定。
ここに投下してもいいですか?
159:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/09 05:52:21 wP8SJw5u0
OK。
来るものは拒まず去るものは追わず。
これがこのスレのポリシー。
おっと荒らしは御法度だぜ?
160:名無しさん@ご利用は計画的に
06/07/09 06:51:51 DyX5Vbfj0
テンプレとは違うがバカにレスする奴もついでにあぼーんできる2chブラウザ
URLリンク(www.geocities.co.jp)
161:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/09 06:54:13 d4B69gpo0
>>158
勇賢二人旅、wktkして待ってるぜィ
162:名無しさん@ご利用は計画的に
06/07/09 06:55:54 DyX5Vbfj0
>>158
楽しみに待ってるよ
163:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/09 10:06:30 X4D4jhoi0
俺も勇賢やってる
FC版で賢者まだ遊び人Lv17 勇者はLv15
なかなか厳しいのでノアニールの洞窟の回復床でちまちま戦ってる
164:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/09 12:23:58 1vQ/T9gK0
妄想ルイーダの酒場はなぜか居酒屋
165:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/09 14:06:22 nmhxbmIW0
アビル伝説の新作が凄く面白かったw
あそこの四コマ漫画、絵も分かりやすいし、やたらと萌えに走るわけでもないし、ホント面白いw
いつだったか教えてくれたドラクエスレの人にお礼を言いたい。
166:158
06/07/09 16:18:38 J+gChAi40
■第1話
~勇者の日記~
俺、ルーク。 食堂でウェイターのバイトをしている16歳。
母親の謀略で、どうやら死んだらしい親父の跡を継いで魔王退治に行かなきゃいけなくなったらしい。
さっそく王から50Gと棍棒二本、桧の棒、旅人の服をもらった。
こんなんでどうやって魔王を倒せって言うんだ。
ルイーダの酒場で仲間探せって言われたけど、昔あそこで……その、いろいろあってだな、
あの酒場はトラウマになってるんだよなあ……。
それに、初対面の人間に背中を預けて戦うなんてできるのか?
とりあえずその日は家に帰って休んで、翌日旅立つことになった。
いつも夕飯を御馳走になってる俺のバイト先の大衆食堂(ウチの隣だ)で、
俺の身に起きたことを幼馴染のセリアに話してみた。
すると、俺のことが心配だからついてくると言い出した。 おじさんもおばさんも驚いて固まっている。
いやいや、セリアお前、食堂の看板娘だろう。 魔王退治なんてその辺の戦士様に任せときゃいいんだ。
そう言ってやったがまるで話を聞いていない。 責任持てねぇよ、俺。
何でも、昔教会で僧侶の修行をしたことがあるらしい。 そういやそんなこともあったな。
ともかく、セリアの爆弾発言のおかげで食堂は早々と店仕舞いになった。
おじさんもおばさんも普段から俺によくしてくれているけど、さすがに今回は堪忍ならんらしい。
俺のせいじゃねぇよ。
167:158
06/07/09 16:20:42 J+gChAi40
翌朝。
ギリギリまでごねてみたものの、母親のイオナズンを食らって結局旅立つ羽目になってしまった。
仕方なく自前の銅の剣と旅人の服を装備して家を出ると、
ウチに入る路地の前で僧侶姿のセリアが待っていた。
どうやら昨晩の家族会議でおじさんとおばさんを捻じ……説き伏せたらしい。
家に帰るよう説得したいところだが、俺まで捻じ……説き伏せられそうで怖い。
すみません、おじさん、おばさん。 セリアは俺が守ります。
だからどうか、俺の無事を祈っていてもらえませんか。
魔王も母親も怖いけど、怒ったセリアはもっと怖いんです。
そんなわけで、ちょっと過剰にレベル上げをして装備を整え、
これからセリアを伴って岬の洞窟に入るところだ。
どうするよ、俺。 どうなるよ、これから。
ルーク セリア
性格 くろうにん ずのうめいせき
職業 勇者 僧侶
レベル 6 7
.MHP 52 45
MMP 14 42
装備 くさりがま どうのつるぎ
たびびとのふく たびびとのふく
かわのたて おなべのフタ
かわのぼうし かわのぼうし
URLリンク(hp.jpdo.com)
168:158
06/07/09 16:23:11 J+gChAi40
SS仕立てにしているせいか長いです。
この板って1レスの最長何行でしたっけ?
169:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/09 16:35:57 d4B69gpo0
>>158
おつ!
制限行数は知らないが、今程度の分量で区切ってくれると読みやすいです。
170:158
06/07/09 19:16:12 J+gChAi40
うはwwwシャンパーニの塔~カンダタ戦決着だけで10レスとかありえねぇwww
171:158
06/07/10 02:46:00 S6P8kPz/0
■第2話
洞窟を抜けてナジミの塔に入った俺たちは、二階へ上がる階段を探しているうちに地下一階の宿屋へとたどり着いた。
何でこんなところに宿屋が……む、どうしたセリア。 休憩したいのか?
ここまで来るのに、俺もセリアも少し消耗してしまっている。
万全を期すのに、宿屋の世話になっておくのも悪くないだろう。
「はいこれ、食べて。 レーベを出るときに作ってきたの」
セリア謹製おにぎり(しゃけ・おかか)だ。
うん、見た目も味も申し分ない。 さすが飲食店経営者の娘だけあって、料理はかなり上手い。
まぁ、うちの母親がダメすぎるってのもあるんだが……。
ちなみにセリアは俺のお古の銅の剣を装備しているものの、剣の扱いに関しては初心者もいいところだ。
おにぎりの礼ってわけでもないが、身を守るために武器の扱いを教えておくことは必要だろう。
そういうわけで、休憩する間、剣の基本的な扱い方や間合いの取り方を身振り手振りで教えてみた。
セリアはそれを見てしきりに頷きメモを取っていたけど、ちゃんと伝わったんだろうか……?
