06/02/24 01:51:04 69UrLjOp0
粗忽者のエッジ前哨戦でございます。
>>169
ありがとうございます。
ドリル装備の名無し ◆Lv.1/MrrYwさんの
余韻を壊してしまって本当にごめんなさい。
お言葉に甘えて投下致します。
ちょっとクラティ入ってるので、お嫌いな方はご注意を。
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外に飛び出すと、空が真っ赤だ。隣のおばさんが不安げに空を見上げている。
「おばさん!」
「あぁ…ティファちゃん…一体何が…」
「話はあと!早く家へ!」
ティファは近所の住民を、子ども達が避難した下水道への扉に誘導する。
「いいですか?扉を叩くのは3回です。敵に見つからない様に…」
「敵?…敵って誰だい?」
それはティファが聞きたいくらいだった。
不安がる住民達をとりあえず下水道に避難させると、2ブロック先にある孤児院に向かう。
中から子供達の泣き声が聞こえるが、まだ火の手は上がっていない。
「大丈夫?」
ティファが入って来たのを見た、二人いた保母はホッとしたように、
「助かるわ、ティファ。子ども達、みんな泣き出して動けなかったのよ。」
小さな子供は抱きかかえて、歩ける子は歩かせて、なんとか店の中まで連れて行く事が出来た。
先に避難させていた住民達に手伝ってもらい、子供達を地下に降ろす。