【キモヲタが】赤裸々タークス日記【見てる】at FF
【キモヲタが】赤裸々タークス日記【見てる】 - 暇つぶし2ch698:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/19 16:19:11 QYOqbnbD0
>>697
URLリンク(www.pic.to)
ここの使い方見ればわかるとオモ
PCから画像見るの許可するの忘れないでくれお

699:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/19 23:09:42 RbOc+Ass0
>>684
ごめそアンジェロだった・・ツォンに毒されすぎだ自分
ついでに画像
URLリンク(venus.aez.jp)

700:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/19 23:53:04 SOCAZ7gY0
Ж月н日 ツォン

~プロローグ~

長い監禁生活でつかれきった私は、ぼ~~っと一人金網の上で肉を踊らせていた。
「フフ…このタレと肉の絡まり具合、――絶妙にアンゲロな感じだ。」
社長のおかげで腹はいつも満たされているわけだが、アンゲロまでは満たしてくれなかった。
以前の様にパワーがみなぎる事はもう無いのかもしれない。
(早く、誰か私を助けて。ボス、決して走らず急いで歩いてきてそして私を助けて……………!!!) (~本編へ~)

・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜

今日は信じがたい出来事が起こった。
今日起きた出来事を記す前に、今の私の姿を端的に書いておこう。
私の今の姿はこう。
無精ひげを生やし、髪のキューティクルははがれ、スネ毛は伸び放題。ハイソックスを履いても隠せないその乱れ様。
スーツとクマエル柄のパジャマはそれぞれ一着しかなく、すでにヨレヨレだ。
水場はあるので、自ら洗濯はしているが…全裸で。
とにかく、清廉潔白をモットーに掲げる私のプライドはズタズタだ。
きっと、全国に溢れかえっている私のお客様が今のこの姿を見たらきっと嘆き悲しむ事だろう………。
―――だが、しかし。
今日の出来事は、そんな私の憂鬱な心を吹き飛ばすのに十分すぎる程、希望に満ち溢れたものだった。

・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜

701:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/19 23:58:25 SOCAZ7gY0
私は今日のメニューであるタン塩を焼き始めながら、机の下で携帯の画面を隠し見ていた。
「ム…!? 久々にお客様からのカキコ発見!」
監禁生活の中での唯一私を癒してくれるのは、このお部屋を見ている時だけだ。
おしぼりで口を拭きながら、肉を焼く手を止めて、画面の方に意識を集中させた。
何を隠そう、私のお部屋のお客様は皆、照れ屋だからなかなか掲示板にカキコしてくれない。
スラムに咲いた花を愛でる様に画面を見て、ボタンを押して掲示板の画面をスクロールさせていった。

「何々――、『Ж/м(水) **:**  あなたに力を。 投稿者、あんげろりー… … … 」

ガタッ 

「『Angelolena』――アンゲロリーナ!!!???」

その書き込みを瞬間、私の全身が総毛立つ。そして、反射的に携帯を壁に投げつけた。

「な”ッあ”ああ あ あああああ―――ッッ!!???」
箸を落とし、うろたえる私。目を見開き、指が震えるし、発狂しそうになる。
何故。どうして。そんな疑問がホクロの裏側でのたうち回るが理由などどうでも良かった。
「……あうああぅ私のサイトにアンゲロリーな様がこうりnなされt……ッッ」
それが喜びなのか、恐怖なのか、自分でもわからない。
熱く芽吹いた何かが体中を駆け巡る。
焼肉すら放り出し、気づくと震える肉体を自ら抱き、足をバタつかせ床でのたうちまわっていた。
ムッシュムッシュと叫びながら、足を交差させ ゴロゴロゴロゴロ イモムシの様に背中を丸めて部屋の隅まで転がり続ける私。
そのまま、壁にドンッと大きな音をたてて、昇天しそうになってしまった。「ヒーーーーヒッヒッヒッヒ…」
おでこをぶつかった時のホクロリーナの衝撃で、私は少し冷静になった。
(待て。 名前だけで信用していいものだろうか……HNが『Angelolena』だからといって、アンゲロリーナ様ご本人のわけが無いではないか!!)
今の顔から火がでそうだった。過去にいくつもHNを使い、荒らしまがいな行為をするほど不器用なお客様もいた位だ。そんな都合のいい事ばかり起こるはずはないのだ。
「ふひひひひひッ!びーーーっくりホクロアンゲロッ!」
私は紅潮した顔にごまかしの笑みを浮かべ、さも自然なそぶりで携帯を拾い上げ、書き込みの内容を見てみた。
「………………」

702:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/20 01:03:09 r50182q6O
ちょww続きは?www
この放置プレイまさにアンゲロハァハァ

703:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/20 01:35:46 4Ekpeorf0
私は文章を読んで確信した。コップに入っていた水を全て飲み込みほし、涙を流す。
その手は無意識のうちにあのポーズへと変わっていた。
「これは、間違いなく、アンゲロリーナ様ご本人のメッセージだゲロね!!!」
何という慈悲深きお言葉――アンゲロリーナ様はいつも私達の雄姿を見守ってくれていたのだ。
タークスの仕事ぶり以外に、サイト活動をも見守って下さっていたとは。
その活動範囲の幅広さ、もう頭が上がらなかった。
突然現れたのはきっと、私がこの部屋で、肉ばかりは嫌だ野菜も食べたい!タークスの皆とカニ道楽でアンゲロしながらはしゃぎたい!
――などと、情けなく嘆いてたからだろう。

そんな私を見捨てずに優しいお言葉をかけて下さるとは、なんと器の大きなお方だろう。
もはやアンゲロの昂ぶりは抑える事は出来なかった。
私の身が自由であればアンゲロ祭りを開催していただろう。だが、その時は部屋にたったぽつんと独りきり。
(今は自由の利かぬ身………くッしかたない、アレをやるしか―――ッ!!)
アレとは、禁じられた祈り――すなわち、ひとり『アンゲロ体操』の事だ。
ひとりアンゲロ体操。それは、ひとりで24時間ブッ続けてアンゲロポーズのままスクワットし続ける祈り。
「アンゲロ第一体操――…はじめッッ!!! ワン・ツー・スリー・フォーーーーーッッ!!!!!」




704:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/20 01:36:35 4Ekpeorf0
気づくと私はいつの間にか酸欠になり、監視カメラの前で靴下姿のまま倒れていた。
ジンジン熱い額をさすりながら起き上がって、携帯を見ると、何と二件目のお客様の書き込みがあった。
「ふひひ…――― あッッ!!!?」
その書き込みを見る前に、私は気付いてしまった。アンゲロリーナ様に返信をしていないではないか!!!!
大量の涙を流しながら、女子高生並の物凄いスピードでボタンをプッシュし続けた。
(えぇとえぇと…何て書けばいいのだ!!! あぁそうだそうだ、その前にお客様名簿にアンゲロリーナ様を迎えなくては――ってなな何て光栄な事だッ!!!!!)

お客様名簿を更新した後、私の元に社長が現れ、二時間正座のまま先程のアンゲロ体操について尋問を受けた。裸のまま。
が、不思議と辛くはなかった。
何故なら、私の後ろで暖かく見守るアンゲロリーナ様の存在を感じていたからだ。
その後も、取調べやら何やら色々あった。だが、今日は睡魔に襲われこれ以上書けそうにない。その時の話はまた別の機会にでも…フヒヒ☆
ハァハァしかし何だろうこのズキズキとした痛みは…何だかすごく眠い。僕はもう疲れたよクマエル。アンゲロ体操は二度とやらないぞフヒヒヒヒッ!!!!

705:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/20 01:46:30 4Ekpeorf0
ごめん!長すぎた!!(´Д`;)
もし違うもっと違う風に簡潔に書いた人居たら、投下キボンヌ

>>692-693 のレッドマーダーなカキコを見る前みたいな感じです。
プロローグとかツォンさんテンション上がりすぎてイタいの書いちゃったみたいな感じ
だったんだが…違う意味でイタくなったスマネ!!!

706:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/20 01:47:25 r50182q6O
ツォンさんのあまりの幸せそうな姿に涙と笑いを堪えきれません
だんだんこのキモツォンが愛しくてたまらなくなってきた助けてアンゲロリーナ様

707:キモヲタツォン ◆JQFiOOZnXY
06/01/20 03:22:00 G6dwing9O
スマソ、誰かアロマ企画のやつ投稿してくれると助かる
しばらくパソ使えないので、半角全角とか、改行の位置がよくワカラナスorz
斜めに見えるやつだから、多分半角か全角かで変わると思うし・・・

708:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/20 04:33:12 qaIv22ABO
盛り上がってまいりました。




アンジェラ・アキを
アンゲロ・アキと聞き間違えたなんて、私だけの秘密だ。

709:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/20 08:44:31 cZ9K4XgP0
>>699
ピンクのアンゲロと赤いアンゲロwwww
こういうの探せば意外とありそうだな。
たくさん集まったら、いつかツォンのおへやに
「街で見つけたアンゲロ」みたいなコーナー欲しいな。
>>697にも期待

ちなみに発見アンゲロピザ
URLリンク(www.minervasportswear.com)'S%20PIZZA.jpg
聖アンゲロホテル
URLリンク(www.romeby.com)
今後発売予定、期待のゲーム“スーパーアンゲロ”
URLリンク(www.wieringsoftware.nl)
ローマの聖アンゲロ城。壮大ですね。
URLリンク(wd.italyguides.it)
映画“復讐のアンゲロ”アカデミー賞総なめですね。
URLリンク(www.dockzone.de)
探せばまだまだありそうだ。

>>700-704
キリ番変態ツォン日記おめwwwwww
テラキモワロスwwwwキモヲタツォンさんのBBSコメも
合わせてワロスwww

>>707
キモヲタツォンさん
レッドマーダー書き込んでおきましたお(`・ω・´)シャキーン
忙しい中いつも乙です!

710:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/20 08:47:08 cZ9K4XgP0
Ж月п日 リーブ

ハイデッガーにダストシュートに突き落とされ、スカーレットに救出されてから
数日が過ぎた。ダメージも大きかったので、現在は大事を取って自宅療養している。
社長もお忙しいだろうに、力になれない自分が無力だ。早く回復しなければ。
そんな中、自宅で情報収集をしていた私は、大変な事実に困惑していた。

「ホンマに、どういうこっちゃ………」
─ツォンのおへや。このサイトは前々から怪しいと思って調べていた。
管理人はおそらくうちの会社のツォン。しかし─監禁中の今も、たまに更新されている。
あのツォンとは別人だとでもいうのか?それとも、彼も私と同じインスパイア能力を……。
いや、そんな事は今どうでもいい。私に衝撃を与えたのは、BBSの書き込みである。
「Angelolena。これは、まさか………本物、なのか………?」
その正体を捜し求めていたこの災厄の中心、アンゲロリーナ。
彼女(?)からの託宣のような文章が、まるでツォンに力を与えるがごとく書き込まれている。
私は震えが止まらなかった。これはまさに─純粋なる恐怖………。

しかし、その後の書き込みに、私は目を奪われた。
レッドマーダー?聞いた事がない。しかし、この書き込みの内容を見る限り──。
堂々とした態度から表れる自信。そして、アンゲロリーナを「小娘」と呼ぶほどの実力。
危険を全国ネットで撒き散らしているかもしれないこのHPを閉鎖しようとする正義感。
加えて、この私を驚愕させるほどの必殺技まで持ち合わせている。
ちょ、ねえ、何で斜めって見えるの?何で!?すっごい!レッドマーダーすっごい!!

とうとう見つけたぞ。現在の凄まじい状況を救う唯一の方法。
レッドマーダー、彼こそがアンゲロリーナに対抗する赤き光の勇者なのだ!
やっと未来に光明が差した気がした。彼を見つけるのが私の宿命。
早く社長に報告しなければ。救世主が、勇者が現れたのだと。
何としてでもレッドマーダーを見つけ出し、神羅を、この世界を救わねばあかんのや。
──平和と栄光は、レッドマーダーの手に!

711:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/20 12:50:36 thwEgBY30
Ж月ω日 短銃(♀)
昨日5時、20年前の神羅製作所社員名簿を25回読み返してやっとXXXXという人物の正体がわかった。

驚愕……

XXXXとは、タークスではなく重役で、レモン色の髪の、ルーファウス社長にそっくりな外見の男・・・。

つまり XXXXは プレジデント神羅の 本名 だった。

いっつもプレジデントプレジデントと呼んでいたからわからなかったが、XXXXという名前はしっかり入社試験の上のほうに
出ていたのをそのとき思い出した。

その後、気になってIモードで厳重管理下におかれているサイト「ツォンのおへや」に立ち寄ったらそこには2件の書き込みが。
「アンゲロリーナ!?まさか…本当にいたの!?」
それは、スペルは違う物の間違いなくアンゲロリーナと読める人物。
てっきり私はXXXXことプレジデントの妄想の産物かと思ってたけど。
しかもそこに書き込まれた文章は、ほぼツォンさんを増長させるような物。
こんなのを見たツォンさんは危険だ。
あの眼鏡(フヒト)など問題にならないくらい危険だ。
眼鏡をジムとしたらこれを読んだツォンさんはビグザムだ。

もう一件は、レッドマーダーと名乗る人間の荒らし書き込み。
正体がわから無いとは言え、アンゲロリーナを名乗る物に荒らしをかけるなんてすごい度胸ね。
Angello Crisisの主力として戦って欲しいくらい。

一応私も書き込むことにした。

712:上の続き
06/01/20 13:08:25 thwEgBY30
Ж月ω日 **:**
アハハハハ
ゆや
何ですかぁこのサイト?
宗教勧誘?それとも池沼の集まりですかぁwwwwwwww?
本当に馬鹿ばっかりですねぇ。
特にアンゲロリーナとかなんですか?アンタの顔なんてどうせ

    .____
      /      ミ
   _/         ミ
  /             ミ
 彡              ミミ
 彡    / ̄∨ ̄\    ミミ
 彡   /        ̄=  ))
 ヽ   /          )  /
  |  ,/━   ━━ | /
  ヽ /<●>  <●> | |
  .r∨;;;    ミ      ..レr⌒|
  .しヽ;;   /  ヽ     ..ヽソ
    |;;;   (   )    ../ ̄
    |;;;;          ../
    ヽ;;;;  <─>   .|
     ヽ;;;        /
      ゝ;;;;      ./

こんなんだろうね。
アーハハッハハッハハハハハハッハハハッハwwwwwwwww


眼鏡を意識して書いたんだけど。
こんな感じで駆逐作業はいいよね。

713:697
06/01/20 13:50:15 F+ngkezcO
皆様乙です!

街で出会ったクマエル3色展開。
背後に大きなハートと羽を携え、さらに腕の中にもハートを抱え
その上ハートにはLOVEと書かれているまさにクマエル。

URLリンク(j.pic.to)

>>698
サンクス!

714:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/20 19:04:02 L8CuwaOUO
>>713
うぉぉぉ!!!!!!!
まさにクマエルテラカワイス(*´д`)

715:1/2
06/01/20 20:08:05 ZlsnOlyL0
Ж月ω日 ルーファウス

礼節をわきまえ、あまり感情を表には出さず、常に沈着冷静。
それが私の知るツォンだ。
だが、監禁中のこの男にそんな面影は微塵も見られない。
監視モニターが映し出す映像を見ながら私は頭を抱え込んだ。
泳がせるためにわざと携帯電話を持たせていたが…。
…正視するに、耐えない。
信仰は自由だ。信仰対象によって祈り方も様々だろう。
それをとやかく言うつもりなど毛頭もないが…、だが…これは…。
…狂気に陥った人間の姿をまざまざと見せつけられた思いだ。
神羅全体の人間が、いや、果ては世界中の人間が、
『アンゲロリーナ』を信仰するようになってしまったら──
早急に片を付けねばなるまい。

例によってツォンに尋問を行ったが、解決の糸口は見当たらなかった。
…監禁部屋の隅に干されたヨレヨレのスーツを見て、
新たなスーツを支給してやることにした。
実はこの数日後に、宝条に作らせた強力な自白剤を使用する手筈になっている。
そのことに対する、せめてもの情けだ。

さて、新たな有力情報が二件入った。

…まずは、朗報から記すとしよう。
すっかりやつれた顔を嬉々とさせたリーブからのものだ。
『レッドマーダー』。
どうやら、この者が我々の切り札となりそうだ。
民間人に頼るのはどうかとも思うが、この際素人だろうが何だろうが構わない。
アクセス元から身元を洗い出し、必ず捜し出してみせる。

716:2/2
06/01/20 20:13:06 ZlsnOlyL0
そして…もう一件については……。
…フッ。私としたことが、メモを取る字が震えてしまった。
冷静を取り繕ってみても、やはり動揺は隠しきれないようだ。

一連の発端である、『アンゲロ』をツォンに説いたという人物、XXXXの正体。
それが…神羅カンパニー前社長、つまり、私の父親であるということだ。

XXXX。そうだ。この名を思い出せないなんてどうかしていた。
まさか身内だとは思いもしなかったせいか…。
私は自身に対する憤りをどうにか抑え、
急遽帰宅すると親父が生前に使用していた書斎へ向かった。
ここへは決して入るなと言いつけられ、気にもならないので放置したままでいたのだ。
それが幸いしたかどうか──
扉を開け、目にした光景にしばし開いた口が塞がらなかった。
可愛らしいクマのプリント柄の壁紙に、絨毯、カーテン、ソファーカバー。
背に翼を生やし、ラッパを手にしたクマの装飾品の数々。そして巨大な銅像。
…親父に、こんな趣味があったとは…。
そして、デスクの上に置かれた奇妙なゴム製の人形が目に止まった。
これは…まさしく──

……。
………。
──クッ…ククッ…。

親父…そうか、奴だったのか。
手ぬるいことをやっているから無様に殺された惨めな男。
その男の妄想の結果が『アンゲロリーナ』を生み出し、ツォンに影響を与えたと言うのか。
…実の息子を危険人物と見なし、軟禁までしたところまでは褒めてやろう。
だが、私を生かしておいたことが最大のミスだったな。

『アンゲロリーナ』を根絶やしにしてみせる。

717:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/21 01:51:31 Qkqwz1Lg0
GJ!なんか社長の冷静に状況判断をしてくれる投稿を見ると、
心底安心する自分がいるww

あとキモヲタタンBBSの一回投稿し直してあったり、芸が細かいよ!ww乙!

718:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/21 12:58:32 p4Su/w9T0
つーかこのまま行くとレノ対ツォンになるのかw
レノが最も恐れた事態に……

719:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/21 18:42:47 6qez1o5qO
アロマ企画がよくわからんのですけどなんすかぁ?

720:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/21 21:37:16 Qkqwz1Lg0
>>719 「アロマ企画」っつー文字の羅列が、
よく見るとななめに傾いてみえませんか?
見えない様ならそれはそれで。レッドマーダーに毒される事なくそのままのあなたで居て頂きたい。

721:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/21 21:42:35 jSC+XZaoO
ヒント
>>719は携帯

722:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/21 22:04:15 6qez1o5qO
パソでもみたけどわからなかった
レッドマーダーの必殺技はオレには効かないようだ

723:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/21 22:08:20 21H6jr9C0

アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画

画企マロア画企マロア画企マロア画企マロア画企マロア画企マロア画企マロア

アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画アロマ企画

画企マロア画企マロア画企マロア画企マロア画企マロア画企マロア画企マロア




これならどうだ?

724:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/21 22:34:20 6qez1o5qO
見れた!! レッドマーダーすげぇーよ!

725:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/22 21:12:47 4Xe+T98fO
マロア企画www

726:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/22 21:37:01 jwVZaX5g0
アンゲロクライシスの販促ポスター書いてみた
キモヲタツォンさんとここの住人さんにあげます
URLリンク(uppp.dip.jp)
携帯でも何とか見れるサイズだと思うが、もし見れなかったらスマソ

どう見てもルードがいません。本当にありがとうございました

727:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/22 21:45:32 SYnHetRg0
ちなみに

非マナー非マナー非マナー非マナー非マナー非マナー非マナー非マナー非マナー
ーナマ非ーナマ非ーナマ非ーナマ非ーナマ非ーナマ非ーナマ非ーナマ非ーナマ非
非マナー非マナー非マナー非マナー非マナー非マナー非マナー非マナー非マナー
ーナマ非ーナマ非ーナマ非ーナマ非ーナマ非ーナマ非ーナマ非ーナマ非ーナマ非

傾いて見えたあなたはアンゲロ病にかかっている可能性大。
医者に見て貰いましょう。

728:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/22 21:47:56 SYnHetRg0
もう一個

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

この■のまわりの白い部分がクロスしてる所に小さい黒い○がみえたら
アンゲロ病+失明の危険。

どうみてもただの錯覚です。本当にありがとうございました。

729:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/22 22:19:04 noQ4pvrvO
>>726
うまいwクマエルかわいいw

730:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/22 22:36:18 PlvcbQ+rO
>>726 携帯でも見れました GJ!!

731:キモヲタツォン ◆JQFiOOZnXY
06/01/22 23:11:23 64iej5dtO
>>726
GJwwwww
早速、前のポスターもどきと差し替えさせてもらいましたwwww

732:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/22 23:16:20 jwVZaX5g0
>>729-730
ありが㌧
自分の携帯では見れたんだが
ちょい古い携帯では見れなかったんで安心ぽ

>>731
ちょww差し替えないでほしいお(´・ω・`)
前の小ネタ散りばめたポスター好きだったんだお
あれに影響受けてこのポスター描いたのです
載せてくれたのは嬉しいけど前のも消さないで!!
お願いキモヲタツォンさん!お祈り2時間延ばすから!!

733:キモヲタツォン ◆JQFiOOZnXY
06/01/23 01:03:37 TAgJJIZ3O
>>732
ありがとう(つД`)
おk、近々色塗って再うpしますww

734:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/23 02:23:33 aZ33gf4Z0
とあるスレで作られてたからこっちでも作ってみた
二番煎じだが、アンゲロなミニノベルゲーム

“Angelo Crisis”
URLリンク(avg-maker.com)

暇な人遊んでみてくれい

735:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/23 03:23:02 uzgoeQCQO
>734
面白かったw五番目にクリアしますた

736:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/23 16:52:32 mxeRuDBDO
うはww俺30番目www

737:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/23 19:24:46 8efM4JL90
激ムズ

738:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/23 22:27:54 0d5GAcwZO
40番目ヾ(゚∀゚)ノ
蝿になってブーンwww

739:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/23 22:39:04 KoEmAxGF0
41番目ノシ
テラムズカシス

740:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/23 23:16:03 1CGD/Z/N0
42番目ヾ(*´∀`*)ノ
難しかったォ

741:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/23 23:30:12 jRHuKgcQO
43番w
なんだこのゲーム
あんまりムズイから必死になっちまったじゃねーか

742:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 02:03:20 /j9794+oO
44番目!
面白かったww

743:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 03:06:22 F8fFkHGzO
クリア45番目。(;'A`)難しかったぜ。

744:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 03:19:49 2gZO6JdH0
クリア46番目・・・
あ・・・・あんげr

745:からー
06/01/24 03:23:13 jRnoy2s9O
クリアした!しない!とかはどーでもいーからさー・・・ネタ投入してよ!!

746:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 09:41:23 BNgiRmdpO
>>745
そういうお前が投下しる。

747:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 10:23:45 CCLCsRmrO
まぁ落ち着け

748:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 14:59:44 BNgiRmdpO
>>747
スマン。。。

749:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 17:20:31 zBCxGGw/0
職人さん早く来るとよいね
それまでの繋ぎにでもしてください
あなたはどのキャラ?Angelo Crisis占い

アンゲロ☆フォーチュン
URLリンク(u-maker.com)

この占いは完全なるお遊びなので本気にしないように
あと、キャラに関しては本編FF7よりこのスレに添ってるので
このキャラこんなんじゃねぇよ!とか怒らないように


750:短銃の中の人
06/01/24 18:33:09 KyiEV0Em0
URLリンク(avg-maker.com)
多少簡単な短銃♀サイドを開発しました。

751:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 19:02:51 jRnoy2s9O
2番目にクリアできた・・・これもアンゲロリーナ様のご加護か・・・フヒヒヒヒ!すいません!アンゲロォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!

752:連投スマソ
06/01/24 19:03:12 KyiEV0Em0
⊂月㍊日 短銃(♀)
今日、会社のサーバーからプレジデント神羅の個人フォルダにアクセスした。
何度かパスを打ち込んでみると「Kumael」ですんなりと入れた。
「MidgalAngello.doc」意味ありげなファイルを開いてみる。

驚愕

そこには神羅ビル下のデッドスペースを利用して、巨大なアンゲロ聖堂を作ろうというアイデアだった。
こんな物が完成していたらヤバイ
セフィロスがジムだとしたら、これが完成したときのツォンさんはサイコガンダムMk.Ⅱだ。

入り方もわかったので、とりあえず今度調べに行こう

753:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 19:24:51 ehkPUaSJ0
ちょwww AngeloCrisisの混乱も収まってないのにまた新たな脅威が…??

関係無いがもうすぐDC発売ですね (*´∀`*)ゲーム浸りになりそうな自分がいる。
出てこないとは思うが、もしツォンさんが出てきたら俺は爆笑必至だよ。

754:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 19:48:02 1xZ1gQI/O
>>749
やってみたら俺はスカーレットタイプだったぞ





……




ちょwwwwwツンデレってwwwwwww

755:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 19:57:22 gSSH9uGG0
やったーレノだったアンゲロ!
でも今日の運勢最下位だった…


そういえば授業で宗教のことを色々習った。
真っ先に思いついたのはアンゲロリーナ様だった。
末期かな、と思う

756:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 20:23:45 yyNC363p0
>>749
うはwww俺ルーファウスだったwww
前にちょっとだけこのスレでルーファウスの中の人してたことあるからかなり驚いた。
しかも「もうこうなったら狂ってしまいたいYO!と思う状況でも性格的にそうもいかず、
ブツブツ一人で悩みながら偏頭痛を抱えて頑張ってしまうでしょう。」ってところが
ちょっと当てはまってると思うwww

757:1/2
06/01/24 20:41:07 zBCxGGw/0
占い結果報告してくれた人ありがとう嬉しい
>>749の先にある掲示板でも報告受け付けてるお
こっちでたくさん報告するとレス数使っちゃうから今後そっちでヨロw


⊂月㍊日 二丁拳銃

フッ。コレルプリズンに来てから何日経ったのだろうか。
先日、散弾銃♀……様が訪ねてきた以外、誰も来ない。
連絡もない。電話もメールもない。また受信してみた。……ゼロだ。

………フッ。

まったく、あいつらは素直じゃないな。
「早く帰ってきてね」の一言も言えないなんて、本当に子供だな。
仕方あるまい。こうなったらこちらから連絡を取ってやるのも、大人としての嗜みだ。
素直になれないあいつらのために、仕方なく。仕方なく俺は携帯電話を手にとった。

メールなど打つのは久々だ………内容は吟味しなければならん。
遠回しすぎても伝わらないし、かといって「迎えに来て」なんて死んでも言えるものか。
俺はしばらく考えたあと、おもむろに生え際のセロテープを押さえつつメールに臨んだ。
わかりやすく、かつ卑屈にならないように──………
俺の手は、小さなボタンを連打して、自然に溢れる言葉を綴っていた。