~2階~
「いやーっ、カエル嫌いーっ!!」
セリアの絶叫がフロアに響き渡った。
ほら、大声出すから、また魔物の群れが……あぁまたフロッガーが混じってるよ。
「キャー! キャー! もういやーっ!!」
先ほどからセリアは半狂乱になりつつ剣を振り回している。
たまに手を休めて観察してみると、地下の宿で教えた基本を忠実に守っているのがわかる。
器用なんだか、才能があるんだか……。
172:158
06/07/10 02:47:16 S6P8kPz/0
その時、セリアの背後から一匹のフロッガーが圧し掛かった!
セリアはもう声にならない叫びを上げてジタバタとしている。
あの体勢じゃ剣は届かないな……仕方ない。
俺は鎖鎌を構えると、分銅の近くを握って弧を描くように力任せに振り下ろした。
ズカッ! と、刃がフロッガーの頭部に食い込んで止まる。
動かなくなったフロッガーの下から這い出たセリアは、もう剣を振り回す気力もないようだった。
ひとまず俺は、鎖鎌を振るって周りの敵を片付けた。
「うえぇ~……気持ち悪かったよう……」
だからやめとけって最初から言ってるのに。
とか言ったら、今度こそ捻じ伏せられるか大声で泣き出すかのどっちかになるだろう。
現にもう泣き始めているぞ。
「ほら、もうカエルはいないって。
大丈夫か?」
頭を撫でようかと思ったが、セリアは帽子をかぶっているので、
つん、と頬を突っついてやった。
セリアは完全に油断していたのか、途端に顔を真っ赤にして、袖で涙を拭い始めた。
そうして無理にニッコリと笑って見せると、
「か、カエル嫌い……直さなくちゃね……。
カエルが出てくるたびにアレじゃ、足手まといだもんね……」
と、ホイミを唱えてキズを回復してくれた。
俺は、気にするな、というニュアンスでもう一度セリアの頬を突っついてみた。
顔を真っ赤にしたまでは同じだったが、今度はポカスカと殴られた。
こちらはちゃんと伝わらなかったみたいだ……。
173:158
06/07/10 02:48:29 S6P8kPz/0
~3階~
俺は虫が嫌いだ。嫌いと言うより苦手だ。
別にムカデに刺されたことがあるわけでもなければ、蜂に追い掛けられたことがあるわけでもない。
昔から、とにかく苦手だった。魔物だろうと普通の虫だろうと、とにかくダメだった。
その虫が、目の前に大挙して現れた。
「せ、セリア……知ってるだろ?」
「知ってるよ。虫、ダメなんだよね?」
「お前のカエル嫌いと一緒だよ。 何とかしてくれ」
「私、僧侶なんだけどなあ……」
敵は人面蝶の群れだった。
もう虫酸が走るなんてもんじゃない。 このままでは死んでしまうくらいに俺の心臓はハイペースを刻んでいた。
見開かれた目は血走り、荒い呼吸は病院に搬送された急患を思わせる。
「仕方ないなあ。
私もカエル嫌い直すから、ルークも虫嫌い直すんだよ?」
「善処します……」
「それでは、いざっ」
セリアは剣を走らせ、一匹ずつ確実に人面蝶を叩き落していく。
俺はその間、セリアの背を守るようにして大アリクイや大ガラスをあしらっていた。
「ふう~、終わったよー」
「こっちも一通り片付けた。 大丈夫か?」
「平気平気、寄ってきたら真っ二つにすればいいだけだもんね」
つくづく僧侶の台詞とは思えない。
が、この場においてはこの上なく頼もしいので同意しておこう。
174:158
06/07/10 02:50:52 S6P8kPz/0
「悪い、助かったよ」
「ね? 頼れる幼馴染がいて、助かったでしょ?」
セリアは屈託なく笑いながら言う。
確かにそうではある。 が。
「そうだなあ。
カエルに手も足も出ないことを差し引くと微妙だけど」
「むっ、虫に手も足も出なかった人に言われたくないよ……」
一瞬の緊張が走った後、俺たちは一気に噴き出して笑いあった。
4階で電波な爺さんから盗賊の鍵を受け取った俺たちは、
さらなる情報収集と休息のため、アリアハンへと針路を取ることにした。
ルーク セリア
性格 くろうにん ずのうめいせき
職業 勇者 僧侶
レベル 7 8
.MHP 58 49
MMP 15 43
装備 くさりがま どうのつるぎ
たびびとのふく たびびとのふく
かわのたて おなべのフタ
かわのぼうし きのぼうし
URLリンク(hp.jpdo.com)
175:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/10 04:05:01 TfGefAJf0
>>158
乙~です
今度の僧侶たんは(一部を除いて)なかなか女傑ですね
でも転職しちゃうのか・・・(´・ω・`)
176:名無しさん@ご利用は計画的に
06/07/10 06:54:11 zgvLponC0
>>158
乙
楽しく読ませてもらってるよ
177:158
06/07/10 07:14:24 S6P8kPz/0
■第3話
レーベの村で魔法の玉を譲り受けたた俺たちは、一路東へ、旅人の扉を目指し行軍中だ。
アリアハンで、おじさん―セリアの親父さん―から、
魔法の玉があれば旅人の扉の封印を解いてロマリアへ行けることを教えてもらったのだ。
おじさんもおばさんも、もう半ば諦めているようで、俺を見つけるや否や
「うちのバカ娘を頼むよ……」
「二人で無事に帰ってきてね……」
と涙ながらに凄んできた。
セリア……親不孝な娘だな。 親孝行させるためにも、何としても守らなきゃならん。
それはさておき、魔法の玉だ。
魔法使いだった俺の母親に訊いてみたが、まったく知らないと言う。
仕方ない。 セリアを食堂の手伝いに行かせ、俺は単身アリアハン城で聞き込みに徹することにした。
すると幸い、城の人から魔法の玉はレーベにあることを教えてもらえたというわけさ。
「ねえルーク」
「ん?」
「その鞭はどこで拾ったの?
