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【ミステリドール】
ドラゴンクエストⅣとⅤに登場する、紫色の遮光器土偶型の魔物。
第5章の南西大陸や北西大陸一帯、デスキャッスルと広範囲に出現する。
特殊攻撃はメダパニ、ルカナン、不思議な踊り(Ⅳ)、メダパニ、ルカニ、マヌーサ(Ⅴ)。
Ⅳではぴったり300ゴールドを有しており、強さの割に高額のゴールドを稼げる敵として
冒険者たちの格好の標的となった。
なお、この額は裏ダンジョンの出現敵を含めても、フェアリードラゴン、マネマネに続き
第3位の額である。
その出自は 『ドラゴンクエストⅣ モンスター物語』 に詳しい。
ピサロの父、魔皇ナルゴスより遥か先代にあたる、魔界から初めての魔王が派遣されてきた時代
(この魔王がエスタークかどうかについては詳細が記されていない)。
魔王はⅣの世界のモンスターたちを統べるとともに、人間たちの世界に倣って通貨制度を導入した。
しかし銀行という概念がなく、各自が所持金を貯蓄する形だったため、
凶暴で強欲なモンスターの世界では金目当てに、強盗や泥棒、ひったくりが多発した。
そこで 『貯金箱』 の必要性が唱えられ、ミミックや人食い箱を貯金箱にすれば、
よその家の魔物もおいそれと手を出せまいと発案され、これらが貯金箱に用いられる事になった。
が、お金を取り出そうとして死亡した魔物が後を絶えず、遺族からの賠償金請求が莫大なものに上ったため、
発案者のコンジャラーを手打ちにした魔王は、新たな貯金箱を作るようブラックマージに命じる。
そこで作り出されたのが中空の人形ミステリドールだった。
ミステリドールは自己防衛機能を有しており、貯蓄金を奪いにきた魔物が弱ければこれを倒し、
強ければ早々に逃げ出すため、貯蓄金を盗まれる心配がなく、
魔族の世界では流行して貯金箱として広く使われる事になったという。
なお、Ⅴでは所持金が120ゴールドと6割も激減し、印象に残らない雑魚敵となった。