758:2/2
06/01/24 20:43:36 zBCxGGw/0
To:散弾銃♀ From:二丁拳銃
Title:なんかのほくろ

WOW WOW~~ WOW WOW WO~~~♪
♪アンゲロってなぁ~に? アンゲロって何だYO?(なんかのほくろとかじゃない?)
こないだ最悪だったよー 救出要請で 女名前だから行ったら ロッドばっかり捕まってんだよ
俺ロッド助けるの嫌いなんだYO~(それなんかのほくろだったんじゃない?)
WOW WOW YO オレ去年は入院してたんだYO まあおととしも入院してたけど 3年くらい
魔晄炉に落ちてムッシュ ムッシュ アンゲロ!
(お前のセロテープの裏に貼りついてんの コレルプリズンの砂なんじゃない!?)
Ah~~~~♪  DA BA DA DA BA DA DA DO-DA DA!
Kiss me baby kiss me baby
キキキ キスミーキスミーベイベー
ハアハア ほらキスミーよ はい早く ホラ
寂しいんだよオレ すごい寂しいから ね?
ホラ 早く大丈夫 ね いいから フッ
ちょっとでいいから ホント ね お願いします Oh Yeah
お前のいないコレルプリズンは なんだか前より広く感じて はだかの前髪は
まあ はだかっつっても前髪の話だから なんつーか こう 生え際丸出し状態みたいな意味なんだけど
丸出しのソレが凍えそうだよ
Oh~~~Oh~~~♪
ともだち ずっと ともだち ずっと ともだち いない
彼女もいない ろくなもん食ってない
スラム街のガードハウンドの方がオレよりメシ食ってる  Oh Yeah!
青春て いつだったのか 全然わからないぜ わからない わからないのさ~ コルネオ先生ぇ~!!
WOW WOW WO~ WO WO WO WOW WOW
ルールルルール~~
アンハハンハーーイエー…
---END---

フッ。完璧だ。あとは返事が来るのを待つだけ。
素直になれないあいつらは、きっと俺の帰りを待っているに違いない。

759:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/24 21:41:12 GplnpFmN0
$月贐日
タークスにキマタ━━━(゚∀゚)━━━!
どきどきするけど、がんばって超一流タークス(なんだそれ)になるもんね!
訓練のときに来てた黒髪のオリエンタルなカンジの人が、上司なのかもしんない!
エコちゃんマジ惚れしちゃってたけど、もしそぅだったらどうしよう。。。
親友やめられちゃうかも?
ヘンな赤い髪もいたけど、ダサすぎておわってる。あれも上司だったら、超死ぬ。
あーーーー…緊張するなあ。
おやすみなさい、今までの私。
明日からは、タークス!タークス!

-------------------

という日記を娘の部屋から見つけた。無邪気なもんね。
あの娘は元気でやってるのかしら。
たまには電話くらいしなさいね 母より

760:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/25 00:05:00 ySI0IYO2O
クマエルだた…。orz

761:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/25 00:07:33 ySI0IYO2O
クマエルな上にIDが「塩いよ」ってなんだ。('A`)

762:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/25 00:51:39 6/W3rdAg0
ちょwww 占いツォンさんだった! フヒヒヒアンゲロ…。
ちなみに子供3人できるらしい…。
しかも今日の運勢「美容室に行くといいかも」ってwwww


763:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/25 02:27:57 9sd/qzf9O
>>758
ちょwwwハマーかwwww

764:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/26 00:18:47 A27zB/ht0
Ю月㏍日 イリーナ

先日くすねた…ううん、失敬したレノ先輩の携帯の充電が切れてしまった。
いつまでたってもディスプレイは真っ黒。
なんでレノ先輩は充電器を一緒にポケットに入れておかないの?
というわけで、先日の私の書き込みのレスを見たくても見れない状況。
仕事がはやいツォンさんなら、きっともうレスしてくれているはずよ。
なのに見れない悔しさったら。
スペルを間違えたことについては、やっぱりそこはツォンさん、わかってくれるわよ。
退院できるのはいつになるのかはわからない。
けれど、私が退院して、ツォンさんも解放されたときにはきっと、
「イリーナ、これからもずっと…私を見守っていてくれないか…」
なんて!!キャー!!!

……ああ、長いこと入院生活が続いているからかしら。
現実逃避が日常茶飯事、ううん、趣味になりつつあるわ。

そういえばこの前お見舞いに来てくれたお姉ちゃんがちょっと疲れていたみたいだわ。
「アンゲロ聖堂……サイコガンダムMk.Ⅱ」ってずっと呟いていて、ちょっと危なかった。
お姉ちゃんと一緒に来てくれた散弾銃♀先輩も、
「ムッシュ ムッシュ アンゲロ……ほくろ…」って
ずっと言ってて 危ない気がするわ。
入院中の私の方がまだ大丈夫な気がする。



765:短銃♀だったキモヲタツォン ◆JQFiOOZnXY
06/01/26 00:20:46 8I4bHF2Y0
やっと更新できましたorz
皆様が作ってくれたゲームやら占いは、専用コンテンツ作ってリンクしました。
街で見つけたアンゲロは、画像公開用コンテンツが1つしか作れないため、
記念画像館に「アンゲロ☆発見」シリーズとして追加しました。

766:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/26 00:26:46 XsCIRJXOO
キモオタさん乙!!   いつも腹がねじ切れそうになるのを我慢して読んでます!これからも頑張ってください!アンゲロン・・・!

767:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/26 03:01:14 cIurtEfGO
「なめとんかワレー!」レノは間髪いれず、手裏剣♀にレノスペシャルを放った。
レノスペシャルは見事に決まり、手裏剣♀は「はにゃー!」と悲鳴を上げ、地面に崩れ落ちた。
「はぁはぁ…まさかここまでやるとは思わなかったぜ、レノ…。最後に…頼みがある…この手裏剣♀の…辞世の句を聞いてくれ…そして出来れば…子々孫々に伝えてくれ…いいか…『Bカップ 骨が折れてる 虫の息』…なんつって。ガクッ」
レノは手裏剣♀の最期の句を胸に刻み、旅を続けることにした。
テラワロスww

768:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/26 04:07:51 sLtWwvqY0
Ю月㏍日 刀♂

手裏剣♀の様子がおかしい。皆は気付いてないけど、長い付き合いの僕には分かるんだ。
仲間に黙ってツォンの面会に行ったり、とにかく今の彼女の行動にはブラックゾーンが多すぎる。
この間、ダストシュートから汚れきったクマのぬいぐるみを抱いて出てきたのには、正直吃驚した。
何を聞いてもはぐらかされてしまうので、今日、僕は手裏剣♀の後をつけた。
少し良心が痛むが、構っていられない。そして、そこで僕は、恐ろしい光景を目にしてしまったんだ。

手裏剣♀が本部の小さな戸棚を開けたと思ったら、そこには何と禍々しい祭壇が作られていた。
彼女はその前で妖しげなポーズ(後姿だったから良く見えない)を取りながら祈っていた。
身体を左右に小刻みに揺らしつつ、祭壇に厳かにたたずむ奇妙な人形に祈りを捧げている手裏剣♀。
そして、僕は確かに聞いてしまったんだ。……アンゲロ、アンゲロ、と呟くその声を……。
気付いた時には、身体が勝手に動いていた。

後ろから羽交い絞めにしてその祈りをやめさせ、問い詰めると、手裏剣♀は目を潤ませた。
「黙っててごめん、刀♂。でも、私はこうするしかないの。アンゲロリーナ様にお祈りを捧げないと、
 身体中のホクロがぜんぶ顔に集まってくるってツォンに言われているの」
涙ながらに語る手裏剣♀。これは、僕に見つかった言い訳?それとも、本当に脅されているのか…?
わからない。手裏剣♀は小さな肩を震わせ、殊勝に涙をぬぐう。

困惑する僕に、手裏剣♀はそっと何かを手渡した。………これは、先日のクマのぬいぐるみ………?
「この子、刀♂にあげる。私の大切なぬいぐるみなの。クマエルちゃんって言うのよ。可愛いでしょ」
クマエルちゃんをあげるから、お願いだから皆には黙っていて。そう懇願されてしまった。
確かに可愛い。美しいものにはこだわりがある僕の美的センスにもぴったしカンカンだ。
涙目で言う手裏剣♀に、僕はクマエルちゃんを抱いて何も言えなくなってしまった。

どうすればいいんだ。僕はどうすれば……。誰か教えてくれ。
クマエルちゃんのつぶらな目が、きらりと光った気がした。

769:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/26 04:26:16 VGlwCEUSO
ちょwwリロードしたらwwww
>身体中のホクロがぜんぶ顔に集まってくる
恐ろしすぎwwwwwそして現在こんな感じ?

【アンゲロリーナ派】
ツォン(監禁中)
イリーナ(入院中、図らずもアンゲロリーナ様の代筆?)
二丁拳銃(コレルプリズンより変態メール送信)
手裏剣♀(隠れ信者、スパイ活動中)
クマエルちゃん(布教中、現在刀♂の手に)
アンゲロリーナ様(???)
神羅課長(?)
XXXX=プレジデント神羅(死亡)

【Angello Crisis部隊】
ルーファウス(毎日悩んでる)
短銃♀(新たなる謎を発見して驚愕)
刀♂(Angello Crisisと手裏剣♀の間で困惑)
散弾銃♀(二丁拳銃から変なメール受信)
リーブ(自宅療養中、そろそろ復帰?)
ロッド♂(活動不明)
格闘♀(レノの尾行役)

【その他】
レノ(=レッドマーダー、謹慎中、単独行動)
ルード(ハードゲイ)
ハイデッガー(勘違い)
スカーレット(アンゲロ状態から復帰)
宝条(被害者)
格闘♂(未登場)
パルマー(未登場)

770:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/26 12:33:39 y7sfpj7C0
なんか短銃♀が>>764でちょっとアンゲロ派になりつつあるけどw

771:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/27 14:35:47 59ra9CL30
Ю月'日 散弾銃♀

困惑。ここ数日、悩みすぎてまともに眠れていないわ。
なぜかって?先日届いた、二丁拳銃からのメール(>>758)の件よ。
どう解釈したらいいのかすら分からない。これは素なの?それとも彼はまだアンゲロなの?
というかアンゲロってなぁ~に? アンゲロって何だYO?(なんかのほくろとかじゃな──

──!!まずい、ついノリそうになってしまったわ。私まで洗脳されるわけにはいかない。
誰かに相談に乗ってもらわなくちゃ。でも、誰に………。私はメンバーの顔を思い浮かべる。
妥当に考えて短銃♀ちゃんに相談したい所だけど、あの子も最近妹さんの事以外にも
考える事が多そうで、これ以上負担をかけたくないわ。刀♂も同じ、最近何か悩んでいるみたい。
手裏剣♀は忙しい、のよね?近頃、個人的に活動しているみたいで、あまり会っていないわ。
格闘コンビは相談相手、って感じじゃないし、ルードさんはHGだし、レノさんも今はいない………。
消去法で、私はロッド♂にターゲットを定めた。そうと決まったら、早く呼び出して相談しなくちゃ。


Ю月'日 ロッド♂

「今日の業務終了後、66階倉庫で待ってるわ。散弾銃♀より」
ここここkここここここkこkんなメモが俺のデスクの引き出しに入ってた。
オイオイオイ、ちょ、マジで?え、マジ?うわ夢じゃなくぁwせdrftgyふじこlp;@
まさかあの高飛車なお嬢が俺を?うはwwww俺にも春キタコレwwwwwww
もしかして憧れの女の子とバイク2ケツとか風邪ひいてあ~ん♪とかウが得hヮォ!jンhあvば
イヤイヤイヤ、ここはまず落ち着け俺。興奮してどうする。冷静になるんだ、冷静に。
今日も普段どおりに腰を振りたてているルーd……HGを見たら、いくぶんクールダウンした。もう大丈夫。

とにかく、まずは身だしなみだよな。
まずは昼休み中に、一張羅の真っ赤なタキシードを取りに家に帰った。ついでに美容院も行ってきた。
「揉みあげはどうしますか?」って言われたから、緊張して「とりあえず揉んどいてください」って言ったら
隣の奴がコーヒー吹き出した。だが、今の俺はそんなものじゃ止められないぜ!!
慣れない花屋で薔薇とか買ってきてみた。蝶ネクタイも装備完了だ。
緊張して鼻血が出そう。早く、早く来いっ、定時!

772:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/27 16:12:21 iCR37aVtO
ロッドテラアホスwwwwwwwww

773:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/27 17:22:23 VCAm13pgO
>とりあえず揉んどいてください
テラワロスw
人前で吹いちゃったじゃねーか!どうしてくれるww

774:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/27 17:57:46 BAQJbn0+O
ちょwwwwロッドwwwいい味w出しすぎwwwww腹イテェWW>>771GJ!

775:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/27 19:35:54 ytJkaHoP0
>>771「ルードさんはHGだし」の所でワロタwww
 やっと出てきたロッドがこんなんでテラGj!!!

776:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/27 23:09:54 Ht9Kz6e3O
〆月㍑日 短銃♀

今日はあの、私の今一番の悩みであるアンゲロ聖堂に侵入した。
まず聖堂までは本社1階にある隠しエレベーターで地下15階まで降りることになる。
私はエレベーターの中であることを考えていた。

いったいアンゲロ汚染はどこまで進んでいるのか。

いくら神羅の社長といっても、図面で見るかぎりではあんな大がかりな聖堂は簡単には作れない。
おそらく、聖堂を作ったのは単なる土建屋だろうが、このビルやミッドガルを設計した当時の都市開発部長は間違いなくアンゲロだ。
この前のハイウインドの件から神羅空軍――いや、母港のジュノンそのものにアンゲロ汚染が確認されている。
おそらくアンゲロは神羅の影響下、つまりは世界レベルで汚染が進んでいると言うことだ。

「ん?もうすぐね。」
私はコマンダーを構え、エレベーターの扉を見つめた。

777:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/27 23:56:55 Ht9Kz6e3O
アンゲロ聖堂。正式名称、ミッドガル市アンゲロリーナ教会大聖堂。
それは亡きプレジデント神羅により神羅カンパニー本社ビル地下に極秘離に建設された、女神アンゲロリーナ復活を願うための聖堂である。


「サイコガンダムMK.Ⅱだけじゃない・・・・・・キュベレイもついてきてる・・・。」
その聖堂は、私の想像をはるかに超えていた。
白亜の石壁には、アンゲロリーナ復活や、羽が15枚くらい生えた熊のぬいぐるみのレリーフが刻まれており
上からの真っ白な白熱魔光灯の光が、羽が50枚くらい生えて、さらに威光が激しくて、すっごいバランスが悪い熊のぬいぐるみや、羽が10枚くらい生やし、手にザックスが持ってたのと同じくらいの大剣を持った可憐な少女の石像を照らしていた。
その二つの天使を両脇に従え、悪夢の女神・アンゲロリーナは右の小指を左の鼻の穴に、左の小指を右の鼻の穴に入れて、聖堂の真ん中、白亜の椅子の上に鎮座していた。
聖堂の一番奥にはガンダムくらいの高さがありそうな、アンゲロっぽいパイプオルガンもある。


気が狂いそうだ・・・。

私はとりあえず写真を撮り、めぼしいものを聖堂の中から持ち出すことにした。
「新版・アンゲロ教典・・・、アンゲロ教典の旅・・・聖天使クマエルと守護天使ノエル・・・。」
なんか頭がぽーっとしてきた。
さっさとこんなとこ出よう。

そう思って私はエレベーターに再び乗ったのだった。

778:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/28 11:26:00 yu5pm/3S0
〆月㍑日 リーブ

「なんて事だ…」
休養中の身分だが、事件に関してはカケラでも情報が必要だと思い
自宅から会社のシステム目掛けてハッキンクまで行ったが

「ミッドガル市アンゲロリーナ教会大聖堂とは… ぶっちゃけありえない…」
ただ、絶句するばかりである


プレジデント神羅の残したデータベースには当然の如く二重三重のプロテクトが掛かっていたが
それを四苦八苦の末、突破した先はこのトンデモ遺物の情報
しかもご丁寧に画像とムービー付きで残っており、常人には異様な光景に映るだろう

「社長の悩みの種を増やす事になるのは仕方ないけど、明日にでも出社して一番に社長に報告せねばアカんな」

また後手に回ることになるのは容易だけど、食い止めれるものは止めなければ
被害はもう、ミッドガルのみならず世界規模にまで達していた事は、私の耳にも入っていた…

ふと、テーブルに目をやる
白の単調としたテーブルの上にはケーキと香りを放つ液体が入ったカップ
数日前にスカーレットが『お気に入りの紅茶なのよ、気分が晴れること請け合いだから飲んでとっとと復帰しなさい』と此処まで訊ねて
置いていった物だ
本来私は断固としたコーヒー派なのだが、ケットシーがケーキを頬張りながらねだるので淹れたのだ
けど味も香りもいいし、たまには悪くないかもしれない

明日からはまたこの事件と本業で板ばさみになるが、幾分かこの香りと味で助けられる
彼女には改めて礼を言わないとなぁと思いながらカップの中身を味わいつつ、再びパソコンに向かい直した

779:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/28 13:23:46 dI4nwFZUO
スカーレットテラヤサシス(*´・ω・)
………だよな?優しさだよな?アンゲロじゃないよな?

780:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/28 18:47:54 Gi2HutGmO
「数日前に置いて行った」ケーキは大丈夫なのかw

781:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/28 19:44:09 Ya36cIVR0
数日前においていったのは紅茶だけで、ケーキはケット・シーが持ってきた

782:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/29 13:57:56 nLJdHgKHO
アンゲロリーナ様のポーズって結構難しいな。
特に小指。

783:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/29 16:23:15 mS4H5QO1O
>>782
やったの?www

784:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/29 18:31:14 F3GlxtJSO
そりゃあやるでしょう

785:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/29 18:45:09 qqvc4P43O
やるよな

786:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/29 18:45:54 yZF80n850
やるのかwwww

787:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/29 19:08:44 nLJdHgKHO
つかやらずにはいられんでしょう

788:1/3
06/01/29 20:10:11 6da8M3eL0
〆月$日 ルード

レノがいない日々は、タークス、というか相棒のオレにとって、結構大変だ。
他のタークスメンバーがやってるAngeyCuraisis(綴りがよくわからない。)とかいう
良く分からんミッションに参加していないオレは、ひとりで通常業務を行っている。
なぜオレだけ蚊帳の外なのだろう。分からない。分からないんだフォーーーーーーー!!!!(カクカクカク)
まあいいんだけどね。レノだって参加してないみたいし、おそろいだもんフゥーー。

それはともかく、先日、残業しながら神羅ビル66階の倉庫に行った時の事だ。
資料を探していたオレは誰かが入ってくる気配に気付き、素早く反射的に身を潜めた。
全裸にぴったりと張り付く黒いラバースーツ(露出多)の食い込みが、さらに緊張感を高める。
いったい誰なのかとサングラスの奥で目を光らせていると、なんと……散弾銃♀とロッドではないか。
緊張して損しましたフォォォォーーーー!!とか言いながらすごい勢いで飛び出していこうかと思った瞬間、
なにやら2人の間に流れる空気の異質さに、オレは腰を振るのをやめた。

「は、は、ハ、話ってなんだyお?」
なぜか茶髪をオールバックに撫で付けて、赤いど派手なタキシードを着たロッドがどもりつつ言葉を切り出した。
「その事なんだけど………ところであなた、その格好はなんのつもりなのかしら?」
散弾銃♀が携帯電話を取り出しながら、ロッドの姿を、まるでモンスターを見るような目つきで眺めている。
「い、いやこれはだな。一応、ホラ、み、身だしなみって大切だろ?………これあげます!!!」
それにしても会話に脈絡がない。マッハの速度でロッドは頭を下げ、手に持っていた薔薇の花束を差し出した。
「いらないわよ」
「そうですか。」
「ところで、この携帯画面を見て頂戴。こいつをどう思う?」
「すごく………大きいです………」
「当然。最新機種だもの。ってそんな事はどうでもいいのよ。問題は内容なの」

普段どおりの姿の散弾銃♀と、やたら気合の入ったロッドが同じ画面を眺め、目を見合わせる。
正直、オレはそんな内容よりも、手持ち無沙汰になった薔薇を持て余し、左右の手で持ち替えたりしているロッドの気持ちが偲ばれて
サングラスの奥のつぶらな瞳がうるみ、フォーフォー叫びながら飛び出したい気持ちを抑えるのに精一杯だった。

789:2/3
06/01/29 20:11:55 6da8M3eL0
しばらく画面を黙って読んでいた二人だったが、やがてロッドが口火を切った。
「………なんだこいつ。キキキキスミーって変態じゃねえの?」
なるほど。どうやら変態ストーカーから送られてきたメールに関しての相談のようだ。
散弾銃♀は眉を顰めて、どうしたらいいのか思案にくれている様子。ロッドがいらついたように、言葉を続けた。
「気を持たせても仕方ないだろ。こんなキモい告白断っちまえよ」
明らかに自分に都合のいいように誘導しようとしている気がするが、HGは気にしないフォーー。

「え!?そ、そうだけど………」
「………ていうかもう、なじってやれ」
「そ、そんな!いきなりそんな難しい事……!大丈夫かしら私……上手になじれるかしら!?」
散弾銃♀は心底困りきった様子で、携帯電話の画面とロッドを交互に見遣っている。
「さっきも言ったが、気を持たせるのも可哀相だぞ。わかるだろ?」
「………そうね。ありがとう。後で送っておくわ」
2人が顔を見合わせ、頷く。遠目から見ているだけのオレにはいまいち分からないが、とにかく一件落着したんだろう。
興奮しながら見ているオレの存在に気付かず、オールバックのロッドがまたしてもモジモジしはじめる。

「は、話………の導入、は終わったんだろ?そろそろ本題に入ってもいいんだぞ?」
よく揉んでもらったらしい柔らかな揉みあげをかきあげながら、ロッドが言った。
「ハァ?話はこれで終わりよ。付き合ってくれてありがとう」
「ちょまーーーーーーっ!!!!!」
にこやかに言って倉庫から出ようとする散弾銃♀の視線の先を、ロッドは手に持った薔薇の花束を
すごい勢いで振り下ろし、遮った。散弾銃♀が心底奇妙なモノを見るような目つきでビクッとする。
「ち、違うだろ?まったくお前は、ホント素直じゃねえなぁ。ホラ、い、い、い、言っていいんだぞ?」
「………何をかしら」
「レ、レ、レストランだって予約してあるから。や、夜景が綺麗らしいぜ。だからホラ」

ああロッド。傍から見ているオレは応援の為に今にもフゥフゥ言いながら飛び出してやりたい気持ちを抑え
積まれた資料の裏で腰をカクカクカクカク振りながら唇を噛んで必死にこらえていた。

790:3/3
06/01/29 20:14:12 6da8M3eL0
散弾銃♀がちょっと引きながら眉を顰める。
「はっきり言って頂戴。私、忙しいのよ。いったい何の話だっていうの?」
「だ、だから!」
ロッドは溜息をついて、似合わないヘアスタイルの髪をかき、深呼吸をする。
目を閉じて、緊張を落ち着かせ、何度も深く息をついてから、震える唇でゆっくりと言葉を紡いでいった。
「…………………………お、お、お、オ、お、O、お、俺のこと好きなんだろ?」
フォーーーーー!!!!青春フォォォォーーーーーッ!!!!!フゥウフゥhファウgゥフオォォーーーーッッッ!!!(カクカク)
あまりに興奮して資料を荷崩れさせてしまったが、今の散弾銃♀の目には入ってない様子。
というか、その時にはもう散弾銃♀は倉庫にいなかった。

「だから、俺とつ、つ、つk、つっ、つきあ………………………………………………………アレ?」
そこでやっと、散弾銃♀が呆れて帰ってしまった事に気付いたロッドの気持ちは筆舌に尽くしがたい。
誰もいない倉庫で足の角度を変えたりしながら、「……なんて、冗談に決まってるだろ?アハハ」
とか言ってみながら、顔を赤くしたり青くしたり最終的には土気色にしたりしていた。
最後は薔薇の花束に顔を突っ込んで泣いてた。

オレは思わず資料の奥から飛び出して、ロッドを抱き締めフォーフォー言いつつ、一緒に泣いてやりました。
ちょうど倉庫に入ってきた誰かがキャーとか言って逃げていったような気がするが、(・ε・)キニシナイ!!。
今日も元気にHGフォー!!


〆月$日 二丁拳銃

先日のメールの返事が、散弾銃♀からやっと送られてきた。
全く、筆不精なやつだ。焦らして気を惹こうとする作戦か?フッ、ガキめ。さっそく内容を──
------------------------------------------------
To:二丁拳銃 From:散弾銃♀
Title:Re:なんかのほくろ
イヤだよ、キモイ!お前、洗ってないイヌの匂いがすんだよ。
------------------------------------------------

……………まったく、本当に素直にあんげくぁwせrfふじこlp;@(涙と砂でこの先は読めない……)

791:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/29 21:03:08 F3GlxtJSO
ちょwwwロッド・・・カワイソス( ̄□ ̄;)!!

792:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/29 22:48:21 oOk7Y7Up0
タークスでの男性陣にちゃんとした扱いうけてるのほとんどいないなw

793:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/29 22:50:33 yZF80n850
>>788-790
ちょwwwwwハライテーwwwww
みんないい味出してるなあ・・・

794:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/30 14:10:41 KHyKUm1A0
〆月㊥日 スカーレット

ああ、しくじったわ。私は、面白おかしく人生を送っていきたいのに。
久々の出勤になるリーブの様子でもからかってやろうと、彼の部屋に行ってやったら
ちょうどそこで、リーブを訪ねてきていたルーファウス社長とも鉢合わせしちゃったのよ。
いつもの調子で、呼び出しもせずにいきなり開けちゃったから、気まずいの何のって。
しかも最悪な事に、ちょうど例のアンゲロに関する話だったんだから、もう。

「どこまで知っている?」社長にきつく尋問されて、
「スカーレット……」リーブに懇願されるように言われて、
──結局、2人には今までの流れを説明するほかなかったわ。
クマエルちゃんを手に入れて、洗脳されかけた事。手放した事で、元の自分を取り戻した事。
私とした事が、自分の汚点をさらけ出す羽目になるなんてね。……ホント、情けないわ。
私の話を聞き終わった2人は顔を見合わせて、決意したように頷きあった。社長が言う。
「スカーレット。きみはアンゲロ化から元に戻った前例を持つ人物の1人だ。
 現ミッションにおける重要人物になるかもしれない──協力してくれるな?」

………来た。絶対こう来ると思ったわよ。だから今まで言わなかったってのに。
私は面倒な事をこれ以上抱え込みたくないのよ。ただでさえ兵器開発に忙しいんですから。
「頼む、スカーレット」
社長とリーブが声を揃える。──そんなの、どうやって断ればいいのよ、もう。

兵器開発部門統括、そしてAngello Crisis部隊第二副隊長。
それが今日からの私の肩書き。フン、もちろん、後者に関しては極秘ですけれど。

「スカーレットの話から、アンゲロ化を伝染させる媒体は“クマエル”の力が大きい事が分かった。
 私は宝条を使ってその感染経路や拡散速度に関して調査を進めると共に、ツォンに尋問を行う。
 リーブは引き続き、例の“レッドマーダー”の特定を急いでくれ。
 スカーレット、きみはリーブの補佐に回ってほしい。………頼んだぞ」
社長はいつもながら、素早く的確な指示を出して、部屋を去っていった。

795:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/30 14:12:51 KHyKUm1A0
「“レッドマーダー”って、いったい何なのよ?」
私の問いに、リーブはパソコンを開いた。
ツォンのおへや。その画面を見た瞬間、私の背中にぞくりとしたモノが走る。
クマエルちゃんが呼んでいるような……決してその手を取ってはいけないような……。
ざわついた心を抑えるために、私は強く頭を振った。

「“アンゲロリーナ”に対抗する手段を持つと思われる人物だ。彼を味方にすれば─
 いや、彼を味方にしない限り、我らの勝利はないと社長も考えている」
リーブはそう説明した。……ふうん。なるほど、レッドマーダーね。
彼(?)の書いたレスを見ていると、なんだか、不思議と同じ匂いを感じるわ。
アンゲロを一度知り、そして、そこから抜け出そうともがいている人間……。
フン、まあ、気のせいかもしれないけど。

「彼の特定を急ごうとしているのだが、それが、現在八方塞がりの状態なんや。
 サイト管理人でないとホスト名は分からないし、プロバイダ側に問い合わせても
 “個人情報を第三者に教える事はできません”と断られてしもたし……」
リーブは頭を抱え、溜息をつく。

こ、こいつ、知ってはいたけど、クソ真面目すぎ……というか、もしかしてバカじゃないの?
思わずビンタしそうになる手を押さえて、私はリーブに言葉を返す。
「正攻法で行ってどうすんのよ、バカね!キャハハ、そんなんだから苦労すんのよ。
 私に任せなさい。兵器開発の名にかけて、こんなサイトくらい簡単にハッキングしてあげるわ」
自信ありげな私の台詞に、リーブがぱっと顔を輝かせた。
やっぱりコイツ、ケット・シーに似てるわ。私はそんなどうでもいい事を思う。
「終わったら報告するわよ。それじゃ、アンタも頑張りなさい。じゃあね、キャハハハッ!」
「あ、ありがとう、スカーレット。心強いわ……そうだ、先日の紅茶も……感謝している」
私の背中にかけられたお礼の言葉を聞こえないフリをして、私は部屋を後にした。

……忙しいけど。本当はこんな面倒な事、抱えたくないけど。
ま、これが終われば社長ももっと私を取り立ててくれるだろうし、予算も回ってくるってものよ。
それだけよ!それ以外に理由なんてないんですからね、キャハハハハハ!!
─さ、ハッキングハッキング。いそいそと私はデスクに向かった。

796:短銃♀
06/01/30 21:02:27 1BjVPuqP0
聖堂から持ってきた「新訳・アンゲロ聖典」と「せいてんしくまえるさま」を昨日今日で読んだ。
それでアンゲロリーナの勢力図とクマエルだかというぬいぐるみの謎がわかった。
話をまとめるとこうだ。

アンゲロリーナはその使い、クマエルと共に2000年前に三又の滝壺に現れて世界中に布教の旅に出たのだ。
道中アンゲロリーナは燃ゆる山の中腹でノエルという異教の少女天使が忙殺を試みたが失敗、しかしアンゲロリーナはそれを許しアンゲロのすばらしさを知ったノエルは
彼女はアンゲロリーナに仕え、アンゲロリーナの守護天使となった。
その後アンゲロリーナは多くの信者を従えたが、それを善しと思わない異教の者たちも多く光臨から100年後、彼女に仕える天使・ファルエルがアンゲロリーナを
大いなる鳥の里にて殺害した。


797:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/31 12:22:09 3m0RnMRgO
>>794-795
ツンデレキタコレwwwwwwwwwwwwwww

>>796
えらいスケールでかいなw続きあるんだよね?

798:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/31 12:31:43 Ex4dk9qBO
BCや、今だに未クリアのDCよりも
正直ここの展開の方が気になってる自分がいるwww

799:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/31 13:04:47 GQtnE+/80
BC知らないから最近の登場人物がよくわからない・・・

800:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/31 14:32:34 6oqtYx5S0
>>799
俺もやってなかったからBCキャラネタとか分からなかったけど、
何とかして読みたいと思って公式ページ
URLリンク(www.square-enix.co.jp)
のキャラ紹介を見てた。

参考になればどうぞ。

801:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/31 18:10:49 w8pD5vhvO
URLリンク(o.pic.to)
ファンタジック☆ツォン(ロゴ?か何か)意味もなく投下してみるテスト。
801げとしちまった…orz

802:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/31 19:12:22 oXMcPM6XO
このスレももう800か・・・

803:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/31 21:06:00 GQtnE+/80
>>801
ミレネ

804:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/31 22:16:12 w8pD5vhvO
>>803
スマヌ…。PC許可にし忘れてますた(´д`)

805:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/31 23:33:16 6oqtYx5S0
なんていうか、感無量だ……

806:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/01/31 23:46:03 jclhi98S0
次スレはどうすんだい?
さすがにこれ以上続けるとなるとグダグダになりそうだから
個人的にはこのスレで終わるのが良いかと思うんだが…
次スレ立てないなら一応このスレでオチつけて〆ないといけないし
そろそろ決めておいたほうが良いんジャマイカ

807:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/01 03:12:58 JAf26EGhO
↑バカかお前は!!?このスレが終わる・・・?そんなこと・・・あってたまるかぁぁぁぁ!!

808:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/01 05:17:14 x2qES+3s0


809:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/01 06:07:31 XVWlzXel0
もう800か早いな。自分もこのスレでとりあえず話をシメた方がいいと思う。
ってかコレ最後の展開が全然読めないな。
いつも読んでるので、以下自分が勝手に想像したEDらへんのイメージを、書き出してみたよ。

●色々あってAngello Crisisクライマックス。社長率いるアンゲロ殲滅舞台とアンゲロ洗脳者の激戦。
※BC知らない人も居るみたいだから、メインは社長vsツォンあたりかな、と思う。

●アバランチの面々はメインに出てこなくとも、街の住人達を避難(※どんな被害だか知らないが)させてたり…。
●レノは最後までフリーの状態。が、最後クマエル泣く泣くとどめ(?)を指す運命に。
⇒本当にクマエル好きなレノ
(スカーレットも離れた場所でクマエルの異変に気づきなぜか勝手に涙が…リーブ『どしたんや?』以下略とかあったりなかったり)
●激闘の末、アンゲロリーナの像は破壊され、アンゲロ洗脳者達は全員正気を取り戻す。
―が、ツォンさんは相変わらずヤバイ行動が多い。どうやら彼だけは素でヤバイ事が判明。
何故なら彼こそが人類最強の男だから。
あんげろあんげろ。
レノはげっそり「俺はもう疲れた。長期で有給とって体休めてくるぞ、と」
イリーナは相変わらずラブエンジェルとしてツォンのお部屋(ヒット数1~2/日)に入り浸り。だがツォンにその正体を気づいて貰える様子は無い…。
ルードも相変わらずのHG。「セイセイセイレノが居ないと暇ですよ!レノにちょっと似てるロッド♂にでもちょっかい出しますかフォーーー!!!」
 ⇒現役タークスたちの慌ただしい日常は続く・・・

●二丁拳銃はアンゲロから解けても前髪が無いので鬱状態。お嬢に頬を叩かれ、引きずられながらタークス復帰?
●最後、クラウドの宅配便でなぜかクマエルが誰かの家に届けられるシーンが。
次にアンゲロに洗脳されるのは貴方かもしれない・・・  そんなこんなでもう一つのAC、とりあえず完

ハァハァすいません、行き過ぎた妄想でした。アンゲロに浸りすぎて痛かったらスマネ。
勿論このスレは自由に書けるリレー小説みたいなモンだと思うから、上記一切無視して全然おkです。
自分は文才無いので絵とかで参加してみたいですフォーーー!!!
書き手さんキモヲタツォンさん、いつも乙です。これからもがんがって下さい!

810:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/01 07:39:44 CP68SAbQO
ちょっとマテ
ここはもともとタークスの日記のスレであってアンゲロは途中で湧いた産物じゃなかったのか!?
アンゲロ編はこのスレで終わっても、ツォンさんと愉快な仲間達的な日記スレはつづいてほしいと漏れ的に思うのだが…

811:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/01 10:48:39 407tblLnO
810に同意してみる。
それにしてもここを見ていると、みんなが
このスレを愛しているのがとてもよくわかるよ。

812:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/01 12:16:45 hq3H0JSN0
>ここはもともとタークスの日記のスレであってアンゲロは途中で湧いた産物じゃなかったのか!?
おいおい…このスレちゃんと読んでるか?
もともとここは閉じ込めスレの副産物で派生したスレだし。

終わるのが寂しいというのは良く分かるけど
名残惜しさから次スレ立てて失敗したネタスレを多く見てきた自分は
良スレだからこそコレで終わって欲しいという気持ちがある。

まぁ、最終的には皆が決める事だから、あくまでも一意見ってことで。

813:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/01 12:24:07 9EV347nJ0
>もともとここは閉じ込めスレの副産物で派生したスレ
であることは確かだが、>>810の言うように
>タークスの日記のスレ、>ツォンさんと愉快な仲間達的な日記スレ
であることも確か。どちらも正しい。
つかこのスレで綺麗に終わったらこのスレで終了、
終わらなかったらその時は臨機応変に、でよくね?
書くのは職人さんなんだし、どうしようもできない意見で
残り少ないレスを消費するものなあ・・・。


814:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/01 22:01:09 YMj9cRY0O
>>801
ちょwwwおまwww
ホントに投下しやがったのか…一応乙

815:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/01 23:03:07 5iVZujLm0
てかあと200で終わらせられるのか?
できるとしても強引な終わらせ方になるような気がしてならない

816:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/02 00:45:40 Kfznv8L00
色々あるんだろうけど、私的には物語を優先してほしい。
あんまりこういうレス付けるのも勿体無いから、これ以降は
なるべく抑えて欲しい。

817:短銃♀
06/02/02 20:26:24 TZvGWE3J0
弟子たちはそれに涙したがクマエルはその後も布教を続け、ノエルは裏切り者・ファルエルを追った。
そしてついにノエルはファルエルを緑に輝く峰の頂上で殺害した。
その後ノエルは先の未来、常闇の荒野にてアンゲロリーナがよみがえると預言し、クマエルと共にしばしの眠りについた…。

こんなとこだ。
私はおそらくこの本にある土地土地は実際の場所だろうと思う。
三叉の滝というのは、ジュノンの近くのアレ。
燃ゆる山とはコスモキャニオン。
大いなる鳥の里とはコンドルフォート。
緑に輝く峰とはニブル山。
そして常闇の荒野とは…ここ、ミッドガルだ。

そして、私は後半部分のノエルの言葉は本意とは違うものだろうと思う。
その根拠はブーゲンハーゲン氏の本。これによると、あまりに生前の何かの思念が強いと、その部分のライフストリームはその方向にとどまり続けるという。
それが多ければ多いほど血液が停滞するように、ライフストリームも停滞する。
つまり―――星の危機だ。
アンゲロリーナ信仰があまりに肥大化しすぎ、ライフストリームがアンゲロ方向に停滞し、星の危機を呼ぶ。
だからノエルはわざとアンゲロリーナを復活させず、クマエルを封印し、自らも眠りについたのだろう…。

そして、もう一冊の本・せいてんしくまえるさま。
内容はアンゲロ教典を子供向けにして、主人公をクマエルにしただけのものだった。
でも、かなり絵はうまい。
作者はプレジデント神羅。
「……ずいぶんメルヘンな絵がうまかったんですね。」

818:短銃♀
06/02/02 20:43:05 TZvGWE3J0
私はその本を読んでいる途中、はらりと一枚のメモが落ちた。
「ネオ・ミッドガルプロジェクト 建設予定地」
建設予定地・・・。私はそれを拾い上げ、すぐ読んだ。

「第一建設予定地、ジュノン近郊の滝の上。『アンゲロ総本山!これで巡礼が楽に!』」
アンゲロ総本山?
私はアンゲロ教典をもう一度開き、その作成年代を調べた。
「嘘でしょ・・・」
制作年代は約1900年前。かなり歴史ある宗教ということだ。

ああ、そうなのか。
ここ。ネオミッドガル。
ここが私たちのア・バオア・クーなんだ。

そう悟った私は社長のところへ向かおうと、腰を上げた。
と、そのとき。
「あ~にめじゃない。あ~にめじゃない~。」
私の携帯電話がなった、着信音がZガンダムということはAngello Crisisの仲間。
「はい、短銃♀です。」
『ルーファウスだ!恐れていたことが起こった!』
社長の声に普段の冷静さはなく、興奮に震えていた。
『ツォンの…ツォンの絆創膏がはがれた!』
私は携帯電話を落とした。

悪夢が。
悪夢が始まろうとしている。

819:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/02 22:08:28 klyhJrejO
ちょwついに絆創膏が!どーなるんだどーなるんだ!

820:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/02 23:52:15 E4GSSWjq0
い、今まさにルーファウス編を書いてたとこだけど、
話を方向転換しなくては…w

821:1/3
06/02/03 00:01:58 KBuaD0c60
⊇月 Θ日 宝条


昨日の大空洞の一件から心機一転した私は、
未知なる存在…アンゲロリーナの研究に取り掛かる事にした。

私は自らの好奇心、探求心を満たす為に研究に手を出している。
社長はアンゲロリーナをやたらと危惧し、ここの社員全員を
一人一人調査している様子だったが、私が興味があるのはアンゲロリーナのみ。
私には関係のない事だ。協力する気など毛頭ない。

アンゲロリーナ…。
その正体を探るにあたり私は、人を幻惑し、自分の下へと服従させる
その謎の力に全てが隠されていると考え、その手始めとして
まず擬態に失敗した禍々しい女神……もとい、アンゲロに犯された
ジェノバのエーテル周波数を測定することにした。

……なんという事か。
その結果は、通常のマテリアに付帯しているものとは違い、
この世には存在しないはずの莫大な数値を示していた。
それはつまり、古代種など超越した……
『神』の領域へと私の研究は達していたのだ。

クッ…クッ…ク…。
面白い。実に面白い。
この力を全て把握し自在に操れるようになれば、JENOVAなど必要ない。
だが、さらに研究を進める上では……そう。材料となる物が少ない。
資金に関しては社長が科学部門の予算を限界まで引き上げてくれたため
問題は無い。
そこで私は材料の調達のため、ある装置を開発に取り掛かった。

822:2/3
06/02/03 00:04:06 KBuaD0c60
∀月 #日 宝条

…ついに装置が完成した。

その名も『ア ン ゲ ロ デ ィ テ ク タ ー 2号』。

…最後に余計なモノが付いているが、それは気にしない。
食っていたラーメンを、転んだ拍子にぶちまけたのが原因で壊れたなど、
口が裂けても他人には言えん。

……まぁ、そんな事はどうでもいい。

この装置は、付近の生物、無生物から発せられるアンゲロじみた
特殊な力を感知し、その発生場所を探知し知らせるという優れものだ。
そして私の理論が正しければ、そのアンゲロパワーは
身近な所にも複数発生しているはずだ。

この装置の形状は金属探知機のようなもので、あまり複雑とはいえない
構造で出来ている。
よって、おそらく私以外の人間でも使うことができるだろう。

まずは試運転という形で装置を持ち歩きながら社内中を歩く。
すると、なぜかダストシュートの先から反応があった。
…この先は確か社内のゴミ収集場へと繋がっている。
こんな所に一体何があるのだというのか?
早速、私はその場所へと向かった。

823:3/3
06/02/03 00:06:24 KBuaD0c60
悪臭に満ちたゴミ溜めの中を、私は夢中で踏み進んでいった。
奥へ進むにつれ感知音のテンポが速くなる。それと同時に、私の
期待と興奮も強まっていった。

……これが…。
ディテクターが感知していた物は、一見…何の変哲もないクマのぬいぐるみだった。
背中には何故か羽が生えており、手にはラッパが握られている。
ゴミに囲まれたこの場所で、このクマのぬいぐるみの存在は明らかに浮いていた。
それに…このぬいぐるみを見ていると、徐々に意識がうすれ…不思議な気分に浸ってくる。

これがアンゲロの幻覚作用なのか?
どうも以前ツォンに作らされた薬の効用と似ている気がする。
…だが、これで私の理論は証明された。
装置は今のところ問題はない。私はさらに社内中をこれで捜索し、
アンゲロリーナの研究に必要な材料を集めていく事にする。

このクマエルも研究室に持ち帰り、早々に解剖してサンプルにするつもりだ。


……ん。
待て。私は今、何と言った…?

クマ…エル…?
なんだこの名前は?
自然と頭にこの文字が流れてくる。

………
クッ…クッ…クッ…。

アンゲロリーナ。まだまだ調べる事が多そうだ。

824:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/03 00:09:07 AXWpydyj0
GJ!!ラーメンって宝条テラカワイス
だが、クマエルは確か>>768-769で刀の手に・・・
誰か職人さん、辻褄合わせキヴォンヌwww

825:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/03 00:11:18 UB8hgTLG0
やばいw
宝条が暗黒面に落ちるwwwGJwww

826:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/03 01:38:59 zFnU3mXZO
宝条やばいwww超ギリギリwwww
理性保とうと無意識に必死すぎ、やべー腹痛いwwww

827:1/4 長くてスンマセン…
06/02/03 03:25:59 mQfd0JgG0
⊇月щ日 ルーファウス


「これが…ツォンの力だというのか…?」
白目を剥き、アンゲロゲロなどと呟きながらひっくり返っている看守を後目に監禁所を出た私は、
一階フロントに待機していたリーブのもとへ詰め寄った。
「ツォンの行方は?」
「それが、未だ…」
リーブは疲れ切った面持ちで二・三度頭を振ってみせた。

ツォンが脱走した。剥がれた絆創膏とスーツ一式を残して。

「社長!!主任がいなくなったって…」
正面玄関が開き、タークスの短銃♀が慌てて駆け付けて来た。
「ああ、つい今し方だ…。ソルジャーならびに兵士全軍に緊急出動を命じた。
 事は一刻を争うかも知れない…」
「そんな…アンゲロリーナの歴史について大分突き止めたところだったのに…」
「歴史?」
「聖典を見つけたんです。ここの地下の、アンゲロリーナ大聖堂で」
「─アンゲロリーナの大聖堂だと?!」
思わず声を荒げた私にリーブが顔面蒼白になって畏まった。
「実は、このビルの地下に前社長によって極秘裏に建設された、巨大な聖堂があることが判明しまして…。
 ご報告が遅れたばかりか、こないな事態になるなんて…。えらい申し訳ございません」
「…なんてことだ…」
「まずは聖堂実存の確認をと思っていたところでしたが…さすがは調査課ですね。
 聖堂の存在を独自に突き止め、すでに調査を進めていたとは…」
「まぁね。私の単独だけど」
得意気に応える短銃♀の手に抱えられた書物に私は目を留めた。

828:2/4
06/02/03 03:26:43 mQfd0JgG0
「それが、聖堂で見つけたという聖典か」
「はい。『新訳・アンゲロ聖典』と『せいてんしくまえるさま』。内容的には聖典によく見られる神話の類です。
 天使ノエルだとか、裏切り者のファルエルだとか。ただ、舞台はこの世界に一致しているように思います。
 それで、推測の限りですが…アンゲロリーナ信仰が広がると…、…社長?聞いてます?」
裏切り者のファルエル──その名を耳にした瞬間、私の脳裏に幼い頃の記憶が突如として甦った。
多忙だった親父が、ただの一度だけ絵本を読んでくれたことがあった。あれは私が四・五歳のころだ。
子供心にどうでもいいような内容だったのか、かなり退屈しながら聞いていたように思うが、
物語の主人公を慕っていた人物の一人が裏切り者となり、
主人公を殺害したところだけはひどく興味を惹かれた。
その裏切り者の名は、そう、ファルエル。
そして、物心過ぎたころだったか。
社長から素晴らしい本を譲り受けたとツォンが夢中になって読んでいた本があった。
親父が人に本を譲るなど珍しいと思ったものだ。
その本の内容を聞き、私は確かこう口にした──
「主人公が裏切られて、殺されるやつだろう?」

──胸がざわつく。
これは何だ?どうして私は『アンゲロ』に染まらないでいる?
会社を継がせる気でいた実の息子に親父が布施しないわけがない。
だから聖典を読んで聞かせ、幼いうちに洗脳しようとしたのだろう。
それにも拘わらず、少年期に副社長の地位まで与えられた私には、
地下大聖堂の存在さえ知らされはしなかった…。

『アンゲロ』は『クマエル』によって伝染する。それはスカーレットの体験により実証済だ。
しかも『クマエル』は瞬時にして『アンゲロ』を感染させる。それがウイルス性のものだとしたら…。

ウイルス…まさか私に…
──抗体…

829:3/4
06/02/03 03:29:56 mQfd0JgG0
「…私は帰宅し、もう一度親父の書斎を調べて来る」
「社長、ツォンさんのことはどないします?」
「指揮は一時ハイデッカーに預ける。リーブは…宝条の様子を見て来てくれないか。
 奴にはクマエルによる感染について研究させているが…、少し…嫌な予感がする。
 短銃♀、きみにはリーブの護衛を任せる」
「了解」
リーブと短銃♀は同時に頷く。
「何かあればすぐに報告しろ」
二人にそう告げ、会社を出ようとしたその時だった。
リーブの携帯電話にスカーレットからの着信が入った。
「ああ、こっちは今大変なんや…、……、な…なんやて?!イリーナだったって?!
 …え、ええ、そんで、『レッドマーダー』については…」
報告を聞き、愕然としているリーブの手から私は携帯電話を取り上げた。
「私だ」
「あっ、社長、やったわよー!ツォンの例のサイトからアクセス者を割り出したわよっ!
 キャハハハ!!もうねぇ、徹夜してお肌荒れちゃったりなんかして大変だったけど、
 まぁ、ハッキングなんて、常日頃兵器開発を手掛けてる私にとっては…」
「結果だけ聞こう」
「…あらそう。ええっとね、掲示板の書き込み常連だったツォンの信心者『ラブ・エンジェル』、
 それがなんと」
「イリーナか」
「…私に言わせなさいよ!結果、それはイリーナだったって分かったんだけど、
 すごいことが判明したのよ!この掲示板の10/27までの『ラブ・エンジェル』の書き込みと、
 『レッドマーダー』含む荒しまがいの書き込み、このアクセス元がすべて同じところからなのよっ!」
「…どういうことだ?まさか、イリーナの自作自演…」
「私も始めそう思ったわ。でもね社長、思い出してみて。
 イリーナともう一人、長期間同じ部屋に閉じこめたことがあったでしょう?
 あれは人体実験の一環みたいなものだったけど。その時に、パソコンを一台支給したのよね。
 アクセス元はそのパソコン。つまり、神羅カンパニーの所有物よ」
言われてみればそんなことがあった。
そう言えば、あの時期からタークスたちに異変がなかったか?

830:4/4
06/02/03 03:30:39 mQfd0JgG0
「…もう一人…、確か、レノ…」
「そうよ!レノよ!キャハハハ!!ねぇ、すごくない?すごいでしょー?!何やってるのあの子たち!」
「しかし、そうなるとレノの自作自演ということも考えられる」
「『ラブ・エンジェル』イコール、イリーナとする確証は二人を解放した後の書き込みよ。
 『ラブ・エンジェル』のアクセス元が、イリーナが個人所有しているパソコンからに変わったのよ!
 あの子、ツォンに気がありありだったし、これはもう確定でしょ?
 でもね、この後の『アンゲロリーナ』本人からの書き込み?まさか本人ってことないだろうけどー、キャハ!
 この書き込みね、どうして?レノに支給してる携帯電話からなのよーっ!!キャハハハ!!
 しかも最新の『レッドマーダー』の書き込みは、レノ所有の個人パソコンからって、これどういうこと?!
 もうーっ!なんだか私、楽しくなってきたわよ!!レノに尋問する?!」
「…いや、レノには私から確認を取る。ご苦労だった」
まだスカーレットの声が聞こえていたが、私は通話を切るとリーブに携帯電話を返した。
「社長…」
「…指示は先に出した通りだ。後を頼む」
心配そうに私を見つめるリーブと短銃♀にそう言い残し、私は会社を後にした。

レノは言っていた。
「……あの絆創膏は絶対に剥がさないで下さい、と」

あいつは何かを知っている。ツォンにとって確実に切り札となる。
私はそう確信しながら自宅へと急いだ。

831:1/3 同じく長くて失礼
06/02/03 04:58:53 AXWpydyj0
⊇月щ日 レノ

こんな時間にも関わらず、神羅カンパニー周辺はひどく錯綜してやがる。
──ツォンさんが脱走した。……俺には分かる、あの絆創膏が剥がれたんだ。
アンゲロを受信する、ツォンさんの力の源とも言える、ホクロの封印が解けちまった。
鬱積していたパワーは何倍にもなって膨れ上がり、このミッドガルを覆う──…。
俺は神羅ビル入り口から、青白く光る魔晄都市を見下ろし、ぎり、と唇を噛んだ。
腐ったピザなんて呼ばれるこの街に、別にそれほどの執着があるわけでもねえ。
だが………それでも………。

聞き知った声が聞こえて、俺は思わず物陰に身を隠す。
この声はリーブさんと─社長、それに短銃♀だ。ここで見つかるのは得策じゃねえな、と。
気配を消した俺に気付かず、3人は会話を始める。……へえ、なるほどな。
アンゲロリーナ大聖堂だか何だか知らないが、俺には関係ないね。
俺は、俺自身と─そして、ツォンさんと、ルードと、イリーナと、あいつらがいるタークスに
─“誇り”を取り戻してやる、それだけだ。いつか、ヴェルド主任が言ってたみたいにな、と。

着信音が鳴り渡る。なんでゴールドソーサーの曲なんだ。しかもリーブさんかよ。別にいいけどな、と。
相手は……スカーレット部長か。こんな所まで会話の端々が聞こえてきやがる。
ホント、でかい声の女だぞ、と。今となっちゃ都合がいいけどな、ケケケ。
そう思っていた矢先、気になる単語が飛び出してきた。

イリーナだと……?
スカーレット部長に続いて、リーブさんが大声でそれを復唱する。間違いねえ。
続く言葉を予測して眉を顰めながら、俺は何とかして会話を聞き取ろうと精神を集中させた。
立て続けに暴かれてゆく『ラブ・エンジェル』『レッドマーダー』そしてそのアクセス元──
閉じ込められていた時期、支給されたPC。あの女、そこまでたどり着きやがったのか。
ふん。見かけによらずやるじゃねえか、と。俺は内心の焦りを押さえ、身を潜め続ける。

832:2/3
06/02/03 05:04:08 AXWpydyj0
そして、決定的な台詞が社長の耳に渡った。
アンゲロリーナの書き込みが、俺の携帯からだと言う事。
俺が携帯を所持していない事くらい、調べればすぐに明るみに出るだろう。
そしてその現在の持ち主すらも。社長は抜け目ない、俺はそれを知ってる。

「レノには私から確認を取る。ご苦労だった」
社長がそう言って携帯を閉じる。俺はそれと同時に、まだ暗いミッドガルに駆け出していた。
まだ、捕まるわけにはいかないんだ。──俺は、俺にしかできない事をしてやる!
気が付けば、俺はミッドガル中央病院の壁をすごい勢いでよじ登っていた。

「おい、イリーナ。さっさと開けろ、と」
ベランダを乗り越えて、3階にあるイリーナの病室の窓をコツコツと叩く。
瞬間、すさまじい勢いでベッドから人が滑り落ちる音がして、数秒後光速で窓が開けられる。
あまりに仰天したのか、零れ落ちそうなほど見開かれた目でイリーナがぱくぱくと口を開ける。
「レ、レレレレレっレレレレレレッレレレノ先輩!何やってるんですか!つーか何時だと思ってry」
永遠に続きそうなイリーナの台詞を無理やり掌で押さえ、そのまま外に引きずり出す。
「いいから逃げるぞ、と。文句は後で聞く………………………………かもしれない」
そのまま一気に下まで飛び降りる。誘拐だろうが何だろうが、知ったこっちゃねえぞ、と。