だいぶ上機嫌に振り回してるみたいだけど」
「これか?
これはな、ええっと……」
言い忘れていたが、俺は今とげの鞭を装備している。
親父の血筋のせいか、大抵の武器なら一人前以上に扱うことができるんだ。
ナジミの塔攻略の間お世話になった鎖鎌は、セリアが使っている。
「まさか、悪いことしたんじゃないでしょうね?」
178:158
06/07/10 07:16:35 S6P8kPz/0
アリアハンの外れにある井戸の底にはなぜか家が建っていて、
そこに住んでるおじさんから小さなメダル5枚と交換でもらいました。
なーんていかにもアレな話、セリアは信じないだろう。
とはいえ、このままでは悪人にされてしまう。
世界を救うのは面倒で嫌だが、悪人にされるのはもっと嫌だ。
「心配するな、一応真っ当な経路で入手した。
今度アリアハンに戻ったら教えてやるよ」
「『一応』ってのが引っ掛かるわ……」
「もういいだろ。 それより俺、腹減ったよ」
はいはい、と笑いながらセリアはお手製弁当を取り出した。
今回はサンドイッチと切ったリンゴ。 シンプルながら味わい深い。
その日はそのままキャンプを張って休むことにした。とは言っても、
いつ魔物に襲われるかわからないから全然休んだ気がしないけど。
翌日、魔法の玉を使った先にあった方向感覚が狂いそうになる洞窟を通って、俺たちは旅の扉へとたどり着いた。
目の前のドアを潜り抜ければ、ロマリアは目前だ。
ルーク セリア
性格 くろうにん ずのうめいせき
職業 勇者 僧侶
レベル 8 9
.MHP 62 54
MMP 16 51
装備 とげのむち くさりがま
かわのよろい たびびとのふく
かわのたて おなべのフタ
かわのぼうし きのぼうし
URLリンク(hp.jpdo.com)
179:158
06/07/10 07:28:25 S6P8kPz/0
実際のプレイはノアニールまで来ました。カンダタ強かった……。
>>175
これからおいおい、過去のことなんかも語っていくことになるでしょう。
転職のことも含めてきちんと既にストーリーに織り込み済みです。
それにしても、女傑と言われるとは想定してませんでしたw
>>176
感想をいただけると励みになります。ウェーイ
180:158
06/07/10 07:36:54 S6P8kPz/0
何か日本語ヘンだ……寝よ。
読んでくれてありがと(・ω・)ノシ
181:175
06/07/10 16:29:13 TfGefAJf0
>>158
乙
女傑と言ったのは、my僧侶と比較してのことです
(自分のはアクエみたいな、おどおどした感じなので)
食べ物の描写とかいい感じですね
182:158
06/07/10 18:26:54 S6P8kPz/0
■第4話
~セリアの日記~
ようやくロマリアに着いたけど、今日はルークがちょっと怖かった。
街に着いて別れるまでは普通だったのに、お城から戻ってきたら難しい顔をしてるの。
何かあったの、って聞いたら、王様から会って早々金の冠を取り戻して来いって命令されたんだって。
何それ、ぶしつけにも程があるんじゃない?(50Gと棍棒と桧の棒と旅人の服で魔王退治を命じるウチの王様もヒドイけど)
それからすぐ装備を整えて、北にあるっていうカザーブを目指して出発。
もうちょっと街を見ていたかったのにな。
でも、ルークの気持ちもわかるから、何も言わないでついて行こうと思う。
※カザーブに行く途中でヘンな建物があったから、休憩ついでに寄ることになった。
すごろく場っていう遊び場みたい。
ルークがロマリアを出てからずっとカリカリしてるから、息抜きしたらって薦めてみた。
そしたら凄く熱中しちゃって、3時間も帰ってこなかったの!
でも、帰ってきたルークはゴールの景品で鋼の剣やゴールドをもらってきて、すっかり機嫌もよくなったみたい。
よかったね、ルーク。
ルーク セリア
性格 くろうにん ずのうめいせき
職業 勇者 僧侶
レベル 8 9
.MHP 62 54
MMP 16 51
装備 はがねのつるぎ てつのやり
くさりかたびら かわのよろい
せいどうのたて かわのたて
かわのぼうし きのぼうし
URLリンク(hp.jpdo.com)
183:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/11 03:51:55 aqvmq03lO
ここで、いつの間にかセリア嬢の背後に立ち
ニヤニヤしながら日記を盗み読んでいたルークが平手打ちを喰らう展開キボン
184:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/11 11:44:08 rDZoHSiU0
おおっ またこれはよい二人旅記が始まりましたね
これからも楽しみにしてますぜ >>158氏
185:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/11 13:41:39 a8oiW/cp0
>>40は詰まったのか…。
>>158
連載期待してますぜ。
参考までに、(既に知ってると思うが)妄想プレイ記の名作を貼っておく。
俺がドラクエ3の主人公だったら
URLリンク(www.geocities.co.jp)
ドラクエ3をやってみることにした
スレリンク(ff板)
個人的にはいっくん氏ね。
186:158
06/07/11 22:40:06 RaGob4rm0
■第5話
カザーブで装備を整えた俺たちは、西にあるシャンパーニの塔へ向かった。
そこに金の冠を盗んだカンダタとかいう盗賊が住み着いているらしい。
あれからカエルの魔物には出会っていないが、虫の魔物なら新型が何体か出てきた。
まだ少し手が震えたり足がすくんだりすることがあるけど、だんだん慣れてきているようだ。
しかし、このあたりの敵は強いな……。 セリアもいっぱいいっぱいみたいだ。
日が傾きかける頃に、俺たちはシャンパーニの塔に到着した。
中にいるガス?の魔物の使うメラがちょっと痛い。
カンダタがどれほどの使い手かは知らないが、このままでは塔の踏破も難しいんじゃないか?
