FFの恋する小説スレPart5at FFFFの恋する小説スレPart5 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト711:鼓吹士、リーブ=トゥエスティⅥ(42) 06/06/14 03:03:58 i22kvNLs0 彼女もまた、向けられる視線から目をそらさずに語り続ける。 「神羅は……いいえ、“彼ら”は人の心の内を覗く術さえも持とうとしている。 私には……私にはこれ以上……。そうね、あなたの言うとおり途中で放り出して 逃げようとしてる。無責任、あるまじき行為よ。でも……」 今現在、部門に統括責任者がいないのは都市開発のみだった。一方で彼女は、 指名されて尚それを断り続けていた。だから管理課主任として、不在の統括 責任者の代役をこれまで務めて来た。 そこで、望まずに知ってしまった真実がある。 「ミッドガルという土地も……ミッドガルに住む人々も、豊かになってほしい。 今でも……そう、思ってる。願わくば私の手で完成させたかった。でも、それは 叶わないと知った」 「なぜですか?」 向けられた問いに答えようとして、抉られるような心の痛みを覚えた。都市開発 従事者として、志半ばでミッドガルから離れる決断は、決して軽いものではない。 しかも、自分の後を引き継ぐ者を置き去りにして出て行く事に罪悪感を抱けば尚更、 決意は揺らぐ。 言葉を向ける側も、それがどれだけの痛みを伴うものなのかは承知している。 承知の上で、それでも残される側として聞いておかなければならない。 「私がこのままミッドガルに関われば……たくさんの犠牲を払う事になるから。 そんなことまでして……私は、神になんてなろうと思わないもの」 だから、あなたに託すわ。彼女はそう言ったきり、俯いた。 恐らくは、自分の知らないところで様々なしがらみがあったのだろう。その盾になり、 苦悩し歩んできたのだと、ほんのごく一部でしかないと知りながら、リーブはその声に 耳を傾け心を砕く。 「……主任。あとはお任せください」 そう言って、リーブは深々と頭を下げる。心で強く願う本心を飲み込んで、彼女に 向けた言葉も決して嘘ではない。 「今まで本当に、ありがとうございました」 その声に顔を上げ、彼女は心の底から驚いた表情を向けた。まさか頭を下げられる だなんて思いもしなかった。罵倒され、嘲笑されるのだと覚悟していたから。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch