06/03/18 03:26:12 1H6BepRU0
するとケット・シーは突然、シェルクの視線の高さまで高く飛び上がると、こう言い
放った。驚いたシェルクは呆然とその様子を眺めていた。
『よっしゃ! そんじゃもう一踏ん張りや! わいもサポートさせてもらいまっせ~。
一緒にがんばりましょ』
ぴょんぴょんと、やけに嬉しそうに飛び上がるケット・シーを見ていると、シェルクは
これまでに見せたことのない表情を浮かべた。戸惑っているような困ったよな、そんな
小さな笑顔。
「……そうですね」
そう言って、彼女は再び扉の横に設置された小型ディスプレイに視線を落とした。
画面端の表示は、残り3分を切っていた。
シェルクはキーボードをたたいて画面を操作し、SNDの態勢へと移行する。
かつての都ミッドガル―地上と空とを舞台にしたディープグラウンドとの激戦が幕を開ける前、
それはつかの間の平穏であった。
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分割もクソも行数規制で結局同じでした…orz