「そうよねぇ。 それにカンダタって徒党を組んでるんでしょ?
二人一組の私たちじゃ絶対不利だわ。
この辺りでしばらく経験を積むべきじゃないかしら」
さすがずのうめいせき、俺が言わんとしていることを1から10まで言ってくれたよ。
というわけで、さっそく塔からカザーブへ戻って、とにかく戦闘を繰り返した。
俺は槍の扱い方をセリアに教え、セリアは俺に呪文を手解きする日々をかれこれ一週間ほど。
すっかりカザーブの宿屋の常連客になってしまったが、主人は全然割り引いてくれない。
気が付けば俺もセリアも15000近い経験値を溜め込んでいた。
さすがにここまで強くなればカンダタ一味とも渡り合えるだろう。
「どうかしら。
でも、私もそろそろ挑戦してもいい頃合いだと思うわ。
カンダタに逃げられちゃったら意味ないし、
ルークも呪文、たくさん覚えたし。 ね?」
187:158
06/07/11 22:42:46 RaGob4rm0
ふふ、よくがんばりました、と笑いながらセリアも同意した。
相変わらず人をドキっとさせる笑い方をする女だ。
……いかんいかん、どこのラブコメだこれは。
実はこの間に、キメラの翼を使って一度アリアハンに戻っている。
小さなメダルが5枚集まったので、セリアを連れて井戸のおじさんに預けに行ったのだ。
……セリアの親父さん=おじさんと井戸のおじさん……かぶるな。
井戸のおじさんは以降、「井戸の君」と呼ぶことにしよう。決定。
初めて井戸の中に入ったセリアは目をぱちくりとさせながらあちこちを見回して、
メモを取っては感慨深げに何度も何度も頷いていた。
おまけに、井戸の君からメダル10枚の景品として賞与されたガーターベルトを見るや否や、
亜高速の槍捌きで俺と井戸の君を血の海に沈めて見せた。
セリアの成長具合は素晴らしいようだが、俺は悪くないぞ……。
ベルトを寄越したのは井戸の君だ。冤罪だ。
ルーク セリア
性格 くろうにん ずのうめいせき
職業 勇者 僧侶
レベル 15 16
.MHP 113 93
MMP 28 86
装備 はがねのつるぎ てつのやり
てつのよろい くさりかたびら
うろこのたて うろこのたて
きのぼうし けがわのフード
URLリンク(hp.jpdo.com)
おまけ:幼馴染が片桐姫子になりました。 誰か助けて下さい。
URLリンク(hp.jpdo.com)
188:158
06/07/11 22:54:33 y70LCveB0
しまった!
亜高速→亜光速
こんな単純なミスをするとはorz
>>183
ナズェザキノデンガイヲバラスンディスカー!?
オンドゥルルラギッタンディスカー!! アゥア!!
189:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/12 15:09:00 A2nkszzM0
はよベルト着けさせれ
190:158
06/07/13 01:23:58 dc+X7QJG0
う゛ぁー、ロマリア編の文章化が終わらない=ゲームを進められない……(´・ω・`)
ちなみに第9話までロマリア編が続きます。
>>189
性格変わっちゃうんで勘弁して下さいorz
いや待てよ、装備してやばいことになる展開もあり……か?
191:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/13 05:40:01 xVmWvQmA0
>>189
それなら終盤で本を読ませた方がいいんじゃないか?w
192:158
06/07/13 07:20:40 dc+X7QJG0
■第6話
さて、充分に経験を積んだ(と思われる)俺たちは、
ふくろに薬草を詰め込むと、改めてシャンパーニの塔へ向かった。
さすがにレベルが上がっただけあって、塔内の魔物はそれほど苦にならない。
俺もセリアもMPを温存できてる。 いつにない楽勝ムードだ。
あっさりと最上階でカンダタを追い詰めたが、何と落とし穴に落とされてしまった。
装備が重たい分、俺の方がセリアより早く落着する。 ……痛ぇ。
当然、セリアはその上に落ちてくる。 ……早くどいてくれ。 重くはないけど痛いんだ。
「あ、ごご、ごめんなさい……!
大丈夫? 骨折ったりしてない?」
「あー、うー。
どこも折れてないな。 大丈夫だ。
セリアこそ大丈夫か?
にしても、4メートル近く落ちたよな……奇跡だ。
とりあえずホイミ頼むよ」
こんなところで起きていいのか奇跡。
セリアのホイミを浴びつつ天井を見上げると、落とし穴は姿を消していた。
カンダタに逃げられたか……!? 俺たちは急いで階段を上った。
「……いないね」
「いないな」
「でも、どこに行ったんだろ?