「なんなんですかレノ先輩!説明してくださいっ!!」
スラム街、出来る限り人通りの少ない通りを選んで走りながら、イリーナが問いかける。
「俺らは追われてる。神羅にも、たぶん、ツォンさんにもな、と」
「な、なんで………私、何にも悪いことしてないじゃないですかっ!!」
大した女だ。俺のスピードに付いてきながら、これだけの口が叩けるんだからな。

「………それを言うか?………“アンゲロリーナ”様よぉ」
ウォールマーケット。その裏通りで立ち止まり、俺はイリーナを睨み付けた。
その言葉を聞くと同時に、イリーナがびくりと身を竦ませる。
「へ?アレは、あの、エンジェ、……ぁ、!!………あ………」
そのまま、みるみるその顔が青ざめていくのがわかる。

833:3/3
06/02/03 05:08:42 AXWpydyj0
「……もしかして、今頃気付いたのか?相変わらずお前はお気楽な奴だよな、と。
 あの狭い部屋に居た頃からほとんど変わっちゃいねえ。詰めの甘いガキだ、と」
「………わ、たし………」
「社長だってもう気付くところまで来てる。お前は追われる身なんだよ。わかってんのか?
 ツォンさんの絆創膏が剥がれたきっかけは、お前の後先考えない書き込みにあると俺は思ってる。
 お前はツォンさんを、このミッドガルをアンゲロに染める役目の1つを確実に担ったんだぞ、と」

立て続けに言い放つ俺の言葉に、イリーナがみるみる瞳に涙を溜めていく。
──ああ。こんな状況、いつか閉じ込められてた部屋でも経験したような気がするな。
そんな、憧憬にも似た平和な思いが一瞬だけ浮かび、また音も無く消えていく。

「……、だ、だったらどうして先輩は、わたしを、連れ……」
やれやれ、と。──まったく、どこまでこいつはガキなんだかな。
「お前が捕まれば、俺の身にも火の粉がかかる。──……………ってのは冗談で、と。
 ……お前がタークスだからだ。黙って腐ってくのを見てるのは、……くく、俺らしくねぇだろ?」
俺の言葉にイリーナがはっと顔を上げた。俺はその目を見ながら続ける。
「………捕まるな。神羅にも、アンゲロリーナにも。……絶対にな、と」
それだけ言って、俺は踵を返した。ここからは別行動だ。

「先輩っ!先輩は、これから、どこへ………!」
………どこへだろうな、と。場所なんかわかりゃしねえ。でも、心は分かる。
「──ちょっくら、決着を付けに な、と」
クマエル。俺の──……… それ以上は言葉にならねえ。
「待ってください!先輩、疲れてる。どこか休める場所を見つけないと」
ま、疲れてるっちゃ疲れてるけどよ。自宅は言わずもがなだし、神羅ビルだって無理だろうが。
そう言おうとした俺の手を、イリーナは有無を言わさず取ると、南に向かって駆け出した。

「こっちです。まだ私が軍事学校の生徒だったころ、姉さんたちに秘密で格闘の訓練してた場所。
 私と、あと1人以外はまだ誰も知らないから、安心です。──使ってください」
やれやれ。強引な所も、あの部屋にいた頃と変わっちゃいねえ。俺は肩を竦め、少し笑った。

──決戦の時は近い。 To be continude.......

834:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/03 05:50:24 /JDZ90ceO
こんな時間に覗いたら大作二つもキテルーー!!
GJGJGJ!続きハゲあがるほど気になる。
もはや日記の域を超えてるなwだがそれがいい

>社長サイド
スカーレット偉いな!てかあなたがマジでこのスレとツォンのおへやを熟知してらっさる。
ウイルス抗体にはなるほどとオモタ
それよりスーツ一式残していなくなったって事は今のツォンさんは全ry

>レノサイド
かっこいいレノをまたしても久々にry
閉じ込めスレを彷彿とさせるあたりイイ…。
イリーナの言ってるのってもしかしなくてもBCイリーナの隠れ家だよな?ネタ細かいっすムハー

835:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/03 06:21:50 bQALKdV/O
GJGJGJGJGJ!!


盛 り 上 が っ て ま い り ま し た



何て面白いんだ、個人的にDCよりおもし(ry
…いや、止めとこう。
マジでキャラ一人一人すんげえかっこいいよ。新羅の物語はこのスレで補管されるな。



そんな血が沸騰するような展開にも、

〉剥がれた絆創膏とスーツ一式を残して
〉中央病院の壁を凄い勢いでよじ登っていた


噴いたwwwバロスwwww

836:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/03 10:29:35 0/oqiidz0
もうあれだ…すげえとしかいいようがねえwwwww

837:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/03 14:48:07 9+gUVLQoO
じ・・・G・・・・・・・・・J・・・・・・!!

838:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/03 16:26:10 dGokc6X50
    ∧∧
   ≦〇=〇  / <エアリスどこだ~と
  ≦℃´∀`) //
⊂ニニシ| ||ニ⊃
    | ン|y||
    |_ラ|=||
    ノ>ノ
 三 レレ


839:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/03 16:28:44 dGokc6X50
何この駄文?変な作文は同人板でもやれば


840:短銃♀
06/02/03 18:57:38 2iwI9EAx0
名前: 短銃♀
E-mail: sage
内容:
⊇月щ日

ツォンさんが脱走して18時間が経った。
いまだにツォンさんの居場所はつかめない。しかし、大体の居場所は分かる。
ツォンさんはスーツ一式を独房に置いていったが、いくら探してもソックスだけはどこにもなかった。
裸にソックス。そんな姿のツォンさんが向かう先などつかめてる!
ジュノンの近郊の滝の奥、アンゲロ総本山!

だがホクロが開放され、ホクロ因子が最大限まで充填された状態のツォンさんに何の準備もなく突っ込むのは無謀だ。
Zガンダム相手にプロトザクで突っ込むようなものだ。
なので私とリーブ部長は宝条博士のラボへと向かった。

841:短銃♀
06/02/03 18:59:25 2iwI9EAx0
宝条ラボ。
普段なら何があっても一般社員はおろか、ソルジャーやタークスも近づかないそこに、私たちはいた。
その一番奥の机の上に回転箒ほどの柄の長さがある、金属探知機のような機械があった。
「これが…アンゲロ探知機ですね。」
「クックック…そうだ。これはアンゲロ因子に反応し、それを知らせる仕組みでできている。」
アンゲロ探知機…実際ツォンさんのホクロパワーを抑えるのには何の役にもたたないが、これを応用すれば
反アンゲロ装置なんかも作れるはずだ。
「とりあえずこれを使えばツォンを探せるハズや…。」
リーブさんが呟く。
「たぶん…ツォンさんはどこにいるかは想像がつかめます…。」
「なんやて!?」
「ジュノン近郊の滝の奥…アンゲロ総本山です。」
リーブさんの顔はもう絶望的だった。
「……アンゲロ総本山…そんなものまで…あったなんて……。」
総本山。そこに向かったらツォンさんのホクロ因子は最高まで達する。
そうなれば確実に神羅…いや、星の危機が訪れる。
宝条ラボに沈黙が走った。

「でも、あそこまではハイウインドやゲルニカをを使わなければ7日か8日はかかります。その間にこれを使って神羅内部の
アンゲロ信奉者を徹底的に叩けば、後でアンゲロそのものを叩くときに有利です。」
私は私の中にあった不確かな希望を口に出した。
「…そうや。まずはミッドガルだけでも平和をとりもどすんや…。」
リーブさんは疲れ切ってはいるものの、その瞳には私のものと同じ希望があった。

842:長くてすいません
06/02/03 19:00:41 2iwI9EAx0
「宝条、この探知機はすぐにでも生産ラインに乗せられるんか?」
「基本構造は地雷用の金属探知機と変わらないからな…図面さえ送ればすぐにでも作れる。それと…」
宝条博士は羽の生えた熊のぬいぐるみを白衣の中から取り出した。
「先日ダストシュートで見つけたのだが…。」
私は先ほどまでの希望がどこかに行ってしまったのか、凍りついた。
「反アンゲロ因子を作るのに使用したのだが…、私にはもう必要ないのでな…。どこかに捨ててきてくれ。」
私とリーブさんはクマエルを受け取ると、宝条ラボを後にした。

「どうするんや、こんな危険な物。」
「とりあえず、コンクリートかポリカーボネートにでも詰めてジュノン海溝にでも沈めておきます。」
私はリーブさんを外に待たせて、髪と顔を直すため女子トイレに入っていった。
トイレの中には手裏剣♀がいた。
「こんばんわ。」
「こんばんわ…あら?」手裏剣♀は私が小脇に抱えたクマエルを見る。
「これ、クマエル様でしょ…どうしたの?」
「ああ、宝条博士がゴミ捨て場で見つけて反アンゲロ因子を作るのに使ったやつで、これからコンクリで固めて ジュノン海溝に沈めにいくの。」
手裏剣♀は「明日の夜、アンゲロ大聖堂に来てくれる?」と言い残して出て行った。
私はそんな彼女をよそに鏡の前で髪と顔を直す。
そして、ゆがんだネクタイを直した時、あることに気がついた。
なぜ彼女がアンゲロ聖堂のことを…アレは私しか知らないはず・・・。

私は携帯を取り出し、電話帳を検索し、そして電話をかけた。
「刀?私、短銃♀。明日の夜開いてる?実はさっき手裏剣♀と…で。…うん。ありがと。
詳細は後で話すから。」



843:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/03 21:00:19 KBuaD0c60
GJ!
そして、ありがとう。

844:1/2
06/02/04 20:12:33 6Jr6iPUt0
⊇月Ν日 刀♂

─短銃♀からの電話。とても、とてもいやな予感がする。
夜に、神羅ビルの地下へ来てほしい、か。僕は心の中でそれを復唱した。
短銃♀が言うには、神羅ビルの地下には、手裏剣♀に呼び出されたらしい。
僕は気付かれないよう影からそれを監視し、何かあったら援護してほしいと。
「何かあったら、か」
何か─それは、つまり…………。

「うかない顔ね。どうしたの?刀♂らしくないじゃない」
後ろから聞きなれた声が聞こえ、僕はゆっくりと振り向いた。
「いや?すこぶる快調だよ。早くこの村雨にも外の空気を吸わせてやりたいくらいさ」
僕を見上げる手裏剣♀に向かって、笑顔で答える。とても、普段と同じ会話。
それなら良かった、と微笑む彼女の顔を見ていると、アンゲロだなんてまるで想像もできない。
「………手裏剣♀」
ふと真面目になった僕の声に、手裏剣♀が僕を見上げ、首を傾げる。

「………世界は………この星は、美しいね。……とても」
彼女に、僕に言えるのは、これだけ。手裏剣♀は一瞬キョトンとしてから、くすりと微笑む。
「ふふっ、変な刀♂。………それじゃ私、行くね」
「ああ。手裏剣♀も気をつけて。じゃあね」

845:2/2 短銃♀さん決戦ネタドゾ- 勿論他の人も
06/02/04 20:14:56 6Jr6iPUt0

軽く手を振って少し歩いたところで、彼女は立ち止まり、振り返る。
「ねえ、刀♂。あなた、クマエルちゃんを───……」

すてたの? その唇がそう紡がれようとして、動きを止める。
僕は何も言わずに、眼鏡の奥でそっと目を細めた。普段通りの微笑み。
悩んで、心せめぎあった末、僕の中で勝利を修めたのはクマエルではなく─…
この、腰に差した刀、村雨だった。それが、結果だ。

「………ん、わかった」
手裏剣♀も微笑む。ほんの少し悲しそうなその瞳。
僕たちはもう一度だけ、じゃあね、と言って、別れた。

手裏剣♀の裏切り。短銃♀もその可能性に気付いている。
今夜、神羅ビルの地下で何が起きるのか、僕には分からないけど。
「………何かあったら」
もう一度僕は呟いた。何かあったら、僕はその時、手裏剣♀を。
─ああ、庇いきれないものだね。僕は眼鏡を直し、小さく溜息をついた。

Angello Crisisが 核心に近づいてきている。
僕たちの決戦は、今夜。

846:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/04 20:25:39 TgGmGDQE0
ちょ!!職人さんたちGJ!!!

もーなんかドキドキしてきたよ(*´д`*)ハァハァ
一体どうなるんだ!ワクテカwwww

847:携帯からです
06/02/04 22:00:55 ij5kzUufO
⊇月N日 短銃♀

神羅ビルの地下に向かう隠しエレベーターの中で、私は愛用のクイックシルバーに装弾をし、4個の替えマガジンを確認していた。
おそらくこれから繰り広げられるであろう、戦闘のために。

あの時、手裏剣♀がアンゲロ聖堂を口にしたことは、私の中に密かに芽生えていた彼女への不信感を通常の3倍にしたのだ。
アンゲロ聖堂のことは死んだプレジデントやOB達を除けば、私と社長とリーブ部長以外では誰も知らないはず。
あのツォンさんでさえ(恐らく)ここを知らなかったのだ。
それを知っているということは・・・彼女はアンゲロの中でもかなりプレジデントに近かったのだろう。

「そろそろ・・・か。」
リィンロン、と妙に心地よい音が鳴り、エレベーターの扉の向こうに白い聖堂が姿を現した。
そして、あの悪夢の女神アンゲロリーナの下に
「来てくれたのね」
「ええ」

手裏剣♀が立っていた。

848:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/04 22:30:30 NX/1hoEkO
ちょwハラハラしすぎて心臓に悪い!!GJ!

849:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/04 22:38:40 26SA5RGSO
ここの796でここの音声うPがw
スレリンク(ff板)l50

850:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/04 22:47:52 ij5kzUufO
白亜の聖堂に対照的な黒いスーツが二つ並んでいた。
「すこし聞きたいことがあるんだけど」
「私もよ」
私はクイックシルバーを、手裏剣♀はその大きな手裏剣を構えながら問った。

しばしの沈黙が、大聖堂に走った。

「まず短銃♀からどうぞ」
手裏剣♀は私に向けていた手裏剣を下げ、口元を緩めた。
「ありがと。じゃあ単刀直入に言うわ。」

「貴女、アンゲロ信奉者?」
「・・・ええ」
やっぱり
のなかにあった3倍の疑問は、そっくりそのまま現実となった。
「私がツォンに拾われた事は知ってるでしょ。ツォンは私にあの日から、アンゲロの素晴らしさを教えてくれたわ。
わかった?私は生粋のアンゲロ教徒なのよ。」
手裏剣♀はいつもの顔のまま言う。
「・・・ツォンさんに、情報を流したの?」
「いえ、情報を流すことはやってない。というか今のあの人にそんな物意味をなさないから」
「ツォンさんは今何処?」
「アンゲロ総本山を目指して、今グラスランドのちょっと前。」
「そう。ありがとう」
アンゲロリーナの下、私はクイックシルバーを下ろした。

851:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/04 23:07:13 ij5kzUufO
「次は私の番ね。」
手裏剣♀はコツコツとパイプオルガンの方に移動する。
「クマエル様は、今どこにいるの?」
「コンクリ詰めにして、ついさっきジュノン海溝の底に沈めたわ。」
「そう・・・」
手裏剣♀は手裏剣を構える。
そして刹那、私の耳元に風が走る。
・・・やっぱりね。
私はクイックシルバーのチェンバーを引く。
そこからはプロフェッショナルの戦いだった。


852:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/04 23:30:29 26SA5RGSO
>>849のスレの811にもここのネタうP発見w

853:挟んだら失礼1/3
06/02/05 00:58:46 nENpBbdF0
⊇月е日 イリーナ

レノ先輩、やっぱり疲れていたみたい。
私は、案内した私の隠れ家の隅で、規則的に上下する、丸まった毛布を見やる。
………良く寝てるわ。そうよね、ずっと独りで抱え込んでたんだもの。
せめて、決戦の時が来るまでは、少しでも身体を休めてほしい。
呼吸音はまるで聞こえないけど、たまに動く赤い髪に、少しだけ安堵する。

「…………うー………さむっ」
もう1つの毛布にくるまって、私はぶるっと身を震わせた。
真夜中の病院から抜け出してきたんだもの。当然、ろくな格好じゃない。
先輩がスーツの上着を貸してくれたけど、これだけじゃ、この季節はやっぱりきついみたい。
「駄目駄目、弱音を吐いちゃ。先輩だって他の人だって、ツォンさんだって……きっと、もっと辛いのよ」
自分に言い聞かせるように呟いた私の耳に、かさ、と小さな足音が聞こえた。

──誰!?瞬間的に私は身構える。
ここは私と、同じタークスの“あの人”しか知らないはず。
「それ以上入らないで。入ったら容赦しないわよ」
いつでも攻撃に移れるよう、用心深く入り口に近づいた私の目に映ったのは、まぎれもなく………
「あ………」
あの時、アバランチに誘拐された私を助けてくれた“あの人”だった。
大切なマテリアを奪われても、私の生命を優先してくれた。そして、私に見せてくれた。
──タークスの、誇りを。

「どうしてここに?もう来ないでって言ったはず………」
意地を張ってそんな風に口にする私に、“あの人”は何かをぽんと手渡した。
思わず受け取った私の手には──見慣れた私のタークススーツと、銃。
そして、誘拐されたあの時に失くしたはずの、格闘エンブレム。
「………なん………で………」

854:“あの人”の正体は個人の想像の自由 2/3
06/02/05 01:02:57 nENpBbdF0
なんで?我ながら、笑っちゃうくらいバカな質問だ。
私が病院を抜け出した事くらい、神羅ではとっくに噂になってるはず。
“あの人”はそれを知って、そして、私がここにいる事にすぐに気付いて──
こうして、ひとりで、私が必要としているだろう物を持って、来てくれたのだ………。

きっと、皆の目を縫って、必死に。
だって、“あの人”は今、こんな所にいていいはずがないのに。
「あ………」

驚きで何も言えない私に、用はそれだけ、とばかりに背を向ける“あの人”。
大きくも小さくも見える背中。重い使命を背負った、“あの人”の背中。
その使命が、アンゲロに抗うものかそうでないのか、その方向性は、今の私には分からない。
私は黒いスーツを握り締め、去っていく“あの人”を追いかける。

「あ、ありがとうございます!」
張り上げた私の声に、“あの人”がほんの少し歩調を緩めた。
「私、あなたに憧れてタークスに入ったんです。あ、もちろん、あの、ツォンさんも、ですけど!
 でも、一番はあの時、タークスのあり方を見せてくれたあなたの───」
言いながら呼吸が乱れる。憧れの先輩。私の居場所、タークスの。

「だから……っ!私は……タークスのイリーナは、どんなときも!!
 あなたの教えてくれた、タークスの意地と心意気、忘れません。………絶対!!」

聞こえていたのかいないのか。
“あの人”はほんの少し微笑んで、スラムの奥に消えていった。
自らに与えられた任務を、必ず遂行するために。

855:決戦の続き楽しみにしてる 3/3
06/02/05 01:05:26 nENpBbdF0
アンゲロの匂いの染み付いた病院服を脱ぎ、タークススーツに腕を通す。
久々に感じる、闇色の布の感触が肌に心地よい。
胸ポケットに入れた格闘クラスのエンブレムの熱を感じ、瞳を閉じて気を引き締める。

「………あいつも、なかなかやるじゃねぇの、と」
眠っていたと思ったレノ先輩が、ぼそりと口にした。ほんの少し、楽しげに。
私はちょっとびっくりしてから、唇を緩ませ、“あの人”が去っていった扉に目を向ける。

「レノ先輩」
「はいよ、と」
「戦います。私も一緒に」
「……そうこなくっちゃな、と」

視線の先が合い、互いにふっと細められる。
もう迷わない。私、必ず、ツォンさんを、あの誇り高いタークス主任に戻してみせるわ。
私はタークスのイリーナ!タークスの意地と心意気、見せてやるんだから!




・ ・ ・ 。


「………ところでレノ先輩、いつから気付いてたんですか?」
「ん?そうだな。あいつが来たあたりからって所かな、と」
「そうですか。それじゃあ歯を食いしばってください」
「は?」
「それじゃあ着換え中も起きてたのかよこのエロ野郎があああああ!!!」

  ○(#゚Д゚)≡○)゚Д)・∴'.
  ↑イリーナ    ↑レノ

856:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/05 01:56:54 R8KL/gNrO
結局最後はそれかwww
てか、今回のBCに当てはめてるんなら俺の場合「あの人」は2丁になるわけだがwww

857:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/05 02:49:23 /flnClbKO
‘こんな所にいるはずがないのに’いる人なんだから二丁でも何ら問題はないなw
‘あの人’素敵だよ‘あの人’

そして最後のオチにwwwwww

858:今まで寝てましたorz
06/02/05 09:03:11 WOqS+AP0O
戦いが始まってから何時間が経過しただろう。
私のクイックシルバーにはもう残弾はなく、手裏剣♀も手裏剣がクマエル像に突き刺さったままだ。
双方、矢突き刀折れた状態での硬着が続いていた。


「手裏剣♀」
私は息を切らしながら、何時間かぶりに言葉を紡ぐ。
「クマエル、海溝の底に沈めたって言ったけど、アレ嘘。」
手裏剣♀の傷だらけの顔が驚愕の表情を作る。
「本当は・・・ミッドガルの近くにある、沈んだゲルニカの中にポリカーボネイトで固めて・・・持ち出されないようにしてあるわ。」
「・・・本当?」
彼女は喜びでいっぱいの顔になる。クマエルの無事が嬉しかったのかとても無防備だ。
私はとっさに袖の下に隠したものを口に含み、吹く。
すると手裏剣♀は、力が抜けるように倒れた。

吹き矢。
かつてミッドガル中央病院でレノさんの暗殺まがいをする時に使ったものだ。
ただし今回は違う。

「大丈夫、神経マヒ薬だから何時間か動けなくなるだけだから。今から刀を呼んで運ばせるよ。」
携帯を開き、私はメールのショートカットボタンを押す。


859:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/05 09:27:55 WOqS+AP0O
カチカチとメールを打っている間、手裏剣♀は私に疑問でもあるように問い掛ける。

「どうして助けたの?」

「この任務はツォンさんおよびアンゲロ信奉者の身柄拘束だから、殺しは厳禁なの」
「そう・・・」

「短銃♀」
「何?」
「ありがと」

私はメールが送られたことを確認すると、先程の戦いで破損したらしい、長椅子に腰掛けた。
見上げてみた大聖堂の景色は、アンゲロ抜きでは素晴らしく神秘的なものだと悟った。
遠くでは戒厳令下のミッドガルの喧騒も小さく聞こえる。


「まさか・・・、嘘。」
手裏剣♀が驚愕に顔を歪める。

「ツォンは、まだミッドガルにいる。」

860:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/06 08:38:55 TnpS1cb70
つ、続きはまだか…
早く読みたくてたまらん

861:短銃♀の中の人
06/02/06 13:16:58 YLzIP8jaO
これで終わり

862:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/06 18:01:35 11YS+akf0
ここ最近の宝条博士がカッコよすぎる。
本編・DCのイメージダウンなんのその

863:名前が無い@ただの名無しのようだ
06/02/06 18:07:09 TnpS1cb70
>>861
終わりっすか…ザンネン
いや乙でしたww

次の職人さん降臨までマターリ待つか

864:決戦の後 1/3
06/02/07 00:28:14 SmHh0qET0
⊇月§日 刀♂

神羅ビル64階。僕は、医務室のベッドに横たわる手裏剣♀の傍らに座っていた。
その寝顔は人形のように動かないが、時折聞こえる呼吸音が、僕を安心させる。
つい先ほどの事だ。メールを受け取り、地下聖堂に訪れた僕に手裏剣♀を託し、
短銃♀は真面目な表情を更に堅くして、言った。

「ツォンさんがミッドガルにいるそうです。私はこれから、散弾銃♀さんとロッドと共に
 ツォンさんの居場所の特定を急ぎ、ルーファウス社長に報告しに行きます」
戦いの余韻も抜け切らぬ、険しい顔。そう告げながら、既に行動を開始している。
僕とすれ違うようにエレベーターに乗り込みながら、彼女は一瞬、心配そうな顔を見せた。

「………手裏剣♀さんを、おねがいします」
僕は、短銃♀の目をまっすぐ見て、頷く。リィンと音がして、エレベーターが閉まった。
ミッドガルを覆う暗雲が濃くなっている。これからこの星がどうなるのか、誰にも分からない。
でも、僕は手裏剣♀を放っては行けないんだ。頼む、短銃♀。君の視線の先に、どうか勝利と栄光を。

「ん………、う………刀、♂………?」
ふと物思いに沈んでいた思考が、弱々しい声で現実に引き戻される。
「手裏剣♀、気付いたのかい?ここは安全だから、少し身体を休めるといいよ」
起き上がろうとする彼女を押し留め、僕は微笑んだ。

「わたし………負けたのね………」
呟く彼女の前髪を、僕は無言で直してやる。
「ふふっ。私の方がキャリアが長いからって、ちょっと油断しちゃったかな」
「短銃♀は強くなったよ。僕だって、勝てるかどうかわからない」

顔を見合わせて少し笑い、また、お互いに口を閉じる。
しばらく無言の時間が流れた後、手裏剣♀はゆっくりと唇を開いた。

865:決戦の後 2/3
06/02/07 00:29:44 SmHh0qET0
「私、任務………失敗しちゃった………」
「手裏剣♀、無理してもうしゃべらなくていいんだ」
「ううん、平気。ねえ、刀♂?私、任務失敗しちゃったけど………」
「………なに?」
数秒の間があってから、手裏剣♀は再びぽつりと口にした。
「でもね。最後まで、がんばったの」
「………」
「ツォンは、ほめてくれるかな?」

僕は一瞬だけ唖然としてから、ふっと口元を緩ませ、彼女の頭を撫でる。
「………ほめてくれるさ。僕からも伝えておいてあげるよ」
戦いの疲れも忘れたように、彼女はにっこりと微笑んだ。それを見て、僕は続ける。
「ツォンだけじゃない。君の、ほら………アンゲロリーナ様?だって、さ」
手裏剣♀が何を信仰していたって、彼女は彼女だ。そう思って口にした僕に、
しかし手裏剣♀は予想外にも、ふるふると弱々しく首を振った。

「ううん。もう、アンゲロリーナ様の赦しを得る必要はないの」
「………?」
「刀♂がクマエルの力を振り切ったように、私も、………答えを出したから」
そう言って微笑む彼女の瞳から、すぅっとアンゲロの気配が薄れ、それは音も無く夜空へと消えていく。
「手裏剣♀………」
「ふふ、短銃♀のおかげかしら。………先輩の名、返上しなくっちゃ、かな」
冗談めかして言いながら、彼女がシーツを目の上まで引っ張り上げる。
小さな嗚咽が聞こえてきて、僕は、ほんの少しシーツから出た彼女の頭をもう一度撫でた。

「君の戦いは終わったんだ。………あとは、後輩たちに任せよう」
だからもう大丈夫、と呟く僕に、手裏剣♀が小さく頷いた。
「君は、たったひとりで本当によく頑張ったよ。もう、休んだっていいんだ」

「………ありがと、刀♂………私、少し………眠るね………」
「うん。安心して、僕はここにいるから」


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