06/02/21 21:50:23 7E16N3sU0
クジャ「文通道具を買ってくるよ。二、三日で帰るからね~」
クジャは買い出しのため(一時的に)部屋を後にした
ヴィン「ふぅ…」
ビビ「ご、ごめんねヴィンセントさん。僕の知り合いのせいで疲れたでしょ…?」
ヴィン「(正直に言ったらビビビは気にするだろうな)…いや、大丈夫だ…」
ビビ「そ、そっか(よかったぁ…)」
ヴィン「少し部屋の片付けでもするか」
ビビ「そ、そうだね(クジャが持ってきた無駄にゴージャスな変な置き物達どうしよう…)」
ヴィン「重たい物は私が運ぼう。まずはこの『純金製等身大クジャ様』だな…。どうするか」
ビビ「(これはさすがに捨てたら怒りそうだなぁ)あ、これは部屋の隅にお願いします」
ヴィン「そうか…(これが1番場所を取っているが、ビビビが言うなら仕方無いか)」
ビビ「これは…どうしよう」
ヴィン「『ダイヤの手鏡』?鏡なら洗面台にあるからな、不要だろう」
ビビ「そ、そうだね(まぁいっか、捨てちゃおう…)」
ヴィン「この羽飾りは…?『クジャ様写真集』もあるな」
ビビ「う、うーん。いらない、かな??(ま、まぁいっか)」
ヴィン「そうか。ではゴミ箱行きだな。…それにしても不要なものばかりだな…」
ビビ「そ、そうだね」
ヴィン「こんなもの…生きていく上で必要なのだろうか…。寂しい男なんだな」
ビビ「…」
ヴィン「手早く片付けてしまおう」
ビビ「…ま、待って!」
ヴィン「どうした?」
ビビ「ご、ごめんなさい、やっぱり捨てないで…。これは、クジャには必要なものだと思う…から…その…」
ヴィン「…」
ビビ「ごめんなさい…。でもクジャには…こういう生き方が似合うんだと思う。自分を飾ることでクジャは…」
ヴィン「分かった、ビビビ。謝るな。片づけは中止だ。半裸の帰りを待とう」
ビビ「あ、ありがとう」
ヴィン「フッ、部屋は狭いままだがな」
ビビ「う、うん!」
数日後、クジャは両手いっぱいに無駄な買い物を済ませて帰ってきた。