宝箱は空いてるし、私たちのいたフロアを通らないと……」
193:158
06/07/13 07:21:33 dc+X7QJG0
「飛び降りたな。
今から階段を下りても間に合わない。
きちんと着地すれば何とか……いけるか。
セリア、行くぞ」
「え、え、行くってどこに?」
「決まってるだろ、追うんだよ!」
言い終わらないうちに、俺はセリアを抱きかかえて壁の切れ目から階下へと飛び降りた。
お姫様抱っこされたセリアは、赤面しつつもしっかりとしがみついている。
見えた。 カンダタとその手下どもだ……逃がすものか。
ズダンッ!!
巨大な音が響くと同時に下半身に凄まじい衝撃が走った。
……く、く……足の裏がビリビリする。 一応、着地成功だ。
とりあえずセリアを降ろして、と……。
「そこまでだ、コソドロ。
盗んだものを置いていけ」
ここは強気に行こう。 足が痛くてしょうがないけど我慢、我慢。
一方のカンダタたちは、突然目の前に降ってわいた乱入者に驚いてグゥの音も出ない模様。
すると、カンダタらしきマスクマンがボソリと一言。
「お前ら……バカだろ?」
「な、何を……っ」
「いや、上見な、上。
それかそこの壁」
194:158
06/07/13 07:22:48 dc+X7QJG0
俺たちが他所を向いた隙に逃げようって腹だろうが、その手には乗らないぜ。
……セリアはしっかり向いているようだが。
「……あ」
「何だ、何か見つけたか?」
「うん……そこの壁を見れば一目瞭然なんだけどね……」
何だ、一体……あ。
「縄……ばしご?」
「そういうこった。
わざわざ上の階から飛び降りるバカがいるとは思わなかったぜ」
「………」
天井から縄ばしごが垂れ下がっていた。 普段は最上階に巻き上げてあるのだろう。
俺の中の何かがプッツンと切れちまったような気がするが気にしないでおく。
「……もう一回だけ言う。
盗んだものを置いていけ。
さもなくば……」
「どうするってか?
一応聞いといてやるよ」
「叩き潰す。
選べ。 命の選択をするチャンスをくれてやる」
カンダタは手下たちと顔を見合わせて頷くと、各々の得物を持ち出した。
どの道タダで済むとは思ってなかったんだ。 そのためにレベルを上げた。
「行くぞ、野郎ども。
やっつけちまえ!」
195:158
06/07/13 07:49:16 dc+X7QJG0
画像貼り忘れました。
URLリンク(hp.jpdo.com)
196:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/13 14:21:25 xOxaP4C/0
ここでカンダタに負けてセリアが捕まる展開をリク
197:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/13 18:46:12 9SVroNbr0
僧侶に集中攻撃+痛恨でも来ない限り負けないレベルじゃね?
198:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/13 19:06:25 4sW3EAzS0
>僧侶に集中攻撃+痛恨
(*´Д`)ハァハァ
199:158
06/07/13 21:40:05 +v0DqYb20
■第7話
俺もセリアも武器を構える。
目当てはカンダタだが、取り巻きが鬱陶しい。
「セリア、手下を黙らせてくれ!」
「りょーかい。 ラリホー!」
「ぐわーっ、ね、眠……い……」
隙あり。 眠った手下の急所に強烈なブロウを叩き込む。
ラリホーの効果で目が覚めない手下を戦闘不能に追い込むと、
カンダタの重たい一撃を受け止めつつ、同じようにして二人目を潰す。
あと一人……、どこだ、どこに行った?
「こ、このっ、離れてよ……っ!」
「ヒャハッ、後衛から潰すのは常套手段だろうが!」
あの野郎、セリアを!
カンダタの斧をステップで避けると、俺は剣を構えて疾走した。
間に合うか……!?
「セリア、離れろ!」
「む、無理よぉ……あんっ!」
「オラァッ!!」
手下の一撃が鎖帷子を打ち据え、セリアは吹き飛ばされた。
鈍い音。 どうやら壁にぶつかったようだが、俺にはそれを確認する余裕はなかった。
塔から落とされなかっただけでも幸いだ。
200:158
06/07/13 21:40:48 +v0DqYb20
「この野郎ぉぉーッ!!」
跳躍。 そして落下。 もちろん剣を構えて。
ずぶり。
嫌な音がして、手下が崩れ落ちる。
俺の突き立てた剣は手下の延髄を深々と刺し貫いていた。
俺は無表情に無感動に剣を引き抜くと、一振りして血糊を払う。
そしてカンダタを睨み付けた。
「……まだやるか?」
「あ、あったりまえよ!」
振り下ろされる斧を剣で受け止める。 くそっ、相変わらず重い……!
セリアは……いた。 よろよろと起き上がったところだ。
すまん、回復してやりたいが、構っていられる余裕はなさそうだ。
その一瞬の隙を突かれてしまった。
カンダタは斧をひるがえすと、横殴りに叩き付けてきた。
俺は咄嗟に剣で防御したが、威力を殺し切れずに壁に叩き付けられてしまった。
動きの鈍る俺に、斧を構えたカンダタが迫る……!
「ベホイミ! ピオリム!
