06/04/15 00:59:52 X3ZQ+/hG0
目の前に立っているのは、”仲間”と呼べるほどの存在ではなくとも、これまで
太陽を奪われ死に支配された暗い地の底で、共に生き抜いて来た者。
これが勝算のない戦いだと知りながら、それでも。
「……ただ」
―『それでは、シェルクさん。頼みましたよ』
「いちど受けてしまった頼みを、“反故にするのは気持ちが悪い”ということは、
分かりました」
そして。その逆も。
―「私たちは、これから10年を取り戻すんだ」
―『一緒に、頑張りましょ』
果たされることの無かった言葉たちが、シェルクの内に何度も繰り返して
響いていた。
鼓吹士、リーブ=トゥエスティⅤ<終>
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・エンジンルームで倒れたケット・シーを見た時のプレーヤー(=投下者自身)の
衝撃を表現してみたかった。(実際には「リーブ死んだのかよ!!」って衝撃でしたがw)
・前回と今回のテーマは「シェルクの遅い反抗期。」
(>>421なんとなく自分もそんな風に思ってました…w)
あんまり恋愛要素を含まない(…無いに等しい)話ですが、
一応DC終了時点までリーブ中心に書いていくつもりなので、今しばらく続きますです。。。