間に合って……!」
セリアの声が響くと同時に、急に身体が軽くなった。
俺はトドメと言わんばかりの力で打ち込まれた斧を間一髪で掻い潜ると、
振り下ろされたままの腕を足掛かりに肩まで跳び、さらに肩を足場に真上へと跳ぶ。
ジャンプの頂点で剣を振り上げたと同時に、セリアが連続して呪文を唱えた。
201:158
06/07/13 21:42:22 +v0DqYb20
「ルカニ! バギッ!!」
カンダタの鎧がみるみるうちに腐食して崩れ落ち、
さらに真空の刃が俺に対応しようとする動作を妨害する。
ここまでお膳立てをしてもらえば充分だ。
「うおおおおおおっ!!」
俺は着地の直前、力任せに剣を振り回した。
一瞬のうちに何回斬り付けたか……自分でも覚えていない。
気が付くとカンダタは降参し、助けを乞うていた。
「いいえ」「そう言わずに……」「いいえ」「そう言わずに……」「いいえ」「そう言わずに……」
何だ、この無限ループは。
いい加減にセリアも落ち着かせてやりたいし、もうこの辺でいいだろう。
「もういい、さっさと消えろ。冠は置いていけよ」
「ありがてえ!」
そう言うや否や、カンダタは冠を放り出して塔から飛び降りてしまった。
ここ、4階くらいの高さじゃなかったっけ……? まあいいか。
セリアは冠を手に取ると、申し訳なさそうに俺を見た。
「ごめんね、ごめんね……。
私が頼りなかったせいで、ルーク、人殺しに……」
「いいんだ。
親父もお袋も清廉潔白な身の上だったわけじゃない。
旅に出た時から、いつかはこうなるって覚悟してたからな。
誰も傷付けずに、誰の命も奪わずに、何かを成し遂げられるなんて思ってないよ」
202:158
06/07/13 21:43:55 +v0DqYb20
親父だって、名を上げるまでに誰の命も奪わなかったわけじゃない。
お袋だって、その呪文で一体どれほどの命を屠ってきたことか。
血に濡れていない戦士なんていない。 それは戦士の宿命だ、仕方のないことだ。
そう自分を納得させなければ、冒険の旅などできはしない―。
小さい頃、まだよちよち歩きの俺に、親父はそう語り掛けたことがある。
「……必要な犠牲、誰かの死は必然、ってこと……?」
「もちろん、誰も傷付かなきゃいいと思ってるさ。
もう気にするなよ。 セリアが気に病むことじゃない。
それよりセリア、お前、頭打っただろ。
ほら、血が出て……」
「平気よ、すぐ治すから……」
「ホイミ!」
俺は間髪入れずにホイミを唱え、セリアのキズを癒してやった。
セリアは目をぱちくりとさせている。
「セリアは充分俺を助けてくれたよ。
呪文のタイミングもバッチリだった。
セリアがいなけりゃ、俺はとっくに真っ二つにされてるよ。
お前は頼りなくなんかない。 そんなことは絶対にない」
「そ、そうかな……?」
「ああ。 アリアハンの勇者・ルークが保障するぜ」
「んもう、こんな時だけ都合よく勇者を名乗るんだから……。
……でも、ありがとね」
ようやく笑ってくれた。 やっぱりセリアには笑っていて欲しい。
ホッとしてリレミトを唱えようとする俺を、そのセリアが引き止めた。
203:158
06/07/13 21:46:49 +v0DqYb20
「ルーク、あのね。
えっと……私、強くなる。
ルークがもうこんな思いをしなくて済むように。
もっとちゃんと支えてあげられるように」
「え……何だよ急に。
こんな思いって……?」
「私が怪我したこと、気にしてるでしょ。
気付いてないとでも思ってるの?」
「……参ったね、どうも」
しっかり見抜かれていた。
セリアをちゃんと守れなかった。 下手をすれば死なせていた。
こんな体たらくじゃ、死んだらしい親父やアリアハンで待ってるお袋、
それにおじさんおばさんにも合わせる顔がない。
そう思っていた。
そうだ。 俺も、もっと強くならないといけない。
もうセリアを痛い目に遭わせないように。
俺は照れ隠しに、いつかそうしたようにセリアの頬を突っついてやった。
またポカスカと殴られるかと思ったが、今度のリアクションは違っていた。
セリアは俺の頬を突っつき返すと、ニッコリと笑って言った。
「ふふっ。 幼馴染は伊達じゃないのよ」
URLリンク(hp.jpdo.com)
URLリンク(hp.jpdo.com)
204:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/13 21:56:46 xOxaP4C/0
>「ルーク、あのね。
> えっと……私、強くなる。
> ルークがもうこんな思いをしなくて済むように。
> もっとちゃんと支えてあげられるように」
くっ、これが転職への伏線か・・・ッ!
205:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/13 23:07:01 u3p5mxVk0
このスレ見て、自分もはじめちゃったよ。
SFC版で、武闘家(女)との二人旅。
会話とか思い浮かべながらやるのも意外と楽しいかも。
206:158
06/07/14 01:10:38 TnD0BIaT0
ノアニール編が何だか凄惨です……うひ。
>>204
クックック……追い討ちを掛けてやるぜ!
>>205
武闘家は装備にお金が掛からなくていいですよね。
やたら会心の一撃出すし。
でも勇者と二人旅だと勇者が回復役に……?
207:158
06/07/14 01:19:12 TnD0BIaT0
■第8話
~セリアの日記~
ルークは気にするなって言ってくれたけど、やっぱり気になっちゃう。
おじさま、ごめんなさい。 おばさま、ごめんなさい。
もっと強くなりたい。 ルークは普段ぶっきらぼうだけど、ちゃんと私のことを気に掛けてくれてる。
私は自分のことだけで精一杯。 今も自分が強くなることを考えてる。
これじゃ何のためについてきたのかわからなくなっちゃうなあ……。
ただサポートするだけじゃダメね。 攻撃の呪文が欲しい。 バギだけじゃなくて、もっと強力な呪文。
昔、神学校にいた頃、魔法使いの適性はないねって言われた。
確かに、あの頃の私はいくらやってもメラすら使えなかった。
周りの子は簡単にやってのけて、凄い子なんてベギラマすら使って見せた。
私はそれが悔しくて、でも全然ダメで、おばさまに特訓してもらっても全くできるようにはならなかった。
だから諦めて僧侶の修行をしたんだけど……今はそれが少し恨めしい。
ダメダメ。 こんな後ろ向きでいたんじゃ、またルークに突っつかれちゃうよ。
私でも立派に戦える方法を考えよう。 それが明日からの課題。 私だけの課題。
あっ、また私、自分のことばかり……ダメだなあ、ホントに。
でも、そんなダメな自分とは、もうお別れします。
見ててね、ルーク。
※金の冠を取り返したのはいいんだけど、ルークはまだ王様のことが気に入らないみたい。
しまいには、このままバックレちゃおう、なんて言い出しちゃった。
それはダメだよ、私たちはドロボウするためにカンダタと戦ったんじゃないんだから。
そういう内容で小一時間ほどお説教をしたら、さすがにルークもぐったりしてルーラを唱えてくれた。
今日は宿に泊まって、明日の朝一番で冠を返しに行くことになった。
明日はロマリア観光できるといいな。
URLリンク(hp.jpdo.com)
208:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/14 06:38:40 Va5BTcbPO
>>207
いつも楽しく読ませてもらってます。3やりたくなるなぁ
209:中村屋 ◆KuNcnHybRY
06/07/14 08:13:44 NXN84PT5O
私もこんなんをやってましたが…>>158さんの方が私より数千倍すげぇぇぇぇ!!!!!!!!
続きwktkっす
210:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/07/14 17:46:08 /TQs2zcm0
FC版遊び人と2人旅やってた者です
賢者に転職したら一気に楽になった
Lv21になってバイキルト覚えたらオロチもボストロルも余裕だった
211:205
06/07/14 23:42:31 h0bR1XmT0
このスレ見てて、勇と武とで始めたものです。
自分のも投稿させてもらいたく思います。
158さんが連作されてる時ではありますが、どうかご容赦を。
少々似ている部分があったりするかもですが、それもご容赦を。
パートナーの名前が似てたりするのもご容赦を。(由来は乗ってる車の車種です)
212:205
06/07/14 23:49:40 h0bR1XmT0
*** 1 ***
僕の名前はジャック。今日で16歳になった。
今日から僕は、父オルテガの後を継いで旅に出る。
これから始まる長く険しいものであろう冒険の一端をここに記録していこうと思う。
朝、母親に起こされ、王様の元へ挨拶に行った。
王様からは激励の言葉と幾つかの武具、わずかばかりの金貨を贈られた。
勇者オルテガの息子として大切に育てられた僕は、やや世間知らずのきらいがあるが、
魔王討伐を託す者への、一国の王様からの激励品がこの程度のものだとは始めて知った。
酒場で仲間を集める様に言われたが、まずは一人で町の中を歩き回ってみた。
ここでも新たな発見があった。
まずは、町の人々は僕が勝手に家に入ってタンスやらから物をとっても見逃してくれること。
町をあげて僕の旅をサポートしてくれているのかと思うと、なんだかやる気が湧いてきた。
そして、もう一つは井戸の中にも人が住んでいることだ。まさか人がいるとは思わなかったので驚いた。
やはり、ぼくは世間知らずなのだと少し恥ずかしくなった。
一通り町を見てまわった後、酒場へ行ってみた。
そこには、ロマンチストの男戦士と、さびしがり屋の男僧侶、お嬢様育ちの女魔法使いがいた。
しかし、みんな役に立たなそうなので誰も仲間にはしなかった。
酒場を出て町を歩いていると武器屋を営むドグルさんが店先から声をかけてきた。
事情を話すと励ましの言葉をかけてくれたが、餞別として皮の盾なんぞをくれることは無かった。
213:205
06/07/14 23:50:50 h0bR1XmT0
ちょっとがっかりしながら町の出口へ向かっていると、後ろから僕を呼びとめる声がした。
「ジャックちょっと・・・、ちょっと待って!」
振り返ると、ドグルさんの一人娘が走ってきた。
「どうした? なにかあったのか?」
「はあ、はあ。さっきお父さんと話してるのが聞こえたの。一人で旅に出るつもりなの?」
「ああ、そのつもりだけど」
「あなたって人は、本当に世間知らずも甚だしいわね。たった一人で魔王を倒せるわけ無いじゃない!
・・・私も一緒に行くわ。私の力がきっと役にたつと思うし!」
「お前の力が? 冗談もほどほどにしろよ。じゃあな、もういくからな」
僕は町の外に出た。
目の前に広がる大草原は、これから始まる果てしなき旅を象徴している様でもあった。
彼女はまだついてこようとしていた。
「なあ、本当について来るつもりなのか?」
「うん、ついて行くよ」
「きっと色んな危険が待ち構えてるぞ。無事ではすまないかもしれないし」
「うん、わかってる」
「だったら、なんで・・・」
彼女を連れて行く気は僕にはさらさら無かった。
214:205
06/07/14 23:51:38 h0bR1XmT0
「危険な旅だから、私もついていくの」
「え?」
「だって、もしジャック一人でいったら、きっとオルテガさんみたいに途中で・・・」
「・・・」
「あ、ごめん。オルテガさんはきっとまだどこかで生きてるよね。」
ふと、視線を遠くへやると空中を大きな影がこっちへ向かってくる。
影はぐんぐん大きくなってくる。魔物だ! 背中には何かを乗せている。
「魔物だ! 気をつけろ!」
「ジャックこそ!」
僕が声をかけるまでもなく彼女は魔物の気配を敏感に感じ取り、既に身構えていた。
魔物は、おおがらす3匹とスライム3匹だった。
「こんな奴らどうってことないさ」
少しとはいえ剣術の稽古をしていた僕は、楽観的に考えていた。
スライムは容易に片付けたが、空中を舞う魔物は素早く、なかなか致命傷を与えられない。
かたや、彼女はその跳躍力と鍛えられた武術で、一匹づつ確実に仕留めていった。
数分後・・・。初めての魔物に思わぬ苦戦を強いられたが、なんとか全ての魔物を始末した。
215:205
06/07/14 23:52:17 h0bR1XmT0
「おい、大丈夫か?」
「それはこっちのセリフよ、ジャック。早くその傷の手当てをしないとね」
「ああ、そうだな。一旦町に戻ろう」
「そんなんじゃ薬草いっぱい買ってかないとだねー」
「それとさ、私をつれていって損はなさそうでしょ?」
彼女は微笑みながら言った。
「ああ、悔しいけどそうみたいだな」
僕らは町へ向かって歩き出した。
彼女のことを紹介しておこう。
彼女の名前はセリカ、僕と同い年の16歳。
昔から何かとお節介を焼いてきて、まるで年上の姉貴分きどりだ。
武器屋の娘なのに6歳から空手を習い始め、頑張り屋の彼女はずっと道場に通いつづけていた。
一緒に始めた僕は、稽古がつらくてすぐにやめてしまったのだが。
正直なところ、一人旅に不安を感じていた僕にとって非常に心強い仲間が出来た。
こうして僕とセリカの冒険の旅が始まったのだった。
216:158
06/07/15 00:29:03 xtQixbmP0
おおっ、同志が!
連載一人でちょっと寂しかったんですよね(ぉ
展開が似るのはしょうがないです。似通った名前の人間なんてちょっと探せばごまんと出てきます。
別に気にしてませんし、殴り合い宇宙きぼんとか言いませんから頑張ってください。
そんな205さんに送るネタ。
セリカ「ジャックゥゥウウーーッ! 君がッ! ベホイミするまでッ! 殴るのをやめないッ!」
217:158
06/07/15 01:08:25 xtQixbmP0
■第9話
「ルーク王、よく似合っておりますぞ!」
「御立派ですわ、ルーク様!」
「新しい王様に敬礼!」
……頼むからやめてくれ。 俺は乗り気なんかじゃないんだ。
俺は今、なぜかロマリアの王位に就いている。
そう、あれは金の冠を返しに行った時のことだ……。
「王位を代わってみぬか?」
何気ない一言だった。 ちょっと待て、何だって? 王位を交代……?
いや、俺はそういうの柄じゃないから、勘弁して下さい。
金の冠を取り返してきたんだからそれでいいでしょう。
「いいえ」「まあそう言うな」「いいえ」「まあそう言うな」「いいえ」「まあそう言うな」
カンダタと同じパターンだった。 きっと同意するまで諦めないんだ。
ならばこちらも切り返し方を変えるまでだ。
「いいえ」
「もういいじゃろ、滅多にできぬ経験ぞよ?」
「だが断る。 このルーク・フェブールが最も好きな事のひとつは、
自分で偉いと思ってるやつに『いいえ』と断ってやる事だ……」
「ぬ……」
よしよし、返答に窮しているぞ。 もう一押しってところか?
その時、全く予想もしていなかった刺客が現れてしまった。
URLリンク(hp.jpdo.com)
218:158
06/07/15 01:14:07 xtQixbmP0
「いいじゃない、ちょっとくらい。
何事も経験、でしょ?」
何とセリアがロマリア王の肩を持ち始めた。 王はいそいそと着替える準備を始めてやがる。
もうダメだ。 綺麗にひっくり返された。 くそっ、しょうがねぇな。
……とまあ、そういうわけで、俺は今ロマリア王をやっている。
これでいいのかロマリア。 ロマリア王位ってのはそんなに軽いもんなのか。
街を歩いてみれば、みんなが俺を王様王様と持てはやす(お前らそれでいいのか)。
城に戻れば兵士に剣の稽古を頼まれる(せっかくだから付き合った)。
そして元王が残した山積みの書類仕事に明け暮れるだけだ(仕事しろよ)。
豪華な部屋。 食事。 一見、退屈ではあるがもう将来の心配は要らないように思えてしまう。
でも……俺の隣にも後ろにもセリアはいない。
今日で王位体験三日目だ。 多分、教会の手伝いでもやっているんだろう。
気になるけど、会いに行くのもはばかられる立場にあるのでこればっかりはしょうがない。
「やっぱりこんなの、俺には合わないよなぁ……」
ここの料理は確かに美味いが、俺にとってはセリアの料理の方が何倍も美味しく感じられる。
正直に言おう。 何をするにしたって、隣にセリアがいた頃は新鮮で楽しくて、今は灰色でつまらなかった。
幼馴染補正なのか他の何なのかは置いといて、やっぱりセリアと一緒じゃないと「つまらない」。
これじゃだめだ。 このままここにいたんじゃ、俺は死んでないだけの生きていない人間になってしまう。
その日の夜、俺は王位を降りることを決意した。
まずは姫さんか大臣に相談しないと……あーでも、言い出したら何か余計に面倒なことになりそうだ。
URLリンク(hp.jpdo.com)
URLリンク(hp.jpdo.com)
URLリンク(hp.jpdo.com)
URLリンク(hp.jpdo.com)